初心者向けエレキギターおすすめ10選｜安い初心者セット・メーカー・練習曲の本も！

「エレキギターを弾けたらかっこいいな」と、憧れた経験があるものの技術的・金銭的な理由などから諦めた方はたくさんいます。しかし最近では、ネットの発達に伴ってエレキギターに関する情報を集めやすくなりました。

安いエレキギターの種類・スタイル・メーカーなど、好みに合わせた商品を選ぶのも簡単になっています。初心者向けの練習曲を解説する動画も公開されており、エレキギターのハードルは非常に低くなりました。

以上を踏まえ、本記事では初心者向けエレキギターの練習曲・商品の選び方・おすすめメーカー・ブランドおすすめ商品10選をご紹介します。安い価格で必要なものが一式揃えられるエレキギターの初心者セットも紹介しますので、初心者の方もぜひ最後までご覧ください。練習曲が載っている本も必見です。

ここではアコギとエレキギターの違いについて、紹介します。ギターを選ぶ際に参考にしてください。

• アコギ：楽器本体から音が出るため、手軽に弾ける。音量調節ができないのがデメリット
• エレキギター：アンプにつないで音を出す。音色を変えられる。ギターだけではなくアンプも一緒に購入する必要があるのがデメリット

これからギターを始める方の中で、最初の一本をどれにするか迷う方は多いですよね。初心者は、1万～3万円程度の価格が安いモデルがおすすめですが、安すぎるモデルは弾きにくいなどの問題点があるため注意が必要です。

しかし、フェンダー・ギブソンなどの大手メーカーのエントリーモデルであれば高品質で弾きやすく、コスパがいいためおすすめです。いずれエントリーモデルは卒業しますが、弾きやすいモデルを選ぶと上達が早くなります。さらに、長く使い続けられるため、初級レベルの段階で途中で壊れてしまうといった事態を防げます。

ストラトキャスターはフェンダーの看板モデルであり、エレキギターの世界的なスタンダードです。クリアで優しい音を基調としつつ、ディストーションをかけたロックサウンドにも対応します。ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンといったレジェンド級ギタリストのアイコンとしても有名です。

レスポールは、世界的に有名なギブソンの看板モデルです。レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが愛用するギターとしても知られており、太く深みのあるセクシーな音色は大人の男性にぴったり。装飾を抑えつつ、やや暗めのトーンでまとめたシックなデザインも人気の秘密です。

テレキャスターは、フェンダーが開発した有名モデルの1つです。クセのない音を出せるほか高音域に強いため、コード演奏に適しています。正方形に近いシンプルなデザインで軽いため、女性にもおすすめです。布袋寅泰の代名詞「TE-HOTEIギター」の原型としても有名です。

SGは、ギブソンが手がける「レスポール」の後継機種として開発されたモデルです。曲折あり、現在はレスポールとは別のブランドとして存続しています。名称は“Solid Guitar”を略したもので、非常に軽量なボディが特徴です。レスポールの流れを汲むだけに、太い中音域に強みを持っています。

ポップスには、高音域をきれいに表現できるエレキギターが適しています。J-POPを中心とするポップスにはロック調の曲が多いものの、極端にディストーションをかけたノイジーなサウンドは必要ありません。具体的にはストラトキャスター・テレキャスターのように、クリーンな音を出せる機種がおすすめです。

ロックは、ギターリフ中心で楽曲を組み立てるジャンルです。ハードロック・メタル系と比べて音数が少ない分、シンプルなリフとサウンドの質そのもので勝負する必要があります。

そのため、出力する音にバランス良くディストーションをかけられる機種がおすすめです。候補の機種としては、歪みに強いピックアップを備えたレスポール・SGなどが挙げられます。

ハードロックはディストーションだけでなく、音の太さも要求されるジャンルです。単に歪んでいるだけで線の細いギターサウンドは迫力・説得力を伴わず、荒ぶるロックのダイナミズムを伝えられません。

