ちばてつやの漫画おすすめ19選！代表作「あしたのジョー」以外も紹介！

『あしたのジョー』や『あした天気になあれ』など、数々の代表作を生み出した『ちばてつや』。2022年現在でもCMに起用されるなど、多くの方々に知られている有名作品が数多くあります。とくに『あしたのジョー』は国民的な漫画といえるほどの有名作品です。

またちばてつやは、スポーツ漫画が多いため少年漫画のイメージが強い漫画家です。しかし、実は少女漫画を描いていたのをご存知ですか？スポーツ漫画だけではなく、少女漫画まで描いていた有名漫画家ちばてつや。

そこでこちらの記事では、そんなちばてつやの漫画おすすめ19選をご紹介します。また、ちばてつやのエッセイ漫画についても解説しますので、漫画選びの参考にしてください。

ちばてつやの幼少期は、満洲国で過ごすなど過酷な生活を送っていたようです。しかし、日本に引き揚げたあと、小学生時代から漫画に関われるようになりました。そして『復讐のせむし男』で漫画家デビューを果たします。

さらにデビュー後、数々の有名作品を生み出します。現在では、日本漫画家協会の常任理事長・会長になるほどの漫画家です。

ちばてつやは『ちばてつや賞』の賞の名前にもなった漫画家です。ちばてつや賞とは、漫画の新人賞になります。おもに、青年誌で活躍する漫画家を数多く輩出している賞です。

歴代の受賞者は数多く、現在活躍中の漫画家も多くいます。以下は受賞作品の一部になります。

• きょうの出来事（すぎむらしんいち）
• ヒューストンと女の子（松本剛）
• ピザ・トーク（奥香織）
• 赤灯えれじい（きらたかし）
• マル食パクリ（オジロマコト）

ほかにも多数の受賞作品があります。

ちばてつやは4人兄弟の長男です。次男は元漫画家で千葉プロダクション社長の千葉研作、三男は漫画家のちばあきおになります。ちばあきおの代表作には『キャプテン』や『プレイボール』などがあります。四男は漫画原作者の七三太郎です。

さらに、妻は漫画家のチバユキコです。そしてちばの次男は、父親の助手として漫画教育に関わっています。またちばあきおは、ちばてつやのアシスタントでした。そのためちばあきおの作品は、ちばてつやファンに読んでほしい作品です。

ちばてつやの作品で最も有名なのは、代表作『あしたのジョー』です。あしたのジョーはアニメ化・アニメ映画化・実写映画化もしている人気作品になります。さらに実際のボクシング界にも影響を与えた作品です。

また完結した今もなおCMに起用されるなど、その人気の高さがうかがえます。さらに社会現象を巻き起こした漫画で、戦後最大のヒット漫画の1つといわれています。

ちかいの魔球はタイトルどおり、野球漫画です。しかし野球漫画といえば、『巨人の星』を思い浮かべる方は多くいます。そのため、ちかいの魔球と聞いてもピンとこない方は多いです。しかし『魔球』は、ちかいの魔球から始まりました。

そのためちかいの魔球は、巨人の星に大きな影響を与えた漫画といえます。実際巨人の星の原作者は、ちかいの魔球を超えるための漫画と認めています。そのため巨人の星を読んだ方は、ちかいの魔球も読んでほしいです。

あした天気になあれは、ゴルフ漫画の先駆者といえる作品です。そしてアニメ化までされている人気漫画になります。また、この作品から流行語が生まれました。それが「チャー・シュー・メン」です。

その流行語はゴルファーはもちろん、ゴルフを知らない子どもたちの間でも流行りました。ゴルフに興味がなくても、楽しい作品なのでおすすめです。

ハリスの旋風は、アニメ化もした人気漫画です。しかしアニメは高視聴率でしたが、批判も多くありました。批判は、主人公の素行が悪かったためです。それでもアニメは70話も放送されたので、どれだけ人気が高かったのかがわかります。

ちばてつやは、少年よラケットを抱けを執筆中に心臓疾患で入院をしました。そのため、この作品から大人数での長期連載を休止しています。この作品はテニス漫画ですが、ボクシングが関わっています。そのためスポーツ漫画好き、ボクシングもテニスも好きな方におすすめの漫画です。

のたり松太郎は相撲漫画です。ただし完全な相撲漫画ではなく、相撲と関わって成長していくストーリーになります。こちらも人気があり、『暴れん坊力士!!松太郎』のタイトルでアニメ化しています。

この作品は、ちばてつやの作品の中ではかなりの長編作品になっていて、合計20年以上も連載しています。また完結の告知がないため、現在でも連載中といえる作品になります。

ユカをよぶ海は少女漫画です。この作品は、ユカの人生を描いた漫画になります。ちばてつやは心理描写が得意なので、この作品は感動したい方向けの作品です。

さらに少女漫画なので、今までおすすめしていた少年漫画とは作画が違っています。作画の違いも楽しめるので、少年漫画好きも読んで損はありません。

紫電改のタカは、ちばてつやにいわせると失敗作です。しかし新装出版されるなど、人気はかなりあります。また戦争について知るのに、この漫画は最適な作品です。そのため、あまり戦争に興味がない方にも、読みやすいこの漫画をおすすめします。

餓鬼は、ちばてつやが満州国から引き揚げた際の、経験をもとに描かれた漫画です。ちばてつやの、過酷な幼少期の想いが描かれているこの漫画は、気軽に読める作品ではありません。内容は衝撃的で、人間の醜さや尽きない欲望が描かれています。

それでもどんどん読み進めてしまうのは、ちばてつやの才能があってこそです。読めば心に刻まれる、衝撃的な作品になります。

おれは鉄兵は剣道漫画ですが、初期には剣道は全く登場しません。それでも主人公は剣道に挑戦します。そのため、剣道に興味がある方におすすめしたい漫画になります。またこの作品は、ハリスの旋風以来の学園漫画です。

さらに、アニメ化した作品なので人気があります。主人公は野生児で、活発な主人公が好きな方にもおすすめの作品です。

ちばてつやはエッセイ漫画も描いています。有名なちばてつやの半生を知りたい、気になる方には読んでほしいエッセイ漫画です。また、エッセイでも漫画なのでわかりやすく、楽しく読めます。ちばてつやファンや、興味のある方におすすめです。

さらにエッセイに手が出しづらい方、試しに読みたい方には、短編集にエッセイを集めた作品があるのでそちらがおすすめです。

ちばてつやは現在83歳です。2022年1月末に心臓の手術をしていますが、退院後すぐに漫画を描いています。83歳になっても現役の漫画家でいられるのは、それだけ人気がある証拠です。

現在ちばてつやは、ひねもすのたり日記を連載中です。最近の入院中の出来事も描いています。そのため近況を知りたい、ちばてつやに興味がある方におすすめの作品です。さらに公式ブログも更新しているので、そちらもおすすめします。

ちばてつやは現在も連載中の漫画があります。さらに完結作品も豊富にあるため、選ぶ際はこの記事を参考にしてください。お気に入りの作品を見つけて、ちばてつやの漫画に浸りましょう。