シートベルト式チャイルドシートおすすめ10選｜ベルト固定のデメリットは？回転式も

車に赤ちゃんや子供を乗せる際に、チャイルドシートの取り付けが義務付けられています。固定方法がシートベルト式のチャイルドシートは、ほとんどの車種に取り付け可能でコスパがいいのでおすすめです。

しかし、シートベルト固定のチャイルドシートは「グラグラする」「動かない」「ゆるい」など心配な声もあり、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。シートベルト式は取り付け方が簡単なものや、安全性・機能性などを重視して選ぶのがポイントです。

そこで、本記事ではシートベルト式のチャイルドシートのメリットとデメリット・選び方・おすすめ商品・口コミなどを紹介します。また、シートベルト式とISOFIX式（アイソフィックス）兼用タイプ・回転式なども紹介しているので、どっちか迷っている方もぜひ参考にしてみてください。

シートベルト式チャイルドシートは、その名のとおりシートベルトで固定するタイプのチャイルドシートです。従来からの固定方法で、3点式のシートベルトのほぼすべての車種に取り付けられます。一方で、ISOFIX（アイソフィックス）は専用金具をコネクターに差し込み固定するタイプで、2012年7月以降発売の車にはISOFIX対応が義務付けられています。

ただし、それ以前の車種にはISOFIX式のチャイルドシートを付けられないため、シートベルト式のチャイルドシートを選ぶ必要があります。

シートベルト式は、ほぼすべての車種に対応しているのが最大のメリットです。2012年7月以前の車を購入した方は、ISOFIX対応のチャイルドシートが付けられませんが、シートベルト式は3点式のシートベルトであれば取り付けられます。

また、ISOFIX対応のチャイルドシートと比べて安値で購入できるのも魅力です。兄弟などでシートベルト式のチャイルドシートに使い慣れている方にもおすすめです。

シートベルト式は固定方法がやや難しいのがデメリットです。コツさえ押さえればママ1人でも装着ができますが、付け方を間違えるとグラグラする・動かないなどの恐れがあるので注意が必要です。

また、今後車を買い替える予定がある方は、ISOFIX・シートベルト式の兼用タイプをおすすめします。家族の車がISOFIX対応と非対応で違う場合もどっちかに合わせる必要がなく、両方の車で使用できます。

新生児用チャイルドシートとは、新生児から1歳頃までの赤ちゃんが使うチャイルドシートです。横向きでベッドのように寝かせるベッドタイプと、座席のようなシートタイプがあります。

首がすわっていない赤ちゃんには、横向きで寝かせられるベッドタイプがおすすめです。また、チャイルドシートの取り付け位置は、安全に乗り降りさせやすい運転席の後ろが推奨されています。

幼児用のチャイルドシートは、1歳から4歳までの赤ちゃん・幼児に使用するチャイルドシートです。幼児用のチャイルドシートの使用の目安は、大人が支えなくても1人で座れるようになったら移行しましょう。

また、1歳から4歳までの子供は活発に動く年代なので、リクライニングができるタイプがおすすめです。座ったり寝たりさまざまなシーンで、背もたれの高さを調節できます。

ジュニアシートは、4歳の幼児から11歳頃の小学生まで対象のシートです。シートベルトは大人の体の大きさを目安に作られているため、子供でもしっかりと装着できるように高さが調節できるようになっています。

ジュニアシートは、チャイルドシートのような背もたれ付きと座席のみのタイプがあります。安全性の高さで選ぶなら、背もたれ付きのジュニアシートがおすすめです。

シートベルト式のチャイルドシートは、取扱い説明書で取り付け方を確認し、できるだけ取り付けが簡単なものを選びましょう。中には取り付け方が複雑で付け方を間違えてしまい、グラグラして危険な場合があります。

コンビ・アップリカなどの大手メーカーは、取り付け方を動画で紹介している製品があります。説明書で見るよりわかりやすいのでぜひ参考にしてみましょう。

シートベルト式・ISOFIX兼用式は、複数の車で使用する方におすすめです。夫婦でISOFIX対応と非対応の車がある場合にどっちかに合わせず、ISOFIXに対応している車・していない車で両方使えるのがメリットです。

また、チャイルドシート新生児～4歳など長く使えるものが多くなっています。そのため、今後の車の買い替えを検討して、兼用タイプを選んでおくのもおすすめです。

チャイルドシートは、安い価格なら1万円程度から高い価格は5万円以上するため、予算に合わせて選びましょう。ベビーカー・抱っこ紐など、すべてのベビー用品を揃えると出費がかさみます。

そのため、できるだけ予算を抑えたい方は、Joie(ジョイー）やRECARO（レカロ）などが比較的価格が安いブランドがおすすめです。また、新品を数か月レンタルするとさらに費用が安くなるため、コスパ重視の方はレンタルもチェックしてみましょう。

チャイルドシートは、国で定められている安全基準マークが付いているかチェックしましょう。安全基準マークは、身長や体重基準で安全性を確保できます。以下で、安全基準マークのR44とR129について紹介します。

• 「安全規則 R44」…新生児～4歳頃（18kg以下）まで使用でき、前方からの衝突試験にクリアした製品。
• 「新安全規則 R129」…新生児～4歳頃（105cm以下）まで使用でき、R44のテストに加えて、側面からの衝突試験にクリアした製品。

赤ちゃんの快適さ・寝やすさなどを考えて、リクライニングの高さが調節できるものがおすすめです。ただし、新生児や1歳未満の乳児は、倒しすぎると危険なので背もたれを45度以上倒さないようにしましょう。

