子猫用ウェットフードのおすすめ27選｜安全？パウチタイプや無添加の商品も

子猫用の餌は主に生後2ヶ月～12ヶ月の猫を対象にしたキャットフードです。子猫の急激な成長を支えるためにさまざまな栄養素を配合しており、成長を手助けられます。現在は、市販のパウチなどでウエットフードを中心とした幅広い商品が販売されているため、選択肢も多くなりました。

子猫用の餌なんてどれでも同じだろうと考える方もいますよね。実は人間と同じで猫によって味の好みも変わり、必要としている栄養も異なります。そのため適当に選んでしまうと、子猫が食べてくれないケースもあるんです。

そこで今回は、子猫用のウエットフードの選び方と人気おすすめランキングを紹介します。ランキングは、価格・内容量・タイプ・そのほかの特徴を基準に作成しています。また、最後には、食べさせ方や頻度などのポイントについても紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。

生後1ヶ月の子猫でそろそろ離乳食へ移行するという次期には、ウェットフードから与えはじめましょう。子猫用のウェットフードはパウチに入れられているものが多く、水分量が多い特徴を持っています。

水分量が75%前後あるため、非常に柔らかく離乳食に近い食感をしているので、離乳後の子猫でも食べやすいです。ウェットフードには、ドライフードと混ぜて与えるタイプと、そのまま与えるタイプがありますが、子猫は成長期なのでウェットフード一つで栄養を補えるアイテムがほとんどです。

子猫にとっても食べやすく、成長のための栄養素がそろっているので生後1ヶ月ほどの子猫にはまずウェットフードを与えましょう。ただし、ドライフードに比べて割高で鮮度も落ちやすいので、一度開けたものは残しておけません。

離乳した頃合いの子猫にはドライフードを与えてみましょう。ドライフードは水分量が10%以下で作られています。ドライフードはウェットフードに比べて割安で、開封して残っているものを保存しておけます。

また猫用自動給餌器などに入れておくのも可能です。ただし子猫の場合、いきなりドライフードをあげてしまうと、上手に食べられない場合もあります。まずはお湯などでふやかしたり、ウェットフードと一緒に与えるなどの工夫が必要です。粒上のドライフードは形状がさまざまで、大きなものから食べやすく小さいもの、形がユニークなものもあります。

風味もそれぞれメーカーやアイテムによって異なるので、初めはお徳用ではなく少量でいろいろな餌を与えてみるとその子の好みがわかるようになりますよ。

子猫用の餌はだいたい1歳までを目安とされています。餌のパッケージにも12カ月までと書かれているものがほとんどです。しかし、ここで注意したいのが避妊・去勢後は子猫用の餌はあまり適さない点です。

避妊手術や去勢手術を行った後は、運動量が減る傾向にあるため消費エネルギーが少なくなり太りやすくなります。子猫用の餌は栄養価が高いため、避妊・去勢後の猫に与え続けていると肥満になってしまう可能性があるのです。

最近では餌のバリエーションも増え、避妊・去勢後の猫用に開発されたフードが売られています。避妊手術や去勢手術を行ったあとは、子猫用の餌を卒業して体重管理や避妊・去勢後と記載されたフードに切り替えましょう。

ウエットフードは、まだ消化器官が未発達な子猫にとってやさしく、香りもいいので食いつきやすいメリットがあります。「ウエットフードの方がたくさん食べてくれる」「水分も一緒にとれていい」と人気もあり、脱水状態防止にもなります。

ドライフードより水分量が多いので、封を切ったらすぐに使い切る必要がありますが、特に離乳期の子猫や栄養をしっかりとってほしい子にはぴったりです。

子猫の餌を選ぶ際には種類をチェックしておきましょう。主にキャットフードにはドライタイプとウェットタイプがあります。上記でも触れましたが、水分量が圧倒的に違い、コストパフォーマンスの面でも差が出てきます。

ドライフードは栄養価が高く食べ応えもあり、さらにはウェットフードに比べて割安です。ただし、総合栄養食の場合はドライでもウェットでも主食として扱って問題ありません。メリットも多く、保存もできるため災害時用に持ち出し袋などに入れておけます。また、汚れも付きにくいので口内の健康も保たれます。

ただし、水分量がウェットフードと比べて少ないので、しっかりとお水を飲ませてあげましょう。特に猫は泌尿器関係や腎臓などの病気になりやすいため、水分量の管理が重要です。

嗜好性の高いフードを探しているのであれば、ウェットフードやパウチがおすすめです。ドライフードよりも好む猫ちゃんも多く、味わいや食感などもさまざまあります。

嗜好性が高い分、おやつやご褒美などで与えるのも珍しくありません。ただし、水分量はウェットフードやパウチタイプの方が断然高いです。泌尿器系に問題があったり腎臓病などの心配がある場合は、ウェットフードをメインにして水分摂取量を増やしてあげる必要があります。

