麒麟山のおすすめ10選！伝統辛口・ながれぼしなど｜麒麟山サワーの作り方も

米どころとしてだけでなく、酒どころとしても知られる新潟県には数え切れないほどの蔵元があります。麒麟山は阿賀町津川で1843年の創業以来、新潟を代表する淡麗辛口の蔵元として地元の人々に愛されてきました。

辛口派からの人気も高く、クセがなく後味スッキリの飲み口はついつい飲みすぎてしまうと評判です。しかし、まだ麒麟山を飲んだことがないと、どんなお酒なのか？本当に美味しいのか？と気になる人も多いはずです。

そこで、この記事では麒麟山の魅力やラインナップを紹介します。記事の最後には耳寄りな情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

麒麟山酒造は、新潟の奥阿賀にある自然豊かな麒麟山の麓に佇んでいます。1843年の創業以来、新潟県を代表する蔵元の一つとして酒造りを続けてきました。自然が数多く残る麒麟山の麓で、蔵元の目の前を流れる常浪川の超軟水を仕込み水に使用しているのも特徴です。

麒麟山酒造の看板商品「伝統辛口」は、伝辛（でんから）の愛称で親しまれており、冷でも燗でも季節ごとにさまざまな楽しみ方があります。

麒麟山酒造で使用する酒米は酒蔵から半径10kmの阿賀町内産100%で、酒の仕込水と同じ同じ常浪川の超軟水で育てられます。100%地元産の酒米を使う酒造りは全国でも珍しく、蔵人自らが田植えから収穫まで酒米作りに携わるのもこだわりです。

現在阿賀町でつくられるお米の2割近くが酒米として使われていますが、これも全国平均の何倍もの割合となります。麒麟山酒造がこだわる酒米は以下の3種類です。

• 五百万石：淡麗できれいな酒質
• 越淡麗（新潟独自）：香りが際立つ酒質
• たかね錦：キレがあり後味スッキリな酒質

麒麟山酒造は、2021年3月に原点回帰により商品ラインナップを見直すために、商品をリニューアルしています。代表銘柄の伝統辛口は、味わいそのままにラベルデザインが一新されました。リニューアルに伴い生産終了となった銘柄と、商品名が変更になった銘柄は以下の通りです。

麒麟山に興味があるけど、どんな日本酒か確認してから購入したいときは、実際に飲んだ人の口コミが参考になります。麒麟山の口コミを見ていきましょう。

麒麟山の伝統辛口は「でんから」の愛称で昔から親しまれています。麒麟山の原点でもあり代表銘柄としても有名です。キレがよく飽きずに飲める味わいが人気となっています。推奨温度は10℃・20℃・55℃、季節に合わせてさまざまな飲み方を楽しめるのも魅力です。

• 容量：180mlカップ/180ml/300ml/720ml/1.8L

麒麟山の超辛口は、口に含むと初めは旨味が広がり徐々に辛さが膨らむのが特徴です。名前の通り辛味は強いものの、麒麟山ならではのキレとのど越しのよさは辛口派にも高く評価されています。冷でも美味しく飲めますが、55℃の燗で試して欲しい銘柄です。

• 容量　300ml/720ml/1.8L

麒麟山のやわらかは、阿賀町産の越淡麗を使用しているので、お米の旨味がありながら後味がスッキリしています。10℃～20℃の冷でも美味しいですし、温めるとさらに味わい深くなるので、45℃程度の燗で試すのもおすすめです。

• 容量　180mlカップ/300ml/720ml/1.8L

麒麟山の遠雷は、山々に降り注ぐ雨や稲を揺らす風、山々に響き渡る雷をラベルにデザインしています。味わいは優しい香りでありながら、雷を思わせるキリっとしたのど越しです。遠雷のよさを堪能したいのであれば、55℃の燗をおすすめします。

• 容量　300ml/720ml/1.8L

麒麟山のユキノシタは、多くの雪が降る奥阿賀の長い冬を、雪の下でじっと耐え忍び春を待つ芽をラベルにデザインしています。阿賀町産のたかね錦を使用した旨味と優しい香りは、45℃の燗で飲むのがおすすめです。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山の金雲母は、旧ブランボトルのよさをそのままに、ラベルデザインと商品名が変更されています。まろやかで奥深い旨味と、スッキリと澄んだ味わいのバランスが絶妙です。燗でも美味しく飲めますが、10℃～20℃の冷でのむと金雲母のよさを堪能できます。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山の旧ブルーボトルがリニューアルして、ながれぼしとして生まれ変わりました。涼しげなブルーのボトルは見た目がおしゃれでギフトにもおすすめです。夜空に煌めく流れ星のイメージ通り、透明感のある鮮やかな口当たりを楽しめます。軽く冷やして飲むのがおすすめです。

