ロードバイク用フレームおすすめ10選│メーカーや素材別の特徴も解説

ロードバイクは最初から乗れる状態となっている完成品を購入できますが、自分だけのオリジナルのロードバイクに乗りたい、個性的なバイクに仕上げたいときなどにおすすめなのが、フレーム買いです。

フレームのみを購入して他のパーツを活用して自分でバイクを組めるほか、既存のロードバイクのフレームを変えることで、性能アップも期待できます。また、フレームのみモデルやフレームのみカラーも購入できるため、より好みに合わせたバイクができるのがメリットです。

そこで今回は、これからフレームを購入する方は要チェックの、ロードバイクのフレーム買いをするメリットやフレームを選ぶポイント、人気のフレームメーカーやおすすめフレーム10選を紹介します。

ロードバイクのフレーム買いをするということは、パーツを買い揃えて自分でロードバイクを組む必要があります。それぞれのパーツを購入すると完成した状態で販売される完成車よりもコストがかかってしまいますが、その分オリジナルの個性あるロードバイクを組めるのが大きなメリットです。

こだわりのあるロードバイクに乗りたい方は、フレーム買いをしてオリジナルバイクを組むのがおすすめです。

ロードバイクのフレームはフレーム売りのみのモデルや、フレーム売りでのみラインナップされているカラーが販売中です。完成車では好みのカラーではない場合、自分でフレームを選んで組めば、好みのカラーのロードバイクにできます。

フレーム売りであればフレームカラーの選択肢が広がり、さらにこだわったロードバイクにできます。

他のパーツがすでに多数ある場合は、フレームを購入することでパーツを有効活用して完成車よりも安い価格で新しいロードバイクを組めるメリットがあります。また、完成車を持っている場合も、フレーム買いをすればフレームだけを変えられます。

既存のロードバイクのフレームを変更することにより、性能の高いバイクにすることも可能です。

ロードバイクの素材として主流となっているのが、炭素繊維であるカーボンです。カーボンフレームは軽量で衝撃吸収性や強度も高く錆びにくいため、プロも多く使用しています。金属では難しい形状でも作りやすいのもカーボンの特徴で、ユニークな形状のフレームもカーボンフレームなら可能です。

さまざまなメリットがありますが、カーボンフレームは価格が高いデメリットがあります。強度は高いものの、衝撃が集中してしまうと割れてしまうことがある点もデメリットです。

アルミフレームは、初心者や入門向けのロードバイクに多く採用されています。衝撃吸収性能は他の素材には劣るものの、錆びや衝撃に強く軽い素材で、しかも価格が安めなのでコストパフォーマンスに優れた素材として人気です。

衝撃を受けても凹む程度でカーボンのように割れることはありませんが、他の素材のように大きな特徴がない点が、デメリットといえます。しかしこれといったデメリットも少ないため、まずフレーム買いをしたい方にもおすすめです。

クロモリフレームとは、炭素鋼とクロム・モリブデンを配合した合金で作られたフレームで、かつてはロードレースなどのスポーツ自転車のバイクに使用されていました。衝撃に強く修理がしやすいメリットがあり、金属なので割れることもなく長く愛用できるほど丈夫です。

デメリットは他の素材より重量が重いこと、錆びやすいことです。しかしクロモリフレーム独特の弾性があるマイルドな乗り心地で、今も人気を集めているフレームです。

ホリゾンタルとは、トップチューブが地面と平行になっているタイプです。フレームだけを見ると平行四辺形の形状になっており、高速走行に安定しやすく、衝撃吸収性が高いので長距離レースやロングライド向けの形状に向いています。

現在市場で出回っているフレームは後述するもう1つのタイプのスローピングタイプで、ホリゾンタルは少なくなってきています。しかしバランスが良く美しいクラシックな形状やバランスの良さで、今も人気の高いフレームです。

スローピングとは、トップチューブが傾斜した形状のフレームです。ホリゾンタルよりもサイズがコンパクトで、トップチューブを傾斜させることにより空気抵抗を減らして軽量化できることに加えて重心を低くできるので、短距離を速く走るのに適しています。

また、傾斜があるのでまたぎやすく、突然停止した場合でも安全に足を付けられます。そのため、信号などで停車する機会が多い市街地を走る際にもスローピングの方がおすすめです。

台湾のメーカー『GIANT（ジャイアント）』は、世界最大の自転車製造メーカーです。スローピングフレームを開発したメーカーとしても知られ、自転車初心者からプロまで幅広く使用されています。性能に優れながら低価格でコストパフォーマンスに優れたフレームを製造しており、女性用ロードバイクブランドなども手掛けるメーカーです。

『TREK（トレック）』は、航空宇宙産業のテクノロジーを採用し超軽量フレームを製造するなど、高い技術でロードバイク用フレームを製造するアメリカのメーカーです。独自の『生涯保証』が付いているのが大きな特徴で、不具合があった場合の保障を受けられるため、安全に自転車に乗り続けられるのも、トレックの魅力です。

アメリカトップクラスの総合自転車メーカー「SPECIALIZED（スペシャライズド）」は、初心者から上級者まで幅広い方が使用できる製品を取り揃えています。レディース向けのロードバイクにも力を入れており、体型の違いに合わせた製品を開発しているのも特徴です。

高性能な割にリーズナブルな価格で、デザイン性にも優れています。

ロードバイクのフレームは、自転車の性能をアップさせるのはもちろん、好みの色やデザインを選べて自分好みのバイクに仕上げられるのも大きな魅力です。好みのフレームを選んで、ロードバイクでの走りを楽しんでみましょう。