初心者用ギターのおすすめ人気12選｜選び方・初心者向け練習曲も紹介

ギターが弾けたら、プロアーティストやボカロ曲など自分の大好きな曲をコピーしたり、オリジナルの曲を作ったりできて楽しいですよね。楽器といえばさまざまな種類がありますが、ギターは手軽に始められる楽器の1つです。

ギターは単体での販売のほか、弦やピック・チューナーなどがセットになった初心者用ギターセットも販売されています。とはいえ、実際にはアコギやエレキなど種類が多く、演奏したいジャンルによって選ぶ商品も変わるため、どれを選べばいいのか迷われる方も多いです。

そこで今回は、初心者向けギターの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。また、ギター初心者の練習方法・初心者におすすめの曲・ギターのお手入れ方法などもご紹介しているので、購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

●アコースティックギター

特徴…音がシンプルに聞こえる上に軽量なものが多いため、初心者に最適なタイプ

メリット…単体で弾けるため周辺機器が不要

デメリット…音量調整ができないため集合住宅などでの使用は注意が必要

●エレキギター

特徴…幅広い音が出せる、パソコンなどに繋いで音を録音できる

メリット…アンプに繋げば音量調整が可能なため、騒音を気にせず連絡できる

デメリット…音作りが複雑で初心者には難易度が高い。アンプなど周辺機器を必要とするため高額になる。

●エレアコギター

特徴…形状はアコギに似ていて弾きやすく、アンプに繋いで使用も可能

メリット…アンプに繋いで音量調整が可能で音作りもできるので、レコーディングなどにも最適

デメリット…電装系を使用しておりアコギよりもコストがかかるため、初心者には通常のアコギの方がおすすめ

「アコースティックギター」はアコギと略称される場合が多く、初心者はまずはアコギから始めるのを勧めているプロもいるほど初心者に最適なタイプです。見た目の特徴は、大きくずんぐりしたボディに、音を増幅させるサウンドホールがあいています。

アコギ用ピックアップなどを使えばアンプなどに繋げますが、基本的にアンプなどの周辺機器を必要とせず、ギター単体で演奏可能です。また、音を機械的に処理しないのでごまかしがきかず、初心者の練習に最適といえます。

さらに見た目の大きさに反して軽量であるため、女性向けなのも魅力です。しかしその反面、ギター単体で細かい音量調節はできず、元の音が大きいのでマンションなどにお住まいの方は注意しましょう。また、弦が硬いため指先が硬くなるまでは指を痛めやすいです。

ロックサウンドが大好きな人には、アンプに接続して音を電気的に処理する「エレキギター」がおすすめです。クリーンな音から破壊的な歪みサウンドまで幅広い音を出せる上に、周辺機器を利用してパソコンなどともリンクさせやすいのが魅力といえます。

また、エレキギター単体の音は小さいため、マンションにお住まいの方も騒音をそこまで気にする必要がありません。アンプやオーディオインターフェースにヘッドホンを接続すれば、騒音を気にせずアンプサウンドが楽しめます。

しかしその反面、アンプに接続しなければエレキ本来の音を出せないため、アンプを含めた周辺機器が必要なので最終的に高額になりがちです。また、音作りなど初心者には複雑な点も多くあります。

アコースティックギターをアコギ用ピックアップなどを使わずに、アンプに接続できるものをエレアコと言います。見た目はほぼアコギと変わりませんが、シールドを接続するジャックが搭載され、ギター本体にチューナーが取り付けられたものなどもあります。

アンプに繋いでさらに音を大きくしたり、細かい音作りをしたりできるので、バンドで演奏したり、ライブやレコーディングなどの使用に考えている方におすすめです。

しかし、そういった明確な目的がない初心者の方は、通常のアコギをおすすめします。まずは通常のアコギで練習し、2本目のギターを買う時に改めてエレアコを検討しましょう。

ブルースやアップテンポなロックには、エレキギターの定番とも言えるストラトキャスターがおすすめです。中でもジャキっとした歯切れのいい音が出せる、シングルコイルピックアップを搭載したものをおすすめします。

また、ストラトキャスターはロックだけでなく、幅広い音楽ジャンルに対応しています。ストラトよりもっと骨太なサウンドが好みな方には、テレキャスターと呼ばれるギターも初心者に扱いやすくおすすめです。

