GPS搭載ドライブレコーダーおすすめ15選｜本当に必要？メリット・デメリットを紹介

法人用の車や運送業・タクシーなどビジネス用の車はもちろん、自家用車にもドライブレコーダーを取り付ける人が増えてきています。 特に運送業などの法人事業者においては、遠隔監視が可能なドライブレコーダーの導入がかなり進んできています。

ドライブレコーダーの性能はここ数年劇的に向上し、多機能性のレコーダーもどんどん登場しています。車の購入を考えていて、最新機能を搭載した高性能のドライブレコーダーが欲しい人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、事故などの緊急事態にも役に立つGPS機能付きのドライブレコーダーについてご紹介します。レコーダーの種類や選び方・おすすめ商品・メリットとデメリットなどについて解説しますので、ぜひチェックしてみて下さい。

GPSとは「Global Positioning System」の略称で、宇宙衛星から地球上の家や建物や車などの現在位置を把握し知らせてくれるシステムです。1990年代初頭に使用スタートし、年々GPS技術が急速に進化してきました。

現在ではカーナビゲーションやスマートフォン・パソコンなどの精密機器にも搭載。GPSが搭載されていると、現在の位置・目的地までの距離やルート・到着予定時間などがすぐに分かります。知らない土地でも道に迷わずスムーズに目的地に辿り着けます。

一体型のドライブレコーダーとは、カメラ部分と本体が一緒になっているタイプです。配線が不要で1つで録画から保存・確認までできる便利なレコーダーです。購入後は自分で簡単に取り付けが可能です。現在販売されているドライブレコーダーは一体型が最も多いです。

コンパクトサイズの製品も多く、車の前方に設置すると運転中に視界に入ります。最初に実際のサイズを確認してから購入しましょう。

セパレート型のドライブレコーダーとは、カメラ部分と本体部分が分かれているタイプのレコーダーです。車の前方に小型カメラを置き、本体は隅に置く設置方法です。一体型と比べると、ケーブルで小型カメラと本体と繋ぐ必要があるなど設置の手間がかかります。

しかし、運転中に視界が遮られる心配がありません。購入店舗のスタッフに有料で設置してもらう方法もありますので活用してみましょう。

ルームミラー型のドライブレコーダーとは、ルームミラーの裏側にカメラを設置して撮影するタイプのレコーダーです。カメラがミラーに隠れた状態で使えるので、運転中にカメラが視界に入らず邪魔になりません。

また、確認用のモニターがミラー面に映し出されて見た目がスタイリッシュな点も魅力です。シンプルな配線方式で初心者でも簡単に取り付けられます。

ドライブレコーダーを選ぶときには画質の精度の確認が大事です。せっかく新しいドライブレコーダーを購入・設置をしても、録画映像の画質が悪いと相手のナンバーなどがはっきりと読み取れません。より高画質のドライブレコーダーを選びましょう。

画質は本体の「解像度と画素数」で決まりますのでこの部分の数字をチェックしてください。目安となる解像度は1920×1080 (フルHD)、画素数はフロント用で200万画素以上の商品がおすすめです。

映像は、正面だけでなく広範囲を記録しておくとより確実な証拠になりますので、水平画角108度以上のドライブレコーダーが理想的です。

運転状況や道路状況の記録は、朝と昼だけではなく暗い夜の時間帯も必要です。日が落ちた後は、ドライブ中は逆光や暗さで映像の白飛びや黒つぶれが起き、大事なシーンの映像が映りにくくなるケースがあります。

このようなときにHDRやWDR機能付きのドライブレコーダーであれば、暗い環境でもきれいな映像を残せます。明るい部分と暗い部分が画面内に同時にある場合でも、明暗のバランスをとってくれ、トンネルなど暗い中でもきれいに撮影が可能です。

車の運転中に後方からあおり運転に遭うなど、悪質なドライバーとの遭遇が近年増えています。このような場合、フロントカメラだけ搭載したドライブレコーダーは証拠が残せません。万が一の場合に備え、前後同時に撮影できる2カメラ搭載のドライブレコーダーがおすすめ。

2カメラのレコーダーはフロントカメラだけでなくリアカメラもあり、後方もしっかりと撮影し記録に残します。カメラの設置や後で映像を確認するときも2カメラタイプは手間がかからず便利です。

近年、国内の信号で増えてきているLEDタイプの信号は、高速で点滅する仕組みです。ドライブレコーダーでLED信号を撮影すると、赤か青なのか分からないケースも出てきています。

