牛乳おすすめ16選｜カルシウムの多い牛乳は？おすすめメーカーも【子供・幼児にも】

私たちの食生活に馴染みの深い牛乳は、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれているため、栄養価が高い飲料であるのは間違いありません。成長期の子供や妊婦さんの栄養源にもおすすめです。

しかし、牛乳は全国各地で数多く販売されており、種類も豊富にあります。そのため、どれを選ぶべきなのか分からない方も多いですよね。用途や目的によって使い分けたほうがいいということを知らない方も多いですが、これでは損をしています。

そこで本記事では栄養価の高い牛乳の選び方・おすすめメーカー・カルシウムの多い牛乳をランキング形式でご紹介します。「赤ちゃんや1歳児に牛乳を与えてもいい？」といった疑問にも回答しますので、ぜひ最後までご覧ください。

牛乳の中でも一番馴染みがあるのが「成分無調整牛乳」です。乳牛から絞った生乳を加熱殺菌していますが、成分はそのままで加工していません。規定では「乳脂肪分3.0％以上、無脂乳固形分が8.0％以上のもの」が成分無調整牛乳です。

スーパーやコンビニエンスストアで売られているほとんどの牛乳がこれに該当し、牛乳本来の味わいや風味を大切にしたい方にとてもおすすめできる種類と言えます。

成分調整牛乳とは、生乳を100％原料とするところまで成分無調整牛乳と同じなのですが、そこから水分や乳脂肪分を調整し除去した牛乳を言います。規定上は「乳脂肪分に規定は無く、無脂乳固形分が8.0％以上のもの」となります。

脂肪分がおさえられている分、スッキリとした飲み口で、カロリーが気になる方にもおすすめできる牛乳と言えます。

特別牛乳とは、全国で数件しかないという厚生労働省の基準をクリアした牧場でのみ生産している無殺菌牛乳または低温殺菌牛乳を言います。「搾りたての生乳を加熱処理しなくても安全に飲める」といった認証を厚生労働省から受けているのです。

優れた環境でしか生産ができませんので、高級な牛乳と思ってください。濃厚でまろやかな味わいで人気があり、安心、安全に飲める牛乳であるのは間違いありません。

成分調整牛乳の中でも「低脂肪牛乳」は、乳脂肪分0.5％以上1.5％以下に調整したものを言います。他の牛乳と比較しても、カロリーや脂肪分が低いため、ダイエット中の方や健康維持に気を使っている方におすすめできる商品です。

脂肪分が低い分、あっさりとした味わいで飲みやすいのが特徴です。たとえば、甘みの強い食材と一緒に牛乳を摂る場合やアルコールのミルク割りをする場合にはとても向いています。

成分調整牛乳には、低脂肪牛乳の他に「無脂肪牛乳」があり、乳脂肪分0.5％未満のものといった規定になっています。無脂肪牛乳は、牛乳の独特なにおいも抑えられていますので、牛乳が苦手な方にもおすすめです。

また、低カロリーで低脂質なため、ダイエット中の方やコレステロールが気になる方にもおすすめです。牛乳は苦手でも栄養を摂りたい、牛乳は飲みたいがカロリーや脂質をおさえたい方は無脂肪牛乳を試してみてください。

生乳にクリームやバターなどの乳製品を加えて味を調整しているのが「加工乳」です。牛乳よりもコストがかからないため、コストパフォーマンスがいいところがメリットです。

脂肪分1.5％以下の「低脂肪加工乳」だと、脂肪分を抑えてカルシウムなどの成分を多く含んでいたりします。脂肪分や乳製品を加えて脂肪分を高めた「特濃」だとコクがあって美味しいです。しかし、いずれも糖質が高めなので注意が必要です。

生乳にカルシウムやビタミン、鉄分やフルーツなどの乳製品以外の成分を取り入れて栄養価を高くしたものを「乳飲料」と言います。乳飲料には「白物乳飲料」と「色物乳飲料」があり、カルシウムや鉄分などの栄養素が含まれたものを白物乳飲料と呼んでいます。

乳製品に果汁やコーヒーなどを混ぜて、生乳とは違う風味や味わいを楽しめるようにしたものが色物乳飲料であり、どちらも栄養価が高いため、牛乳が苦手な方や栄養をたくさん摂るべき子供などにもおすすめできる飲料です。

牛乳と言えば、北海道をイメージする人も多いと思いますが、牛乳は全国47都道府県にて生産されているポピュラーな飲み物です。中には「レモン牛乳」「ぶどう牛乳」など珍しいご当地限定牛乳も存在します。

