卓球ラケットおすすめ20選｜上級者・中級者・初心者向けも！選び方は？

卓球のラケットと一言でいっても、さまざまな値段帯から値段数多くの種類が存在しています。卓球ラケットを選ぶ際は、どのような性能を求めるのか明確にしておくと、自分に合ったラケットを探しやすいです。とはいえ、部活で卓球を始める中学生や高校生、特に初心者の人は、最初のラケット選びは難しいですよね。

また、経験者の方もステップアップに選ぶラケットはどのようなものを選べばいいのか迷うかもしれません。近くに卓球ショップやスポーツ店があれば、店舗スタッフに一度相談してみるのもおすすめです。しかし、近くにショップがない場合は、どうしてもネット通販を利用する必要があります。

この記事では卓球ラケットが選びやすいように、素材・種類などの卓球ラケットの選び方を詳しく解説します。また、おすすめ度・使いやすさ・デザインを基準におすすめの卓球ラケットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

卓球ラケットは価格帯の幅も広いです。そのため、自分がどのレベルで卓球を楽しみたいのかで選ぶラケットが変わります。遊びで卓球をする場合は、1000円から3000円程度のラケットでも十分です。その価格でもボールがセットになった商品が購入できます。

部活やサークルなどで本格的に始めるのであれば、試合にも使える公式ルールに適したラケットを選ぶといいです。この場合、ラケットの性能も考えると5000円以上のラケットをおすすめします。

本格的にステップアップしていくのであれば、自身のプレースタイルに合ったものを選びましょう。戦型で選ぶ方法については後述しているので、ぜひ参考にしてください。

木材ラケットには、単板・合板・特殊素材を使用したラケットがあります。単板は一枚板でできており、打球感が柔らかく反発力があるラケットです。合板は複数の機材を張り合わせており、3枚・5枚・7枚の3種類があります。7枚は厚く反発力もありますが、同時に重たくなるため、初心者は5枚合板を選びましょう。

特殊素材のラケットは、弾みが抑えられている商品が多い傾向にあります。また、飛び過ぎず、しっかり強弱をコントロールしやすい特徴があります。このタイプは、卓球において重要な要素「回転」のかけやすさも高いラケットが多いです。

また、ラケットによって打球感は異なりますが、トップ選手であっても木材ラケットのソフトな打球感を好むプレーヤーも多いです。卓球初級者の場合、最初から特殊素材のラケットを使用するよりは、扱いやすい木材ラケットを購入するのをおすすめします。

卓球において重要な回転をかける感覚を覚えるためには、適度な弾みの木材ラケットがおすすめです。

カーボンなど、特殊素材が入ったラケットも数多く販売されており、非常に人気が高い商品になります。特殊素材ラケットは従来の木材ラケットに比べて、飛距離やスピードを出しやすいです。

ただ商品によっては反発が強く、上級者や中級者の技術のあるプレーヤーでないとコントロールが難しいラケットも存在しています。しっかりと扱えて、性能を十分に発揮できれば、非常に頼もしいラケットとなります。

特殊素材ラケットと一言でいっても、さまざまな種類が販売されているので、自分のプレーに適したラケットを探していきましょう。

ラケットに使用される木材には、商品によってさまざまな種類が使用されています。木の硬さによって打球感や弾みが大きく異なってくるので、自分好みのラケットを選ぶために木の硬さにも注目してみるのもおすすめです。

打球感の好みは人それぞれなため、どれがいいものだとははっきりと断言はできません。まずはいろいろなラケットを試打してみて、自分好みの打球感を知れると、ラケット選びもスムーズになるはずです。

フレアタイプは、グリップの付け根が一番細く、先になるにつれてだんだん広がっている作りになっているものです。一般的に多くの方がこのタイプを使用しています。また、手で握る部分が細くなっているため、女性や子供にも人気です。しっかりと握ってコントロールできるため、初心者にもおすすめです。

ストレートタイプは、フレアタイプとは違い、手で握る場所が一直線に伸びています。フレアタイプに比べ、握り方が自由なため、回転したボールへの反応が得意です。しかし、力がないと握りにくいため握力がなくなるとプレー中に落ちてしまう場合もあります。男性や握力が強い方・手が大きい方におすすめです。

アナトミックタイプは、波打ったグリップの形状が特徴です。グリップの中央が膨らんでいることで、隙間なくがっちりと握れるため、安定感があります。グリップが細すぎると感じる手が大きい方にもおすすめです。

他のグリップ形状に比べて種類が少ないため、選べるラケットが限られることに注意しましょう。

表ソフトラバーは、表面のゴムが粒々になっているものをいいます。表面が粒々なため、当たるボールの面積が小さく、相手の打つ回転球に左右されにくい特徴があります。表ソフトラバーはハイテンションラバーやラージ用ラバーもあります。

裏ソフトラバーは、逆に表面が滑らかなものをいいます。一般的には、当たるボールの面積が大きいため回転もかけられ、コントロールもしやすいのが特徴です。使いやすいため、初心者にもおすすめのタイプだといえます。また、裏ソフトラバーはハイテンションラバー・粘着ラバー・アンチラバーのタイプもあります。

粒高ラバーは、表面の粒々が長くなっているものをいいます。ボールがラバーに当たった瞬間に粒が変形するため、変化球を打ちやすくなります。カットでボールの回転をかけたい方におすすめです。粒高ラバーのハイテンションタイプには、軽量で低弾性の商品もあります。

