コンフォートタイヤおすすめ16選｜乗り心地の良いタイヤ・性能比較も

車の乗り心地とタイヤには深い関係性があります。車に乗るときの快適さといえば、シートの質や車体の構造で決まると思われがちですが、道路に直に触れているタイヤを見直すのも大きな結果につながります。

コンフォートタイヤは乗り心地のいいタイヤといわれています。道路との接触で起こる騒音を静かにしたり、走行の安定性が上がったりして、車の乗り心地をバランスよく底上げしてくれる性能を持ったタイヤです。

この記事では、コンフォートタイヤとは何か・特徴やメリット・デメリット・上手な選び方・人気商品・おすすめ商品の比較・プレミアムコンフォートタイヤについての解説など、さまざまな情報をご紹介していきます。ぜひ参考にして快適なドライブをしてください！

コンフォートタイヤとは、車の走行時に気になるポイントをカバーでき、快適な走行がしやすくなるタイヤです。厳粛性・グリップ力・安定性が優れており、またそのバランスも調和しているため、全体的に運転が快適に感じやすくなります。

プレミアムタイヤよりも入手しやすく、エコタイヤ・スポーツタイヤの良さが盛り込まれていて、近年の多くの新車購入時に標準装備されているタイヤです。価格を考えると最もコスパがいいとされています。

ここでは、コンフォートタイヤのメリットの数々をお伝えしていきます。コンフォートタイヤが全体的に魅力的なのはわかるけれど、具体的にはどんなポイントがおすすめなのかを知りたい方は必見です。

コンフォートタイヤは騒音を抑えやすい、静かなタイヤです。タイヤから出る騒音にはロードノイズとパターンノイズがあります。ロードノイズは道路とタイヤの摩擦音で、パターンノイズはタイヤの溝と空気で生じる騒音です。

コンフォートタイヤは表面の溝の模様に工夫があり、タイヤの裏側には遮音目的のスポンジがあります。

乗車している間は、体はずっと振動を受けていますが、この振動を軽減できるのもコンフォートタイヤのメリットです。コンフォートタイヤは道路からの振動吸収効果のあるゴム製で、側面に補強材が使用されています。

振動対策と安定性を兼ね備え、車中にいる人が感じる揺れや実質的な車のふらつきを抑えます。

一般的なタイヤは、道路が濡れた状態ではタイヤと道路の間の水膜が原因で滑りやすい状態になります。これは、乾いた道路で走るよりもタイヤのグリップ力が落ちるのが原因です。コンフォートタイヤは雨の日のグリップ力がアップします。

塗れた道路で滑りにくく、すっと停まれるので、コンフォートタイヤは安全性が高いといえます。

ガソリン代がかかる要素のひとつに、タイヤにかかる負荷があります。雨の日のグリップや道路との間で生じる抵抗が強くなると、燃料を多く使う状態になります。コンフォートタイヤのゴムの質と溝のパターンは、そういった負荷を軽減します。

エコタイヤを使用するときのように、コンフォートタイヤを使用すると低燃費で運転ができます。

コンフォートタイヤのデメリットを強いて挙げるとすれば、タイヤの値段がやや高めな点です。プレミアムタイヤよりは手頃とはいえ、一般的なタイヤより価格が高くなります。しかし、その分の機能が備わっているためコスパはよく感じやすいです。

車の乗り心地をよくしたい方にとっては適正価格といいやすいです。

タイヤは大きく分けてサマータイヤ・スタッドレスタイヤに分類され、コンフォートタイヤはサマータイヤに含まれます。サイズが豊富で、軽自動車をはじめセダン・ミニバンなど多くの車種に対応します。

コンフォートタイヤはどれかひとつの機能に特化しているのではなく、グリップ力・厳粛性・衝撃吸収などの機能を総合的にバランスよく発揮するタイヤです。乗り心地や走行の快適性・安定性が向上するなどのメリットがあります。

