火打ち石の使い方をご紹介！火打ち石の種類や探し方のコツもご紹介！

この記事では、火打ち石の使い方をご紹介します。火打ち石とは、マッチやライターが存在しなかった時代に火を起こすための道具として使われていました。現代では使用する機会はなく、火起こしを原始的に行いたい一部のキャンプ上級者に愛用されている道具です。

火打ち石は日本最古の歴史書「古事記」にも登場し、江戸時代には一般市民の間にも用いられるものとなりました。火打石をカチカチと鳴らすのを「切り火」といい、火起こし以外に厄除けや邪気払い・縁起担ぎの道具としても使われています。

火打ち石の使い方以外にも、仕組みやどこで採れるのか・探し方のコツなども紹介するのでぜひ参考にしてください。火起こしする際の上級者的な方法ですが、火打ち石を使って火おこしができれば注目の的になりますよ。

火打ち石の仕組みはどのようになっているのでしょうか。火打ち石は、火打ち金と合わせて使用します。その2つを瞬間的に打ち付けあった結果、火花が発生しその火花で火をつける仕組みです。この場合に、火打ち石から火花が出ているわけではないと覚えておく必要があります。

火花は火打ち金の方から出ており、発火しているのは火打ち石によって削れた金属の破片(粉)です。この原理を理解しておくと、火打ち石での火起こしが上達しやすくなります。

火打ち石に使用するには硬度が必要です。火打ち金を削るだけの硬さがあればどのような石でも使用ができます。とはいえ、実際にどのような石を選べばいいのか迷う方も多いため、火打ち石に使用する石の種類をご紹介します。

火打ち石に使用される石は以下の通りです。

基本的には火打ち金に負けない硬度があれば問題ないので、それぞれの石の見た目や特徴を理解し、コレクションとして集めても楽しいです。

火打ち石で火起こしする際に必要な道具は主に4つです。火打ち石・火打ち金、火口(ほくち)・付け木といった道具が必要になります。火口とは火打ちで起きた火花を着荷させるもので、燃えやすい素材がいいです。例えば、麻布・コットン・ティッシュなどが利用できます。

また、チャークロスといって綿を炭化させたものを利用すれば簡単に着荷が可能です。付け木は枯葉や木くずを使用し、火が起きれば細い枝や薪を追加し火をうつしていきます。燃えやすいように加工された付け木も販売されているのでぜひ活用してみてください。

ここでは実際に火打ち石を使って火起こしする方法についてご紹介します。方法・手順は以下の通りです。

実際に体験してみると難しさを感じるかもしれません。コツとしては火打ち石の尖った角に打ち付けるようにしましょう。石の丸い部分では火打ち金がうまく削れず火花が出ません。

また、ファイヤースターターのようにこすって火花を散らすのではなく、カチカチと打ち付けるように当てるとうまく火花が散ります。

火打ち石についてご紹介しましたが、石が転がっている河原であれば簡単に見付かります。火打ち石として使用する場合は角が尖ったものがいいですが、丸い石が多くて火打ち石に適さない場合は、ハンマーで叩き割ってみましょう。

河原で探す場合は白い石を見付けるのがいい火打ち石を探し出すコツです。白い石は火打ち石として適している場合が多く、見付けた場合は実際に試してみましょう。とはいえ、自然のままで適した火打ち石を見付けるのは難しいかもしれません。

火打ち石がなくて困る場合は事前に購入してほいた方がいいですが、火打ち石に詳しい人に見付け方のコツを聞いてもいいですし、自分で火打ち石を見つけ出したものを実際に使用して火起こしができたら感動するし面白いです。

この記事では、火打ち石の使い方・火打ち石の種類・火打ち石の探し方などをご紹介しました。火打ち石をはじめて使う際は難しいかもしれませんが、一から火を起こせたら感動するしアウトドアスキルが向上します。火打ち石を使って着火を楽しんでみてください。