ロックよりもさらにハードなハードロック・ヘヴィメタルなどが好みな方には、音を拾う機構のピックアップにハムバッカーを搭載したものがおすすめです。

歪みに強いハムバッカーピックアップによって、よりハードでロックなサウンドを出せます。注意すべき点は、V型シェイプなどの変形ギターは形状的に座って演奏するのが難しいため、これから始める初心者の方にはおすすめできません。

また、ロック式のフロイドローズと呼ばれるタイプもチューニングや弦交換が非常に難しいため、入門機としては避けましょう。

パンチのある荒々しいパンクサウンドが好みの方は、歪みに強いハムバッカーピックアップを搭載したエレキギターがおすすめです。中でも、ストラトキャスターと並んでエレキギターの王道と言われるレスポールなどもおすすめします。

ゆったりとしたフォークソングには、一般的なアコースティックギターであるスチール弦が張られたフォークギターをおすすめします。美しい音色が静かで、優しいジャンルにピッタリです。

また、弦をしっかり押さえられているか分かりやすいので、初心者のコード練習にも最適といえます。フォークギターよりさらに柔らかく優しい音色が好きな方は、ナイロン弦は張られたクラシックギターもおすすめです。

おしゃれで渋いジャズサウンドが好みの方には、ボディ内部が完全に空洞になっているエレキギターであるフルアコがおすすめです。フルアコといった名前ですが、あくまでもアコギではなくエレキで、ボディ木材の温かく生々しいリアルなサウンドが特徴といえます。

ジャズでアコギが多様される場合は少ないですが、もしアコギを使用するなら、スチール弦のアコギの元祖とも呼ばれるアーチトップギターがおすすめです。

弾きやすさを重視するならネックの幅に注目しましょう。ギターのネックとは、コードを押さえる指板が貼り付けられた、ギターにとっての首部分のことです。アコースティックギターのネックサイズは43mmをおすすめします。手が小さい人は、それよりも小さいものを選びましょう。

また、エレキギターのネックは42mmが一般的。42mmより短いものはナローネックといわれ、握りやすく疲れにくいのがメリットです。ネックが太いタイプは、低音の響きがあるあたたかい音になるのが特徴。手の大きさや音の好みに合わせてギターのネックのサイズを選択しましょう。

購入時は、ギターケースの有無を必ずチェックしましょう。ギターを持ち運ぶ人は、ケースつきのギターをチョイスすれば、ギターを傷つけずに持ち運べます。より慎重に持ち運びたい方はハードケースつきがおすすめ。持ち運びやすさにこだわるなら、背負えるタイプのケースがうってつけです。

ケースが付属していない場合は、好みのケースを見つける楽しさがあります。デザインや素材など自分のイメージに合ったものが見つかれば、気分が上がること間違いありません。サイズを確認し、手持ちのギターが入るサイズを選ぶのが重要です。

立ってギターを演奏するならストラップをとりつけるストラップピンがついているギターがおすすめです。ほとんどのアコースティックギターのボディエンドにはついていますが、ネック側のボディにはついていないものとついているものがあります。ボディエンドとネック側ボディの2箇所確認しましょう。

アンプに繋げてギターを演奏したい方は、ピックアップつきがおすすめです。ピックアップとはギターの音を拾って電気信号に変える装置のこと。大きな会場で演奏する方には必需品です。エレキギターには付属されていますが、アコースティックギターにはついていないものが多いので確認するのをおすすめします。

ギターを購入するのであれば、予算も決めておく必要があります。ギターは1万円程度のものから数万円するものまでさまざまです。初心者の方が購入するのであれば、1万円～3万円程度のエントリーモデルをおすすめします。

本格的にギターを続けていくのであれば、そのタイミングでよりいい商品を購入するといいです。一方で、長く続ける予定がある方は最初からいい商品を選らんが方がいい場合もあります。そのため、ご自身の予算から適切な商品を選んでみてください。

Gibson（ギブソン）もフェンダーに並ぶ有名な楽器メーカーで、現在でも高い人気を誇る「レスポール」を販売しています。この「レスポール」はフェンダーの「ストラトキャスター」などと並び、ギターのスタンダードなタイプとして長く愛され続けています。

また、ギブソンのギターは他メーカーにはないデザイン性の高さも人気で、まるでアコースティックギターを彷彿させるような丸みのあるボディが特徴です。ギターをデザインの面でも選びたい方にもおすすめします。

