アイリークのウイスキーがおすすめ！正体は？美味しい飲み方も紹介

スコットランドのアイラ島で製造されているアイラモルトは、クセが強く好みが分かれますが、一度好きになると病みつきになる方が多いです。でも種類が多くて、何を飲もうか迷う方も多いのではないでしょうか？

そんな方にぜひ『アイリーク』をおすすめします！アイラモルトが作られているアイラ島はピート（泥炭土壌）に覆われており、海藻が含まれた特別なピートが独特な風味を生み出します。

この記事では、アイリークの特徴やおすすめの飲み方について解説します。アイリークの謎についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アイリークはアイラ産ではあるものの、作られている蒸溜所は不明です。アイリークはフィンラガンと同じように謎の多いウイスキーで、発売当時はウイスキー愛好家の間でかなり話題となりました。

宣伝効果もあり売れ行きが好調だったため、３年後には『アイリーク　カスクストレングス』が発売されました。現在でもアイリークの出所について予想して楽しむウイスキー愛好家は多いです。

アイリークが発売された当初はアイラ島には8つの蒸溜所があり、それぞれ特徴に違いがあります。アイリークの中身について、熟成年数の若い『ラフロイグ』や『ラガヴーリン』と予想する声もあがっています。

日本と海外でも意見が分かれており、アイリークの正体は現在も謎のままです。

アイリークは、ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーから1997年にリリースされた、比較的歴史の浅いウイスキーです。アイリークには『アイラ島民・アイラ島の真の男』という意味があります。

アイリークは、各蒸溜所から発売されているオフィシャルボトルと比べてリーズナブルなので、お買い求めやすい価格なのも注目するポイントです。

アイリークは最もスタンダードなボトルであり、熟成年数が記載されていないノンエイジボトルです。

香りは強烈なピート香とスモーク、うがい薬やクエン酸のようなアロマが感じられます。味は初めに強い薬品香が感じられ、その後に押し寄せるのが麦芽やバニラウエハース、蜂蜜のような甘さです。

後半からはバーベキューのようなスモーク香とコショウのスパイシーさが訪れ、長い余韻を楽しめます。

アイリーク　カスクストレングスは、加水によるアルコール度数の調整が行われず瓶詰めされたウイスキーです。そのため、原酒本来の味わいや、高いアルコール度数を楽しめるのが特徴です。

香りはスタンダードボトルを重厚にしたピート・スモークのほか、微かな柑橘系が爽やかに香ります。味は厚みのあるボディで、ピート香とヨード感が広がり、後半はスパイシーさを感じます。

非常に長い余韻を楽しめるウイスキーです。

すっかりお馴染みのハイボールは、ウイスキーをソーダ水で割っただけのシンプルな飲み方です。日本では『ハイボール＝ウイスキーのソーダ割り』が一般的ですが、実は『お酒を何かで割ったもの』という意味があります。

夏の暑い日には、すっきりと爽やかに楽しめるハイボールはおすすめです。アイリークは加水しても崩れにくく、甘さがしっかり花開くので、スモーキーなハイボールが楽しめます。

ウイスキーに何も加えず飲むストレートは、微かで穏やかなピート香で、やや甘くまろやかな口当たりです。ウイスキーの倍量以上のお水と交互に飲めば、口がリフレッシュされて一口めの美味しさを何度も味わえます。

また、アイリークは強烈なピート香とスモーキーさが特徴なので、ウイスキー通の方には、ぜひロックで飲むことをおすすめします。ロックグラスに大きめの氷を入れてウイスキーを注ぐだけのシンプルな飲み方です。

ウイスキーと水を合わせる飲み方は『トワイスアップ』があり、ブレンデッドウイスキーの配合を決める、プロが味をチェックするときの飲み方です。常温のウイスキーと水を1対1で混ぜるだけと簡単に作れます。

まろやかな味わいで「ストレートでは濃いけど、水割りほど薄いのはイヤだ！」というワガママな要望に応えます。

氷で楽しむ飲み方には、ロックの他に『ミスト』があります。ミストは、グラスに細かく砕いたクラッシュアイスを敷き詰め、ウイスキーを注ぐだけとシンプルな飲み方です。

水滴の広がったグラスの表面が霧（ミスト）のように見えることから、この名が付きました。暑い夏にぴったりの、冷たくすっきりとした味わいが楽しめる飲み方です。

ウイスキーに水と氷を加える飲み方には『ハーフロック』『水割り』『ウイスキーフロート』があります。ハーフロックは、ウイスキーと水を1対1で注ぐ、ロックと水割りの中間のような味わいです。

水割りはウイスキー1に対して、水を2倍～2.5倍で作るのが美味しい割合と言われています。ウイスキーフロートは、美しい見た目も楽しめる飲み方で、氷と7分目くらいの水を入れたグラスに、ウイスキーが混ざらないように注ぎます。

『ホットウイスキー』は、カップをあらかじめ温めてウイスキーとお湯を注いでいただく飲み方です。80℃くらいのお湯が最適で、ウイスキーの2倍～4倍ほどのお湯を加えます。

湯気と一緒に立ち昇る香りを楽しんだり、相性の良い柑橘系やシナモンスティックなどをトッピングしたりしても楽しめます。

謎の多いウイスキー、アイリークについて解説しましたがいかがでしたか？ウイスキー好きな仲間と、アイリークの出所について予想したり議論したりするのもいいですね。味だけではなく謎に包まれた背景も楽しめるアイリークを、ぜひ堪能してください。