【口コミあり】高杉良の小説おすすめ13選｜ドラマ・映画化された本も紹介

小説はさまざまなジャンルがありますが、経済やサラリーマンなどを題材にしたビジネス小説もあります。ビジネス小説は堅苦しく、内容が難しくて読みづらいと思っていませんか？

そんな方におすすめなのが、高杉良です。高杉良はビジネス小説を多く執筆しており、実在企業をモデルに書いた作品もあります。内容が分かりやすく、企業や経営者の実体験も詳しく執筆されているので、ためになる知識を得られるのも魅力のひとつです。

この記事では、高杉良の小説の選び方やおすすめランキングを紹介します。映画やドラマ化された作品も多いので、ぜひチェックしてみてください。

ここでは、高杉良のプロフィールを紹介します。

• 高杉良（たかすぎ　りょう）
• 生年月日：1939年1月25日
• 出身地：東京都
• デビュー作：『虚構の城』

高杉良は、ビジネス小説の巨匠として有名です。生い立ちは東京都に生まれましたが、昭和25年に千葉県にあったキリスト系の養護施設に預けられます。その経験をもとに自伝的長編小説『めぐみの夏』を2017年に執筆しました。

子どもの頃から病弱だった高杉良は、化学業界専門紙記者の編集長を勤めていましたが、病気で入院し退職します。そして、小学校の友人（当時の日本経済新聞の記者）から小説家にならないかと薦められ、作家への道を歩き出しました。

高杉良の小説の選び方はさまざまあり、映像化作品やそのほかの作品などがあります。自分好みの作品をみつけて、より高杉良の小説を楽しみましょう。

ここでは、高杉良の小説の映像化された作品を紹介します。『金融腐蝕列島シリーズ』・『燃ゆるとき』・『不撓不屈』・『生命燃ゆ』など、ぜひご覧ください。

高杉良の小説『金融腐蝕列島』は、漫画化・映画化・ドラマ化された人気作品です。バブル崩壊後の銀行の内情がテーマになっており、主人公は債券回収や総会屋対策に奮闘します。当時の政界関係者や実名に近い登場人物など、生々しい描写が強調されているのも魅力です。

また、『金融腐蝕列島』はシリーズ化されており、『金融腐蝕列島』・『呪縛-金融腐蝕列島2』・『再生一続・金融腐蝕列島』・『混沌　新・金融腐蝕列島』・『消失　金融腐蝕列島・完結編』があるので、ぜひすべて読んでみてください。

高杉良の小説『燃ゆるとき』は、東洋水産の創業者である森和夫氏の生きざまを描いた実名作品です。2006年に映画化もされており、人気の高い作品です。東洋水産はマグロの輸出をおこなう仕事から始まり、即席麺を主力とした経営戦略が始まります。

アメリカ進出・幹部との対立・家族とのトラブルなど、さまざまな難題を解決していく姿を読んでいると心が熱くなります。人の使い方や経営テクニックなども分かるので、ぜひ読んでいただきたい小説です。

高杉良の小説『不撓不屈』は、税理士である飯塚毅氏と飯塚事件を取材した実名作品です。2006年に映画化もされており、人気の高い作品です。TKC創始者の飯塚毅氏は、大蔵省・国税・検察といった大きな国家権力と正々堂々戦います。

あまりにも大きな権力に孤立無援になりますが、志を同じくする仲間や家族の協力もあり、さまざまな困難を解決していきます。飯塚毅氏の正義を貫いた精神力と信念の強さが分かるので、読み応えのあるおすすめ小説です。

高杉良の小説『生命燃ゆ』は、石油コンビナートの建設を描いた作品です。昭和電工の実在の人物がモデルになっており、昭和40年頃の活気があった時代の背景もよく分かります。

主人公の柿崎は仕事が生きがいで生命を燃やす生き場所でもありましたが、糖尿病に侵されてしまいます。ボロボロになっていく身体ですが家族や同僚たちの支えもあり、柿崎は石油コンビナートの建設に大きく貢献しました。美しさや感動がよく伝わるため、おすすめの作品です。

『虚構の城』は、高杉良のデビュー作です。経済成長期頃の花形産業に勤める社員の挫折と栄光を書いています。物語の主人公である田崎は大手石油会社に勤める若手エンジニアで、エリートの道を歩んでいました。

しかし、ささいな問題がきっかけで上層部から目をつけられ、左遷してしまいます。石油業界の闇や人々の欲望の渦なども伝わってくるので、読み応えのある作品です。

高杉良の短編集の小説を読みたい方は、『辞表―高杉良傑作短編集―』がおすすめです。会社に翻弄されるサラリーマンの物語が5編収録されています。

別の道に挑む男性を描く『エリートの脱藩』・社長の後継人事に翻弄される『社長の遺志』・人事解雇に忙殺される『人事部長の進退』・社内抗争に立ち向かう『エリートの反乱』・劇的な退任劇『社長、解任さる』が収録されているので、ぜひ読んでみてください。

さまざまな高杉良の小説を読みたい方は、『高杉良経済小説全集』がおすすめです。全15巻あり、高杉良の人気作品が読めます。より高杉良の小説を楽しめるので、ぜひ購入してみてください。

高杉良は、経済小説を多く執筆する作家です。実在する企業をモデルに執筆する作品もあるので、よりリアルな話を楽しめます。経済や企業の成り立ちを詳しく知りたい方は、ぜひ高杉良の小説を読んでみてくださいね。こちらもあわせてご覧ください。