スマホ連携（連動）カーナビの人気おすすめ16選｜iPhoneのミラーリングは？

カーナビは、見知らぬ土地でも迷わず車を運転できるアイテムです。そして、携帯やスマホも今では持っていない方が珍しいほど必需品となっています。これら2つのアイテムを連携すると、さらに快適なドライブを実現できます。

スマホとの連携には、Bluetoothやミラーリングなどさまざまな連携方法があります。後付けタイプのカーナビもスマホ連携可能な商品が豊富で、どれを選べばいいかわからず迷うところです。また、iPhone・Androidで使用できる機種は違う？などの疑問を持っている方も多いと思います。

そこで今回は、スマホ連動できるカーナビの選び方をはじめ、連携方法・スマホの種類・機能性など自分にぴったりのカーナビの選び方を紹介します。人気メーカーやおすすめ16選もあるので、ぜひ参考にしてください。

スマホ連携カーナビには多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、どのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説していきます。デメリットを理解し対策すれば、より快適に使用できます。

カーナビと連携できるようにしておくと、スマホの便利機能を車内でも活用できます。カーナビとスマホを連携するメリットは以下のとおりです。

• スマホのマップアプリを使える
• スマホの音楽・動画を楽しめる
• ハンズフリーで通話ができる

カーナビ・スマホの種類にもよりますが、スマホの機能をカーナビの画面で使用できるメリットがあります。ハンズフリーなどの音声認識機能は脇見運転を防ぐので、事故の防止にも役立ちます。友人・家族とのドライブを快適にするアクティビティな機能も使えると、気持ちよく運転が可能です。

カーナビとスマホを連携すると、YouTubeなどの動画コンテンツが視聴できてドライブが楽しくなる半面、スマホの通信費が高額になるなどのデメリットもあります。カーナビとスマホを連携するデメリットは、以下のとおりです。

• 長時間の動画視聴で通信費が高額になる
• GPS精度はスマホのGPS精度によって左右される
• 操作性はカーナビに劣る

スマホ連動の場合、カーナビの自動車情報は使用するスマホの性能に影響されます。正確な現在位置を求めるなら、高性能スマホへの買い替えを視野に入れる必要があります。また、操作をスマホ画面から行わなければならないため、運転中の音量調節などの操作性はカーナビより劣ります。 

ポータブルナビはオンダッシュナビとも呼ばれ、ダッシュボードの上に設置するタイプです。5～9インチほどの画面が主流で、大きさはコンパクトなタイプになります。価格もリーズナブルで、取り付けもセルフでできるほど簡単です。

取り付けも簡単な分、取り外しも簡単にできます。盗難が心配な方や、複数の車を所有していて使い回したい方は、ポータブルタイプがおすすめです。

インダッシュタイプは、ダッシュボードの中に納まるタイプのナビです。インダッシュナビにはAV一体型の2DIN・1DINがあります。主流になっているのは2DINタイプで、ナビ機能の他にも音楽やDVDなどを楽しみたい方にぴったりです。

2DINタイプのサイズは約幅180×高さ100mmが必要です。コンパクトカーなど小さ目な車の方は、圧迫感を感じる可能性があります。インダッシュタイプは種類が豊富なので、機能性にこだわりのある方におすすめです。 

フローティングタイプは、ナビ画面が独立して前面に出る構造になっています。Panasonicが開発した技術で、大画面のナビが付けたいけど、ダッシュボードに入らず断念しようと考えている方におすすめです。

ダッシュボード内に画面を収める必要がないため、ダッシュボードのサイズを気にせず大画面カーナビを取り付けられます。後ろの席からも見やすく、後部座席に画面がない方にもぴったりなタイプです。

ポータブルタイプに多いのはコンパクトな5インチサイズのナビです。ダッシュボード上に置いても邪魔になりにくいサイズ感になっています。小型で軽いのでバイクで移動する方も使いやすくおすすめです。

機能性は低く、スマホ連携ができるものはほとんどありません。ナビだけが必要な方にぴったりです。

最も種類が多く、主流となっているのは7～8インチです。8インチは約縦10cm×横18cmほどで、国産自動車であれば設置しやすいサイズです。種類が多い分、さまざまな機能を持った製品が発売されており、希望の商品を見つけやすいです。

画面が大きい分、操作性のよさと画面の見やすさもメリットになります。機能性によって価格の変動が大きいのも特徴です。

ナビ画面の見やすさやDVDなどの動画を楽しみたい方には、9インチ以上がおすすめです。後部座席からも見やすいため、後部モニターのない車にもぴったり合います。9インチのサイズは約縦11cm×横20cmです。

