悦凱陣の日本酒おすすめ7選｜美味しんぼでも紹介された香川県の日本酒【取扱店は？】

悦凱陣（よろこびがいじん）は、香川県の小さな酒蔵が丹精を込めて作る日本酒です。過去には漫画「美味しんぼ」でも紹介されで話題になりました。

悦凱陣は1本1本が時間をかけて丁寧に作られているため、市場に出回っている本数が他の銘柄に比べると少なく、希少価値の高い日本酒です。手に入った場合は、強いコクとキレが特徴で和洋中のどの料理にも合わせられるので、ぜひ楽しんでみてください。

また日本酒度が辛めの数値でありながら、実際はそこまで辛口ではないのが凱陣の大きな特徴です。辛さよりも、お米本来の甘みがしっかりと感じられます。ぬる燗で飲めば、より深い味わいになるのが凱陣の魅力です。この記事ではおすすめ商品・取扱店などの情報を掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

悦凱陣は、一見聞き慣れない・見慣れない言葉のように思いますよね。「凱」は凱旋門などに使用されている漢字で、戦に勝ったときに祝いの音楽として奏でるものを指しています。また「陣」は軍隊編成・合戦などの意味を持っています。

そのため、悦凱陣とは「戦争に勝ったときに名付けられた」「酒蔵のご子息が日露戦争から無事に帰還した際に主人が悦び命名した」などの由来があるといわれています。どちらにせよ、祝い酒の意味を持つネーミングです。

凱陣を製造している丸尾本店は、小さいながらも歴史ある蔵元です。建物に入ると、趣ある木造の玄関と酒造りに使われる大きな木製の和釜が目を引きます。それと、仕込みに使われるタンクと貯蔵タンクがそれぞれ並んでいます。

木製の和釜を使う理由は、掛米の処理をじっくりと丁寧に行うためです。お米をよくほぐして、凱陣の味わい深さを生み出しています。

凱陣のお酒は、熟成度合いによって味が違います。自分の好みに合わせて、どのぐらい熟成されたお酒かを見極めるのが選ぶポイントです。

熟成度が浅い凱陣は、冷酒にピッタリなサッパリとした味です。女性や日本酒初心者でも飲みやすい口当たりになっています。熟成度が高いほど、繊細で酸味のあるフレッシュな味わいになっています。

同じ種類のお酒でも熟成加減が選べるものもあるので、お好みに合わせて吟味しましょう。

凱陣の水には、蔵元の井戸の水が使用されています。とても水量が豊かで、お酒造りに適した純粋な水が豊富に採取できるのが特徴です。

仕込みに使われる水は、前半が軟水で後半が硬水となっています。水質が分かれている理由は、前半が造ってからすぐ飲める酒、後半が熟成酒にそれぞれ向いているからです。

水へのこだわりも、凱陣の美味しさを引き立ています。

凱陣の日本酒は、どれもお米にこだわりがあります。讃州山田錦や赤磐雄町など、製造工程で良質なお米を和釜でじっくりと蒸しあげて、格別の一杯を作っているのが丸尾本店です。

凱陣は無ろ過のお酒が中心で、お米そのものの香りを感じながら飲めます。良質のお米と水が生み出した、香りが高くクリアな口当たりが凱陣の魅力の1つです。

酒造・丸尾本店には、幕末志士として名高い高杉晋作や桂小五郎が潜伏したと言われています。その当時、彼らも凱陣を飲んだとされていた逸話がちまたで有名です。

丸尾本店は金比羅山にほど近く、多くの人が行きかう場所だったので、情報収集のために幕末志士たちが集ったともされています。日本のこれからを語らいながら、高杉たちは凱陣に舌鼓を打っていたのかもしれませんね。

お米と水の質を大切に、丹念に作られている凱陣の中でも、特に人気のある日本酒を紹介していきます。

この6本を飲めば、凱陣の深みのある味わいにハマること間違いなしです！ぜひ、お好みのお酒を見つけてください。

凱陣の中でも、ひときわ濃厚な味わいのお酒です。濃厚でありながらも、しつこくない後味で適度な酸味が感じられます。酸味と甘みのハーモニーは、まさに天下一品です。

冷酒やぬる燗で飲めば、その上品な辛口が一層引き立ちます。どんな料理にも引けを取らない旨味があるので、食事と共に一杯飲みたい時はオオセトがおすすめです。

芳醇な香りとクリアな甘味を堪能できる日本酒です。麴米に山田錦を使用しており、クオリティの高い一杯に仕上がりました。蔵元の丸尾本店も太鼓判を押すほど、最高級酒といわれます。