コンフォートタイヤにはいくつかのグレードがあり、その中でも乗り心地のよさや快適性を追求した最高品質のタイヤをプレミアムコンフォートタイヤといいます。

プレミアムコンフォートタイヤの中にも、スポーティで軽快な走りが得意なもの、濡れた路面で優れたグリップ力を発揮するものなどいくつかの種類があり、好みに応じて選択可能です。燃費性能も高く、価格は上がりますがプレミアムコンフォートタイヤを愛用しているユーザーも少なくありません。

スポーツタイヤ（スポーツコンフォートタイヤ）は、コンフォートタイヤの中でも主にグリップ力に特化したタイヤです。タイヤの快適性と運動性という異なる性能をバランス良く発揮し、軽快でスポーティーな走りと快適な乗り心地を両立します。乗り心地を重視しつつ、快走路などでは軽快な走りも楽しみたい方におすすめです。

スタッドレスタイヤは冬用のタイヤで、積雪や凍結など冬の路面状況に強い特性があります。気温が低くても硬くなりにくい特殊なゴムを用い、積雪・凍結などで滑りやすくなっている路面状況でも高いグリップ性で安全走行を実現します。

金属チェーンと異なり、タイヤや路面に負荷が加わらず、車や環境に優しいのがメリットです。一方で、積雪・凍結のない路面や雨天時の走行性能に劣るデメリットがあります。そのため、積雪・凍結が心配な季節はスタッドレスを、そのほかの季節は別のタイヤを使用するのがおすすめです。

コンフォートタイヤは快適さや静音にこだわって作られているため、車を日常生活に使う方におすすめです。プレミアタイヤはより静音性が高く、スポーツタイヤはグリップ性能に秀でており、ドライブそのものを楽しみたい方におすすめのタイヤです。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した道路での必須アイテムです。

どれがいいか一概には言えませんが、状況や環境・お好みに合わせたタイヤを選ぶようにしましょう。

実際にコンフォートタイヤの良さがわかりやすいのはどの車種かをご説明します。基本的にはどの車種で使用しても使用感の良さは感じられますが、特に乗り心地の良さを感じられやすい車種をご紹介します。

ミニバンは車高が高いため、SUVは車の重量が重いため、コンフォートタイヤでカバーできる安定性が感じられやすいです。ミニバンで横風があたると車がふらつきやすくなりますが、コンフォートタイヤでふらつきを抑えやすくなります。

SUVの重さも、SUV専用コンフォートタイヤを使えばタイヤへの負荷が軽減します。

軽自動車には車高が低いセダン系や車高があるハイト系がありますが、そのどちらにもコンフォートタイヤが有用です。セダン系では道路との摩擦音が社内に響きやすく、ハイト系では強風でふらつきやすいです。

摩擦音を遮断し、安定性を高められるコンフォートタイヤがおすすめの車種です。

ここでは、コンフォートタイヤを選ぶ際の具体的な選び方をご紹介します。コンフォートタイヤを選ぶには「サイズチェック」「エコ機能」「寿命のサイン」の3点をキーポイントにすると考えやすいです。

車を購入したときにコンフォートタイヤがついていた方は、それと同じサイズのタイヤを選ぶのが間違いがありません。新しくコンフォートタイヤを購入する場合は、店員さんに相談したり自分でもタイヤ側面の数字を確認したりすることが大事です。

見た目を変えたくてインチアップを考えている場合は、タイヤの面積が減るので乗り心地に影響がありがちなので必ず専門家に相談してください。

長時間乗る車では、エコ性能をしっかりチェックするのをおすすめします。標準的なタイヤと低燃費タイヤとでは、少なくとも10％ほどは燃費の差があるといわれます。ミニバン・SUV・軽自動車・長時間走行のどれかが当てはまる方はエコ性能を重視してください。

エコ性能はタイヤにラベルで貼られて示してあります。

コンフォートタイヤの交換時期は、一般的なタイヤとそう変わりません。エコ性能やタイヤへの負担が少ないからといって特別に長持ちするわけではない点に注意しましょう。ここでは、タイヤの寿命のサインをご紹介します。

スリップサインのチェックは怠らないことがベストです。目視でも運転中の感覚でも、スリップサインが出現した場合はタイヤ交換をしてください。特に、目でタイヤを確認する方法が最も確実ですので、1箇所でも出ていないか日頃からよく見ておきましょう。