候補の機種としては、ハムバッカーピックアップを備えたレスポール・ディンキーの2タイプがおすすめです。迫力ある中低音を表現できます。

ジャズには、大人向けの柔らかく優雅なサウンドがぴったりです。ギターのタイプとしてはエレキアコースティックが適しています。甘い音色を表現するなら、フルアコースティックギターを選びましょう。

ジャズだけでなく、エッジィなリフのあるロックも演奏する場合はセミアコースティックギターがおすすめです。ジャズを演奏する際にはフィンガーピッキングでトーン調整する方法もあります。

女性や小柄な方には、軽量タイプのエレキギターがおすすめです。代表的な例としてはSG・ディンキーの2タイプが挙げられます。SGはレスポールをデザインのベースとしつつも、より軽量・コンパクトなため取り回し抜群です。

「小さくてかわいい」の意味を表すディンキーは、ストラトキャスターを小型化させたモデルです。小柄なプレイヤーやメタル系の技巧派に人気があります。

変形ギターは、型にとらわれない個性派のプレーヤーに適しています。たとえば、独学でギターの奏法を習得したり、独自の演奏法を生み出したりといった考えを持つ野心家は、ギターもオーソドックスなものでは満足できません。エクスプローラー・ワーロックなど、見た目にも尖ったデザインの機種を選ぶのがおすすめです。

小さなお子様にはギターを模したおもちゃや、ミニエレキギターをおすすめします。おもちゃといえども弦が付いていたり、アンプ・マイクが付いていたりと電子楽器に近い動作が可能です。

「ギターを本格的に弾きたい」と願い出るセンスのいいお子様には、6弦タイプのミニエレキギターがぴったりです。未来のギタリスト育成に一役買いましょう。

フェンダーは1947年にアメリカで創業した、世界的に有名な老舗楽器メーカーです。ギター・ベース・アンプなど幅広く展開し、楽器を演奏しない方でも名前は知っている方が多くいるほど親しまれています。

フェンダーのギターは、ジミ・ヘンドリックスをはじめ、ローリングストーンズのキース・リチャーズ、ジョン・メイヤーなど数多くのアーティストが愛用しています。フェンダーは、プロ仕様の高級モデルのみならず、初心者向けに2万円台から展開しているのも特徴です。価格が安くても、フェンダーならではの品質の高さが魅力です。

フェンダーと並んで老舗楽器メーカーの二大巨頭とされているのが、ギブソンです。「レスポール」・「SG」など、歴史に名を残す名機を数多く生み出してきました。残念ながら2018年に経営破綻していますが、ギブソンのギターの魅力は決して色褪せず、現在でも愛用者は多くいます。

ギブソンのギターを使用する有名なプレイヤーは、ガンズ＆ローゼスのスラッシュ、B’zの松本孝弘などです。ギブソンも幅広い価格帯のギターを揃いており、低価格のモデルも高品質で弾きやすいのが特徴で、初心者にもおすすめです。

エピフォンは世界的なギターメーカー、ギブソンのセカンドブランド。レスポール・SGタイプを中心にラインナップしており、上記のような人気モデルを安価に入手したい方にぴったりです。

エピフォンを使用する有名なプレイヤーとしてはビートルズのポール・マッカートニー、ジョン・レノンのほか、元オアシスのノエル・ギャラガーなどが挙げられます。

フェルナンデスは布袋寅泰のテレキャスター、故hideのモッキンバードといった有名モデルを擁する日本のメーカーです。ギターヒーロー向けの名機を取り揃える一方、3万円前後の初心者向けラインナップも充実しています。

特に有名なのが、アンプ内蔵型ギターのZO-3、通称「ぞうさん」です。電池で動作するため、アンプを買い足すのが面倒な方にぴったりです。

楽器の総合メーカーとして世界的に有名なヤマハのエレキギターは、質実剛健な品質とデザインが持ち味です。バランスの取れた親しみやすい形状は日本人の体格に適しています。初心者向けエレキギターではパシフィカシリーズが有名です。2～3万円台で購入できるものの、価格の安さを感じさせない高品質モデルです。

