カワイ電子ピアノおすすめ5選｜上級者向けも！ヤマハとどっちがいい？

カワイは、日本有数のグランドピアノをはじめとする楽器メーカーです。ピアノに興味のある方なら、一度は名前を聞いた経験があるはずです。90年を超える長い歴史を誇るブランドがつくる電子ピアノは、本格的なサウンドが特徴で、今なお根強い人気を誇ります。

しかし、電子ピアノは安い買い物ではありません。カワイの電子ピアノには数多くのシリーズがあり、新製品も次々発売されています。また、ヤマハやカシオなど他にも有名なメーカーは多数存在します。どれが自分に合った電子ピアノなのか見極めるのは困難だと思ってしまうかもしれません。

実は、カワイ電子ピアノの特長と選び方のコツさえ押さえておけば、自分に合った電子ピアノがすぐに見つけられます。そこで今回は、カワイ電子ピアノのおすすめ商品を、歴代の人気シリーズとあわせて紹介します。

カワイは元々グランドピアノを製造するメーカーです。日本のグランドピアノ業界におけるリーディングカンパニーとして培ってきた経験を、電子ピアノに還元しているのが強みです。鍵盤タッチの強弱による音質やダイナミクスの変化が大きく、豊かで華やかな響きを楽しめます。木製鍵盤を最初に採用したメーカーとしても有名です。

音量調整のしやすさは電子ピアノの魅力です。響板が空気を振動させているアコースティックピアノと違い、スピーカーで音量を変えられます。防音室の設置は不要なので、夜間の練習を控えなくても問題ありません。さらにヘッドフォンを装着すれば音漏れを完全になくせます。

アップライトピアノと周辺機材を揃えようとすると安くても50万円以上、しっかりした製品を購入すれば100万円を超える場合もあります。しかし、電子ピアノはリーズナブルです。卓上なら5万円から、最高クラスでも30万円程度で手が届きます。

床を補強しなくて済むのも大きなメリットです。アップライトピアノは200kgを超える製品が多く、床の補強が必要になります。しかし、電子ピアノの重さは約40～100kg程度です。工事の手間や費用は必要ありません。

電子ピアノならではの充実した機能も注目ポイントです。ピアノ以外の楽器の音を出せるのはもちろん魅力的ですが、さまざまな使い方ができる録音機能も見逃せません。Bluetoothを使用してスマートフォンやタブレットの音を電子ピアノのスピーカーから出せたり、専用アプリで設定調整できる機種も存在します。

電子ピアノは壊れやすいのか、寿命はどれくらいなのか気になる方も多いはずです。冷蔵庫やパソコンと同様、電子機器のためいずれ壊れるのは確かです。結論を言うと、電子ピアノの寿命は10年ほどといわれています。とはいえ、使う頻度など環境によって寿命は異なるので目安と考えてください。

そして、最も壊れやすいといわれているのが、電子ピアノの内部にある電子部品です。使う頻度が高ければ、電子部分の劣化は早くなり、故障の原因になります。また、使い方や置く場所を間違えればす寿命が短くなります。それが電子ピアノは壊れやすいといわれる理由です。

特に、電子ピアノは湿気に弱いため、置く場所には気をつけてください。また「乱暴に使わない」「ホコリ防止のために鍵盤に布を被せる」など寿命を延ばす工夫も大切です。

ESシリーズは持ち運び可能なタイプです。ポータブルピアノはこれからピアノを始めてみたい方に人気のある商品です。ただ、ハーフペダルができない製品が多く、悩みどころになりがちです。しかし、ESシリーズにはハーフペタルが搭載されており、豊かな表現ができます。

CNシリーズの中でも「CN29」が人気です。タッチから音・機能までこだわったベーシックモデルとなります。リアルなピアノ音から細かい設定、便利な機能と初心者から上級者まで使えます。特にCN29含むCNシリーズには、適度な重みがあるのが特徴です。

最近では「適度な重み」といった部分で秀でていた電子ピアノ「CN29/CN39」が「CN201/CN301」へとモデルチェンジしました。「CN201/CN301」は、サウンドからデザイン、新しい機能とすべてに妥協せず、楽器としての完成度が高いのが最大の特徴です。プロのピアニストもグランドピアノと違和感がないと感想を言うほどです。

そのくらい思ったとおりの音が返ってくる自然さがあるのが「CN201/CN301」になります。そんな、完成度の高い電子ピアノですが価格は10万円台と安く、子どもから大人まで使いやすい、非常におすすめの商品です。

