joie(ジョイ―)のチャイルドシートおすすめ9選｜なぜ安い？ベビーカー兼用タイプも

joie（ジョイ―）のチャイルドシートはおしゃれで高機能ながら安いイメージがあります。そのため「なぜ安いのか」「安全性は大丈夫なのか」と気になる方も多いです。しかし、実際はjoieのチャイルドシートが他メーカーに比べて圧倒的に安いわけではありません。

joieには回転や紫外線カットなど必須ではない機能を省いた、コスト重視のモデルも販売されています。デザイン性に優れ、他メーカーと変わらない品質・安全性を低価格で提供している、コスパのいいチャイルドシートメーカーといえます。

今回はそんなjoieのチャイルドシートの特徴や選び方・気になる口コミをまとめました。 ISOFIXの人気モデルや厳選したおすすめモデル、新生児パッドの使用期間についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

joieは世界70か国に展開するイギリス発のベビーブランドです。ベビーカーやバウンサーも機能性やデザインに優れた商品が多く、子どもだけでなくパパやママも使いやすいかを考えて設計されています。

特にチャイルドシートは各国でさまざまな賞を受賞をしており、信頼できる高品質な製品です。素材にもこだわった、シンプルスマートなデザインのチャイルドシートは親目線でも満足できます。

joeiのチャイルドシートはシンプルなデザインが特徴です。カラーも黒・ネイビー・グレーなどシックな色遣いのものが多く、性別に関係なく使用できます。スタイリッシュな見た目なので、どんな車でも馴染むところが嬉しいポイントです。

無駄がないデザインなので扱いやすく、不慣れなママパパにもおすすめします。また、おしゃれなカラーが好みの方には「tilt(チルト)」シリーズも人気です。カラー展開が豊富で、女の子らしいかわいいデザインをお探しの方にも喜ばれています。

joeiのチャイルドシートはデザイン性だけでなく安全性にも優れています。自社工場にはイギリス政府認定の車両用シートテストトラックを完備しており、時速60kmで最大100回の衝突実験を行い、耐久性・安全性をチェックしています。

すべてのチャイルドシートが、国連欧州経済委員会が定めたチャイルドシートの安全基準「ECE R44/04」をクリアした商品です。さらに、これまでより安全性が高くなった新基準「i-Size」に適合した「アイ・アーク360°」も販売しています。

赤ちゃんや子供は大人よりも体温が高く代謝もいいので、チャイルドシートに座ると熱がこもりやすく汗を大量にかきます。joeiのチャイルドシートは赤ちゃんの快適性にもこだわり、通気性のいいサマーシートやサイドメッシュを採用しています。

赤ちゃんや子供にとって夏場の車内でも快適な環境です。また、クッションを丸洗いできるモデルは、清潔を保ちやすく小さなお子様にも安心です。

joieのチャイルドシートがなぜ安いのかというと、世界中で販売しているために大量生産をしており、コストが抑えられるので低価格が可能とされています。日本国内のみで販売しているメーカーと比べて安いのは、こうした背景があるためです。

現在6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務化されています。また、シートベルトは140cm以上の方向けに取り付けられているため、6歳以上でも140cmに達するまでは使用するのがベストです。

首が座っておらず体が柔らかい0歳の赤ちゃんには、ベットタイプの専用チャイルドシートがおすすめです。できるだけ買い替えなしでコストを削減したい場合には、長く使用できるロングユースタイプもあります。使用する子供に合わせたチャイルドシートを選びましょう。

• 0～1歳頃まで(新生児期～13kg)
• 0～7歳頃まで(新生児期～25kg)
• 0～12歳頃まで(新生児期～36kg)
• 1～4歳頃まで(9～18kg)
• 1～12歳頃まで(9～36kg)

joeiのチャイルドシートにはコストを抑えられる「シートベルト式」と、取り付け方が楽な「 ISOFIX式」が販売されています。どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分の理想条件と照らし合わせながら選びましょう。

シートベルト不要で簡単に取り付けられる「ISOFIX式」のチャイルドシート。2012年7月以降に販売された車には装備が義務付けられています。車の座席にある金属製のISOFIX設置金具にチャイルドシートをはめ込むだけで設置が可能です。

走行中も緩んだり外れたりしないため、より安心感があります。ISOFIX式は対応車にしか取り付けられないため、事前に装着予定の車が対応しているか確認しておきましょう。

コストを抑えたい方や、ISOFIX非対応車への設置を考えている方には、シートベルト式がおすすめです。シートベルトで取り付けられるため幅広い車に対応できます。ISOFIX非対応車にも使用できるため、シーンによって他者の車にも乗せ換えられるのが魅力です。

