【最強】バーベキューで使う鉄板のおすすめ15選！鉄板の使い方やおすすめレシピも紹介

キャンプなどのアウトドアで定番のバーベキューは焼き網のイメージが強いですが、鉄板を加えるとさらに料理の幅が広がります。またステーキや焼きそば・餃子・アヒージョなど、食材に合わせて鉄板を使い分けるのも楽しみのひとつです。

しかし、バーベキュー用の鉄板は素材や形状など種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、素材や形状の特徴・メリットなどを理解すれば、自分のスタイルに合うバーベキュー用の鉄板を見つけられます。

そこで今回は、バーベキュー用の鉄板の選び方や人気おすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。鉄板を長くきれいに使用するために欠かせないシーズニング方法や、鉄板の代用品も紹介します。

バーベキューで鉄板を使う魅力は何といっても「何でも焼ける」点です。網のように隙間がないので、焼きそばをはじめ、肉や野菜、そして海鮮まで幅広い食材の調理が可能で、さらに小さいものから大きいものまで何でも焼ける点が人気です。

また蓄熱性が高く、真ん中から隅の方まで熱が伝わるため火の通りが均一になり焼きむらが出ないので同時に別の料理が作れるところも鉄板のメリットです。そして料理のバリエーションが豊富になり、手入れがしやすい点もおすすめポイントです。

バーベキュー用の鉄板を選ぶ際には、素材が何かも注目ポイントです。それぞれの素材の特徴やメリットを表にまとめましたので参考にしてください。

鉄板を選ぶ際には、「ソロやペア」や「家族やグループ」などで使う人数で判断しましょう。またメーカーによってサイズの表記も異なりますが、「S・M・L」や「A4・A5」、また「○人用」などの表記を目安に選びましょう。

ソロやペアの場合はA5サイズ程度、家族やグループなど3人以上の場合は、ある程度大きめの鉄板がおすすめです。また使用する熱源がバーナーか焚き火台なのかも考慮してサイズを選びましょう。さらに使用する五徳に安定してのせられるサイズを選ぶのも重要です。ご自身が使用するバーナーや焚き火台の規格に合うかなど、BBQのシーンを想定して総合的に判断したサイズを選びましょう。

ひと口に鉄板と言っても、形状やサイズなどにもさまざまな種類があります。ここでは鉄板の形状の種類や特徴などをご紹介します。

鉄板全体がフラットでフチや溝がないので、使用後の汚れが落としやすく手入れが簡単です。また厚みがないので収納もしやすいです。ただ調理する時は、フチがないので食材が落ちないように気を付けましょう。

鉄板のフチが高くなっていて深さがあるので、調理中に食材がこぼれにくいのが特徴です。そのため、具材が多い野菜炒めや焼きそばに加え、アヒージョなどの汁気の多い料理にも適しています。焼き料理だけでなく幅広い調理に使いたいケースにおすすめです。

鉄板の表面に凹凸があり波状になっているので、余分な脂分が溝に落ちるのが特徴です。特に焼肉・ステーキに適していて、肉の表面に焼き色もきれいにつき食欲を誘います。肉を焼くのがメインの鉄板を探す場合におすすめです。

穴があいている鉄板は、火の通りが早く焼肉やホルモン焼きに適しています。焼いている時の脂分が受皿に落ちるので、使用後のお手入れは鉄板に加え、受皿の手入れも必要となります。

鉄板は厚みがあるほど蓄熱性が高く、食材に熱がじっくり伝わります。通常、ステーキを焼く場合は、厚いほうがおいしく焼き上がると言われています。ただ厚くなるほど重くなり、熱が通るまで時間がかかります。「手軽に使う」のか「味にこだわる」のか、それぞれ料理シーンに合わせて厚さを選びましょう。

▪️手軽に使う場合は厚さ3～5mm
3～5mm程度の鉄板であれば、耐久性や蓄熱性もあり、キャンプやバーベキューなどでの調理は問題なくできます。手軽に鉄板を使いたいケースはこの厚さの鉄板を目安に選びましょう。

▪️味にこだわる場合は厚さ6～9mm
より美味しく調理をしたいケースには6mm以上の厚さの鉄板を選んで、本格的な味を楽しむのもおすすめです。中には10mmを超す厚さのものもあり、分厚いステーキなど特別に調理したいケースに向いています。

鉄板を入手して使い始める前には、準備のための作業が必要となります。また使い終わった後も手入れを充分にすると、鉄板の寿命も延び長持ちします。ここでは準備作業や手入れ方法を解説します。

新品の鉄板は、初めて使う前に必ずシーズニングしてください。シーズニングとは鉄板の空焼きと油慣らしの工程で、鉄板を長くきれいに使用するために欠かせません。下記にシーズニングの一般的な手順をご紹介します。

1. 食器用洗剤で鉄板のワックスやコーティングを落とす
2. 鉄板を強火にかけて、煙が出るまで加熱する
3. 火を止めて、キッチンペーパーなどを使って表面・裏面に油を塗る
4. 鉄板が冷めたら再度加熱して、煙が出たら火を止めて油を塗る（2～3回くり返す）
5. キャベツの芯や野菜の皮など、クズ野菜を焦げ目がつくまで炒めたら完成です

