ホッピーに合う焼酎おすすめ11選｜ホッピーの中（なか）とは？芋焼酎やいいちこも

ホッピーは昭和時代に作られたビールテイストのノンアルコール飲料です。令和になった現在でも多くの方にこよなく愛される飲料で、特に焼酎と一緒に楽しまれています。ホッピーと焼酎の相性は最高です。

居酒屋やバーでホッピーと言えばセットで出される焼酎ですが、今回はホッピーに合う焼酎はどんなものか、深掘りして考えてみましょう。ホッピーにとても合うのはクセがない甲類焼酎です。甲類焼酎がどんなものかも説明をしていきます。

今回はホッピーに合う焼酎の特徴や上手な選び方、人気銘柄やいいちこなどおすすめ商品を紹介します。「ホッピーの中（なか）」の意味についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

ホッピーと焼酎の相性の良さを詳しく解説していきます。ホッピーと焼酎を組み合わせることで生じるメリットや飲みやすさに関わる情報をお伝えします。ホッピー好きにとって有用な情報なので必見です！

ホッピーはアルコール度数が1％以下の麦芽清涼飲料水です。カロリーも低く、低糖質でプリン体はゼロです。焼酎に関しても、ビールよりもやや低カロリーで糖質がゼロですので、ホッピーと焼酎の組み合わせは健康的です。

焼酎をジュースなどで割ると途端に高カロリーになりますが、ホッピーならあまり気にせず飲みやすいです。

ホッピーや甲類焼酎はどちらも安価です。一緒に飲んでもビールよりも価格が安く、庶民の味方です。手頃な価格で美味しく飲めるのも人気が続いている理由のひとつで、サラリーマンや若い方でも無理せず楽しめるお酒です。

ホッピー1本はスーパーなどで120円ほどで、2杯から3杯の焼酎が飲めてコスパが抜群です。

ホッピーに合う焼酎の上手な選び方を紹介します。ホッピーに合う焼酎選びのキーポイントは「甲類焼酎」「アルコール度数」「内容量・容器」「甘さ」の4つです。順番に説明していきます。

ホッピーにダントツで合う焼酎は甲類焼酎です。甲類焼酎とは、連続式蒸留法で繰り返し蒸留を施し香りやコクがなくクリアで無色透明の焼酎です。ホッピーの香ばしさをより楽しむため、すっきりした味わいの甲類焼酎が選ばれやすいです。

ホッピーを焼酎で割るので、ホッピーが主役です。ホッピーを引き立てられる甲類焼酎が最も相性のいい焼酎といえます。個人の好みはさまざまありますが、ホッピーといえば甲類焼酎というお店がほとんどです。

甲類焼酎のアルコール度数を選んで濃いめや薄め・楽しむ量の調整を行なってください。甲類焼酎のアルコール度数には20度・25度・30度・35度などがあります。スタンダードなのは20度と25度です。

甲類も乙類も、焼酎は20度と25度のアルコール度数のものが多く製造されています。酒税法によってアルコール度数の上限は決められていますが、下限は決められていません。そのため、焼酎ごとの飲みやすさや地域性で20度と25度に振り分けがされています。

アルコールに弱い方は20度で薄めのホッピーを楽しむのがおすすめです。

30度以上のアルコール度数がある甲類焼酎は、ホッピーをハードに飲みたい方におすすめです。リラックスを求めて、がつんとアルコールを飲みたいときにも向いています。近年では30度以上の強い甲類焼酎も人気が上がっています。

くれぐれも急いで飲み過ぎないように、量も把握しながら飲んでください。

甲類焼酎はいろいろな容器や容量で販売されています。シーンや飲み残しの保管・エコやレトロ感などを考慮してお好みの内容量・容器の商品を選んでみてください。順番に詳しく説明します。

大容量の甲類焼酎を買うなら、2リットルや4リットルのペットボトルが便利です。飲み会やパーティーなど大勢で消費する際におすすめです。ペットボトルは丈夫で大容量の甲類焼酎に向いている容器です。

中には5リットル容量の商品もあります。重量があるので運ぶときには十分に気を付けてください。

たまに飲む程度の頻度の方は、長期保存に向いている瓶入り甲類焼酎がおすすめです。瓶入りを購入するときに気を付けたいポイントは、置き場所と中身の確認です。瓶はコンパクトにならないので保管場所の確保が必要です。

また、長期保存ができるといっても中身の確認をきちんと行なった方がベターです。

エコやごみの出し方が気になる方は、紙パックの甲類焼酎を買ってみてください。ペットボトルや瓶のようにごみ収集日を気にする必要もなく、環境にも優しいです。すぐに環境が変化するわけではありませんが、できることからコツコツやりたいものです。

紙パックの甲類焼酎は900ｍｌと1.8リットルの商品が主流です。

焼酎のワンカップ容器は、一周周ってレトロ感がおしゃれだという方もいます。飲みきりサイズで飲みやすいため、女性や初心者にもおすすめです。低アルコールで口当たりがいい商品が多く、容量は200mlほどがメインです。

また、あと少しだけ飲みたいときにも便利です。ワンカップで〆るのも通の飲み方です。

甲類焼酎は本来クセがなくすっきりした味わいですが、こだわりを持って選ぶ方も多くいます。飲み比べをするとわかりやすいのが、甘さの違いです。ほんのり感じる甘さに各商品の違いを探すのも楽しいです。

この領域になると甲類焼酎の上級者の楽しみ方になります。ホッピーを飲むときに意識して味わってみるとベターです。

ホッピーに合う焼酎の定番人気の銘柄を紹介します。選びきれない方や迷って仕方がない方は、以下の3つの定番銘柄から選ぶと間違いがありません。お店でも出てくる銘柄ばかりですので参考にしてください。