また、シートベルト式のチャイルドシートは、ISOFIX式に比べ価格が安いのもメリットです。取り付けに多少の手間はかかりますが、取外しを頻繁に行わない方には問題ありません。シートベルト式のチャイルドシートは安全性を確保するためにも、説明書をよく読み正しく取り付けましょう。

まだ体がしっかりしていない乳児を乗せる際は、片手抱きが難しく両手がふさがってしまう場合もあります。回転式の場合チャイルドシートの向きを変えられるため、スムーズに赤ちゃんを乗せられるのが魅力です。産後に体力が戻っていないママでも、無理せず乗せられるので負担も軽減します。

しかし、回転式のチャイルドシートは固定式に比べ重量が重く、持ち運びには不向きです。サイズ感も大きくなるため、事前に取り付け可能かサイズをチェックしておく必要があります。コストやコンパクトさを重視する方には固定式がおすすめです。

便利な回転式チャイルドシートの「ARC360」。安全性の高いISOFIX式により取付も簡単です。回転式ですが軽量コンパクトモデルなので持ち運びやすいのも魅力です。また、場所を取らないので隣に座ってお世話ができます。

ワンタッチで6段階調節できるヘッドレストと肩ひもは、面倒な肩ひもの抜き差しが不要です。5段階のリクライニング調節機能により、首座り前の赤ちゃんや寝ている子供も快適です。シートは手洗い可能なので清潔をキープできます。

• 使用期間：新生児期～18kg(前向きは9kg～)
• 安全基準：ECE R44/04
• サイズ：後ろ向き：幅46×奥行き70～73×高さ74～78cm
  　　　　　前向き：幅46×奥行き51～55×高さ82～84cm
• 重量：11.9kg
• 公式価格：33,880円(税込)

かわいいデザインやコスパを重視するならシートベルト式の「tilt(チルト)」がおすすめです。シンプルなものから柄物まで豊富に展開されています。通販サイトでは1万円以下で購入できるのも嬉しいポイントです。

リクライニング機能(4段階)と肩ベルト調節(3段階)により、子供の成長に合わせた快適な座り心地を提供します。軽量コンパクトモデルなので、軽自動車やコンパクトカーにもピッタリです。大きな帆が搭載された日本限定モデルのキャノピー付きtiltもおすすめです。

• 使用期間：新生児期～18kg(前向きは9kg～)
• 安全基準：ECE R44/04
• サイズ：立てた時：幅43×奥行き50×高さ62cm
  　　　　倒した時：幅43×奥行き70×高さ49cm
• 重量：5.7kg
• 公式価格：15,180円(税込)

多くの賞を受賞している「valiant(バリアント)」は、子供の成長に合わせ3段階のモードで使用できます。7歳頃まで使用できるため1台で着用義務期間をカバーできる、コスパに優れたチャイルドシートです。

肩ベルトと連動したヘッドレストは5段階調節可能で、子供の成長に合わせて変えられます。シンプルなデザインにより長く使用できるのも魅力。幅広い車種に取り付け可能なシートベルト式です。

• 使用期間：新生児～25kg(前向きは9kg～)
• 安全基準：ECE R44/04
• サイズ：ベビーモード：幅49×奥行き69×高さ52cm
  　　　　チャイルド/ジュニア：幅49×奥行き53×高さ61～73cm
• 重量：8.8kg
• 公式価格：15,074円(税込)

elevate（エレベート）は、1歳から12歳くらいまで長く使用できるジュニアシートです。ベビーシートからの乗り換えに空白期間や重複期間がないので、無駄なく使用できるところが最大の魅力です。安全機能も充実しており、横方向からの衝撃から守る「サイドインパクトシールド」を採用しています。

また、ヘッドレストや肩ベルトの高さが10段階調節可能なので、子供の成長に合わせて正しい位置に調節できます。

• 使用期間：1歳～12歳ごろ（15Kg～36Kg）
• 安全基準：ECE R44/04
• サイズ：ファースト・セカンドモード：幅49×奥行50×高さ62～81  シートモード：幅46.5×奥行40×高さ20.5
• 重量：4.6kg
• 公式価格：15,180円（税込）

bold（ボールド）は、1歳半くらいから12歳ごろまでを対象としたジュニアシートです。ISOセーフコネクター・トップテザーベルト・シートベルトの3ヶ所で取り付けるので、しっかり固定できます。また、サイドインパクトシールド機能により、頭部からお尻までしっかりとガードします。

