ロードバイクのスプロケットおすすめ10選｜歯数の決め方は？【自転車レース】

自転車の1つであるロードバイクのスプロケットは、走行するコースによって選ぶ種類も変わるのが特徴です。カセットスプロケットとも呼ばれており、ロードレースではコースによってギア比を調整するためにスプロケットを入れ替える場合があります。最上位グレード・上位グレード変速は11速です。

たとえば、山道を走行する時やヒルクライムではギアは軽めのものがいいです。また、平坦が多いコースの場合は、ギアが重めのものをおすすめします。しかし、実際にどんなタイプのスプロケットを購入したらいいのか分からない方も多いです。

この記事では、ロードバイクのスプロケットの選び方・おすすめ10選・おすすめのギア比・歯数選びについて・寿命・洗浄方法について解説します。シマノなどの人気メーカーで購入する際にも、ぜひこの記事を参考に自分のロードバイクに合ったスプロケットを選んでみてください。

ロードバイクのスプロケットは、走行するコースで選ぶのも大切です。ここからは、2種類のコース別に紹介します。

山道やヒルクライムなど比較的坂が多く激しいコースの場合には、ギアが軽めのスプロケットがおすすめです。特に山道やヒルクライムでは坂を登る場合が多く、体に負荷がかかりやすい場合です。比較的ギアが軽めのものを選ぶと、体への負担を和らげられます。

比較的平坦の多いコースの場合には、ギアが重めのものがおすすめです。ロードバイクの場合ギアは7速から12速まで幅広いのが特徴。また、数字が大きいほどギアが重たくなります。通勤や通学など比較的平坦な道を走る場合には、ギアを重めのものを選ぶようにしてください。

歯数が大きいスプロケットは、激坂に向いています。たとえば山道やヒルクライムなどの場合で走行する際には、歯数が大きめのものを選ぶようにしてください。歯数は、ギアに取り付けられているギザギザの部分です。スポーツとしてロードバイク使用する方で坂道をよく走行する方には、歯数が大きめが向いています。

平坦なコースを走るのが多い方には、歯数が小さめのスプロケットが向いています。歯数が小さいと細かい変速ができるようになり、ガクンと変わる場合がなくなるので、走行しやすいです。歯数で一番小さいのは「23T」あたりになります。スプロケットを購入する際には、こういった数字をみて歯数を確認してみてください。

スプロケットには、「11－28」や「12－32」といった数字の記載があります。この数字が何を意味するのかどのように見ればいいのかをご説明していきます。

スプロケットの数字の表記は、左から一番小さいギア板の歯の数と一番大きな歯の数を表しています。11－28の場合では、小さいギア板の歯の数が11で大きいギア板の歯の数が28という見方になります。スプロケットの場合は、歯の数が小さいほど重たいギアで大きいほど軽いギアです。

スプロケットを選ぶ際には、変速段数で選ぶのも重要です。基本的にもとの変速段数から変えないほうがいいと覚えておいてください。また、変速段数が増えると巡航速度時の微調整がしやすい・ロー側を広げられるといったメリットがあります。

デメリットとしては、パーツ代にコストがかかる・維持費の増加が考えられるのが特徴です。変速段数が増えるにつれ、スプロケットの横の厚みも増えていきます。

ギアをスプロケットの1番外側にするとチェーンがフロントチェーンに対して斜めにかかるので、摩擦を起こして力が分散したり部品が摩耗したりします。よって、レースをするなら変速段数の多いもの、趣味や日常使用するなら変速段数の少ないものがおすすめです。

使用するサイズも把握しておきましょう。スプロケットは変速段数が大きいと、そのぶんフリーハブの取り付け部分も大きくなります。また、フリーハブとスプロケットのメーカーが異なると互換性が合わずに使えない場合があるので要チェックです。

シマノは購入しやすい価格としっかり走りたい方におすすめです。最上位グレード・上位グレード変速である11速（11s）など揃えられているのが特徴です。また、シマノのスプロケットは多くの方に愛されています。ネット上で検索してもシマノの商品が多く見られました。ロードバイクを初めて乗る方にもおすすめのメーカーです。

SRAMは、幅広いコンポーネントを製造しているメーカーです。また、世界トップレベルの自転車コンポーネントメーカーとしても知られています。公式サイトにはSRAMの商品を使用している方の写真がたくさん掲載されており、信頼されているのが分かります。

カンパニョーロは、ホイールセットで高い人気を誇るメーカーです。イタリアの自転車部品専業メーカーでもあります。ロードバイク用の部品においては、シノマ・SRAMの次に人気のメーカーです。SRAMは、性能・技術革新・製品とサービスのクオリティの3つが揃っています。

ロードバイクを購入し走りに慣れるまでは、購入時のままの状態で乗り続けると思いますが、徐々に体力や走力が付いてくると標準装備のスプロケットでは、物足りなくなってくるかもしれません。そこでおすすめするのが、スプロケットのカスタムです。

ロードバイクに乗り慣れてくると、ギアの端数差が大きい時に変速時の重さや軽さの幅が大きくなりギャップに違和感を感じるときがあります。また、軽すぎるギアは使わないなと感じた時やスムーズに変則したいと思った時にもスプロケットのカスタマイズは、自分好みにセッティングできるためおすすめです。

ギア比とは、フロントギアとリアギアの歯（ギザギザの部分）の数の比率です。ギア比＝フロントギアの歯数÷リアギアの歯数で計算できます。結論としては、ギア比が大きいほど重い（速い）です。また、ギア比が小さいと軽く（遅く）なります。自分のロードバイクを使用する環境に合わせて選ぶのがおすすめです。

ロードバイクで走行中変速してギアが切り替わった瞬間にガンといった衝撃が気になる方もいます。その原因としては、ギアの歯数選びにあります。隣り合うギア同士の歯数の差が大きければ大きいほど衝撃が大きくなるのが特徴です。対策としては、歯数の差を少なくすると衝撃は小さくなる傾向があります。

ロードバイクのスプロケットの交換時期は、歯が減ってきたら交換するのが望ましいです。チェーンスキップやチェーン外れが頻繁に起こる場合は、交換するのをおすすめします。また、スプロケットの寿命は1万5000km程度と言われているので、定期的に見直すのが大切です。

ここからは、スプロケットの外し方と洗浄方法について紹介します。スプロケットを購入した後にぜひ役立ててください。

摩擦によって劣化したとき・歯数の変更をするといった場合には、スプロケットを外す必要があります。また、スプロケットを交換する場合には、フリーホイールリムーバー・スプロケットリムーバーが必要です。外し方としてまずは工具をセットし、スプロケットを緩ませます。

スプロケットが外れたら、摩擦状態をチェックしてください。そして、新品のスプロケットと交換します。取り付ける際にはスプロケットをはめ、最後の仕上げにリムーバーで緩めると終了です。

スプロケットは、定期的に洗浄するのも大切です。洗浄方法としてはまずスプロケットをロードバイクから外し、チェーンクリーナーをかけます。1分ほどおくとじわじわと汚れを分解して柔らかくなっていくのが特徴です。

クリーナーが終わったら、ブラシでひたすらブラッシングしていきます。スプロケットの隅々まで掃除してください。最後に水で洗い流すと完了です。洗浄方法はそんなに難しくないので、初心者の方でもしやすいかと思います。

ロードバイクのスプロケットの選び方・おすすめ10選・おすすめのギア比・歯数選び・寿命・外し方と洗浄方法について解説してきました。いかがでしたか？走行するコースによっても選ぶスプロケットの種類は変わります。ぜひこの記事で紹介した商品を参考に選んでみてください。