カバランウイスキーのおすすめ10選｜種類を解説！ハイボールにも【台湾ウイスキー】

KAVALAN（カバラン）は世界中から注目されている高級台湾ウイスキーです。2008年に初めて出荷されて以来、魅力的なシングルモルトを次々に出荷しています。2010年に開催されたウイスキーのテイスティングイベントでは好評を博しました。

非常に高い評価を受けたカバランは、品評会などでも数多くの賞を受賞しています。ウイスキー界のダークホースとしても知られ、常識を覆した新しいウイスキーは「熱帯果実のジャム」と絶賛されたこともあります。また、カバランの種類も豊富でウイスキー好きは必見のブランドです。

今回は、さまざまな銘柄が出ているカバランウイスキーの特徴・歴史・クラシックやソリストなどの銘柄・ハイボールなどおすすめの飲み方・ラインナップを詳しく紹介していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

カバランは2008年に出荷された新しいブランドですが、一体どんな歴史があるのか気になりますよね。まず名前の由来は、台湾東北部の「宜蘭（ぎらん）」の先住民である「クヴァラン族」からきているようです。2002年に台湾が世界貿易機構に加盟したきっかけで、ウイスキーの生産に参入したのが始まりになります。

そこから日本のウイスキー蒸留所を見学、さらにはスコットランドから専門家を呼び本格的にウイスキーの生産に力を入れていきます。2005年にはウイスキーの生産工程をすべて台湾で行う「カバラン蒸留所」が作られました。そして、次々と世界的賞を受賞し、ウイスキー好きの心を掴んでいったのです。

ちなみに、誕生から10年足らずで国際的賞を受賞した金賞の回数は230回と多くの受賞歴があり、まさに世界的に人気のウイスキーブランドといっても過言ではありません。

カバランの驚くところは、その製造方法にあります。基本的にウイスキーはスコットランドなど寒冷地で作るのが常識と言われていました。しかし、このカバランは、ウイスキー作りに向かない亜熱帯でウイスキーの生産を行ったのです。いわゆる、温暖湿潤な気候を利用して熟成を早めるといった製造工程を作りあげました。

たとえば、スコットランドなど寒冷地は、樽による熟成期間は3年～6年と言われていますが、カバランは40℃近い気候が続くため、大体1年半で熟成されます。そのため熟成の早さにより、さまざまなバリエーションを増やし、フレーバーもさまざまなものを生み出せたのです。

カバランの熟成期間は短いのが特徴ですが、長年熟成させたような味わいを楽しめるのが最大の魅力です。カバランは亜熱帯の環境で作られているため、南国のフルーツの香りとクリーミーな味わいとなっています。

そのため、女性の方でも飲みやすく、ウイスキー初心者の方にもおすすめできます。ぜひ、この機会にカバランのウイスキーを飲んでみてください。

「カラバンはまずい」といった評判を聞いたことがあるかもしれません。カラバンには、独特なフルーツの香りと甘さがあります。そのため、甘さが苦手な方は「まずい」と感じる場合があるようです。甘さやフルーティさが苦手な方は、ストレートで飲むと気になりにくいので、試してみてください。

クラシックは入門編として人気があり、マンゴーの甘みが特徴です。コンサートマスターは、ベリーの香りとマシュマロの風味が楽しめます。エクスバーボンオークは自然な甘さで飲みやすさも特徴の1つです。

オロロソシェリーオークは甘みと豊かな香りが、ポディウムは優雅な花の香りと繊細な味わいが楽しめます。9,000～13,000円で購入できます。

人気のソリストシリーズは9種類あります。中でも、濃厚で豊かなシェリーの味わいとほのかにチョコの風味が楽しめるフィノカスクストレングスは、とても人気があるシリーズです。定価は28,250円です。

メロンとキャラメルの香りが楽しめるビーニョカスクストレングスも、流通は少なく人気が高い銘柄です。定価は21,660円です。

スタンダードとソリストシリーズの他にも、ディスティラリーセレクトNo1・No2・ラムカスクなどの商品もあります。ディスティラリーセレクトは、風味やカバラン特有のトロピカルフルーツの香りはそのままで値段を下げた廉価モデルです。

定価は4,020円で、甘くて軽く、柔らかでなめらかな口当たりがお買い得な値段で楽しめると、人気を集めています。

カバランのウイスキーは気になるけど値段も高くて口に合うかもわからないといった方におすすめなのが、ミニボトルタイプです。ミニボトルタイプであれば値段も1,000円～2,000円程度で購入できます。中にはミニボトルの呑み比べセットも販売されているので、あわせてチェックしてみてください。

特に呑み比べ5本セットであれば、カバラン銘柄の「ソリスト」「クラシック」よりも安い場合があります。そのため、お試しでカバランのウイスキーを飲んでみたい場合は、まずミニボトルタイプから手を出してみましょう。

カバランの特徴でもある、トロピカルな香りを楽しむならハイボールで飲むのがおすすめです。カバランをハイボールにすると、トロピカルな香りがさらに華やかになり、さわやかに飲めます。

どっしりとした重みがある味わいのハイボールになり、余韻はかなり長めに残ります。コクがあるハイボールが飲みたいときに、ちょうどいい1杯です。

カバランの中でもソリストなら、ストレートがおすすめです。ストレートで飲むと、ソリストシリーズがしっかりと堪能できます。カスクストレングスなので、グラスに注いでから少し加水したり、15分程時間を置いてみたり、とさまざまな楽しみ方もできるのも嬉しいポイントです。

ボトルを開栓してから半年、1年たってから飲む楽しみ方もあります。

世界中から人気を集めているカバランは、ハイボール缶やジントニック缶も発売しています。爽やかでおしゃれな見た目の缶で、220円ほどで購入できます。手軽にカバランのハイボールが飲める、と手軽さを求める方に特に人気がある商品です。値段もお手頃なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

世界中から人気を集めているカバランは、熟成が早いのをメリットにして飛躍してきたウイスキーです。トロピカルフルールのような香りと甘さは、カバランウイスキーならではの特徴です。手軽に購入できる缶の商品も発売しているので、カバランを堪能してみてください。こちらもあわせてご覧ください。