タイヤカバーのおすすめ13選｜ダイソーなどの100均・ホームセンターに売ってる？

車を所有している人で、スペアタイヤやオフでスタッドレスを保管している人も多いのではないでしょうか。タイヤは高価なものなので、なるべく長く使いたいですよね。きちんと保管しないと「劣化していて使えない」という場合も多いです。

特に、屋外などで劣化しないようするには正しく保管することが大切で、タイヤ保管カバーの利用や専用のすのこを使うのが最適です。ホームセンターやダイソーなどの100均には、専用の収納袋などを取り扱っています。

本記事では、タイヤの保管に最適なタイヤカバーについて紹介します。豊富な種類の中からタイヤカバーを選ぶポイントや保管の注意点、タイヤを入れるビニール袋の活用・代用などができるかを解説します。今タイヤの保管に悩んでいる人は、読んで参考にしてください。

タイヤカバーを使用してスペアタイヤを保管すると劣化を防ぐ効果が得られます。タイヤが劣化する原因は主に「紫外線」「湿度」「雨風」の3つです。タイヤが屋外に放置されるとタイヤのゴムにヒビが入ったり、ホイールが錆びたりすることで使い物にならなくなります。

しかし、タイヤカバーを使用すると劣化の原因を防いでくれるため、タイヤ本体の寿命を長くできます。なお、薄い素材のタイヤカバーだと破けやすく長期保管には向かないため、しばらく使わないタイヤがある場合は耐久性に優れたタイヤカバーを選ぶのがおすすめです。

これまで使用していたタイヤを保管する場合、泥・小石・砂埃がタイヤに付着しているため、きれいにしてからタイヤカバーに入れてください。タイヤに汚れが付着したまま保管すると、タイヤの劣化が早まるので十分注意しましょう。

タイヤをきれいにする方法は次のとおりです。水分が残っているとタイヤの劣化に繋がるため、よく乾かしてください。

1. タイヤ用ブラシを使って水で洗い流す
2. タオルやクロスで水分を吸い上げる

取り外したばかりのタイヤや新品タイヤは空気がたくさん入っているため、タイヤの空気圧を減らしてから保管するのがベストです。タイヤの空気を抜かずに長い間保管すると、タイヤに負担がかかり表面のヒビ割れに繋がります。

そのため、タイヤの空気はタイヤの規定圧三分の二まで減らしてください。エアーバルブを外してエアゲージを使用しながらタイヤの空気を抜くと分かりやすいです。

タイヤは屋内で保管することを推奨します。タイヤのゴムは太陽の熱により劣化しやすくなります。また、屋外に保管すると雨風によりタイヤカバーも劣化しやすくなる点にも注意してください。

どうしても屋内で保管できない場合は、日陰で風通しのいい場所に保管しましょう。また、庭やベランダなどに保管する際は地面に直接おくのではなく、すのこを2枚ほど重ねて土台にすると通気性が良くなります。撥水性のあるタイヤカバーを選ぶことも大切です。

タイヤを保管するときに気を付けるべき点がタイヤの置き方です。タイヤにホイールが付いた状態の場合は横置きにしてください。理由として、ホイールが付いたタイヤを縦置きにすると、ホイールの重みでタイヤが変形するためです。

ホイールを外した状態のタイヤなら縦・横どちらの置き方でも問題ありません。転がる心配があるときは横置きで保管するのが安心です。

タイヤカバーは横置き・縦置きなど保管方法に合わせて選ぶことをおすすめします。横置きならフルタイプが便利で縦置きなら1本ずつの保管がベストです。それぞれの特徴について詳しく解説しますので参考にしてください。

タイヤを横置きで保管するなら、複数まとめて収納できるフルタイプがおすすめです。フルタイプのタイヤカバーは主に4本収納できるサイズが主流で、複数のタイヤを1つにまとめて保管できるためコンパクトに収納できます。省スペースで保管可能なので、タイヤの置き場所を確保しづらい自宅でも保管がしやすいです。

縦置きでタイヤを保管したい人には1本用タイプのタイヤカバーがおすすめです。1本ずつ覆って保管するタイプなら、持ち運びもしやすいのでタイヤ交換のときにも役立ちます。また、1本用タイプはタイヤを分けて収納したいときにも便利です。別々の場所に保管したい人や、前後でタイヤのローテーションを行うときは管理しやすい1本用タイプを使用してください。

タイヤカバーはサイズ・デザインの種類が豊富にあるため、長く使い続けたいならこだわって選ぶことが大切です。カラーバリエーションやロゴデザインなどおしゃれなデザインのタイヤカバーが数多くあります。

ジムニー・シエラ・ジープといった背面にスペアタイヤが取り付けられた車用にもおしゃれなタイヤカバーが使用できるので、個性を出したい人はデザインにこだわって選んでください。