卓球のラケットを選ぶ際に、デザインの好みでチョイスしてみるのもおすすめです。もちろん機能性や、打球感はラケット選びにおいて重要な要素ではありますが、ラケット選びに悩んでいるのであれば、自分好みのデザインで選んじゃうのも面白いです。

木材の美しさが感じられるデザインのラケットも人気です。使用される木材などによって、ラケットの見た目は大きく異なってきます。美しい仕上がりのラケットは、使い込むたびに愛着が湧いてくる一本となってくれるはずです。

インパクトのあるデザインが人気のラケットも要チェックです。他にはないようなカラーリングやグリップデザインで個性を出したい人は、インパクトのあるラケットをチョイスしてみましょう。プレートとは関係のない部分のように感じられますが、ラケットのデザインが気に入っているかどうかは卓球愛好家として重要な項目の一つとなります。

現代の主流であるシェークハンドラケットには、各ブランドから数多くのラケットが毎年リリースされています。シェークハンドラケットの中にも、さまざまな形状のグリップが展開されているので、自分の手にフィットするものを選びましょう。

今や希少種となったペンホルダー。ペンホルダーラケットもまだまだリリースされているので、さまざまなブランドの商品をチェックしてみましょう。ペンホルダーラケットは、大きくわけて木材合板のラケットと、単板ラケットの2種類が展開されています。

シェーク型は両面使って戦いますが、このペン型は片面しか使いません。そのため慣れるまで時間がかかりますが、相手が動きを予測できないメリットがあります。

シェークハンドラケットとペンホルダーラケットの間のような形状をした中国式ラケット、ペンホルダーでも裏面打法を使うプレーヤーに好まれるラケットになります。シェークハンドラケットの中には、同じデザインで中国式ラケットも展開されている商品が数多く存在しています。

卓球のラケットを選ぶ際、プレーヤーの戦型によってチョイスすべきラケットが異なってきます。初級者であっても、どのような戦型を目指すかでラケットを選んでいきましょう。

華麗な守備で観客を魅了するカット主戦型ですが、カット主戦型用のラケットも数多く販売されています。比較的弾みが抑えられており、サイズも大きめな商品が多い傾向があります。カット主戦型を目指したい人は、カット用ラケットを選んでみるのもいいです。

粒高ラバーや変化系表ソフトラバーを張って、守備技術主体で戦うプレーヤーには、カットマン用ラケットと同じく弾みを抑えコントロール性に優れたラケットを選ぶのをおすすめします。また、使用されている素材にも注目してみるといいですよ。

卓球界で絶大な人気を誇る日本発ブランド「Butterfly（バタフライ）」は、卓球ラケットやラバー、ゲームウェアなど、幅広く人気商品を輩出しているブランドです。バタフライのラケットは非常にバリエーションも豊富なので、どのような戦型の人もチェックすべきブランドです。

名作とよばれる木材ラケットを多く輩出してきた卓球ブランド「STIGA（スティガ）」のラケットは、数多くのトッププレーヤーも愛用する人気ブランドです。デザイン性の高いラケットが多いのも人気のポイントです。

大阪に本社を構え、日本を代表するスポーツブランドの一つ「MIZUNO（ミズノ）」からも卓球ラケットが販売されています。卓球用具市場に参入したブランドとしては新しい方ですが、性能の高いラケットやラバー等を豊富なラインナップで展開されています。

日本卓球株式会社のブランド「ニッタク」。東京都に本社を構えており、バタフライやTSPと同じく卓球業界の中では有名なブランドです。

ラケットをはじめ、ボールやラバー、卓球台まで幅広い卓球関係用品を企画・販売しています。特にニッタクのボールは世界大会でも使用されるほど人気です。

日本の総合卓球用品メーカーのVICTAS(ヴィクタス)は、契約選手として日本代表の丹波孝希選手を抱える、日本代表ウェアのオフィシャルサプライヤーです。木材の自然な打球感覚を意識した卓球ラケットは、軽量さと打球感のバランス感覚などが高品質で性能が高いと評判です。

自分に合った卓球ラケットがわからない場合は、卓球ラケット診断がおすすめです。たとえば、ミズノ公式ホームページでは質問に答えていくだけで、ラケット選びができます。経験年数やプレースタイルを入れればおすすめ商品がセレクトされます。

オーダーラケット専門卓球ラケットメーカーの Wizardでも卓球ラケット診断が可能です。どのようなラケットが合うのか選ぶ際のヒントになります。

ラケットも攻撃型やドライブ型などプレイスタイルによって違いがありますが、最も戦型に影響するのがラバーです。ラバーの種類は回転をかけやすいタイプやドライブ型など種類が豊富で、ラバー選びが勝負の命運を左右します。

そして、卓球ラケットは基本的にずっと使い続けられますが、卓球のラバーは定期的に交換しなければなりません。ラバーの表面は打球の摩擦によってすり減っていくので、どれだけメンテナンスしていても、いつか買い替えなくてはなりません。ラバーにちょっと傷がついただけでグンと調子が悪くなるケースもあります。

あわせてチェックしておきたいのがシューズです。卓球はいかに自分が打ちやすい場所に移動できるかのフットワークが重要です。動きやすくて滑らない靴を選びましょう。

今回は卓球ラケットの選び方や、おすすめの卓球ラケットを紹介してきました。卓球ラケットは素材や種類がさまざまで、商品によっても特徴が異なります。数ある卓球ラケットの中から、本記事を参考にぜひ自分に合った1本を探してください。