アイバニーズは、愛知県名古屋市に拠点を持つ星野楽器が保有するブランド。スタイリッシュな見た目と高い操作性が人気です。音色自体の大きな特徴やクセをなくし、プレイヤーの個性を引き出すサウンド設計が特徴。

ハードロックやヘビーメタルと相性がいいためそういったジャンルや、速弾きが好きな人にもおすすめです。

内蔵型を除き、エレキギターはアンプに接続しなければ本領を発揮できません。そのため、アンプ・ケーブル類は必須です。また、ワウペダルのように音色を変えたい場合も、専用の機材を買い足す必要があります。

上記のようなオプション機材類を用意するのが面倒な方には、セット商品がおすすめです。エレキギターと相性のいい機材があらかじめパッケージされているため、ミスマッチのリスクも最小限に抑えられます。ぜひ活用しましょう。

初心者向けのセット商品を見かけることがありますが、「初心者セットはダメだ」と聞いたことがある方も多いでしょう。その理由は不要なものまで含まれている・無名メーカーのギターなどが挙げられます。

確かに初心者セットしか販売していない無名メーカーのセットはおすすめできませんが、しっかりした有名メーカーであればダメではありません。

まずは独学でエレキギターを習得したいと考えている方は、教則本を購入するのがおすすめです。教則本があれば自宅で手軽に練習でき、知識もすぐに習得できます。練習曲がたくさん掲載されている本を選ぶと、独学でも楽しく練習できるのでおすすめです。

“Diamond Head”は、言わずと知れたベンチャーズの世界的ヒット曲です。アニメ版「こち亀」ではオープニング曲の元ネタに使われており、曲名は知らなくとも音を聴けばピンとくる方が大半です。

イントロのクロマチックダウン（通称テケテケ）・アルペジオ・ピッキングなど、あらゆる基礎テクニックが盛り込まれておりギター練習用としてはこれ以上ないほどの贅沢な1曲となっています。マスターできれば中級者にグッと近づけます。

“Smoke on the water”は1970年代を代表するハードロックの超名曲です。シンプルなカッコよさを追及したイントロとギターリフは、50年経った今も全く色褪せていません。

曲調は大きな変化もなく淡々と進行するため、イントロのリフをマスターすればある程度格好がつきます。完成形では4度の和音を使いますが、まずは単音で一通り弾けるようにするのがポイントです。

“小さな恋のうた”はMONGOL800の代表曲です。キャッチーなボーカルを前面に押し出した曲調で、エレキギターをはじめとする各パートはあくまで脇役に徹しています。エレキギターのパートはバッキング・コード演奏主体で、ロックの楽曲としては比較的おとなしめです。バンドアンサンブルを楽しむのに相応しい1曲です。

“Stand By Me”は1961年にベン・E・キングが発表した作品です。1986年公開の同名映画“Stand By Me”のヒットに伴い、世代を超えた名曲として定着しました。

いわゆるオールディーズに分類されるため、優しく温かみのある音を再現するのがポイントです。エレキアコースティックギターがおすすめで、構成も非常にシンプルなため弾き語りの入門曲としてもぴったりです。

“日曜日よりの使者”は、2004年に↑THE HIGH-LOWS↓によりリリースされたポップなギターソングです。原曲はバンドスタイルで演奏されていますが、ギター1本でもかなりの雰囲気を再現できます。キャッチーでシンプルなメロディーは、3コードで弾ける親切設計です。コード練習曲としても最適です。

ギターヒーローと呼ばれる超絶技巧のギタリスト達も、誰もが最初は初心者としてデビューしています。どんなに才能があっても反復練習なしに上達はせず、練習次第で誰でもギタリストを目指せます。本記事を参考に、初心者向けエレキギターでギタリストを目指してください。