火起こしに必要な道具を紹介！100均で自作の火起こし道具も！

キャンプで焚き火やバーベキューをしようと思い火起こしに挑戦してみたものの、思っていたより難しく何時間もかかってしまった…こんな経験はありませんか？火起こし道具にはさまざまな種類があり、それぞれ使い勝手が異なります。

上級者はいとも簡単に火を起こすので、一見誰でもできそうに思えますが、実際にやってみると想像以上に難しいのはキャンプあるあるです。しかし、中には簡単に使える火起こし道具もあります。

この記事では、自分に合った火起こし道具を見つけるためのコツやおすすめの火起こし道具を紹介します。記事の最後には耳寄りな情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んでアウトドアライフに役立ててください。

今のようにマッチやライターなど、簡単に火を点けられる道具がなかった、縄文時代には木の棒を手で回す「もみぎり式」と呼ばれる方法で火起こしをしていました。平安時代には、紐や弓を使う「舞ぎり式」や「火打ち石」も使われるようになります。

しかし、いずれも手動であり火を起こすまでには時間がかかっていました。現代では簡単に火起こしができるグッズも増えていますが、アウトドアシーンでは、マグネシウムでできた金属棒を使ったファイヤースターターなどで火起こしができます。

火起こし器は、炭を使い火を起こすための道具です。煙突状の火起こし器の中に炭を入れて使用します。まず、火起こし器の下に焚き付け用の小枝や、着火剤を詰めた新聞紙などを置き、その上にから炭を入れます。

下から着火すると煙突内の空気が上昇する煙突効果で、簡単に火起こしができるものです。炭は煙突の中にあるので、崩れにくく安心安全に火起こしができます。初心者にもおすすめです。

火起こし鍋は、鍋底が網状になっています。鍋に炭や薪を入れガスコンロにかけるだけで着火できるのがメリットです。ただし、ガスコンロが必要になるため、火起こし鍋を使う場合は一緒にガスコンロも用意しておきましょう。

火起こし鍋は手頃な価格で購入できますし、ガスコンロとセットで使うため焚きつけ用の小枝や着火剤は必要ありません。ガスコンロがあれば後は乗せるだけでOKです。

焚き火や炭の火起こしの時短を目指したいのであれば、手っ取り早い着火剤がおすすめです。着火剤には固形・ジェル・液体など種類があり、それぞれに使い勝手が異なります。固形タイプは先に着火すると着火剤だけ燃え尽きるので、炭や薪の上に置いて火を点けます。

ジェルや液体は炭や薪にかけてから着火しますが、後から追加すると着火剤に引火して火傷する可能性があるのが留意点です。継ぎ足さずに済むよう量を見極めましょう。

手軽に火起こししたい場合は、ガスバーナーをおすすめします。カセットボンベにバーナーを取り付けて使用するので、高火力で時短になるのがメリットです。炭や薪をガスバーナーで炙るイメージで使いますが、着火剤を併用するとさらに時短になります。

効率よく火起こししたいのであれば、ガスバーナーを選ぶのも手です。ただし、高火力なため取り扱いには十分に注意してください。

ファイヤースターターは、マグネシウムでできたロッド（金属棒）とストライカーと呼ばれる道具を使う現代版火打ち石です。ストライカーでロッドを削りマグネシウム粉を作ったら、ストライカーでロッドを擦り火花を出しマグネシウム粉に着火させます。

ただし、マグネシウム粉だけではうまく着火できないので、ティッシュや新聞紙などを使うのが一般的です。ファイヤースターターがあればガスバーナーは必要ありません。

火起こしに成功しても消えてしまうと、最初からやり直すはめになります。火種を消さずに火力を上げたいときは、ピンポイントに送風できる火吹き棒を使いましょう。火吹き棒は、火種を作りそこから火力を上げるサポート的な役割です。

途中で火力を上げたいときも、ピンポイントで送風できるので焚き火の必須アイテムとしても注目されています。火起こし道具の1つとして持っておくと便利です。

まずは、現地で以下の材料を集めましょう。材料は乾燥したものがベストです。

• 細い小枝ひとつかみ
• 細い枯れ草
• 厚みのある枯れ葉
• 直径1cm×長さ1m程度で真っ直ぐな棒（火きりぎね用）
• 直径4cm程度の針葉樹の枝（火きりうす用）

直径4cm程度の針葉樹の枝をナイフでそいで厚さ1cmほどの板状にしたら、三角形の切欠きを作りましょう。切り欠きの上に皿状のくぼみを彫り、火きりぎねに火きりうすをはめ手で回しながら摩擦させ火種を作り、枯れ草・枯れ葉・小枝で火起こしします。

コストを掛けずに火起こし道具を揃えたいときは100均アイテムを活用しましょう。100均で手に入るオイルポットをアレンジすれば、火起こし器として使用できます。用意するものは他に、ドリルビス・缶切り・プラスドライバー・きりです。材料はすべて100均で手に入ります。

作り方

1. 缶切りでオイルポットの底を切り取る
2. 底部にこし器を取り付ける
3. 底部分のフチにきりで3ヶ所穴を空けるネジでこし器を固定する
4. さらに底部にきりで穴を開け空気孔を作る

後はオイルポットに炭や薪を入れ、着火剤で着火すれば簡単に火起こしできます。100均のオイルポットはソロキャンプに丁度いいサイズです。

火起こし道具があれば、キャンプで焚き火やバーベキューもお手の物です。この記事で紹介した種類別の特徴を参考にしながら、自分に合った火起こし道具を見つけてください。慣れてきたら自作火起こし器やナイフ1本での火起こしにも挑戦してキャンプを楽しみましょう。