伊岡瞬の小説おすすめ11選｜真壁刑事シリーズの読む順番は？「本性」の続編はある？

次に伊岡瞬の経歴とプロフィールについてご紹介します。

• 名前：伊岡瞬
• 生年月日：1960年（月日は不明）
• 出身地：東京都武蔵野市
• 最終学歴：日本大学法学部卒
• 2005年『約束』で第25回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー
• 2019年『悪寒』で啓文堂書店文庫大賞受賞
• 2020年『痣』で第6回徳間文庫大賞受賞

2005年の『約束』で横溝正史ミステリ大賞を受賞作を読み、ファンになったとの声がネット上で多く見られます。

伊岡瞬の小説の選び方1つめは、「警察捜査小説を選ぶ」です。警察捜査小説と言えば、伊岡瞬の人気シリーズである真壁刑事シリーズです。その読む順番についてご紹介します。出版された順番は、以下の通りですが、時系列的には『痣』が一番初めです。

1. 代償
2. 痣
3. 悪寒
4. 本性

どの順番で読んでも問題はありません。ただ『痣』を一番初めに読むと真壁刑事・宮下刑事のキャラクターや立場がわかりやすく、おもしろいです。人気シリーズなので、映像化・続編も期待されるところです。

伊岡瞬の小説は「映像化した小説を選ぶ」のもおすすめ。1作目は『代償』です。『代償』は、2016年11月18日からHuluで配信されたドラマで、主演は小栗旬が演じています。圭輔は子供の頃にある事件をきっかけに遠縁の達也と暮らします。しかし達也は決して関わってはいけない人間でした。

2作目は『約束 いつか、虹の向こうへ』です。2005年TV東京で放送された石田純一主演ドラマです。すべての謎解きが最後に明らかになる読後感のいい作品です。2023年6月現在、映画化された作品はありませんが、今後映画化される可能性はあるので、続報に期待したいところです。

伊岡瞬の小説の選び方3つめは「受賞作品から選ぶ」です。伊岡瞬が賞を受けている作品は、下の3作品です。

• 『約束』で第25回横溝正史ミステリ大賞受賞
• 『代償』で啓文堂書店文庫大賞受賞
• 『痣』で第6回徳間文庫大賞受賞

『約束』と『代償』については上の項目でご紹介していますので読んでみてください。『痣』は、奥多摩署管内で全裸美女冷凍殺人事件が発生します。その遺体の胸には殺害された真壁刑事の妻と同じ場所で同じ形の痣がありました。

2週間後に警察を辞める真壁はその痣を見て、何かの予兆を感じます。結末は驚愕の事実が隠されています。

伊岡瞬の作品は、2021年・2022年発刊以外は、すべて文庫化されています。文庫本とは、単行本が出版されたあとにサイズを小さくして値段を安価にして出される本です。まず単行本で出した人気作品をさらに広めるために、数年後に文庫化されるようです。

伊岡瞬の作品は、文庫化される際によく改題されています。購入する際は以下を参考にしてください。

• 『七月のクリスマスカード』→『瑠璃の雫』
• 『明日の雨は。』→『教室に雨は降らない』
• 『桜の咲かない季節』→『桜の花が散る前に』
• 『ひとりぼっちのあいつ』→『祈り』

ここでは『本性』のあらすじと続編はあるかについて紹介します。

尚之はお見合いパーティーで出会ったサトウミキに夢中になるが、だんだん不審な点に気づきます。一方である焼死事件を追っていた刑事の安井は、事件の裏にある女の存在があることを感じています。こうして謎の女サトウミキをめぐる物語が進行していきます。

続編については現在情報はありません。気になる方は、今後の最新情報をこまめにチェックしてください。

2023年9月22日にKADOKAWAから最新刊『残像』が発売されました。主人公の堀部一平と、奇妙な共同生活を送る前科持ちの女性三人の間で展開される、過去への復讐を描いたサスペンスミステリ小説です。

他にも2022年には以下の作品が発表されています。

• 『奔流の海』：2022年1月発売。静岡県千里見町を舞台に、1968年に起こった豪雨をめぐる青春ミステリー
• 『朽ちゆく庭』：2022年6月発売。サラリーマンの夫・不倫中の妻・不登校の息子の家族をめぐる長編サスペンス
• 『白い闇の獣』：2022年12月6日発売。1人の少女が殺害された事件から始まるミステリー