炭酸割りにおすすめの日本酒12選｜専用の銘柄や美味しいソーダ割りの作り方も

日本酒の炭酸割りと聞いて、なかなか馴染みのない方もいます。ウィスキーをソーダ割りにしたハイボールは今や主流の飲み物ですが、実は最近日本酒を炭酸水で割るスタイルも流行ってきているのです。

「日本酒ハイボール」の名前で呼ばれている日本酒の炭酸割りは邪道と思われがちですが、飲めばがらりと評価が変わるはずです。炭酸割り専用の日本酒なども発売されており、徐々に主流の飲み方になりつつあります。

今回は、そんな邪道と考えられていた日本酒の炭酸割りについて紹介していきます。おすすめのお酒銘柄に、おすすめの炭酸飲料を紹介しますので、美味しい炭酸割りの日本酒を楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。

日本酒を炭酸・ソーダ割りにすると、炭酸のすっきりした喉越しが追加されます。また、日本酒の風味も保ったままアルコール度数を下げられるので、日本酒が苦手な方でも非常に飲みやすくなり、おすすめです。

また、最大のメリットは古くなった日本酒も炭酸割りによって、味の劣化を気にせず飲み干せる点です。家に置きっぱなしの日本酒でまずは試してみましょう。

スパークリング日本酒は炭酸割りと同じものだと思っていませんか？実はこの2つは別物です。ここではそれぞれの特徴を紹介しますので、違いを理解して楽しみましょう。

• スパークリング日本酒：製造過程から炭酸ガスを含んでいる日本酒。瓶内二次発酵方式と炭酸ガス注入方式の2種類があります。
• 炭酸割り：日本酒に炭酸水を加えたものを指します。

日本酒はウィスキーと違い、度数が15度前後と低めになっています。そのため、ソーダ割りで作る時は「1:1」の比率で作るのがおすすめです。炭酸の割合を多くしすぎると、せっかくの日本酒の風味が損なわれます。

また、氷をたっぷり合わせてキンキンに冷やすとより爽快感が増しておいしく飲めるので、「氷を多く、1:1の比率」で作り方を意識しましょう。

日本酒と炭酸を合わせたら、マドラーでゆっくりと混ぜてください。ゆっくり混ぜるれば、炭酸が飛ぶのを防ぎ、炭酸の爽快感を保ったままおいしく召し上がれます。

混ぜるコツは、縦方向に意識して混ぜましょう。炭酸飲料は縦に混ぜると炭酸が抜けにくくなります。

レモン果汁を加えると柑橘類の酸味が加わり、より爽快感のある日本酒のソーダ割りが味わえます。日本酒スパークリング風になり、日本酒が苦手な方でもより飲みやすい風味となります。

レモンは生果でもよし、レモン果汁でもよしです。また、レモンの他に柑橘系のジュースを加えて飲むのもおすすめです。

「大吟醸SUMMER GODDES」は世界初の炭酸割り専用の日本酒です。炭酸割りにすると、ほのかな酸味としっかりとした日本酒の甘み、そして爽やかな喉越しと口あたりと炭酸割り専用の名に恥じません。

日本酒は苦手な方も、大吟醸SUMMER GODDESで炭酸割りを試してみれば、日本酒への印象もガラリと変わるはずです。

純米大吟醸「獺祭」は、フルティーな香りが漂う日本酒で、炭酸割りと相性抜群です。レモン風味を加えるのをおすすめしたように、日本酒炭酸割りは果物と相性がいいのです。

炭酸割りにすると獺祭本来の風味が薄まってしまいますが、「獺祭スパークリング」が販売されているので、そちらを試してみましょう。

小さめの缶で売られている「ふなぐち菊水一番しぼり」、こちらも炭酸割りで楽しめます。特に爽快感を味わいたい夏場のアウトドアのシチュエーションで、持ち運びやすい小さい缶のサイズが重宝されます。

こちら、フルーティーな香りで炭酸割りとも相性がいいので、キャンプやBBQなどで少し変わったお酒を楽しみたい方にはもってこいの日本酒です。

サントリーの「天然水スパークリング」は、天然水特有の風味と清涼感のあるきめ細かな炭酸が売りです。清涼感が日本酒を炭酸で割った際に、喉越しと爽快感を増します。単体で飲んでもおいしい炭酸水なので、冷蔵庫に1本置いて損のないです。

コカ・コーラ社の「ICY SPARK」は、強い酸味と炭酸が特徴です。日本酒と割る際に、その酸味が絶妙にマッチし、日本酒炭酸割りに求める爽快感が増します。レモン風味が加わったものもあるので、スパークリング風で飲みたい方にはそちらをおすすめします。

炭酸水いえば「ウィルキンソン」を思い浮かべる方が多いです。開封後、時間が経っても強い炭酸を維持できるウィルキンソンは、日本酒と割ってもおいしく飲めます。コンビニやスーパーなどどこにでも売っているので、炭酸水を切らしたらどの時間帯でも安心して買いに行けます。

アルコールが苦手な方には、ノンアルコールの日本酒で炭酸割りを楽しむのもおすすめです。アルコール0％と言えど、日本酒ならではの深い味わいを感じられる商品が多数展開されています。運転前や飲酒を控えてる方でも、美味しくいただけるので、ぜひチェックしてみてください。

シンプルなサイダーで割る以外にも、日本酒にはさまざまな楽しみ方があります。中でも以下でご紹介する2つは、手軽に美味しくアレンジできるレシピなので、ぜひ一度試してみてください。

炭酸割りといえば、味のないシンプルな炭酸で割るのが主流ですが、味のついたラムネなどの炭酸飲料で作るサイダー割りもおすすめです。甘さのある飲料で割れば、日本酒の辛味がまろやかになり、より飲みやすく仕上がります。日本酒に苦手意識のある方もぜひ一度試してみてください。

さっぱりとした味わいが好みの方には、日本酒をライム果汁で割るサムライロックもおすすめです。サムライロックは日本酒に苦手意識のある方でも楽しめるように誕生したカクテルで、すっきりした飲みやすい味わいになっています。

サムライロックは市販されている製品もありますが、自分で作ってより新鮮な味わいを楽しむのがおすすめです。生のライム果実で割るのはもちろん、市販のライムジュースを使用しても十分美味しくいただけます。

スパークリング日本酒「澪」は、リンゴやマスカットなど果物の風味と甘みを感じ、非常に女性に人気があります。アルコール度数は、日本酒なのになんと「5度」と飲みやすく、加えて超甘口です。特に日本酒が苦手な方はぜひ、「澪」から飲んでみてください。

日本酒は高価なイメージを持たれがちですが、今ではスーパーなどで安価においしいお酒が手に入る時代です。また、「通販」で買うのもおすすめです。通販のメリットはセール時期や在庫処分などがあり、安価で手に入る可能性があります。

ここまで日本酒の炭酸割りについて解説してきましたが、焼酎を炭酸で割った「焼酎ハイボール」もおすすめします。以下の記事では、焼酎ハイボールの特徴や作り方について詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

日本酒を苦手に感じる方にもおすすめできるのが、今回紹介した「日本酒の炭酸割り」です。このように、少し工夫すれば日本酒も楽しめます。日本酒好きな方も、苦手な方もこの機会にぜひ日本酒のハイボールスタイルを試してください。