凱陣の旨味と香りのハーモニーをじっくりと堪能するなら、燕石がぴったりです。冷やしてワイングラスに入れて飲めば、特別なひと時が過ごせます。

選び抜かれた純米を使用した、お米そのものの豊かな香りがある凱陣です。口に入れた瞬間に、純米の素朴な香りとフルーティーな風味が漂います。その味は、一度飲んだら忘れないほどのインパクトがある濃い旨味です。

お米の味わいはもちろん、なめらかな酸味も魅力的です。その濃厚なお米の味は、飲んだ後でも余韻を感じられます。

悦凱陣 純米吟醸 興 うすにごり生仕込みは、悦凱陣の魅力であるキリッとした飲み口に加え、まろやかで果実のようなほのかな甘味が味わえるのが特徴です。お米本来の甘さや角のないマイルドな風味があるので、旨みとアクセントのバランスがいいお酒です。

脂身を含んだ肉料理や、塩味が強い一品などとよく合います。

悦凱陣 山廃 純米酒 八反 無ろ過生は、とろっとしたまろやかな飲み口とナッツのような香ばしさが感じられる純米酒です。辛口の中に独特の渋みがあり、しっかりとした風味が口いっぱいに広がります。

塩味の強いおつまみやさっぱりと酢が効いた料理、また甘いカボチャの煮付けなどとも相性がいいです。また、とろみがあるので、ぬる燗にすればより丸みのある柔らかい口当たりになるのも特徴です。

悦凱陣　純米吟醸ブルーボトルむろか生は、山田錦60％精米で醸し、加水してアルコール度数を控えた飲みやすいお酒です。さっぱりとした飲み口で、爽やかな酸味のある果実の風味が楽しめます。

夏には冷酒でいただくのがおすすめで、寒い時期にはぬる燗や常温でもしっかりとした香りが広がるので、さまざまな飲み方ができるのが特徴です。軽快な口当たりなので、焼き鳥や焼肉など濃い味付けの料理にもよく合います。

食事と合わせて飲む日本酒には、凱陣がうってつけです。特に、和食の一品料理に合わせると料理とお酒の両方の美味しさを楽しめます。

「純米酒」と名の付く濃いめの凱陣であれば、おちょこに一杯入れてゆっくりと舌鼓を打つのがおすすめです。質の高いお米の香りをゆっくりと堪能できます。冷酒でもぬる燗でも、お好きな飲み方で楽しみましょう。

幻の銘酒とも言われる凱陣は、通販・店舗のどちらでも購入できます。実店舗では、香川県にある丸尾本店でも購入できます。しかし、生産量が少ないため慎重に購入のタイミングを見極めましょう。こちらでは、凱陣が購入できる通販サイトとお店を紹介していきます。ぜひチェックしてください。

凱陣の販売店舗は、少ないながらも全国各地に点在しています。都市部の日本酒専門店に行けば、見つけられる可能性は高いです。

しかし、地方にはまだ凱陣はあまり出回っていないのが現状です。地方在住でどうしても凱陣を飲みたいならば、ネットからのお取り寄せ注文をした方が確実に手に入ります。

住んでいる地域に見合った方法で、凱陣を購入するのがおすすめです。

こちらでは凱陣同様に人気の日本酒を紹介します。それが広島県で作られている雨後の月。「雨後の月」のなかでも人気の高い純米酒の十三夜は、飛行機のファーストクラスでも提供されています。初心者の方でも飲みやすい日本酒で、幅広い方におすすめです。

また安い値段で購入できる銘柄もあり手にとりやすい点も魅力です。気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

原材料や熟成工程に独自のこだわりを持ち、1本1本が高品質に作られている凱陣。もし凱陣を入手できたら、時間をかけてゆっくりと飲みましょう。お酒のコクやキレ、お米の味を堪能しながら、丸尾本店の歴史の重みや職人たちの情熱を感じましょう。