【口コミあり】井上雅彦の小説おすすめ8選｜『よけいなものが』など代表作を紹介

さまざまな小説があるなかで、ゾッとする不思議な世界観を楽しめるホラー系もあります。ホラー小説は怖くて、読むのが苦手と思っていませんか？

そんな方におすすめなのが、井上雅彦の小説です。井上雅彦は怪奇なホラー小説が多く、子どもでも楽しめるファンタジー要素の強い作品もあります。また、短編集もあるのでサクッと物語を読めるのも魅力です。

この記事では、井上雅彦の小説の選び方やおすすめランキングを紹介します。また、井上雅彦はアンソロジー作品も監修しており『異形コレクション』シリーズが人気のため、ぜひ読んでみてください。

ここでは、井上雅彦のプロフィールを紹介します。

• 井上雅彦（いのうえ　まさひこ）
• 生年月日：1960年1月13日
• 出身地：東京都
• 最終学歴：明治大学商学部
• デビュー作：『よけいなものが』

井上雅彦の小説の作品はホラー系が多く、幼少期は『ウルトラQ』・『悪魔くん』・『ヒッチコック劇場』などに興味を持ち、ホラーやミステリーに囲まれて育ちました。その後、中学生時代に星新一の作品に刺激され、ショートショートの小説を書くようになります。

また、井上雅彦はアンソロジストとしても活躍しており、監修・企画する『異形コレクション』シリーズが人気です。ほかにも、エッセイを執筆したり、世にも奇妙な物語（テレビドラマ）のノベライズを手がけたりなど、幅広く活動しています。

井上雅彦の小説の選び方はさまざまあり、短編集・長編があります。自分好みの作品をみつけて、より井上雅彦の小説を楽しみましょう。

井上雅彦の小説の短編集は、デビュー作が入った短編集『異形博覧会』・特に短い作品をまとめた『1001秒の恐怖映画 ホラー・ショートショート』・幻想的な傑作が詰まっている『燦めく闇』があります。ぜひご覧ください。

『異形博覧会』は、全23作品の短編集が収録された小説です。ボリュームたっぷりで、作品は幽霊・妖怪・怪獣・怪人などの異形の存在が登場し、ゾッとするような物語を楽しめます。

また、井上雅彦のデビュー作『よけいなものが』が収録されており、星新一ショートショート・コンクール優秀賞を受賞しました。たった3ページと短い物語にも関わらず、「やられた！」と思ってしまう展開があるのも魅力です。

井上雅彦の小説『1001秒の恐怖映画 ホラー・ショートショート』は、3部構成で全40作品が収録された短編集です。怪人・異形・モンスターなど、古典ホラーが勢揃いしています。どの作品も短い物語なのに、巧妙なトリックが施されているので、飽きずに読めるのが魅力です。

物語の第1部『マインドシアター』には、吸血鬼やエルム街の悪夢を題材した物語が18編、第2部の『異形の夢十夜』には、ジョン・カーペンターの映画を題材にした物語が10編、第3部の『ハラァ博士の恐怖』には、切り裂きジャックや双生を題材にした物語が11編収録されています。

井上雅彦の小説『燦めく闇』は、全13作品が収録された短編集です。1つ1つの物語が短いので、一気に読み進められます。表紙や帯なども黒色で統一されており、視覚からゴシックを演出しているのも魅力です。

物語は赤ずきんやサンタクロースなどのお馴染みキャラクターが登場し、儚くも美しい幻想的な物語を楽しめます。サクッと読みやすいので、初めてホラー小説を読む方にもおすすめの作品です。

井上雅彦の長編小説は、怪物や妖怪が登場する『夜の欧羅巴』・長編ミステリー『竹馬男の犯罪』があります。ぜひご覧ください。

井上雅彦の長編小説『夜の欧羅巴（ヨーロッパ）』は、ホラーがありながらもファンタジー要素の強い作品です。古今東西の怪物や妖怪が登場し、舞台も日本とヨーロッパを股にかけるため、大いに楽しめます。

主人公の少年レイは失踪した母を探すために旅に出て、さまざまな怪物や妖怪たちとバトルを繰り広げる物語です。どこか昭和テイストが残っていますが読みやすく、子どもから大人まで幅広い世代で楽しめるので、ぜひ読んでみてください。

井上雅彦の長編小説『竹馬男の犯罪』は、ミステリー系の作品です。ほとんどがホラーや幻想小説を執筆する井上雅彦の作品のなかでも、唯一の推理ものと呼ばれています。

物語はサーカスを題材にしており、ある日団員の1人が密室状態の現場で死体となって発見されます。その周りには、馬の蹄のような足跡と壁をすり抜ける子どもの足跡が残されていました。一体誰が犯人なのか？井上雅彦が手がける本格究極ミステリーを、ぜひ堪能してください。

井上雅彦は、ホラーアンソロジー『異形コレクション』を監修しています。シリーズ作が多く、どの作品も読み応えがあるため、ぜひ読んでみてください。

井上雅彦の小説はホラーやミステリー系が多く、怪奇で幻想的な世界を楽しめます。サクッと読みやすい短編集もあるのでホラー小説が初めての方は、まずは短編集から読むのもおすすめです。井上雅彦の小説を読んで、心からゾッとするような気分を味わってみましょう。また下記の記事も参考にしてみてください！