鉄板を使用した後は、水とたわしで汚れを落とし、加熱してから全体に油を塗ってください。油を塗らずにそのままにしておくとサビの原因になるので注意が必要です。鉄板は表面に油膜を作っておくと油がなじみ使いやすくなります。また、洗う際は洗剤を使わないで水洗いするがポイントです。

鉄板を製造しているメーカーもたくさんあり、それぞれ先進的な技術を駆使して、さらに高品質で低価格の商品を市場に提供しています。ここでは主な鉄板メーカーの特徴などをご紹介します。

ホームセンター「カインズ」は関東を中心に、全国に200を超す店舗を展開しているホームセンターです。カインズ独自のプライベートブランド商品に力を入れており、「グッドデザイン賞」を受賞した商品も多く、また通販サイトも運営しています。

カインズではバーベキュ―用の鉄板も揃えています。一つ目の鉄板は、サイズが42x32x2cmとやや小ぶりで、重さは約1.1kgです。素材はスチールで、表面はふっ素樹脂塗膜加工をしています。また別の鉄板は、55×42×2.3cmの大きめのサイズで、スチールに耐熱塗装をしており、どちらもバーベキューやキャンプに最適です。

大鹿のマークでお馴染みの「キャプテンスタッグ」は、アウトドア用品の総合ブランドです。キャンプ用のテントやタープ、また寝袋やハンモック・アウトドアテーブルやイスなどのファニチャー、さらに焚き火台や調理用品など品揃えも豊富です。

バーベキュー用の鉄板も多数揃っており、角型や丸型、またサイズも大から小まで品数も豊富です。中でも丸型の鉄板は、鉄製でラッカー塗装されており重さは950gで、アウトドアでのピザやパエリエの調理にぴったりです。

ZEOORでは丸型のクレープ鉄板や、極厚と呼ばれるバーベキュー用の鉄板を品揃えしています。特に極厚鉄板は、4.5mmや6.0mm、9.0mmの厚さがある鉄板を用意しています。厚つみがある鉄板は蓄熱量が高く、肉の旨みを閉じ込めたまま一気に焼き上げます。

また熱が均一に伝わるので加熱ムラや焼きムラが抑えられます。さらにフチが高くなっているので肉汁がこぼれず旨みを逃がさないのが特徴です。そのため普通の肉をまるで高級レストランのように焼き上げますので、バーベキューなどでの調理に大評判です。

SOTOはアウトドア用の燃焼器具の総合メーカーです。元々は、極地に挑む登山家や冒険家の想いや要望からSOTOのグッズが生まれました。そして、長年に亘り技術が磨かれ、登山やキャンプの大切なパートナーとして信頼できる製品を作り続けています。

そんなSOTOがつくる鉄板の一つは、材質がアルミダイカストで、サイズが約50x25x44mmあり、重さは1.7kgです。そして片側には焼肉の脂を落とすオイルドレインがあり、肉を美味しく焼き上げます。また表面がフッ素樹脂加工されているので耐久性もあり、使用後のお手入れも簡単です。

ビタクラフトは、1939年に創業したアメリカの主に健康調理を提唱するメーカーです。社名は、「ビタミン（ビタ）を逃さない手作り（クラフト）の鍋」がメインであるところに由来しています。特に当メーカーの無水調理ができる鍋は、お湯を使って茹でないので、食材が持つ水に溶けやすいビタミンやミネラルを逃さず、調理時間も驚くほど早いと評判です。

中でもスーパー鉄と呼ばれるフライパンは、独自の「窒化4層加工」がされているので、油の吸収性がよく、焼き物はきれいな焼き色に、また炒め物はシャキッと仕上がるのが特徴です。使用後もぬるま湯でさっと洗うだけでOKで、熱源はガスや200VのIHクッキングヒーター(電磁調理器)でも使用でき便利です。またアウトドアの調理器具としても重宝します。

自虐ネタ「ヒロシです！」でお馴染みの芸人のヒロシさんは、趣味がキャンプとしても知られています。特にソロキャンプにはまっていて、その魅力を書いた本を出版しているほどです。また、通販サイトを立ち上げオリジナルブランド「NO.164」のキャンプ用品などを販売しています。名前の「164」は事務所の郵便番号から付けられたようです。

キャンプ用品の品揃えとして2種類のソロキャンプ用鉄板を販売しています。厚さが4.5と3.2ミリの2種類で、大きさはどちらも220X130ミリで取手も付いています。持ち運びも便利で気軽にソロキャンプで使えるグッズとして人気があります。

バーベキュー用の鉄板を安く手に入れたい場合は、ホームセンターや100均に足を運んでみてください。ホームセンターではさまざまな形状・サイズの鉄板が売られていて、調理用鉄板よりも安い値段で購入できます。