幼児用のチャイルドシートは、体が危険な角度まで倒れない設計なので安心です。また、イス型のジュニアシートはリクライニングを自由に調節できるものが多いので、倒しすぎないよう注意が必要です。

さらに安全性の高さを重視するなら、衝撃吸収素材やサイドプロクション装備がされたチャイルドシートがおすすめです。衝撃吸収素材は赤ちゃんの頭部や体を包み込み、前後からの衝撃を緩和してくれます。

また、サイドプロテクション装備は、横からの衝撃から守る構造です。万が一の事故にも備えられるので、ぜひチェックしてみましょう。

座席回転式のチャイルドシートは、赤ちゃんを乗り降りさせやすいのが特徴です。座席部分をくるっと回して自由に方向転換ができるため、腰痛持ちのママやパパでも負担がかかりにくいと人気です。

ただし、回転式のチャイルドシートは高さがあるため、3歳以降になると乗せにくいと感じる声もあります。そのため、長く使いたい方には、回転式チャイルドシートは不向きです。

チャイルドシートが丸洗いに対応していれば、汚れても清潔に使えます。シート部分などが簡単に取り外せてパーツが少ないものを選ぶと、よりお手入れが楽になるのでおすすめです。

また、チャイルドシートは、汗・食べこぼし・飲みこぼし・よだれ・鼻水などで、とにかく頻繁に汚れます。そのため、汚れる度にこまめに洗濯機で洗えるタイプが衛生的に使えておすすめです。毎度手洗いだとお手入れが大変なので、洗濯機でサッと洗えるものが便利です。

キャリータイプのチャイルドシートは、赤ちゃんを起こさず移動ができる優れものです。チャイルドシートをかごのように持ち運びができるので、赤ちゃんの体勢を変えずに移動できるのが人気の理由です。

また、トラベルシステムに対応しているものなら、チャイルドシート・ベビーカー・バウンサー・チェアなど多用途で使えます。アメリカでは定番化していて、マルチに使用できるのが人気のポイントです。

メッシュ構造のチャイルドシートは、通気性がよく夏場でも快適に過ごせます。赤ちゃんは体温が高く、基礎代謝も活発のため、大人の想像以上に汗っかきです。

特に、夏場の車内は気温が高く、体温調節が難しくなります。汗を放っておくと、風邪をひいたりあせもになったりしやすいので、ぜひメッシュ構造などの通気性のいいものを選んであげましょう。

コンビは、チャイルドシート界の王道といわれるほどの人気のメーカーです。シートベルト・ISOFIXなど、さまざまな固定方法に対応したチャイルドシートが幅広く展開されています。

また、国の安全基準マーク以外にコンビ独自の厳しい品質基準項目を設定し、安全確認を徹底しています。そのため、超衝撃吸収素材のエッグショックや、3層構造のサイドプロテクションなどを安全性の高い高品質なチャイルドシートが多いのが魅力です。

アップリカは、新生児から使えるチャイルドシートが使いやすいと人気です。特におすすめなのが、「クルリラ」「ディアターン」シリーズです。新生児期～1歳半までは、後ろ向きのベッドタイプで使用し、大きくなったら前向きのイス型で長く使用できます。

また、安全性も高く、通気性・お手入れのしやすさなどにもこだわって作られています。回転式で乗り降りもさせやすく、機能性も充実しているのでぜひチェックしてみてください。

イギリス生まれのブランド「ジョイー」は、安値で機能性が充実しています。R44など、安全性を追求して設計されていて、デザインもシンプルでおしゃれなのが人気です。

シートが360度回転できるものや、キャリータイプ・ジュニアシートなど、さまざまなチャイルドシートが販売されています。特に「バリアント」シリーズは、ベビー・チャイルド・ジュニアと最長で7歳頃まで長く使えるので、コスパ重視の方にぴったりです。

安くて高品質な西松屋のプライベートブランド・SmartAngelにもチャイルドシートが販売されています。3点シートベルト式・ISOFIX兼用などのシートベルト式などが販売されていて、新生児期の頃から使えるタイプもあります。

一番高級なモデルでも25.000円以下とリーズナブルなので、浮いたお金でほかのアイテムの購入・グレードアップも検討できます。

シートベルト式のチャイルドシートは、3点式のシートベルトであればほとんどの車に取り付けできます。ただし、シートベルト式は付け方が難しいので「動かない」「グラグラする」といった声も多いのも事実です。

せっかく買ったチャイルドシートでも、直前になって固定できないと残念な結果にならないように、事前にメーカーや説明書で自家用車に適合しているか必ずチェックしましょう。

チャイルドシートはレンタルする選択肢もあります。レンタルのメリットを以下に紹介します。

• 必要な期間だけ使用できて、いらなくなったら返却すればいい
• 特に新生児～1歳向けのベビーシートは、短い期間しか使用しないのでレンタルがおすすめ
• 高性能で最新のモデルを安く借りられる
• チャイルドシートのお試しとして活用できる
• 帰省・旅行時に一時的に必要な場合、荷物を減らせる
• カーシェアリングを利用する際にも車に合ったモデルを使用できる

レンタルもぜひ検討してみてください。

シートベルト式のチャイルドシートは、固定方法・安全性・機能性などチェックポイントが多数あります。赤ちゃんが安全で快適に乗るためにも、ぜひ本記事のチャイルドシートの選び方や、おすすめ商品を参考にしてみてください。