ドライブレコーダーにしっかりと記録するためには、LED信号対応したドライブレコーダーの搭載が必要となります。信号情報をしっかりと記録し、後々の証拠としてしっかりと残せます。

「常時録画型」のドライブレコーダーは、エンジンがかかると同時に録画が自動スタートする仕組みです。エンジンを切ると録画も自動的に終了しますので、切り忘れがありません。常時録画型は録画スイッチのON・OFFのし忘れを防ぐメリットがあります。

常時録画型は映像をmicroSDカードで保存する商品が多くなっています。カードの容量により、ドライブレコーダーが作動している間は映像が自動的に上書き保存されてしまいますので、定期的なデータ削除や移動が必要です。

「イベント録画型」のドライブレコーダーは、車が外部から衝撃を受けたときや急ブレーキをかけて車が大きく揺れたときに録音が開始されるレコーダーです。衝撃の瞬間にGセンサーが検知して、録画のスイッチが入る機能が備わっています。

また録画開始の一定時間までをさかのぼり、録画してあった映像を強制保存する機能も搭載。衝撃を受けた大きさや内容によって、録画開始の設定を自分で変更ができます。また、衝撃があった場面を優先的に保存・記録します。

「駐車監視機能型」のドライブレコーダーは、その名の通り車上荒らしや車へのいたずら対策に効果的な機能が付いたレコーダーです。エンジンが停止した状態で駐車中であっても、撮影や録画ができる便利なタイプです。

さらに駐車監視機能型は「常時録画」「イベント録画」「動体検知」の3つに分類されます。動体検知タイプは、周囲の動きを検知して記録するドライブレコーダーです。駐車監視機能のドライブレコーダーは標準で装備されたものがある一方で、ケーブル類は別途オプション購入する必要があるケースもあります。

GPS機能があるドライブレコーダーだと、いつ撮影をしたのか (日・時刻)について、簡単に記録し残せるメリットがあります。万が一事故やあおり運転などの被害にあっても、その場で録画して映像と正確な時間・場所を記録できます。

日時や場所・リアルタイムの正確な記録を、タイミングを逃さず鮮明に残せるのがGPS搭載ドライブレコーダーの最大のメリットと言えます。

GPS搭載のドライブレコーダーは車の居場所と走行ルートを記録できます。専用の再生ソフトを用いて地図に表示できるモデルもあります。地図と連動させて「車がいつ・どこを走ったか」のルートを表示し記録します。

事故のときに提出する記録としてだけでなく、自分で走った道順を確認するときにも役立ちます。位置情報をしっかりと記録するので、場所を迅速に知らせたり表示ができます。

ドライブレコーダーにGPS機能が備わっていると、捉えた位置情報を元に速度を自動的に計算し動画上に速度を表示して記録できます。万が一事故が起きた際に、発生した時点での車の速度を拾い出せてとても便利です。

この保存した記録は警察や保険会社へ説明するときの証拠材料となり、現場で起きた内容を正確にすばやく伝えられます。

GPS機能付きのドライブレコーダーは今までご紹介した機能だけではなく、意外なメリットもあります。たとえば、GPSの補足設定をオンにしておくと自動的に日時が設定されるなど、録画を探す際に役立つものも。

一般的にレコーダー本体の日時設定は初期設定で手動設定が必要な商品がほとんどですが、自動設定されるので保存時の手間が省ける便利な機能と言えます。

GPS機能を搭載したドライブレコーダーと非搭載型のドライブレコーダーを比べると、GPS搭載型の方が価格がより高い傾向にあります。

GPSを使うためには専用のアンテナやプログラムなどが必要です。そのための価格がプラスされるので価格が高めなのです。初期費用が高くなるデメリットを理解してから購入するようにしましょう。

ドライブレコーダーにGPSが搭載されていると、電波干渉を受けてカーナビの位置情報にも影響するケースがあります。電波干渉があるとカーナビの位置情報がずれてしまい、精度が落ちてしまいます。また、車内で地デジ放送を観ていると、ノイズが入るなどの影響も考えられます。

電波干渉や障害の原因とみられるスマホやカーナビなどの精密機器から出る電波同士の干渉。これを避けるためには、電波干渉対策のモデルを選ぶ方法があります。

車のドライブレコーダーにGPS機能が付いていると、自動的に日時・場所などが記録され自分の運転記録もしっかりと残せます。自分の車や対向車・近くの車が事故を起こしたときの証拠データとしても役立つので、ぜひGPS付きのドライブレコーダーを取り付けて上手に活用しましょう。