ホームセンターで購入した鉄板は、ケガをしないように角やバリを紙やすりで整えておくと安心です。その後、シーズニングをすれば調理用鉄板として使用できます。焼き網の上に乗せる小さめの鉄板をお探しの方にもおすすめです。

100均ではソロキャンプにちょうどいいミニ鉄板を販売しています。また、300円商品としてステーキ肉が焼ける大きめサイズの鉄板も登場しました。ソロキャンプ用の焚き火台にちょうどいいサイズ感なので、ぜひ試してみてください。

アウトドアで食べる餃子は格別ですよね。餃子を包む面倒な作業も皆で分担すれば楽しいです。ここでは家庭で作る餃子より簡単な、千切りキャベツを使ったキャンプ用の餃子レシピをご紹介します。

【材料】

• 市販の千切りキャベツ1袋
• ショウガ・ニンニクひとかけ
• ニラ1/2束
• 豚ひき肉200g
• 塩・コショウ
• 餃子の皮
• 塩・コショウ

【調理方法】

• ショウガとニンニクをみじん切り、ニラは小口切りにします。
• 豚ひき肉と千切りキャベツ・ショウガ・ニンニクをよく混ぜて、塩・コショウをして、よくこねて餡を作ります。この作業はポリ袋を使うと後片付けが楽です。
• 肉餡を餃子皮で包みます。
• 熱した鉄板に油をひき、餃子を蒸し焼きにしたら完成です。

アウトドアのグループや仲間でするバーベキューでは、切り分けて食べられるローストビーフなどの塊肉料理がおすすめです。鉄板で作ると少し時間はかかりますが、余熱調理の時間がほとんどで、出来上がりの味が楽しみです。

【材料】

• 牛肉（ロース塊肉）
• ニンニクひとかけ
• 塩・コショウ
• ローリエやローズマリーなどのハーブ

【調理方法】

• 塊肉に塩・コショウ、すりおろしたニンニクをすり込みます。
• 鉄板をよく熱し、肉を焼きます。この時、表面全体に焼き色が付くように焼くのがポイントです。
• 全体に焼き色が付いたら、ハーブと一緒にアルミホイルで包み20分ほど蒸し焼きにします。
• 火から下ろしてタオルなどで包んで保温し、余熱で火を通します。全体に熱が回ったら完成です。

クロックマダムはカフェのメニューとして人気ですが、キャンプの朝食にもぴったりの鉄板料理です。ここでは、面倒な下ごしらえ不要のキャンプ用レシピをご紹介します。ホワイトソースを使わないのですが、マヨネーズソースとマスタードのおかげで本格的な味に仕上がります。

【材料】

• 卵1個
• ロースハム1枚
• ピサ用チーズ一つかみ
• 食パン1枚
• マヨネーズ
• マスタード

【調理方法】

• 食パンにマヨネーズをたっぷり塗り、マスタードはお好みで。
• 鉄板でロースハムの上にチーズを乗せて焼き、溶かして、これを食パンにのせます。
• 鉄板で目玉焼きを作り、食パンの上に乗せて完成です。
• 好みでを鉄板の余熱で食パンをトーストするのもありです。

鉄板料理の定番といえば焼きそばですよね。大きな鉄板に一度にたくさん調理できるのも嬉しいポイントです。ここではちょっと変わったゴーヤーの沖縄風焼きそばのレシピをご紹介します。

【材料】

• 中華麺　…2玉
• スパムミート…100g
• ゴーヤー…1/2本
• もやし…1/2袋
• 万能ねぎ…1/2本
• にんじん…1/4本
• にんにく、生姜…各1片　かつお節…適量
• 卵…2個
• ごま油…大さじ2
• 塩、胡椒…少々
• A酒：大さじ2、水：大さじ2
• B醤油：大さじ1と1/2、オイスターソース：大さじ1、砂糖：ひとつまみ

【調理方法】

• スパムミートをスライスして適当な大きさに切る。
• ゴーヤーは半分に切り、タネ・わたを取り3～4mmの厚さに切る。
• 万能ねぎは4～5cmの長さ、にんじんは千切り、にんにく・生姜はみじん切りにします。
• 鉄板に油大さじ1を入れて熱し、ときほぐした卵をふんわりと炒め、いったん取り出します。
• 鉄板にごま油、にんにく、生姜を入れ、香りが出たらスパムミートを加えて炒める。
• ゴーヤー、もやし、にんじんを加えて炒め、中華麺とAを加え、麺と絡めるように炒める。
• 取り出しておいた卵を再び入れ、万能ねぎとBを加えて炒め、塩・こしょうで調味します。
• かつおぶしを振りかけて完成です。

アウトドアライフやキャンプなどでバーベキューをする際に、調理用鉄板があると料理の幅も広がり雰囲気もぐっと盛り上がりますよね。鉄板の素材や大きさ・形もいろいろあり、作る料理に合わせて選べる点も便利です。また、値段も100均一などで手軽に購入できるものから家庭でも使える高級志向の鉄板まで選択の幅も広いです。今後、キャンプでのバーベキューの際には、是非、鉄板を使って調理し、一段上の味を楽しみましょう。