10インチ以上はフローティングタイプで設置すると、より一層大画面のナビを満喫できます。ただし、画面が大きいと価格も高くなるため、予算と相談して検討するのがおすすめです。

カーナビにBluetoothが搭載されていれば、無線でスマホと連携が可能です。スマホのBluetoothをオンにして、カーナビに自分のスマホのBluetoothを認識させるだけの簡単な操作で連携できます。

スマホ内の音楽の再生やハンズフリーでの通話が可能です。複数のスマホを登録できるので、乗る人によって接続先を変えるのも簡単です。

ミラーリングとはスマホ画面をそのままカーナビ画面に映すものです。スマホによって有線・無線で対応できるものと、ミラーリングが不可なものがあります。iPhoneにはAirPlayと呼ばれる機能を使えば、無線でミラーリングが可能です。

無線でもミラーリング用の機器が必要なもの、有線ではケーブル・アダプタなどが必要なものなどさまざまです。ミラーリングの対応機器であるかの確認と共に、別途必要なもののチェックが必要になります。

有線で接続するメリットはスマホの電池の節約と、接続状況の安定があります。無線接続だと長時間使用でスマホの充電がなくなる・よく通信が途切れてしまう方におすすめです。ケーブルなど車内がごちゃごちゃするのが気になる方には向きません。

また、カーナビ・スマホの機種によってUSB・ケーブルを使い分ける必要もあるため、多少の知識が必要になります。

紙ベースの地図でも馴染みのあるゼンリンは、パナソニック・アルパインで多く搭載されています。街を直接歩いて細部までチェックされた地図で、住宅街など入り組んだ道なども詳細に表示されます。

都心では毎年のように地図が更新されています。カーナビからSDカードを取り出し、パソコンで最新の地図をSDカードにダウンロードして車に戻します。機種によってナビ更新の無料期間が設けられている可能性もあるので、確認が必須です。

MapFanはジオテクノロジーズ(株)が運営する地図検索サイトです。MapFanでは2万円近くかかってしまう時もある地図の更新を、お得にできるシステムが豊富にあります。カーナビのメーカーによって、年会費を払えばいつでも地図の更新が可能なメンバーシップ制度などがあります。

パイオニアのカロッチェリア・ケンウッド・デンソーテンのイクリプス・トリチアジャパンのソーリン・パナソニックのストラーダ・アルパインなど、多くのカーナビに搭載されています。

VICS WIDEがカーナビに搭載されていると、渋滞・交通規制の情報をリアルタイムで確認ができます。地図上に赤・黄色で道が表示されているのは、VICS WIDEの情報です。スムーズなルート検索や目的地への所要時間もより正確に把握できます。さらに大雨情報や津波・火山噴火など気象情報もポップアップ表示が可能です。

CarPlayはiPhone5以降に備わっている機能で、カーナビ側が対応していればiPhoneの機能をナビで利用できます。iPhone内でGooglemapを利用している場合は、Googlemapをナビに表示させてナビ機能を使えます。

ハンズフリーでのメッセージ送信・通話も可能です。Siriを使った音声認識機能でiPhone・カーナビを触らず操作ができます。

AndroidAutoは、AndroidユーザーならGoogleplayストアでインストールできるアプリです。CarPlay同様にカーナビでスマホ内の機能を利用できます。Androidの対応機種は、OSのバージョン5.0以上になります。

メッセージの送受信・ハンズフリーの通話などが可能です。少しの待ち時間にできるミニゲームアプリも対応しているので、お子さんがいる家庭にもおすすめします。

音声認識機能では、ナビの際に目的地などを声に出して言うだけで、目的地のセットが完了します。その他にも、スマホ連携時にはメッセージの内容確認・送受信・音楽の再生などもカーナビに話しかけるだけで実行可能です。

運転中にカーナビを手で操作する必要がなくなるため、安全運転に繋がります。カーナビの種類によって音声認識の性能も変わるため、どのくらいの精度で音声を拾ってくれるかの確認がおすすめです。

スマホと連携して音楽・動画を楽しむのは大変手軽です。しかしスマホの電池や通信料が気になります。スマホと連携しなくてもCD・DVDの読み込み可能な光学ドライブがあれば音楽・動画を車内で楽しめます。