パッケージが印象的な牛乳、ご当地の乳牛だけで生産されている牛乳など、その地ならではの特色があり、選ぶのも楽しくなりますよ。普通の牛乳に飽きてきたと感じたら、ご当地限定牛乳を探してみてください。

市販されている牛乳は、ほとんどが加熱殺菌されています。しかし、この殺菌方法で牛乳の味わいや性質が変わるといったことをご存知ですか。高温殺菌と低温殺菌では、どのように変化が生まれるのかを説明していきます。

殺菌方法はパッケージの表示にも記載されていますので、どの殺菌方法が自分に向いているかを判断していきましょう。

生乳を120～130℃の高温で1～3秒ほど殺菌処理をした牛乳を「超高温殺菌牛乳」と呼んでいます。一般的な牛乳のほとんどはこの殺菌方法で処理されており、牛乳らしい味わいを楽しめます。

高温で殺菌する方法なので、日持ちが良く賞味期限が長いのも特徴です。一人暮らしなど、牛乳を頻繁に買わない方などにおすすめできる牛乳です。

低温殺菌牛乳とは、63～65℃で30分かけてじっくり殺菌処理した牛乳を言います。低温殺菌は生乳に近い味わいですが、牛乳の独特なにおいがあまりないため、甘みがあって飲みやすいです。

殺菌に時間がかかる方法なので、大量生産が難しく価格はどうしても高めになってしまいます。日持ちがするとは言えませんが、賞味期限以内に飲むようにすれば問題はありません。

牛乳は、乳脂肪分や無脂肪固形分の割合で大きく味わいが違います。乳脂肪分や、無脂肪固形分の割合がどのようになっているものを選べばいいのかを確認していきましょう。

牛乳に含まれている脂肪分のことを乳脂肪分と呼びますが、この乳脂肪分が多めに含まれていると、濃厚な濃い牛乳を楽しめます。そもそも無調整牛乳は乳脂肪分を3.0％以上含んでいるものですが、この数値が高ければ高いほど濃厚な味わいになります。

通常の牛乳では物足りないと感じてきたら、乳脂肪分の高い牛乳を飲むといいですが、高カロリーですので、そのあたりには注意が必要だと言えます。

スイーツ作りや料理に使う牛乳に向いているのが「無脂乳固形成分が高い牛乳」です。無脂乳固形成分とは、牛乳から水分と乳脂肪分を除いた成分を言い、タンパク質やミネラル、ビタミン、炭水化物などが含まれていて、栄養価が高いです。

牛乳の風味が強いので、牛乳の風味を残してスイーツや料理に使いたい方や牛乳の風味そのものが好きな方に向いていると言えます。

1～2歳程度の子供に牛乳を与える時、ほとんどの人が栄養面で優れた商品を与えたいと考えるはず。牛乳には、カルシウムや鉄分など成長に必要な栄養素がしっかり含まれているものがありますので、そのような商品を選ぶようにしてください。

また、なかなか牛乳を飲んでくれない場合は、キャラクターものなどかわいいパッケージのものを選ぶと子供は喜んで飲んでくれたりします。子供の成長に必要な栄養素に配慮したかわいいパッケージのものはスーパーでも売られていますので、チェックしてみてください。

牛乳が好きな方、牛乳で栄養を摂りたい方はたくさんいますが、あまり飲みすぎるとカロリーが気になってしまうものです。そんな方におすすめなのは、低カロリーな「低脂肪牛乳」や「無脂肪牛乳」です。

乳脂肪分が少ない分、さっぱりとした味わいですので、ついたくさん飲んでしまいがちです。しかし、たくさん飲むとカロリーオーバーになってしまい、意味がありませんので注意してください。

ヨーグルトやお菓子作りで、加工乳や低脂肪牛乳などを使用してしまうと、失敗してしまう可能性があるのでおすすめできません。無脂乳固形成分が低いと、ヨーグルトが思うように固まりませんし、お菓子にコクが出ないのです。

低脂肪牛乳だと乳脂肪分が通常より低く、ヨーグルトの酸味が強くなってしまいますし、お菓子作りでもコクが出ずに満足できるお菓子に仕上がりません。ヨーグルトなどを含めたお菓子作りには、種類別に「牛乳」と表示された「成分無調整牛乳」を選んでください。

料理に使う牛乳は、あまり種類別を気にする必要はないものの、グラタンやシチューなどコクをしっかり出したい料理には、特濃牛乳がおすすめです。また、そこまで牛乳の風味を出したくない場合は、低脂肪牛乳を使ってもいいです。

洋食など、牛乳の風味をしっかり生かしたいと思う場合は、特濃牛乳がいいと覚えておいてください。

牛乳はカルシウムが豊富で100mlあたり110mgの含有量があります。「牛乳」と表記されている牛乳であれば、どれも大差なくカルシウムを豊富に含んでいると判断して間違いありません。