ヘッドレストの高さは11段階調節可能で、肩ベルトも連動するので調節が楽です。シートカラーはエンバーとなっており、どんな車種の内装にも馴染みます。

• 使用期間：1歳半～12歳ごろ（9Kg～36Kg以下）
• 安全基準：ECE R44/04
• サイズ：幅49.5×奥行51～58×高さ65～88.5
• 重量：13Kg
• 公式価格：27,000円（税込）

最低限の機能が搭載された基本モデルの「ジュバ」は、コスパを重視する方におすすめです。楽天などの通販サイトでは7,000円前後で購入可能です。3タイプの中で1番軽量なモデルになっています。幌の折りたたみができないので、乗せ降ろしがしづらいのがデメリットです。

長くても1歳頃までしか使用しないため、基本性能が装備された低価格なジュバでも問題ありません。

• 使用対象年齢：新生児～13kg(1歳半頃)
• サイズ：キャリー：W44×D66×H55cm 　　　　
• ロッキング：W44×D69×H48cm 　　　　
• チェア：W44×D66×H67cm
• 重量：2.9kg
• ベルト：3点式
• 安全基準：R44/04

ジュバの上位モデルに当たる「ジェム」。デメリットだった幌の折りたたみが可能になり、乗せ降ろしがスムーズです。持ち手に搭載されたグリップにより持ち運び時の手にかかる負荷が軽減します。丸洗い可能なインナークッションも追加され、赤ちゃんの快適性も向上しています。

通販サイトでは1万円前後で購入できるため、ジュバと比較しても3,000円ほどの差しかありません。基本性能に加え、快適性も求めるならジェムがおすすめです。

• 推奨年齢：0～2歳
• 推奨体重：1kgまで
• サイズ‎：44 x 71 x 56.5 cm
• 重量：3.8 kg
• ベルト：5点式
• 安全基準：R44/04

新しい安全基準R129/02に適合した「アイ・スナグ」。幌の折りたたみやシートが丸洗い可能な点はジェムと変わりません。しかし、3層構造のサイドサポートにより、赤ちゃんの頭への衝撃がさらに軽減されています。

赤ちゃんの体を優しく包み込むサポートクッションの高さ・幅調節が可能になり、成長に合わせて心地いいフィット感を提供します。価格は15,000円と高くなりますが、安全性を最優先する方には最適なモデルです。

• 推奨体重：13kgまで
• 推奨年齢：0～1歳
• サイズ：44x70x52cm
• 重量：3.2kg
• ベルト：3点式
• 安全基準：R129

joeiのチャイルドシートは安全性・品質・コスパに優れた製品が多くなっています。それでも気になるのが実際の使用感です。ここでは、実際に購入した方の口コミを紹介しているので、ぜひチェックしてください。

joeiチャイルドシートの口コミには「コスパがいい」「他メーカーに劣らないのに安い」「使い勝手がいい」などの評価が多く見られました。中にはベルト装着時にコツがいるとの声もありましたが、それ以上のコスパと使用感に多くの方が高評価をつけています。

アーク360に付属するソフトパッドすべてを取り付けた場合、子供の体格などによってはきついと感じたり、苦しそうに見えるかもしれません。衝撃から身を守るにはある程度のフィット感は必要ですが、3種類のソフトパッドは取り外し可能なので、成長に合わせて調整してください。

また、パッドをすべて取り付けていると、ベルト紐が短く感じる場合もあるようです。紐の伸ばし方は、シート中ほどにあるアジャスターを押しながらベルトを手前に引くと調整できます。窮屈に感じる場合は試してみてください。

チャイルドシートには汗やよだれなどが染み込みやすいので、できれば半年に1回は洗いましょう。joieのチャイルドシートカバーは取り外し可能なタイプが多く、取り外せるパーツは30度以下のぬるま湯で手洗いが可能です。また洗濯機の手洗いコースでも洗えます。

洗剤は普段お使いの洗濯洗剤でも問題ありません。その際柔軟剤は避けましょう。汚れがひどい場合にはつけ置き洗いもおすすめです。写真を撮りながら各パーツを外すと取り付けもスムーズに行えます。

新生児パッドは、生後6か月までを目安に使用するよう取扱説明書には記載されています。ただし、成長には個人差があるので、新生児パッドが窮屈になる頃までを目安にしましょう。チャイルドシートは万が一の事故時に赤ちゃんを守る大切なものです。新生児パッドとあわせて必ず使用してください。

優れたコスパながら他メーカーに劣らない安全性・機能性を備えたjoeiのチャイルドシート。新生児～12歳まで使用できるモデルもあるので長く使用できます。お財布にもやさしいjoeiのチャイルドシートで、家族で快適なお出かけを楽しみましょう。