CD等の購入率が減少し、音楽はスマホで聞く方も多くなっていますが、長時間スマホを連携するとどうしても電池・通信料の負担がかかります。車内で過ごす時間によって光学ドライブと使い分けるのもおすすめです。

通常のCDには限界があり、本来の音源をCDの許容範囲内に収められています。しかしハイレゾ音源はCDより原音を忠実にデジタル化し、本来の音に近い音楽を楽しめる機能です。アーティストのレコーディング時の息使いやライブの臨場感が車内で再現できます。

音楽を聴くのが好きな方や、車の中で歌いながらドライブしたい方におすすめです。

万が一事故が起きたときでも、情報提供に役立つのはドライブレコーダーです。ドラレコは後付け商品も多くありますが、カーナビと連携すると多くのメリットがあります。カーナビと連携しているとドラレコの映像をナビ画面で確認が可能です。

また、大きなナビ画面で設定などができるので、操作性にも優れています。カーナビの機種によっては駐車中の見守りもできるので、車のトラブル全般に対応できます。

少しした待ち時間にテレビが見られると楽しめます。ワンセグはモバイル向けの地上デジタル放送サービスで、フルセグは地上デジタル放送をハイビジョン画質で視聴できるサービスです。ワンセグ・フルセグどちらかのほか、どちらにも対応するカーナビがあります。

ストレスなくテレビを楽しみたい方は、フルセグ対応のカーナビの方が、画像の途切れが少なくおすすめです。価格が気になる方は、ワンセグ対応の方がリーズナブルで購入しやすいです。

カーナビの価格は幅広く、激安商品から高額な商品まであります。特に安く購入できるのはポータブルタイプのカーナビです。1万円前後から購入でき、自分で取り付け可能なものもあるため、工賃も節約できます。

一般的な7インチのカーナビは5万円程度から購入可能です。機能にこだわるほど価格が上がっていきます。さらに、大型商品や機能性が高い商品になると10万円を超える商品も多いです。大型の商品やインダッシュ・フローティングタイプは、セルフでの取り付けが難しくなります。

工賃は、カー用品店・ディーラー・整備工場などで取り付ける場合は1万5千円～2万円程度かかります。カーナビ購入時は工賃も含めた価格で検討が必要です。

以前はHDDメモリーがカーナビの記憶媒体の主流でしたが、今ではSD・USB・SSDなどフラッシュメモリーが主流になっています。HDDよりデータの読み取りの速さ・衝撃への強さ・コンパクトで軽量・消費電力の少なさなど、数多くメリットがあります。また、HDDより価格も安価なので、費用を抑えたい方にもぴったりです。

Panasonic(パナソニック)のカーナビは、Strada(ストラーダ)・Gorilla(ゴリラ)の2種があります。独自開発をしたフローティング技術で、カーナビの規格外のナビ画面も搭載できるようになりました。また、フローティング技術はさらに左右に画面を振れるスイング機能もあります。

見やすい角度に設定でき、ナビ画面の見やすさにこだわっています。有機ELを採用しているので、画面の美しさも抜群です。

Pioneer(パイオニア)のカーナビ、carrozzeria(カロッツェリア)からはサイバーナビ・楽ナビが登場しています。高画質の画面・素早い処理能力がある操作性・ナビの精度・高音質などこだわりの多いメーカーです。

楽ナビでは誰でも簡単に操作できる分かりやすいカーナビです。大画面・高画質で地図も見やすくなっています。HDMIで簡単にスマホと連携も可能です。

Alpine(アルパイン)では新カーナビBIG Xが登場しています。車種専用設計で車種に合わせたチューニングにより高音質を実現、バックカメラのガイドラインも車種に合わせてあります。アルパイン独自の音声操作も可能です。

さらにAmazonAlexaの音声認識も使えます。AppleCarplay・Androidautoにも対応し、アルパインカーナビ専用アプリがあるなど、スマホとの連携がしやすいメーカーです。

オーディオ機器に定評のあるKenwood(ケンウッド)は、カーナビでも高音質のハイレゾ音源で音へのこだわりを見せています。ケンウッドの彩速ナビでは高音質のほか、高画質やデータ処理能力も高くなっています。無線でスマホとのミラーリング可能で、スマホと手軽に連携したい方におすすめです。

VICSWIDE搭載で地図更新も1年間無料など、ナビとしての機能も高い商品が多くあります。

音質の良さが評価されているメーカーのクラリオンのカーナビは、キャラクターや有名人の音声に変更できるサービスを展開しています。自宅のエアコンの操作ができる機能などの、他にはない機能が搭載されています。