中には、カルシウムの吸収を助けるビタミン・ミネラルを一緒に配合している商品もありますので、バランスよく栄養を摂取したい方は、そのような商品を選びましょう。

非常時は、食料を選べませんし、栄養が不足します。水分補給は水でもいいのですが、栄養面を考えても牛乳があると大変重宝するのは間違いないはずです。非常時用としておすすめなのは「ロングライフ牛乳」です。

ロングライフ牛乳は、10度以下で保存が必要な他の牛乳とは違い、常温で2ヶ月ほどの長期保存が可能です。製造過程、製造容器、すべてに滅菌を徹底しており細菌数がゼロで作られているのです。非常時用として選ぶならロングライフ牛乳だと言えます。

コップに入れた牛乳を出しても、まだ子供が小さいとこぼしてしまうことも考えられますし、飲み切れずに残してしまう場合も考えられます。子どものおやつや、水分補給として与える目的であれば、100ml程度のパックタイプを選んでください。

持ち運びも便利ですし、飲みきりタイプなので衛生的にも安心です。子供用に「握ってもつぶれにくいパッケージ」「噛んでもつぶれにくいストロー」など、メーカー側が工夫している商品もありますので、とてもおすすめです。

家で牛乳を飲むときは、大容量タイプの牛乳を冷蔵庫から出せますが、毎日持ち歩くわけにはいきません。外出先で牛乳を飲みたい方は、200ml程度の少量パックが便利でおすすめです。

また、量が少なすぎず多すぎないため、食事中や間食に向いています。厚生労働省で定められている1日の牛乳の摂取目安量が200mlなので、1日1本を目安に飲むと分かりやすいです。

牛乳を飲む量や牛乳を料理などに使用する量が多い家庭では、500mlパックがおすすめです。大容量になればなるほどコストパフォーマンスが良くなるのでおすすめですが、牛乳は鮮度が大事なので500mlパックで常備するのが理想だと言えます。

育ち盛りの子供がいる、家族に牛乳が好きな方が多い、お菓子作りや牛乳を使用する料理を作る場合は、消費が早いので大容量がおすすめです。家庭の消費頻度に合わせて購入するようにしてください。

牛乳にこだわりがない方は、できるだけコスパがいい牛乳を選ぶのがおすすめです。大容量タイプになればなるほど、コスパは良くなりますが、家庭の消費量と比較しながら最適だと思うものを選ぶようにしてください。

また、コスパよりも味わいや品質にこだわりたい方は、特別牛乳のような高級牛乳を選ぶと満足できるはず。自分のライフスタイルに合わせて、牛乳を選ぶのがおすすめです。

雪印メグミルクは、老舗の乳製品メーカーで、日本人にとても馴染みのあるメーカーです。無調整牛乳「雪印メグミルク牛乳」、カルシウム強化乳飲料「毎日骨太」、乳脂肪分4.3％「特濃」など、さまざまな牛乳が用意されています。

昔から人気のコーヒー牛乳やフルーツ牛乳もあり、どれも見たことがある商品ばかりで手に入れやすいのもメリットです。

明治は日本の大手食品会社であり、牛乳以外にもお菓子や乳製品、一般用医薬品なども販売しており、幅広く日本人の生活に浸透している企業だと言って過言ではありません。その明治が販売する牛乳の中でもおすすめなのは「明治おいしい牛乳」シリーズです。

牧場で飲む牛乳のようなコクと香りがある「明治おいしい牛乳」、脂肪分を抑えた「明治おいしい低脂肪乳」、カルシウムを強化した「明治おいしいミルクカルシウム」は、世界初の製法で新鮮な香りと豊かなコクを実現しており、不動の人気を誇っています。

森永製菓と兄弟会社である森永乳業株式会社は、乳製品メーカーとして人気があります。森永のおいしい牛乳シリーズには、成分無調整牛乳、低脂肪牛乳、高たんぱく牛乳などがあり、その他の牛乳や乳飲料も充実しています。

「濃厚エースミルク」にはビタミンD、「ラクトフェリンFe」には鉄分、「森永カルダス」にはカルシウム2倍が含まれているなど、商品ごとの特色もはっきりしていて、選ぶのも楽しいですよ。

牛乳の栄養素を効果的に摂取したいなら、飲むタイミングを調整しましょう。基本的に、栄養素を摂取するので食事中に飲んでも問題はありませんが、小腹が空いた時に牛乳を飲むと空腹感を和らげる効果があるため、お菓子よりも太る心配はありません。