• 容量　300ml/720ml/1.8L

鮮やかなブルーのボトルのぽたりぽたり〈越淡麗〉は、1月に発売されます。新潟県の特産品として知られるル・レクチェのような香りが特徴的な、醸造年度、第三弾の搾りたて新酒です。地元農家と蔵人により育てられた越淡麗を使用しています。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山の梅酒は、奥阿賀産米100%の純米酒で仕込んでいます。梅は新潟県亀田産の藤五郎と群馬県産の白加賀を使用した、濃厚で香り高い梅酒です。ストレートでもロックでも美味しく飲めますし、ソーダ割りやお湯割りなどいろいろな飲み方を楽しめます。

• 容量　720ml/1.8L

なごり雪は、麒麟山酒造史上初となるにごり種です。限定蔵出のため、2021年の2月に発売されたときは地元でもかなり注目されました。含むと旨味が広がる優しい口当たりなので、にごり酒が苦手な人にもおすすめです。冷やすと一層美味しくなります。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山の超辛口は、6月に発売されます。摘みたてのベリーに例えられる清冽な味わいが特徴的です。みずみずしさも感じられる超辛口生酒は、冷蔵庫で冷やして飲むと一層美味しく感じられます。

• 容量　300ml/1.8L

麒麟山のKAGAYAKIは、6月と11月の年に2回発売されます。ラベルには金環日食がデザインされた、鑑評会に出品される銘柄です。KAGAYAKIは全工程が手作業のため超少量のみ生産される、限定酒の中でも希少価値の高い銘柄となります。

• 容量　180ml/720ml/1.8L

7月発売の一片氷心は、フレッシュな清涼感が特徴的な夏限定生酒です。300mlボトルのみですが、冷たく冷やして飲むと、優しい香りとスッキリとした後味を堪能できます。涼し気なボトルは夏にピッタリです。

• 容量　300ml

紅葉をデザインしたラベルがおしゃれな麒麟山の紅葉は10月に発売される、3年以上の熟成・低温貯蔵を経て出荷される長期熟成酒です。口に含むと熟成香が優しく香り、秋の味覚によく合います。15℃の冷か、40℃のぬる燗で飲むのがおすすめです。

• 容量　720ml/1.8L

ブラックボトルに鮮やかなラベルが映える麒麟山の火鉢は、熱燗のために造られた大吟醸です。微妙な温度変化で味が変わるので、飲み比べて好みの温度を見つけてください。50℃では突き抜けるような香り、47.5℃では上品な酸と余韻を楽しめます。

• 容量　720ml/1.8L

ブラックボトルにゴールドの紅葉がデザインされた、紅葉〈金〉は20年以上熟成させる長期熟成酒で、麒麟山の歴代杜氏により見守られてきました。麒麟山の中では価格が高めですが、長期熟成ならではの濃厚な味わいと香りを楽しめます。品質を最優先するため不定期蔵出しです。

• 容量　720ml/1.8L

グリーンの透き通ったボトルにユニークなラベルが特徴的な、ぽたりぽたり〈五百万石〉は11月に発売されます。完熟メロンに例えられるフレッシュな香りと爽やかな甘味が特徴です。新酒新米ならではのフレッシュな生原酒は、冷蔵庫でしっかり冷やしてから飲むとよさを堪能できます。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山の初日の出は、12月2発売される新米新酒を使用した、伝統辛口です。ラベルには新年をイメージして初日の出が描かれています。搾りたての生は、定番の伝辛とは一味違ういきいきとした味わいです。

• 容量　720ml/1.8L

麒麟山は、全国37都道府県に販売店があります。商品のラインナップは販売店で異なりますが、欲しい銘柄が見つからない場合は、Amazonや楽天などの大手通販サイトでも購入可能です。新潟県内であればスーパーやコンビニでも購入できます。

麒麟山の定番「伝統辛口」は冷でも燗でも美味しく飲めますが、サワーにしても美味しく飲めるので日本酒が苦手な人は麒麟山サワーにトライしてはいかがですか？レモンスライスやカットレモンを入れるとより爽やかで飲みやすくなります。

【作り方】

1. グラスいっぱいに氷を入れる
2. 伝統辛口をお好みで入れる
3. 炭酸水を入れる
4. レモン果汁を入れ軽く混ぜる

麒麟山酒造は酒蔵見学ができるのをご存知ですか？蔵内を見学した後は試飲もできますし、お土産ももらえます。近くまで行く機会があったら、ぜひ麒麟山のお酒がどのように造られているのかを見に行ってみてください。完全予約制ですので事前に予約しましょう。

麒麟山酒造ではお酒の他に、麒麟山のロゴ入り徳利セットやTシャツ・トートバッグなどのオリジナルアイテムをオンラインショップで販売しています。日本酒を使ったハンドローションやハンドクリームやタンブラーなど、他では手に入らない限定品にも注目です。

新潟県を代表する淡麗辛口の蔵元として、創業から170年以上続く麒麟山酒造は、辛口派が認める美味しい日本酒が揃っています。定番商品の他に季節限定品もあるので、淡麗辛口派はぜひ麒麟山酒造の日本酒を試してみてください。