アイスノン枕（冷却ジェル枕）のおすすめ7選｜危険性はある？効果や使い方も解説

「夜暑くて寝つきが悪い」「発熱時に氷枕を作るのが面倒」と思っている方におすすめなのが、アイスノン枕です。アイスノンとは、白元アース株式会社の保冷枕（保冷剤）です。アイスノン以外にも、ドラッグストアや100均などには冷却ジェル枕（類似品）が多く販売されています。

アイスノン枕は、発熱時だけでなく暑くて寝苦しいときなど、さまざまな活用方法があります。種類は凍結・不凍結・二重構造の3種類があり、保冷効果が続く時間も商品によって異なるので、使い方で選ぶのがポイントです。

そこで、本記事ではアイスノンの選び方、おすすめを紹介します。どこで売ってるのか、アイスノン枕が危険と言われる理由なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

アイスノンは、氷枕の寝心地の悪さ・水もれなどの不便さ、氷を毎度入れる手間などを改善するために作られた代用品です。白元アース株式会社が1965年に初めて発売し、「アイスノン」の商標登録をしています。

代用品の便利さから、ほかの会社でも類似品が多数販売されています。現在は、白元アースの商品に限らず、冷却ジェル枕（類似品）を総称して「アイスノン」と呼ぶ場合が多いです。本記事でも、アイスノンや類似品を全般の商品をアイスノンとして紹介します。

アイスノン枕は、寝苦しい夏の夜に大活躍します。また、耳から上を冷やすと効果的で、疲労して高くなった脳の温度を下げると快適に入眠できるといわれています。

さらに、頭を冷やすと体温を下げるため、熱中症対策にも便利です。冷房の温度を高く設定し、節電効果も期待できます。

アイスノン枕は、発熱時に首すじ・脇の下・足の付け根を冷やすのが効果的です。発熱で全身の体温が高くなっているときに体を冷やすと、解熱効果が期待できるので体が楽になります。

首すじ・脇の下・足の付け根には動脈が通っていて、血管を冷やし全身の血液の温度を下げています。ただし、寒気などを感じているときは、体を冷やすと逆効果なので気を付けましょう。

アイスノン枕は発熱時以外に、気分をリフレッシュするときに最適です。体温が上がると集中力が低下するため、勉強に集中したいときや、早く眠りにつきたいときなどに大活躍します。

アイスノン枕はリフレッシュにも効果的ですが、枕サイズだと冷やしにくかったり、固く感じたりする場合があります。目元用のコンパクトなタイプも販売しているので、ぜひチェックしてみてください。

不凍結ジェルタイプは、カチカチに凍らないやわらかい寝心地が特徴です。冷凍庫で長時間冷やしてもカチカチに凍結しないため、いつでもやわらかい寝心地が発揮されます。

ただし、凍結タイプと比べて冷却持続時間が短いのがデメリットです。夜に寝る前に使用した場合、朝方まで冷たさが持続しない商品が多いです。そのため、子供が冷すぎるのを防ぎたい方や、入眠時など短時間冷やしたい方におすすめします。

凍結タイプは、ジェル部分が完全に凍るため、約8～10時間と長時間冷たさが持続するのが特徴です。長時間冷たさが続くので、夏場の暑さ対策や保冷剤としても活躍します。

しかし、カチカチに硬く寝心地があまりよくないのが難点です。ある程度溶けてくれば寝心地の悪さも軽減するため、ふわふわタオルなどを巻いて対策しましょう。

不凍結・凍結の二重構造タイプは、寝心地と保冷時間のバランス型です。約8～10時間と長時間冷たさが持続し、頭が触れる部分はやわらかいジェルでできているため、やわらかい寝心地も兼ね備えています。そのため、どのタイプにしようか迷ったら、二重構造を選ぶのがおすすめです。

アイスノン枕は、使えるまでに冷凍時間が必要になります。そのため、連日熱が出たときや夏場の暑さ対策に毎日のように使用したい方は、冷却時間が3～5時間の短めのものを選びましょう。

商品によっては、8～10時間程度冷却時間が必要な枕もあるため注意が必要です。子供が兄弟で熱を出す場合もあるため、子供が多い家庭は複数持っておくと便利でおすすめです。

お手入れ簡単で衛生的に使用できるものを選ぶなら、丸洗いができる枕カバー付きがおすすめです。特に、夏場や発熱時は汗をたくさんかくため、汚れが臭いが気になる方にぴったりです。

また、二重構造タイプは、結露が発生しにくく万が一破れたときも安心して使用できます。アイスノンは周りとの温度差で結露が発生しやすく、布団を濡らしてしまう恐れがあります。カビや雑菌の発生を抑えるためにも、ぜひお手入れ簡単な商品にも注目してみてください。

アイスノン枕は、使いやすい高さとサイズにも注意して選びましょう。枕の高さが高すぎると、呼吸がしにくくなったり、首が痛くなったり、寝づらくなる可能性があります。

また、寝返りしても安心の横幅ロングタイプもおすすめです。せっかくアイスノン枕を使用しても、冷やしたい頭が上に乗っていなければ意味がありません。ただし、ロングタイプは大きいため冷凍庫のスペースを取るので注意しましょう。

また、小さな子供や赤ちゃん用サイズのアイスノン枕もあります。子供が風邪を引いたときや、エアコンを使うほどの暑さではないけど子供の寝つきが悪いときなどにも重宝します。

アイスノン枕が危険といった情報を見ると、不安に思ってしまいますよね。アイスノンや冷却枕（類似品）が危険といわれる理由は、体を冷やす=体に良くないと思われているからだと考えられます。

アイスノンの保冷効果は、数時間で保冷効果も薄れるため、体への影響は大きくありません。ただし、直接肌に使用するのは低温やけどの原因になり危険です。必ずタオルなどを巻いて温度調節し、正しい使い方をしましょう。

アイスノン枕を売ってる主な場所は以下になります。

• ドラッグストア・薬局
• 100均ショップ
• ホームセンター
• 小売店・量販店
• スーパー
• ネット通販サイト

特にドラッグストアは、白元アースが販売するアイスノン・類似品など種類が豊富に揃っています。東急ハンズやドンキホーテなどの小売店・量販店でも、種類は少ないながらも取り扱いがあります。

また、100均では小さいクールピローなど、目や脇など部分的に使用できるものが人気です。ダイソーでは、220円の繰り返し使える枕サイズも販売されています。

アイスノン枕の正しい使い方と注意点を紹介します。使い方を間違えると、冷えすぎたり破れたりする危険があるので、ぜひチェックしておきましょう。

【使い方】

1. 冷凍庫に水平に置く
2. アイスノン枕に記載されている冷却時間冷やす
3. タオルまたはカバーをを取り付けて使用する

【注意点】

• ジェルの形と整えて水平に乾かす
• 長時間冷凍庫に入れていた場合はしばらく室温で放置して使う
• 直接肌に当てて使用しない
• 汚れた場合はぬるま湯で洗い流す

アイスノン枕は、ドラッグストアや100均一などでも販売されていますが、それらが開いていない時間に急に熱発した場合、保冷剤で簡易的に代用できます。適量の保冷剤を大きめの袋に入れて、タオルで巻いて使用しましょう。

アイスノン枕や類似品は、発熱時や暑い夏の夜に便利なアイテムです。子供から大人まで使用できますが、使い方には十分注意しましょう。ぜひおすすめ商品を参考に、快適で使いやすいアイスノン枕を探してみてください。