タイヤカバーを選ぶときには耐久性にも注意が必要です。タイヤはホイールから外していてもかなりの重量があるため、耐久性が低ければ少し引きずってしまうと破れてしまいます。

おすすめなのは300デニール以上のポリエステル製のカバーです。野外で保管していても、厚手のカバーのため丈夫で、紫外線や湿度による劣化を最小限に抑えてくれます。

屋外でタイヤを保管するなら防水・撥水機能のあるタイヤカバーがおすすめです。防水・撥水機能付きのタイヤカバーなら、悪天候時でもタイヤに負担を与えず保管を行えます。とくにホイール付きタイヤの場合は、ホイールが錆びにくくなるので屋外保管なら防水性にこだわって選んでください。

タイヤのゴムは紫外線に当たり続けると劣化するため、屋外で保管するときはUVカット機能付きのタイヤカバーがおすすめです。UVカット付きタイヤカバーを使用することで、タイヤのヒビ割れを防げます。また、タイヤは高温になるとゴムの劣化が深刻化するため、屋外保管の際は遮光性の優れたタイヤカバーを選んでおくと安心です。

タイヤカバーは取っ手付きタイプもあります。持ち運びをする場合は、取っ手付きを選んでおくとスムーズにタイヤ交換や移動ができます。タイヤは空気が抜けていても8キロ以上あるため、複数の持ち運びはかなりの重労働です。しかし、取っ手が付いていれば安定して持ち運べるため、定期的にタイヤ交換を個人で行う人は取っ手付きのタイヤカバーを選んでください。

タイヤカバーは、製品によっては洗濯機で丸洗いできるタイプも販売されています。長く清潔に愛用するなら、洗濯できるタイヤカバーを選んでみるのもおすすめです。特に庭先やベランダで保管する場合は、雨風などで汚れやすいので洗えると便利です。

タイヤカバーの素材や洗濯可能かどうかは、購入前に商品情報をチェックしてみましょう。

タイヤはホイールが付いていればなおさら重量があるため、タイヤカバーは一人でも着脱しやすいものを選ぶのがおすすめです。ヒモを引っ張るだけで簡単に装着できるものやタイヤを転がしてカバーを付けられるものなど、さまざまな商品があります。

特に複数を保管する場合は、時間をかけずに着脱できる商品をチェックしてみましょう。

タイヤカバーは100均のダイソーにも販売されています。軽自動車・普通車用・大型車用があり、タイヤ収納カバーとしてカー用品コーナーに並んでいます。100円で購入できるのでコスパ重視の人におすすめです。

セリアでは、軽・コンパクトカー用とSUV用のタイヤ収納カバーを販売しています。しかし、100均のタイヤカバーは薄手で耐久性がなく、防水効果も期待できません。ほぼ、使い捨てと考えたほうがいいでしょう。そのため、屋外でタイヤを保管する場合には不向きです。

カー用品を専門に取り扱うオートバックスでは耐久性が高いタイヤカバーを取り扱っています。中には、撥水加工やUVカットに効果のあるタイヤカバーもあります。そのため、タイヤの保管をしっかり行いたい機能面重視の人はぜひチェックしてみましょう。オートバックスのタイヤカバーは1,000円～3,000円ほどで購入できます。

カインズ・ユニディ・コーナンといったホームセンターでもタイヤカバーを取り扱っています。サイズも豊富で、価格は700円～1,500円ほどで販売されているため、比較的お手軽に購入可能です。ホームセンターならタイヤカバーと一緒にタイヤラックも低価格で購入できるため、タイヤを一箇所にまとめて保管したい人はセットで取り揃えておくのをおすすめします。

新品のタイヤを購入したばかりなら、タイヤが入っていたビニール袋をそのままタイヤカバーとして代用する方法も選択肢の1つです。ビニール袋でタイヤを覆い、水が入り込まないようにガムテープやダクトテープで塞ぐことでタイヤカバーと同じ効果が得られます。

ただし、ビニール袋はタイヤカバーと比べて耐久性も見た目も悪いため長期保管には不向きです。タイヤカバーを購入する前の一時的な対処方法として使うようにしてください。

タイヤカバーには、車椅子・ベビーカー用もあります。これは、タイヤの保護というよりは、外で使用した車椅子・ベビーカーの汚れを室内・車内に汚れを持ち込まない目的で使用される場合がほとんどです。

車椅子用は、2つの車輪にそれぞれカバーをかけるタイプが販売されています。ベビーカー用は、車椅子用と同様にそれぞれの車輪にカバーをかけるタイプと、タイヤ全部を丸ごとカバーするタイプのものがあり、用途に応じて選べます。

夏用タイヤ・冬用スタッドレスタイヤを毎年使い分けている人で、使わないタイヤがあるならタイヤカバーを使って保管するのがベストです。タイヤカバーを使えば1つの場所にタイヤを保管できて、劣化を防ぐ効果も得られます。スペアタイヤを所有している人はタイヤカバーを活用して正しく保管しましょう。