世界から高評価！勝山酒造の日本酒おすすめ7選｜特徴や口コミもご紹介

おいしいお米ときれいな水。日本酒作りにぴったりの条件が揃った東北には、たくさんの酒造がありますが、仙台にある老舗の蔵元、勝山酒造をご存知でしょうか。

創業から300年余りという歴史を持つ勝山酒造は、創業当時から伊達家御用達としておいしい日本酒作りに励んできました。原料や製法にこだわりを持ち、時代に合わせて新しい技術を取り込みながら作る日本酒は、若者からも多くの支持を集めています。

伊達家御用達の老舗という立場に甘んじることなく努力を続け、世界一の日本酒に選ばれるなど数々の栄光を手にしている勝山酒造。今や日本国内にとどまらず、世界にも名をとどろかす、勝山のおすすめの日本酒をご紹介します。選び方のポイントやおすすめの飲み方もご紹介しますのでお見逃しなく。

江戸時代から続く伝統を守りながら、おいしい日本酒を作り続ける勝山酒造。現在は日本酒の魅力を海外にまで発信しています。東北を代表する酒蔵、勝山酒造の軌跡をたどっていきましょう。

勝山酒造は、元禄時代に仙台にて創業。安政4年に伊達家から御酒御用酒屋を任命されて以来、320年以上のあいだ、仙台を代表する酒造元として、また、今では唯一残る伊達家御用蔵として、暖簾を守り続けています。おいしい酒作りの歴史と伝統を次の時代に受け継いでいくと同時に、調理師学校やレストランの運営など、新たな事業にも挑戦。食文化を豊かにするべく活動を通して、地元仙台の活性化にも貢献しています。

「勝山」という名前の由来は2つあると言われています。1つは「勝ち星を山のように取る」という期待を込めて付けられた、という説。もう1つは創業当時、女性たちの間で流行した華やかな武家風の髷「勝山髷」から取った、という説です。「勝」も「山」も縁起が良い、とされる文字ですので、社名の良さも今日まで発展し続けた理由かもしれません。

おいしい日本酒作りは、素材、環境、製法など、多くの要素から成り立っています。勝山酒造は、昔ながらのこだわりを大切にしつつ、新しい技術を取り入れ、進化し続けてきました。

日本酒の原料は米と水です。米は、暁、伝には兵庫県産の山田錦、縁や䴇には仙台産にひとめぼれを使用。製品に合わせて、それぞれにふさわしい米を厳選しています。仕込み水は、天然シリカが豊富に含まれた、泉ヶ岳の湧き水を使用しています。仙台市青葉区から、水源のある泉ヶ岳の麓へ会社を移転し、環境にもこだわった酒作りを目指しています。

酒作りには「上槽」という工程があります。もろみを、酒と粕に分ける作業ですが、この搾り方によって、出来上がりが大きく変わってきます。「袋吊」や「ヤブタ式」などいくつかの方法がありますが、勝山酒造では、全国的にも珍しい「遠心分離」の技術を取得。テストと改良を加えながら、雑味のないふくよかな酒質を実現させました。

伝統的な製法にこだわり、長年愛され続ける勝山の日本酒は、飲みやすさと口当たりの良さにも定評があります。実際に飲んだ人たちの口コミを見てみましょう。

さっぱりとした口当たりで飲みやすい、という声が多くありました。高級感があるので贈り物にする方も多いようです。クセがないので日本酒が苦手な方にもおすすめ。日本酒のイメージが変わるかもしれません。

勝山の日本酒には、たくさんの種類があります。どのように選んだらいいか、迷ってしまいますよね。種類によって、味わいやこだわりはさまざま。勝山の日本酒を選ぶポイントをご紹介します。

日本酒コンペティションは、一般の人でも購入できる酒のみに限定し、銘柄は隠した上で本当に美味しい酒を競う、日本最大のコンクールです。国内外から集まった名だたる酒の中から、勝山酒造の日本酒が、2015年、2016年なんと2年連続で金賞に輝きました。

最上級の山田錦を100％使用した純米大吟醸。瓶詰め、火入れ後すぐにマイナス5℃の冷蔵庫で1年じっくり熟成させました。勝山の中でも最も日本酒らしい、といえる日本酒です。華やかでありながらしっかりとした味わい。メロンのようなフルーティで芳醇な香りのあとに旨味が続きます。力強さの中に柔らかさも感じられ、純米大吟醸ならではの良さを楽しめます。

洗練された味わいの純米吟醸。上品な香りと旨味が口の中で見事に調和し、豊かな味わいが楽しめます。やや辛口で、なめらかな酸味と旨味が良いバランス。食中酒として、料理と一緒に楽しめるよう、製法にこだわりを持って麹作りから行われています。じっくり低温で醸した麹のコクが感じられ、淡泊な料理や魚介類との相性がぴったりです。

勝色に金の日の丸を掲げた伊達家の軍旗をラベルに起用し、仙台の銘酒を表現した特別純米酒。フランスの日本酒品評会KURA MASTERで最高位のプラチナ賞を受賞した、世界にも名を馳せる逸品です。米は、仙台を代表する地米であるひとめぼれを使用。バニラのような甘い香りと、透明感のある旨味が感じられる、気品高い味わいが特徴です。

勝山の日本酒にはたくさんの種類があり、製法や原料によって味わいも変わってきます。どうやって選んだらいいのか迷った時にはお好みの味わいから選んでみましょう。

スッキリとキレのある余韻を楽しみたい、という時には、糖度の低い辛口の日本酒を選ぶと良いでしょう。スッキリした日本酒は、さまざまな料理に合わせやすいので、食中酒にぴったりです。純米吟醸献は、スッキリとした心地よい余韻が楽しめる日本酒です。また、純米大吟醸簾は、甘味が少なく、華やかな香りが楽しめます。

勝山酒造には、フルーティで女性にも飲みやすい日本酒が多く揃っています。マスクメロンのような芳醇な香りが漂う純米吟醸䴇は、さわやかな甘味が特徴です。アルコール度数も低めなのでお酒に強くない方にもおすすめです。また、純米酒と新鮮な卵、上白糖のみを使用して作られた元祖たまご酒はとろりと甘くクリーミー。カクテルのベースにもぴったりです。

おめでたいイメージのある日本酒は、お祝いの品にもよく選ばれます。素材や製法にこだわった勝山酒造の日本酒は、お酒好きの人への贈り物にもおすすめです。ボトルデザインも、ワインやブランデーなど洋酒のと見間違えるほど、おしゃれなものが多いので女性にも喜ばれるでしょう。ラベルにもオリジナリティが溢れ、高級感もあるので特別なプレゼントになりますよ。

日本酒は、お猪口など和風の器で飲むイメージがありますが、勝山酒造の日本酒は、冷たく冷やしてワイングラスで飲むのがおすすめです。冷やすことにより、さわやかな香りをより引き立たせることができます。フルーティな日本酒は、レモンとの相性もぴったり。氷をたくさん入れて、カクテルのように仕上げたり、さっぱりとジンジャーエールで割るのも格別です。

300年以上の長い年月、おいしい日本酒作りを続けることは簡単なことではありません。創業から今もなお、たくさんの人たちに愛される裏には、並々ならぬの努力や苦悩があることでしょう。時代に合わせて進化し続け、世界からも高い評価を受けている勝山酒造。ぜひ、その味を確かめてみてくださいね。