カーナビとしての性能は評価されている一方で、スマホと連動して車を下りてからのナビゲーションも可能です。ほかとは違う、ちょっと変わったオリジナリティのあるカーナビを楽しみたい人におすすめです。

Bluetoothはスマホやオーディオ機器に搭載されており、コードやケーブルを使わなくても機器同士を手軽に連携できます。ここからは、Bluetoothの連携方法・連携できない場合の対処法について紹介します。

Bluetooth（ブルートゥース）を使用した、スマホとカーナビの連携方法は以下のとおりです。

【やり方】

1. スマホのBluetoothをONにするまずスマホやiPhoneの取扱説明書を参考にして、Bluetooth設定をオンにします。
2. スマホのBluetoothをカーナビで接続するカーナビのメニューや設定画面からBluetooth設定画面を開きます。
3. カーナビのBluetoot設定をするBluetooth設定画面でスマホやiPhoneの機器登録をします。カーナビ周辺のBluetooth機器が表示されるので、接続したい機器を選んでください。
4. カーナビの画面に従い接続を完了させる認証コードによるペアリング設定をします。カーナビと機器の認証コードを確認して、「はい」を選んでください。機種によってはパスキーの入力などもあるので、画面の指示に従ってください。登録完了のメッセージが確認できれば接続が完了です。

【連携できない場合】

• スマホ・iPhoneのBluetooth設定を確認　BluetoothがONになっているか確認しましょう。
• スマホ・iPhoneとカーナビのペアリングを確認　初期設定はしましたか？ペアリングの設定を確認してみましょう。
• PINコードが正しいか確認　Bluetoothで接続をする時に必要なPINコードの数字を間違えていませんか？この数字を間違えてしまうと、エラーが出る場合があるので確認してみましょう。PINコードやパスキーは、カーナビのBluetooth設定の登録画面に表示されている数字です。説明書に記載されている場合や、任意でパスキーを登録する機器もあります。
• Bluetoothの電波を確認　カーナビのBluetooth電波が出ている場合は、スマホでカーナビの電波の表示が確認できます。表示が確認できない場合は、カーナビのBluetooth設定を確認してみましょう。
• BluetoothのON・OFFを確認　何を試しても繋がらない場合は、BluetoothをON・OFFしてみましょう。スマホのBluetooth設定画面から、デバイスのペアリング解除・登録解除をして再起動もしてみましょう。

カーナビがWi-Fi対応であれば、スマホのデザリング機能を使ってYouTubeが見られます。カーナビのWi-Fi対応機器は価格が高くなり、スマホはすべてがデザリングできるわけではないため、機種が限定されてきます。

無線なので接続方法はとても簡単ですが、カーナビ・スマホのどちらも対応機種を揃える必要があります。

HDMI対応のカーナビ・スマホならスマホ画面のミラーリングができます。ミラーリングでスマホアプリが開けるようになるため、YouTubeの視聴も可能です。iPhone・Androidで用意するHDMIのケーブルが違います。

接続方法も簡単で、接続状況も安定するのでおすすめです。Wi-Fi対の応ナビ・スマホを揃えるよりは価格も抑えられます。

トヨタのディスプレイオーディオは、スマホと車を繋ぐだけでスマホアプリが使えます。ディスプレイはタッチ操作可能でスマホと同じ感覚で使用できます。またハンズフリーや音声操作にも対応しているので、安心・安全に運転できます。

【ディスプレイオーディオで何ができる？】

• MAP　使い慣れたスマホアプリの地図を車でも使えます。またオプションのナビキットを装着すれば、スマホと繋がなくてもナビが使用できます。
• AUDIO　スマホやiPhoneで普段聞いている音楽が車の中で再生可能です。
• MESSAGE　ハンズフリーで電話や、音声入力でのメッセージ送信が可能です。

ミレルとは、AppleCarPlayやGoogleAndroidAutoを通してカーナビをアンドロイド端末化できるツールのことです。車載Wi-Fiやテザリングでネットに接続できるので、ユーチューブなどの動画が視聴できます。音声操作もできるので手軽に使えます。

操作性の良さとデータ処理の速さが特徴のスマホが、車でも使えたら運転・ナビ操作もスムーズにできます。ただ、設置方法・大きさ・機能・価格など迷ってしまう要素が多いです。スマホ連携にこだわらず、自分のカーライフに合わせた商品を見つけたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。