東川篤哉の小説おすすめ10選｜ 人気の烏賊川市シリーズを読む順番は？新刊も紹介！

東川篤哉は2002年に「密室の鍵貸します」で、デビューした小説家です。大学卒業後は一般会社に就職。26歳で退社したあとはアルバイトをしながら、執筆活動に取り組んでいました。代表作はドラマ化および映画化された『謎解きはディナーのあとで』です。

メインジャンルは本格ミステリーですが、作中にギャグやユーモアがちりばめられており、サクッと読めます。軽い読後感が特徴で「ユーモアミステリーの名手」といわれています。

デビュー以来コンスタントに小説を発表している東川篤哉。これまで手掛けた小説は豊富にあり、どの本から読めばいいか迷いますよね。そこでこの記事では、東川篤哉のおすすめ小説10選を紹介します。

東川篤哉の小説には軽快なテンポや、ユーモアあふれる言葉たちが並んでいます。特にキャラクター同士のコミカルな掛け合いは魅力的です。読みながら思わずクスッと笑いがこぼれるほど、楽しめます。

さらにミステリー小説が持つ、独特の重苦しい雰囲気などもありません。コメディ要素満載の会話劇から推理も進むため、トリックなどもわかりやすいです。ミステリー小説を読むと疲れてしまう方や、苦手な方にもおすすめです。

東川篤哉のメインジャンルは、本格ミステリーです。しかし作中で難しい言葉はあまり使われていません。残酷な描写などもないため、中学生も安心して読めます。

また高校生の主人公など、中学生が感情移入をしやすい作品も多いです。東川篤哉の小説は大人から中学生まで、幅広い年代が楽しめる作風となっています。

ここからは東川篤哉の人気作品を紹介します。ドラマ化された人気作品や一風変わった短編集など、東川篤哉の世界観に浸れる3作品が登場します。東川篤哉の作品選びで迷ったとき、参考にしてください。

2011年に本屋大賞を受賞。ドラマ化及び映画化された作品です。ミステリー慣れしていない方でも読みやすいため、東川篤哉の作品を初めて読む方にもおすすめです。

新米刑事である宝生麗子は、世界企業グループのお嬢様。事件に行き詰った際は執事・影山に相談しながら、数々の事件を解決していきます。2人のコミカルな掛け合いも見所です。作中にはトリックのヒントがちりばめられており、読みながら謎解きも楽しめます。

「奥様は魔女」と「刑事コロンボ」から発想を得た作品です。魔法使いとミステリーが融合しており、東川篤哉の小説で一番笑えるといわれています。まじめだけど天然な刑事と魔法使いの美少女、そして美人刑事が強烈な個性を放ちながら事件を解決していく物語です。

始めから犯人とトリックが明かされた状態で進んでいくため、犯人目線と刑事視点の両方から楽しめます。魔法使いと刑事が、犯人にアプローチしていく様も必見です。

馬が探偵役を担っている、少し突飛に感じる設定の物語です。5編からなる連作短編集なので、さくっと読みたいときもおすすめです。コテコテの関西弁でしゃべる元競走馬・ルイスと、馬の声を聞ける女子高生・陽子が、さまざまな事件を解決していきます。

馬と人間の掛け合いでも安定した面白さです。作中には東川篤哉の「競馬愛」があふれています。ただ注釈もあるため馬が好きな方はもちろん、競馬や馬に関する知識がない方も楽しめます。

東川篤哉の烏賊川市シリーズは作品ごとに探偵役が変わるうえ、1話完結型です。そのため順不同でも楽しめます。ただ順番も知りたいですよね。以下は烏賊川市シリーズの刊行順です。順番通りに読みたい方も、ぜひ参考にしてください。

1. 密室の鍵貸します
2. 密室に向かって撃て！
3. 完全犯罪に猫は何匹必要か？
4. 交換殺人には向かない夜
5. ここに死体を捨てないでください！
6. はやく名探偵になりたい
7. 私の嫌いな探偵
8. 探偵さえいなければ
9. スクイッド荘の殺人

東川篤哉は小説を定期的に刊行しています。またシリーズ作品も多く、長期間楽しめます。コメディ要素にあふれているため、笑いたいときもぴったりです。東川篤哉の作品にたくさん触れて、笑顔の日々を過ごしましょう。

こちらもあわせてご覧ください。