ダイソーで買えるはんだごてを紹介！100均のものは使えない？代用品も

はんだごてとは、はんだを溶かして金属同士を接着する道具です。接着部分とはんだ線を熱し、溶けたはんだが冷えて固まると接着部分が固定されます。持ち手はプラスチックでできており、コンセントに挿して使うものが一般的です。

はんだごてはダイソーでも手に入ります。ダイソーのはんだごては20Wと30Wの取り扱いがあり、60Wは販売していません。また、ダイソー商品は税込み110円で販売されており、30Wのはんだごては税込み550円で販売しています。

こてを熱した際の最高温度は、約400度です。温度が高いためスピーディーに作業が行えますが、初心者の方はこてをあてすぎると接着部分が溶けてしまうので気を付けましょう。安物なので使えないと思われがちですが、電子工作程度であれば十分に使えます。

ダイソーのはんだごてはコンセントに挿して使用します。最近ではコードレスのはんだごても販売されていますが、値段は割高になります。ダイソーのはんだごてのコードは、1.1ｍほどとやや短めです。作業のしやすさを考えると、できるだけ作業場の近くでコンセントを挿す必要があります。また、コードが足りないときは、延長コードがあると便利です。

はんだごてを熱したら、ペンのように持って使います。接着部分を熱し、はんだ線をあてて溶かします。はんだが接着部分に流れたら、はんだごてを離して大丈夫です。流したはんだが冷めて固まったら、接着部分が固定されているかを確認します。

使い終わったはんだごては、軽く濡らしたスポンジで掃除します。こて先にはんだが残っていると次の作業時に熱が伝わりにくくなるため、汚れを取り除きましょう。スポンジは水を含めすぎるとヒートショックが起きる危険もあるため、適度にしぼってから使用します。はんだごてを掃除したら、種類別にして保管します。

はんだごては高温になるため、作業中に使える専用の置き場があると安全です。金属でできたはんだごて置き場は、ダイソーでも販売しています。

使い終わったはんだごてを、冷ましておく場所としても使えます。ダイソーではんだごてを購入する際は置き場も合わせてチェックしてみてください。

木のプレートや小物入れなどに、ウッドバーニングで模様や絵を入れる活用例です。はんだごてで焼き付けて、木に模様を入れていきます。

焼き付ける絵柄は、はじめに下書きしておくときれいに描けます。はんだごてで下書きをなぞるように焼き付ければ、ウッドバーニングの完成です。木のお皿や木箱は、100円ショップでも手に入ります。無地の雑貨を好みのデザインに変えられる、初心者にもおすすめのDIYです。

はんだごてを使えば、革製品にも絵や模様の焼き付けができます。普段使っている手帳や財布に、名前のイニシャルを入れるアレンジも可能です。

ウッドバーニングに使うはんだごては、ワット数が高すぎると焦げてしまいます。ダイソーのはんだごてを使う場合は、20Wのはんだごてがおすすめです。また、いきなり革製品に手を加えるのが抵抗のある方は、フェイクレザーを使ったレザーバーニングもできます。フェイクレザーは100円ショップで購入できるため、リーズナブルにアレンジできます。

針金を溶接して、ワイヤーモビールやアクセサリーを作るDIYです。好きな形に折り曲げるだけなので、初心者や子供にもおすすめです。ワイヤークラフトに使う針金は、100円ショップでも購入できます。

また、はんだごては壊れたアクセサリーを修復したいときにも便利です。金属同士を接着できるため、壊れた金具を接着できます。

カフェなどのおしゃれな雰囲気作りができると人気なのが、レンガ風の壁のDIY。はんだの熱で発泡スチロールを簡単に溶かせるので、レンガっぽい立体感が手軽に出せます。

＜作り方＞

1. 発泡スチロールにレンガの線を下書きする
2. 下書きに添ってはんだごてで溶かす
3. 表面のひび割れ加工などを好みによって加える
4. 好みの色のペンキを塗って乾かす

100円ショップのセリアやキャンドゥでは、はんだごての取り扱いはありませんでした。ただし、DIYに使えるアイテムは販売しています。接着に使える道具は、樹脂やプラスチックを溶かして、木材や手芸パーツの接着ができるグルーガンがあります。

他にも、固まると硬くなるハードタイプのUVレジン液も使えます。7色のカラーバリエーションがあるので、見えるところに使っても華やかになります。また、ステンレス製・アルミ製の針金も色や太さにさまざまな種類があります。はんだと組み合わせたワイヤークラフトも楽しめます。

おうちで楽しむDIYや家庭学習などで簡易的に使用するなら、100均のはんだごてで事足りるかもしれません。しかし、精密機器の基盤に使用するなど本格的なはんだごてを求める場合は、ホームセンターで購入しましょう。高機能タイプなどが揃うので、使用目的によって選ぶのがポイントです。

はんだ付けをしたいときは、はんだごてをほかのもので代用する方法もあります。たとえば、100円ショップで販売しているライターと針金で、はんだ付けするやり方も可能です。また、より強い火力が欲しいときは、ボンベ式のバーナーと針金でも溶接できます。

ただし、先ほど紹介したウッドバーニングやレザーバーニングは、ペン先がないと描けないため、代用できません。あくまで、金属やプラスチックを溶接したいときに使える代用法です。

はんだが溶けない原因とその対応策について紹介します。

はんだが溶けない原因

• はんだごての温度が低く、熱がしっかりと伝わっていない
• はんだごてのこて先の酸化

こて先に少量のはんだを溶かした状態のまま、固まったはんだにこて先を当てて熱を伝えることで、はんだを溶かします。こて先が酸化している場合は、こて先をクリーニングして酸化物を除去しましょう。

ダイソーでは手軽にDIYが楽しめるはんだごてを販売しています。はんだごてでは金属の溶接ができるほか、ウッドバーニングやレザーバーニングのDIYもできます。はんだ付けに必要なものは、すべてダイソーで揃えられるため、まとめて購入してワンランク上のDIYを楽しみましょう。