CAシリーズの魅力は木製鍵盤の導入などによる、グランドピアノに近い音と鍵盤タッチの再現にあります。ピュアサウンドにこだわった回路設計で、本物のグランドピアノの音を2種類サンプリングしており、上級者にもおすすめのシリーズです。

中でも、最上位モデルであるCA99は木製鍵盤・360°スピーカーシステム・SK-EXレンダリング音源など、グランドピアノの音色再現への惜しみない情熱が伺えます。さらにスタンダートモデルの「CA49」は、口コミでの評価も高いモデルです。

その評価が高い理由は、CA49はシーソー式木製鍵盤を採用しており、グランドピアノに近い感覚で引けるからです。また白鍵・黒鍵もグランドピアノ同様、木材を使用しており触り心地まで忠実に再現できているのも評価が高い理由となります。もちろん、触り心地だけでなく再現度の高いサウンドも高評価を得ています。

まず、自分やお子さんの練習環境や目標に合ったタイプを選びましょう。ポータブルがいいならESシリーズにしてください。スタンド一体型であれば樹脂鍵盤ならCNシリーズ、木製鍵盤ならCAシリーズがおすすめです。

樹脂鍵盤には持ち運びの面で優秀なレスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダードと、木製鍵盤に似たタッチが特長のレスポンシブ・ハンマー・アクションⅢがあります。

一方、木製鍵盤には豊かな表現力が魅力的なグランド・フィール・スタンダード・アクションと、上級者も唸らせる弾き心地のグランド・フィール・アクションⅢがあります。

楽器である以上、音は重要です。音楽に詳しくなくても自分が気に入る音であれば、それを選ぶべきです。自分が好きな音なら練習にも身が入ります。近くに楽器店があれば、足を伸ばして自分で弾いてみるのがベストです。

スピーカーの数が多いほど音に厚みが出ます。また、スピーカーが少ないと音量を小さくしたとき、タッチで強弱をつけにくいです。スピーカーシステムにはグランドピアノのような広がりが魅力的な上面放射スピーカーと、響板の深い響きを再現したTWIN DRIVE響板スピーカーがあります。好みの方を選んでください。

電子ピアノには5万円台から30万円を超えるまで、幅広い価格帯の製品が存在します。自分の目的に合ったモノを選んでください。卓上タイプなら5~10万円台、お子さんの練習用なら10~15万円台、アコースティックピアノと同等の音質を求めるなら25~30万円台がおすすめです。

誰がどんな目的で買うのかなどの観点も大切です。ピアノを始めたお子さんの家庭練習用に購入するのであれば、本番でしっかり成果を発揮できるような製品を選ぶべきです。昔に習っていたピアノをもう一度趣味として弾きたいなら好みの音やタッチを追求しましょう。

忘れてはならないのが置き場所です。電子ピアノは、自宅に置いてみると意外と存在感があります。本体だけでなく、イスを引き出すスペースも必要です。重量も無視できません。上位機種になると80kgにもなります。きとんと家に持ち込めるかチェックしておきましょう。

ヘッドフォンを使えば、騒音を気にせず練習できます。とはいえ、お子さんの耳の成長を考えるなら、負担のかからない製品を選びたいはずです。1万円前後を目安にすると十分なクオリティの製品を買えます。

アパート・マンションや戸建ての2階で電子ピアノを弾くなら防振マットを用意してください。床の軋みを緩和してくれるため、周りに迷惑をかけずに済みます。ローランドやカワイが販売しているマットがおすすめです。

足が届かないお子さんには補助ペタルが必要です。足台があれば、足をぶらぶらさせずにピアノの練習に集中できます。高さ調整もできるため、これからピアノを始めようとしているお子さんにおすすめしたいアイテムです。

電子ピアノを探しているとき、最も目にするメーカーはヤマハとカワイです。結局どちらの電子ピアノがいいのでしょうか。結論から言うと本物のピアノに近い鍵盤タッチを再現しているカワイがおすすめです。カワイの電子ピアノで練習すれば、発表会の本番などで本物のピアノを弾いた時に違和感を覚えずに済みます。

カワイの電子ピアノの魅力・メリット、電子ピアノを選ぶときのポイント・カワイ電子ピアノおすすめ5選などを紹介しました。この記事を参考にしながら、自分やお子さんに合った電子ピアノを購入してください。