ハイラックス用タイヤのおすすめ12選！メーカーやカスタム方法も徹底解説

外観や内観のデザインだけでなく、その高い走行性能も魅力的なトヨタ「ハイラックス」。オンロード・オフロード関係なく力強い走りを楽しみたい・デッキにたくさんの荷物を積み込み大切な家族や仲間と出かけたい、などのあなたの願いを実現に近付けてくれます。

しかし、そんなハイラックスを支えている縁の下の力持ちである、タイヤのメンテナンスは十分にできていないと、思わぬトラブルの原因につながります。タフな使い方もできるハイラックスだからこそ、気をつけたい部分です。

また、タイヤは走行性能に加え、ハイラックスの外観にも大きく関わってきます。そこで、この記事では、ハイラックス用タイヤの選び方・おすすめ商品を紹介します。ほかにも役立つ情報を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

直近でいつタイヤ交換をしましたか？パンクやバーストなどのトラブルの兆候は早めにとらえておきたいものです。タイヤ交換をすると、タイヤがどの程度すり減っているかなどのコンディションがよく把握できます。

また、タイヤ交換によって、走行性や操作性・燃費を向上したり、ロードノイズを軽減したりできます。ホイールセットを購入、タイヤとホイールを一度に交換し、より自分好みのハイラックスへとデザインチェンジするのもおすすめです。

タイヤがすり減ると、ブレーキ時の制動距離が伸びるなど危険性が高まっていきます。高速走行時のバーストなども、大きな事故につながる可能性が高く、恐ろしいものです。運転中に異常を感じるほどタイヤが摩耗する前に、交換を検討したいものです。

タイヤの状態を確認する際には、目視がおすすめです。特に、表面のひび割れや溝にあるスリップサインに注目しましょう。「おかしいな」と感じたらお店でプロに点検してもらうようにしましょう。

まずタイヤ交換でつまずきがちなのが、純正タイヤサイズの確認です。この機会にしっかりと愛車のタイヤサイズを覚えてしまいましょう。

最新のハイラックスはグレードによって「17インチ」と「18インチ」とがあります。また、タイヤ側面にも「265/65R17」「265/60R18」などと印字されているので確認してみてください。

一般的なタイヤに比べ、舗装道などのオンロード・ダートなどオフロードへの対応力が高められたオールテレーンタイヤ。「全地形タイヤ」とも言われます。対応力に優れていますが、燃費やロードノイズなどがデメリットとしてよく挙げられます。

「M+S(マッド＆スノー)」表記のあるものは、4輪駆動のパワフルな動作性と組み合わせれば多少の雪道でも走行できますが、さすがに雪深い道路や凍結路面への対応力はスタッドレスタイヤに劣るので過信は禁物です。「T/A」と表記される場合もあります。

ぬかるんだ泥道などを走行する性能を高めたマッドテレーンタイヤ。オールテレーンタイヤに比べ、悪路にも強いオフロードタイヤです。アウトドアレジャーなどで荒れ地をよく走行する人は、このタイヤを選びましょう。

ブロックタイヤとよばれ、独立したたくさんの溝がタイヤの接地面にデザインされているのが特徴です。このブロックが、岩場や砂地などの不安定な路面をしっかりととらえ、強いグリップ力を生み出します。

舗装された道路を走る性能を高めたハイウェイテレーンタイヤ。オールテレーンタイヤよりもオンロードでの快適性・安定性が向上しています。街乗りや高速道路での走行が多い人におすすめのタイヤです。高速走行時の静粛性だけでなく、耐摩耗性能を高めたものもあります。

実用性重視のタイヤなのでデザインはノーマルタイヤやサマータイヤに近いです。ゴツゴツとしたデザインのオフロード車へとドレスアップさせたい場合は、他のタイヤを選択しましょう。

優れた操作性・運動性能を持ち、ロードノイズを抑えたストリート向けのS/T。「スポーツテレーンタイヤ」「ストリートテレーンタイヤ」と2つの意味を持ちます。

ハイウェイテレーンタイヤよりも、さらにオンロードでの性能を向上させるため、ウェット・ドライ性能も高まっています。一方、オフロードでの走行には向かないので気をつけましょう。デザインもハイウェイテレーンタイヤに近いものとなっています。

オールテレーンタイヤとマッドテレーンタイヤの特長をあわせ持ったラギッドテレーンタイヤ。でこぼこ・ごつごつとした起伏地形での走破性はもちろん、舗装路面での静粛性・耐摩耗性や乗り心地も考慮されたタイヤです。

オールテレーン・マッドテレーンのデザインパターンを組み合わせ、走行性能を高めるだけでなく、マッドテレーンタイヤのアグレッシブなデザインを持つのもポイントです。性能とドレスアップの両立を考えている人は検討してみてください。