その他のタイミングで言うと、筋肉の回復に必要なアミノ酸が多く含まれる牛乳を運動後に、また、成長ホルモンや疲労回復を助けるタンパク質などを含む牛乳を就寝前に飲むのもおすすめです。

牛乳には、必ず賞味期限が設けられています。賞味期限とは「おいしく飲める期限」ですので、これを1日でも過ぎたら飲めないわけではありません。未開封なら賞味期限から1週間ほど、開封後なら賞味期限から1～2日ほどなら大丈夫です。

賞味期限を過ぎて飲むかどうか迷う場合は、まず牛乳の状態やにおいを確認してみて判断します。どうしても不安な場合は加熱してください。賞味期限内に消費しきれない場合はどうすればいいのか、次で説明していきます。

牛乳は賞味期限を過ぎると菌が繁殖する恐れがあるため、飲み続けるのはおすすめできません。しかし、飲み切れない場合は、新鮮な牛乳だと冷凍保存できます。牛乳を空気に触れさせないようにフリーザーバックなどに入れて冷凍保存してください。

冷凍すると1ヶ月ほど保存できるので、一人暮らしなど消費量が少ない場合は冷凍保存をしておくようにすると便利です。

牛乳寒天は、砂糖を使用するものの、カロリーが低めでダイエット中の方にもおすすめできるレシピです。また、子供から大人まで幅広く楽しめるスイーツだと言えます。用意する食材は以下のとおりです。

【用意する食材】

• 粉寒天を4g
• 常温の牛乳を30CC
• 水を20CC
• 砂糖を60ｇ

鍋に水と粉寒天を入れかき混ぜ、沸騰したら弱火にして1～2分混ぜ続けます。砂糖を加えて溶かしたら火を止めましょう。常温の牛乳をゆっくり流し入れ混ぜ合わせたら、容器に入れて冷蔵庫で冷やします。簡単で美味しいスイーツなので、初心者にもおすすめです。

ダルゴナコーヒーは牛乳の上に泡立てたコーヒーを乗せたドリンクです。発祥はマカオであるものの、特に韓国で人気があります。作り方がシンプルなので、大量消費にもおすすめです。

【用意する食材】

• 材料（1人分）
• 牛乳　150ml
• 好みのインスタントコーヒー・・・小さじ1杯
• 水・・・大さじ1杯
• ハチミツ・グラニュー糖など・・・お好みで
  

【手順】

1. 空のペットボトルに牛乳以外の材料を入れ、フタをする
2. ペットボトルを5分程度上下に振り、泡立てる
3. グラスに牛乳を注ぐ
4. グラスに2.をのせてできあがり

夕食の足しにおすすめなのが「牛乳スープ」です。まず、用意する食材は以下のとおりです。

【用意する食材】

• しめじ100g
• ホウレンソウ100g
• ベーコン25g
• 牛乳と水を各200ml
• コンソメ1個

各食材であるしめじとベーコンを切り、ほうれん草は600Wのレンジで40秒加熱します。その後、冷水にとり水気を取ったら4センチ程度に切ります。鍋に水とコンソメ、しめじ、ベーコンを入れ沸騰したら弱火にして2分待ちましょう。

最後にほうれん草と牛乳を入れてひと煮立ちさせます。子供が好きなミルクベースなのでとてもおすすめです。

まず、離乳食の材料として牛乳を使うのか、飲み物として与えるのかによって時期が異なります。離乳食の材料として使うのであれば、生後7～8ヶ月の離乳中期からがおすすめです。また、飲み物として牛乳を与えるなら1歳過ぎてからになります。

赤ちゃんの成長のために食事から鉄分をとるのは大切ですが、牛乳はそこまで鉄分が含まれていません。さらに体内に吸収される割合も少ないので、飲み物として与えるのであれば1歳になってからが適しています。

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする方も多いはずです。このお腹がゴロゴロする原因は、アレルギーではなく「乳糖不耐症」の可能性が高いです。乳糖は、ブドウ糖などと同じ身体を動かすための重要なエネルギーであり、糖質でもあります。

この乳糖分解酵素が少ない場合や働きが弱いと、乳糖がそのまま大腸に達し刺激を与えます。するとお腹がゴロゴロと鳴り出し、便意が起こるのです。特に、下痢を起こしてしまう方は、ゆっくりと少量ずつ飲むのがおすすめです。また、紅茶などに混ぜて飲むと影響が少なくなります。

牛乳はたくさん種類がありすぎて選ぶのが大変だと思っていた人は、今日から選びやすくなったのではないでしょうか。ここで紹介した牛乳の選び方やおすすめ商品を参考に、自分に合った牛乳を選んでいきましょう。