スリップサインが出たらコンフォートタイヤのメリットはなくなると考えることがベターです。

一般的に、5,000km走ればタイヤが1mm薄くなるといわれます。乗り方や道路状況によっても変わってきますが、32,000kmでスリップサインが出現する計算にはなりますので、頃合いとして覚えておいてください。

32,000kmより走行距離が短くても絶対に安全とはいえません。日々のタイヤの点検をしっかり行うのをおすすめします。

コンフォートタイヤの製造年より4年から5年経つと、タイヤの消費期限に達します。スリップサインや目立つヒビなどがなくても、安全面を考慮して、4年から5年が経過したらタイヤを交換することをおすすめします。

タイヤの製造年はタイヤ側面に記載があります。普段毎日車に乗る生活でない方は、うっかり忘れて期限を過ぎないよう気を付けてください。

タイヤに深いヒビや亀裂がある場合は、すぐさまタイヤ交換を行なってください。消費期限やスリップサインに問題がなくても、その状態で走行するのはかなり危険です。タイヤは道路上のなんらかの環境で突然寿命がくることもあります。

走行距離やスリップサインだけで判断せず、異変に気付いたらタイヤ交換をして安心して運転できるようにしてください。

コンフォートタイヤで人気のブランドをチェックしてみましょう。コンフォートタイヤは多く販売されているため、選べず迷ってしまう方もいます。迷ったときには多く選ばれているブランドで決めるのもいい手段です。

ミシュランのコンフォートタイヤは世界中で愛用され、年度によっては世界シェアナンバーワンにもなるほど人気が高いです。ミシュランのコンフォートタイヤは、厳粛性の高さと雨などで濡れた道路でのブレーキ力の高さが特徴です。

その他、低燃費機能も充実しており、快適さを追求しやすい商品が多々販売されています。

ダンロップのコンフォートタイヤは、ダンロップ独自の消音スポンジである「サイレントコア」が使用されていて、振動と騒音をかなり防げる点が特徴です。左右非対称のコンフォートタイヤなど快適性の高いタイヤの開発に余念がありません。

タイヤの摩耗を軽減するための研究も日々進捗を見せています。

ファルケンは比較的歴史の浅いタイヤブランドですが、そのコスパの良さと住友ゴム工業との提携による信用性で、アメリカや日本で人気のブランドです。他の大手ブランドに比べて価格が安いのでコンフォートタイヤの価格で迷っている方にもおすすめです。

また、SUV向けのコンフォートタイヤならファルケンを有力候補にすることがベターです。

BRIDGESTONE（ブリヂストン）はコンフォートの王様レグノシリーズを販売するタイヤ業界では誰もが知るブランドです。レグノはブリヂストンのフラグシップブランドになります。優れた静音性・運動性能・乗り心地など今も進化を続ける高品質なタイヤです。

車の乗り心地を保つためには、各コンフォートタイヤに最適の空気圧を保つこととインチダウンも考慮することがおすすめです。最適な空気圧はタイヤごとに違うので必ず定められた範囲内にし、定期的に確認が必要です。

また、ホイールのインチを下げてタイヤの扁平率を上げるのもいい手段です。近年は扁平率が低いタイヤが流行りですが乗り心地を優先したい方はインチダウンを視野に入れてみてください。

タイヤは、古くなると劣化して硬くなります。そうなると、グリップ力が低下したり、熱膨張で裂けたり、バーストを起こしたりするリスクが高まります。そのため、タイヤの寿命の目安となる3年または30000kmで、定期的に交換するのがおすすめです。

タイヤは、車の安全走行に欠かせない重要なパーツです。ドライバーに義務付けられている日常点検を行い、寿命の目安を迎える前であっても、タイヤのヒビや亀裂を見つけたらオートバックスなどで点検してもらいましょう。

コンフォートタイヤについて、特徴や使用するメリット・上手な選び方・人気ブランド・おすすめ商品などを詳しくご紹介しました。ぜひ記事を参考にしてコンフォートタイヤの快適さに注目し、安全で気持ちのいい乗り心地を楽しんでみてください！