キンミヤ焼酎は三重県の宮崎本店で作られている甲類焼酎です。甲類焼酎と言えば・ホッピーに合う焼酎と言えば、どちらもキンミヤ焼酎を挙げる方がとても多い、大人気の銘柄です。三重県の軟水を使用しているため、口当たりの柔らかさがあります。

ホッピーの他、チューハイやサワー・梅酒や果実酒の漬け込み酒としても人気です。

極上宝焼酎は、割り材と合わせたときの焼酎感をアップさせるために大麦とトウモロコシの樽貯蔵熟成酒が加えられています。ロックやストレートではまろやかに、割り物をするときはシャープになるよう計算されています。

シャープなキレがあるホッピーがお好みの方から絶大な支持を得ています。

いいちこは乙類焼酎ですが、クセのなさとクリアな口当たりがホッピーに合うと好評です。飲みやすい麦焼酎として、レモンサワーや梅干し割りなどトッピングを楽しむときの焼酎に選ばれやすい銘柄です。

さらっとした味わいでホッピーとの相性がよく、乙類焼酎なので甲類よりもカロリーが低くなります。

焼酎とホッピーの美味しい飲み方を紹介します。いろいろなコツがありますが、意外とと知らない基本中の基本を中心にお伝えします。基本の作り方を忠実に守るだけでもホッピーの味わい方が変わってきます。

焼酎とホッピーの黄金比は、焼酎1に対してホッピー5の割合です。全体としてアルコール度数が5％になるのが望ましい濃さです。かき混ぜすぎたり氷を入れると爽快感が崩れてしまうので気を付けてください。

ホッピーが薄まらないように、焼酎を入れるときは勢いをつけ過ぎないようにしましょう。

ホッピーの大事な飲み方は「3冷」です。ジョッキ・ホッピー・焼酎をすべてきちんと冷やして楽しんでください。氷なしで飲むのがホッピーの味を薄めない工夫なので、ジョッキ自体から冷やしておくのがベストです。

お店ではすべてキンキンに冷えた状態で出してもらえますが、家では忘れずに仕込んでおいてください。

氷を入れるのは邪道です。主役のホッピーの味が損なわれないよう厳守したいです。しかし、夏の最中や暖房が効きすぎた部屋では、早々にぬるくなってしまう場合もあります。そんな時は「1コ凍2冷」で、ジョッキを凍らせるのがおすすめです。

または、ホッピーを凍らせてシャーベット状にするのも美味しくておすすめです。

ホッピー1本で焼酎を2杯から3杯飲むのが一般的です。薄めで3杯くらいになるよう調整できます。コスパ的にも、1杯分の値段がとてもリーズナブルになります。中には1本で1杯という強者もいますが、あまりおすすめしません。

初めの1杯はゴクゴクと、残りは適度にゆっくり味わいのがおすすめです。

ホッピーに合う料理は、味が濃い居酒屋メニューです。唐揚げや塩だれキャベツ・じゃこやウインナーなど、味のはっきりしたおつまみがおすすめです。魚介類は刺身よりは練り物、イカやエビはバターと調理するのがベターです。

乾きものならナッツやスルメも合います。

甲類焼酎以外でホッピーに合うお酒を紹介します。乙類焼酎から芋焼酎やそば焼酎・焼酎以外ではウイスキーがおすすめです。甲類焼酎とは違う味わいが欲しいときには、せひチャレンジしてみてください。

白ホッピーでは、苦みと芋焼酎の甘みが喧嘩をしがちですが、黒ホッピーでは相性がいいです。芋焼酎の甘みが際立ち、ホッピーが脇役にはなってしまいますが、味わいとしてはとても美味しくなります。

黒ホッピーが好きな方はぜひ黒霧島など芋焼酎との組み合わせにトライしてみてほしいです。芋焼酎が好きな方にもおすすめです。

そば焼酎は麦焼酎のようにクセが少なく飲みやすいのが特徴です。そば焼酎とホッピーを合わせると、そば焼酎がホッピーの香りを浮き立たせ、見事なハーモニーを織りなします。そばの香りもほんのりして上品な味わいになります。

そばが好きな方やホッピーの香りをとことん楽しみたい方にもぴったりの飲み方です。

ハイボール感覚でホッピーを味わうなら、ウイスキー1に対してホッピー5で合わせるのがおすすめです。焼酎よりウイスキー派の方で、ホッピーの旨みも好みのかたにはとても美味しく感じる飲み方です。

人によってはウイスキーとホッピーの方がビールに近いと感じる方もいます。ウイスキーよりホッピーの香りが前に出ます。

黒糖焼酎とは鹿児島県の奄美群島だけで製造が許されている、サトウキビを主原料とした焼酎です。深い甘さが特徴なので、ホッピーとの相性がいいと考える方もたくさんいます。たしかに美味しく飲めるのですが、銘柄によっては渋みが出てしまう場合があるので注意してください。

お店でホッピーを頼む際に「外」と「中」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「外」はホッピー、「中」は焼酎を指します。中をくださいというのは、焼酎をくださいということになります。

普通は焼酎を割り材で割りますが、ホッピーに関してはホッピーを焼酎で割る感覚が正解です。

ホッピーに合う焼酎の選び方や人気銘柄・おすすめ商品・美味しい飲み方などを詳細に紹介しました。記事を参考にぜひホッピーに合う焼酎のお気に入りを見つけ出し、お好みに合わせたホッピーの楽しみ方をしてみてください！