Epiphone（エピフォン）は、ギブソンの傘下のブランドです。ギブソンの「レスポールタイプ」や「SGタイプ」といったラインナップのギターを、他国の工場で生産しコストを抑えたモデルとして販売しています。

エピフォンのギターはギブソンの高価なギターに比べて、リーズナブルに購入できるのが魅力です。また、ジョン・レノンやポール・マッカートニーなどの有名なアーティストもエピフォンのギターを愛用していたため、その品質の高さにも定評があります。

YAMAHA（ヤマハ）は国内の楽器メーカーで、ピアノや管楽器などの楽器も販売しています。ヤマハの中でも人気のエレキギターである「PACIFICA」のシリーズは5万円以下で購入できるタイプもあり、品質も高いと評判です。

また、シンプルな音が魅力で弾く人を選ばないため、さまざまな演奏スタイルに適しています。初心者向けから上級者まで、レベルに合わせた幅広いタイプのギターを販売しているのも魅力です。

初心者の方がギターをより楽しく演奏するなら、自分の大好きな有名アーティストと同じ仕様のギターがおすすめです。これらはシグネイチャーモデルと呼ばれます。

シグネイチャーモデルの中でも、そのアーティストと同じ特別仕様モデルはかなり高額になりますが、部分的に簡易化されたものはその分価格が抑えられているので初心者にもおすすめです。

ゼロからギターを始める初心者の方には、アンプやチューナー、シールドやピックなどがセットになったものがおすすめです。

最近では、大手のギターメーカーの傘下ブランドの入門モデルに付属品が付いてくるものも多いので、初心者用としては十分な内容のものとなっています。

ギターの基本的なおすすめ練習方法のステップは、大きく7つです。

1. いきなり曲から入らず、まずは基礎練習を行う
2. ギターをアンプに繋いで弾いてみる
3. チューニングをする
4. オープンコードを押さえながら覚える
5. セーハコードを押さえながら覚える
6. 曲をコードだけで弾いてみる
7. ドレミファソラシドなどの単音弾きに挑戦する。

これらの順に練習して、コードを押さえながら覚えるのがおすすめです。これらができたら、フレーズやソロの練習に移りましょう。また、練習場所としては気軽に行える自宅での練習がおすすめですが、音漏れなど周囲への配慮は忘れずに行ってください。

ギターが弾けるようになるまでは人それぞれですが、コードが押さえられるようになるまではおよそ3ヶ月ほどかかります。このコードを押さえられるようになったら、次は複数のコードを押さえて音を鳴らせるようになるコードチェンジの練習をしますが、これには2ヶ月以上の練習時間が必要です。

ここまで出来たら、弾き語りをする段階に移ります。こちらも習得するまでに1〜2ヶ月ほどかかり、さらにライブなど人前で演奏できるようになるまでは2〜3ヶ月の時間が必要です。人によって連絡量なども違うため一概には言えませんが、10ヶ月以内くらいが目安といえます。

ギター初心者のおすすめ曲の条件は次の4つです。

1. テンポが速すぎない
2. 繰り返しが多い
3. コードが簡単で単純
4. 自分が好きな曲

4は自分の感性で決めれば大丈夫ですが、1~3に該当する楽曲を幾つかかご紹介します。

• あいみょん「マリーゴールド」
• 米津玄師「Lemon」
• ベン・E・キング「Stand By Me」
•  ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン」
• スピッツ「チェリー」

また、ボカロ曲では、初音ミク「夜明けと蛍」・Orangestar feat. IA「アスノヨゾラ哨戒班」・黒うさP「千本桜」などが、ボカロソングの弾き語りがおすすめです。実際に弾いてみたい曲は本を使って探してみましょう。

ギターの演奏前後で、日常的にできる簡単メンテナンスをご紹介します。最も一般的なものは、フィンガーイーズと呼ばれる、ギター用指板潤滑剤を使ったメンテナンスです。

フィンガーイーズをクロスに吹きかけ、弦や指板を滑らせるようにして拭きます。これだけでギターが弾きやすくなったり、弦が錆びにくくなったりする効果があるので、演奏前後におすすめです。

その他のギターのお手入れ方法やグッズに関する詳細は下記の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

ここまで、初心者向けギターのおすすめランキング10選をご紹介してきました。今回ご紹介した製品はほんの一部で、他にもたくさんの初心者向けギターがあります。ギターが大好きになるように自分にぴったりの初心者向けギターに出会えるといいですね。

その他の初心者向けギターのおすすめ人気ランキングは下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。