スプレー式タイヤチェーンのおすすめ5選｜デメリットや落とし方【劣化や効果は？】

車で出かけた先で突然雪に見舞われたのに、ノーマルタイヤのままでチェーンがなくて困るシーンがありますよね。こんなときに役立つのが、スプレー式タイヤチェーンです。タイヤにスプレーするだけなので、すぐにスタッドレスにタイヤ交換したりチェーンを装着したりできないときに役立ちますし、女性でも簡単に使えます。

そろそろ雪が降りそうとわかっていても、忙しいとタイヤ交換やチェーンの準備を忘れがちです。冬場限定でスプレー式タイヤチェーンを車に積んでおけば、滑り止めになります。しかし、手軽なのはいいけれど本当に大丈夫なのかと不安に思う人も多いですよね。

そこで、この記事ではスプレー式タイヤチェーンのメリット・デメリットや選び方を紹介します。どこで売ってるのか・タイヤの劣化・他の商品との併用についてやスプレー式タイヤチェーンの使い方と落とし方もあわせて解説するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

スプレー式タイヤチェーンは、あくまでも滑り止め効果のみです。また、雪が多い豪雪地帯ではあまり役に立ちません。さらに、チェーン規制がある道路では、スプレー式タイヤチェーンを使用していても通行できないので注意してください。

雪の降り始めであれば対応できますが、あくまでも応急処置的な位置づけです。雪が多く降る地域ではスタッドレスタイヤと併用するか、チェーンの使用をおすすめします。緊急時の安心として持っておくには最適です。

スプレー式タイヤチェーンのメリットは、タイヤ交換やチェーンを装着するのに比べるとスプレーするだけの手軽さにあります。雪の降り始めにタイヤ交換する時間やチェーンを装着する時間がない場合でも、サっとスプレーするだけで簡単です。

冬場は車に積んでおくだけで安心感もありますし、女性1人でも対応できます。スタッドレスタイヤとの併用で、一時的に滑り止め効果を高められるのもポイントです。

スプレー式タイヤチェーンは、あくまでも滑り止めだけの応急処置なので長距離走行には不向きです。家に帰るまでの短時間であればなんとか対処できますが、スプレー式タイヤチェーン単体では、チェーンやスタッドレスタイヤのような効果はありません。

また、スプレーする際に車のボディが汚れたり、タイヤを劣化させる原因になったりする可能性があるのが留意点です。

スプレー式タイヤチェーンは、車だけでなくバイクや自転車のタイヤにも使用可能です。意外な使い方としては、靴底にスプレーすると路面が凍結したとき滑り止め効果を発揮し転倒防止に役立ちます。

通勤や通学の時間帯は路面の凍結により転倒しやすいので、ぜひ靴底にスプレー式タイヤチェーンを使ってみてください。

スプレー式タイヤチェーンは、制動力が低いとあまり効果を実感できないので、雪道で実験済みの制動力の高い商品を選びましょう。しかし、成分表を見ても判断が難しいのも事実です。制動力については、口コミが参考になります。

また、口コミでも間違った使い方ではあまり参考になりません。口コミをチェックする際は、使用上の注意を守っているかも確認しましょう。

スプレー式タイヤチェーンは、滑り止め効果を発揮しますが、タイヤ表面に吹き付けているだけなので走行していくと制動力は低下します。購入の際は効果が持続する距離も確認しましょう。日頃から走行する距離を想定し、距離分の効果が持続する商品を選んでください。

スプレー式タイヤチェーンは、商品によって使用可能な本数が異なります。激安価格のものは効果が薄かったり、タイヤの劣化につながる成分を使用していたりする可能性があるので注意してください。

また、4本分の商品は1度で使い切ってしまうので、その都度買い足す必要が出てきます。買い足すのを忘れると必要なときに使えません。価格だけでなく使用可能な本数もチェックしてください。

スプレー式タイヤチェーンは、生産国にも注目しましょう。国産の商品は説明書きも日本語で問い合わせしやすく、何かあった場合にサポートも受けられます。また、国内の雪道で実証済みのものは安心して使用できます。

北欧・北米などの豪雪地帯が多い外国産は、制動力の高い商品が多く見られるので、雪が多い地域に住んでいて制動力を重視して選びたい場合は外国産をチェックしてください。

スプレー式タイヤチェーンの中でも田村将軍堂の商品が大変人気です。ここでは、いい口コミと残念な口コミを両方紹介していきます。ぜひ購入の参考にしてください。

準備しておこうと思っても、タイヤ式スプレーチェーンはどこで売ってるのかわかりにくいアイテムですよね。実店舗とネット通販で購入できます。実店舗ではオートバックス、イエローハット、ジェームス、タイヤ館などのカー用品店で購入可能です。

ただし、実店舗は店舗によって扱いの有り無しが分かれるので、事前に問い合わせるなどすると確実です。ネット通販は、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのサイトで多く取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。

スプレー式タイヤチェーンの使い方を紹介します。前準備として、タイヤを洗いきれいにしておきましょう。また、ホイールやボディにかからないよう注意、新聞紙などで養生しておくと後が楽です。

1. ハンドルは左右どちらかに切りスプレーしやすいようにする
2. 地面との接地面にスプレーしたら乾くのを待つ
3. 車を動かしながら2を繰り返し全体にスプレーする
4. 完全に乾いてから念のためブレーキが効くか確認する

基本的にスプレー式タイヤチェーンは、走行していくと自然に落ちていきます。もしも、タイヤに白い跡が残っている場合は専用の薬剤、粘着系の汚れであればエタノール系溶剤で落とせます。ただし、薬剤の種類によっては、タイヤを劣化させる可能性があるので注意してください。

安易に使用すると、タイヤが使い物にならなくなりタイヤ交換が必要になるかもしれません。よくわからない場合は、取扱説明書を見るか、オートバックスやタイヤショップなどで相談しましょう。

スプレー式タイヤチェーンを車に積んでおけば、突然の雪に見舞われてもスプレーするだけで応急処置ができます。手軽に購入できますが破裂の危険性があるので、車内が高温になる時期はスプレーを積みっぱなしにしないでください。用途に合わせて最適と思えるスプレー式タイヤチェーンを選びましょう。