重さのあるピックアップトラックであるハイラックス。ブレーキ性能が重要なのはもちろん、コーナーなどでの運転操作性・ガソリンの消費を抑える省燃費性能などもチェックしたいところです。

さらに、ロードノイズを軽減する静粛性・雨に濡れた道でのウェット性能・乾燥路でのドライ性能なども備えていればベターですが、性能の高いものは値段も高くなりがち。予算と相談して決定してください。

ご存じの通り、現行のハイラックスには「パートタイム4WDシステム」が搭載されています。路面の状況によって駆動方式を切り換えられる便利なシステムなのですが、H2・H4・L4などあなたはどのモードでの走行が多いですか？

H4・L4の4輪駆動であればタイヤ4本・H2の2輪駆動であればタイヤ2本が摩耗しやすくなります。多用しているのがどのモードかによって、交換するタイヤの本数が変わる場合もあるので、タイヤの状態をよく確認してください。

世界最大クラスのタイヤ会社「ミシュラン」。多くのメリットをもつラジアルタイヤを「ミシュランX」として製品化した世界初の企業です。このラジアルタイヤの構造は現在、全自動車用タイヤの標準として採用されているほどです。

モータースポーツをはじめ、スペースシャトルや飛行機のタイヤにもミシュラン製のタイヤが使われています。広く世界で信頼されているタイヤメーカーです。

日本のタイヤメーカーであるブリヂストン。創業者である石橋正二郎の掲げた企業としての基本方針「最高の品質で世界に貢献」は、現在も全世界のブリヂストンに受け継がれ、大切にされています。

日本初のトラック・バス用スチールラジアルタイヤや乗用車用ラジアルタイヤを開発したのもブリヂストンです。タイヤ館・ミスタータイヤマンなど、おなじみの店舗ブランドも有しています。

ダンロップは、住友ゴム工業株式会社のブランドの1つです。デジタイヤ技術を生かし、プレミアムコンフォートタイプのビューロ・低燃費タイプのエナセーブ・スタッドレスタイヤウインターマックスなどを提供しています。

トレッドに横溝のパターンをつけた、日本初の自動車用タイヤを製造した実績を持つだけでなく、ハイドロプレーニング現象の解明やロードノイズを軽減するサイレントコアの開発など、常にタイヤの技術革新を追い求める企業でもあります。

ヨコハマゴム(横浜ゴム株式会社)は自社タイヤの強みとして掲げるのが、雨の日に強い・優れた運動性能・低燃費性能・AI技術の4つ。モータースポーツへタイヤを供給する中で蓄積された技術を生かして開発が進められています。

主な自動車用タイヤブランドにアドバン・ブルーアース・SUV用のジオランダー・スタッドレスタイヤのアイスガードなどがあります。ご存じの通り、ジオランダーはハイラックスに標準装備されているタイヤです。

トーヨータイヤは、兵庫県に本社を置くTOYO TIRE株式会社のタイヤブランドです。ユーザーの「期待や満足を超える感動や驚きを生み出し、豊かな社会づくりに貢献」を企業のミッションとして掲げています。

ミニバンやSUVに対応したトランパス・オフロード車用のオープンカントリー・スタッドレスタイヤオブザーブなどを開発しています。中でもプロクセスは、海外で高評価を獲得しているプレミアムブランドシリーズです。

ホイールは、スチール・アルミといった素材や、スポーク・メッシュなどの形状だけでなく色も選べます。タイヤとの相性が心配な方は、ホイールセットでの購入を検討してみてください。

また、ホイールがハイラックスに対応しているかどうかもチェックしましょう。カスタムキットを利用すれば取り付け可能になるものもあります。

ハイラックスはタイヤハウスに余裕が少ないため、タイヤ・ホイールのインチアップや、インチダウンによる干渉が起こりやすくなっています。

多くの場合、カスタマイズ用に開発されたリフトアップパーツなどの利用で干渉は回避可能ですが、車検に通るかどうか、事前にディーラーや店舗への確認をおすすめします。

純正サイズのタイヤであれば干渉はありませんが、ドレスアップしているとフェンダーにタイヤが干渉する可能性があります。この場合は、フェンファー爪を内側に折って隙間を広げるといった方法で回避可能です。

しかし、フェンダー爪を折るにも専門の道具が必要であり、技術も求められます。安易に足回りをいじってしまうと取り返しがつかなくなる可能性も否定できません。安全に走行するためにも、できるだけ専門店に依頼してやってもらうのがおすすめです。

お気に入りのハイラックス・大切な人たちを乗せて安全にドライブしたいところです。車を支えてくれるのはタイヤです。定期的にコンディションをチェックし、タイヤ交換のサインを見逃さないようにしてください。本記事を参考にカーライフを充実させましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。