エシェゾーワインのおすすめ7選｜芳潤な味わいを楽しむための秘訣は？

エシェゾーワインはワイン好きなら誰もが認める高級ワインの代表です。フルーティーな飲み心地と芳醇なブドウの香り・ルビーのような澄んだ赤に虜になる人も多い魅力的なワインです。

エシェゾーワインは生産者により味わいも価格も大きく異なります。作出年によっても風味が変わるため、どのワインを選べばいいのか迷ってしまいがちです。

そこで今回は、人気エシェゾーワイン7銘柄を厳選してご紹介します。また、エシェゾーワインを選ぶときのポイントや、ワインをより美味しくする飲み方やおつまみも解説しますのでぜひ参考にしてください。

エシェゾーワインの「エシェゾー」とは、フランスのブルゴーニュ地方にある畑の名前です。この畑は最高級のブドウの生産に適した特級の畑「グラン・クリュ」に格付けされていて、この畑のぶどうで作られるワインはどれも高級ワインで有名なものばかりです。

同じエシェゾーでも区画や日当たり、土壌の状態やブドウの樹齢などの条件が異なります。生産者もそれぞれに特色のある方法でワイン造りをしているため、一口にエシェゾーワインといっても味わいは千差万別です。

エシェゾーワイン最大の特徴は、繊細で果実味があり、渋みのもととなるタンニンが少なくバランスのいい飲み心地です。また、色も透明感のある美しい赤紫で、ワインを目でも楽しめます。熟成によって味が複雑に変化し、芳醇な香りをまとったワインも人気で、そのよさを感じられるのは4〜5年ほど寝かせたワインになります。

エシェゾーワインが高価なのは、畑の格付けと葡萄の品種・産地のブランドによるものです。現在は11の小区画がエシェゾーと認定されていて、その面積は広大な畑のごく一部。水はけと日当たりに恵まれた最も条件のいい畑のブドウのみがエシェゾーワインとなります。

この畑で育てられているブドウの品種は「ピノ・ノワール」のみです。デリケートな品種で栽培に技術を要する品種のため、ワインの品質を安定させにくく、希少性が高くなっています。

このエシェゾーは世界的に名を知られた生産者が畑を所有していることでも有名です。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティなどがワイン醸造を行なっています。そのためエシェゾーの名前だけでブランド価値は高くなり値段も高くなるのです。

エシェゾーワインはたくさんの生産者がいて、銘柄も豊富です。初めて購入する人はどのワインが好みにあうのか気になる方もいるはずです。ここでは、エシェゾーワインを選ぶときのポイントについて解説します。なお、各項目へは下記より直接飛べます。

ワインの美味しさを左右するのは、「ブドウの出来」と「熟成」です。この2つを知っておけば、ワインを上手に選べます。

美味しいワインのできた年は、特に気候に恵まれ、良質なブドウが取れた年です。これを「当たり年」といいます。おすすめの当たり年は2005年・2009年・2010年で、2009年は特にいいといわれています。

飲み頃は熟成期間を終えて、味にまろやかさがでたり、香りが芳醇さを増したりした状態を指します。おおよそブドウの収穫年から5年〜35年が飲み頃と評されます。

エシェゾーには小規模な家族経営から名だたる生産者まで多くの醸造所があります。醸造所はドメーヌといい、どこに畑を持っているかや、醸造技術でドメーヌごとに個性豊かなワインを生産しています。

エシェゾーを代表するドメーヌをいくつか紹介します。

• ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ（DRC）
• デジャックドメーヌ・ジョルジュ・ノエラ
• メゾン・シャルル・トーマ
• ドメーヌ・デ・ペルドリ

ロマネ・コンティは高級ワインの代名詞です。

手頃な値段のドメーヌもあり人気です。

• モンジャール・ミュニュレ
• ダヴィッド・デュバン
• アンヌ・グロ
• ジャン・マルク・ミヨ
• ジャック・カシュー・エ・フィス

エシェゾーワインは、ドメーヌによって個性があります。いろいろなドメーヌを飲み比べてお気に入りのドメーヌを見つけるのも楽しみの一つです。

エシェゾーワインは、高いものでは50万を超える高級ワインです。しかし、低価格でもエシェゾーらしさが楽しめるリーズナブルな銘柄もあります。

はじめてエシェゾーワインを試す方におすすめなのは、3万円〜5万円台の価格帯の銘柄です。味のバランスや芳醇な香りなど、エシェゾーワインの良さを堪能できます。

熟成の浅いワインの中には1万円台とお手頃価格のものがあるので、気軽にエシェゾーワインを楽しみたい方は低価格帯を狙ってみるのもおすすめです。

エシェゾーワインの香りと味を最も引き出す温度は15℃〜20℃です。冬ならば室温でもよく、暑い夏にはワインクーラーを利用して、少し冷たく感じる温度で飲みましょう。

冷やしすぎてしまうとエシェゾーワインの豊かな香りが感じられず、タンニンの渋みを強く感じてしまうので、なるべく適温を心がけます。

エシェゾーワインに合うおつまみは何と言っても肉料理。果実感の強い口当たりと肉の風味がマッチしてお互いを引き立ててくれます。苦手でなければ、鹿・猪・鴨などジビエ料理にもよく合うので、野性味の強い肉の味わいと、エシェゾーワインの芳醇で男性的な味わいを楽しんでください。

芳醇でフルーティーなエシェゾーワインは、赤ワインの良さが凝縮されたワイン好きなら一度は飲んでみたい高級ワインです。特別な日のディナーや記念の贈り物などにふさわしい赤ワインを、エシェゾーワインから選んでみてはいかがでしょうか。以下の記事もあわせてご覧ください。