獣医さんから指定されたウェットフードを与えている場合や、普段からあまり水を飲まないような猫ちゃんにもウェットフードを与えるほうが好ましいです。

子猫はまだまだ成長段階であり、餌の好みもまだわかりません。子猫にも個性がありますから、ドライフードを好むのかウェットフードを好むのかも未知数です。さまざまな種類の餌を試してあげたり、ドライフードとウェットフードを混ぜて食べやすくしてあげたりしましょう。

これまで柔らかいものばかりを食べてきた子猫にドライフードをそのまま与えると、上手に食べられない場合もあります。硬いものをしっかりと噛むのにまだ慣れていません。ウェットフードの中に少量のドライフードを混ぜて、少しずつ慣らしてあげましょう。

安全なウェットフードを選ぶためには、主原料に新鮮な肉や魚が使用されていることが大切です。たとえば、「チキン」「かつお」「まぐろ」といった原材料は比較的安全です。

一方で、「○○ミール」「○○エキス」といった、どの肉のどの部位なのかわからない原料が使用されているウェットフードは避けるべきです。安全性を確保するためには、原材料の明確さにも注意しましょう。

いいものを与えたいと思ってもあまりに高額なものを毎日与え続けるのは大変です。高級品やこだわりの強いメーカーなどはホームセンターなどで売られている餌と比べてかなり高額なものもあります。

継続して購入し続けられる価格かどうかをきちんと経済力と合わせて考えましょう。内容量と値段を照らし合わせてコストパフォーマンスのいいものを選べるといいですね。自分の経済力に適したものを選んだ方が生活しやすくなります。

子猫が食べやすい形状や大きさのものをチョイスしましょう。子猫は顎がまだ発達しておらず噛む力が弱いため、食べやすいサイズのふやかせるタイプのフードがおすすめです。できるだけ小粒で硬すぎないものを選んであげてください。

子猫の場合その子の好みも変わりますし、成猫に比べるとエサを与える期間は長くありません。好みが変われば食べてくれなくなりますし、お徳用などのたくさん入っているのもを選ぶよりは1ヶ月程度で食べきれるものを選ぶのがおすすめです。

個包装されたフードであればいろいろな味わいを試せるので、猫ちゃんの好みを知れますよ。せっかく買ったのに食べてくれなくなってしまったり、タイミングによっては子猫用の餌を卒業する場合もあります。無駄になってしまわないように食べきるタイミングなどを考えて、子猫用の餌を購入しましょう。

商品選びで失敗したくない方は、口コミでの満足度や評判のいいものを選ぶのもおすすめです。口コミでは実際に購入した方の感想を知れるので、猫がおいしく食べてくれたかや反応はどうなのかもわかります。

結局は実際に食べてもらわないと合うのか分かりません。しかし、満足度の高いものはそれだけ多くの猫に食べられている証拠です。選ぶ段階で悩んでいる方はぜひ確認してみてください。

ペットフードのパッケージからは、さまざまな情報が読み取れます。基本的には原材料や栄養素ですが、そのほかペットフード公正取引協議会の会員かどうかもチェック可能です。ペットフード公正取引協議会とは、日本国内のペットフードの栄養基準・原材料等の基準を公表している任意団体です。

会員になるには入会金を支払い、定められた条件をクリアし承認を受ける仕組みです。会員になるとフードに対するより詳細な情報開示が義務付けられるため、消費者は多くの情報が得られます。

さらに、総合栄養食であれば給与試験を実施し、評価基準を満たしたもの、AAFCO・やFEDIAFのような動物栄養学において先進の国での栄養基準を満たす・準ずるなどの記述が確認できるのも飼い主さんにとってペットフード選びに役立ちます。

アイシアでは、獣医学部教授と共同開発することで、子猫に必要な栄養素を研究し配合したウエットフードを販売しています。ペースト状の商品なので離乳期の子猫にぴったりです。成猫用のウエットフードも展開されているので、継続的に与えたい方にも向いています。

アズミラ「オーシャンフィッシュ猫用」は、原材料の品質にこだわっていて、製造過程でも魚やお肉などの水分のみを使用したグルテンフリーのウエットフードです。それなのに価格は手が届くもので、全年齢対象なのが嬉しいポイントです。

はごろもフーズのウエットフードは総合栄養食ではありませんが、おやつやドライフードに混ぜるなどして与えられる無添加商品です。原材料がシンプルなので、デリケートな子猫にもぴったりです。

ドライフードに慣れていない子猫の餌は、事前にほぐしてあげなくてはいけません。基本的にふやかして食べさせる期間は、生後3ヶ月～4ヶ月です。そのままドライフードを与えてしまうと、食べてくれない場合もあるので注意しましょう。

手順は非常に簡単で、ドライフードを水につけるだけです。多少めんどくさいと感じるかもしれませんが、忘れずにふやかしてから与えてみてください。

餌の種類やおすすめの子猫用のフードについて、ここまで見てきました。続いては子猫の餌の与え方について紹介します。適切な量や頻度を守って与えないと体調不良に繋がる可能性がありますのできちんとチェックしておいてください。

子猫といってもしっかりと適切な量の餌を与える必要があります。欲しがる分だけ上げるのではなく、パッケージに記載されている量を参考に適切な量を計算しましょう。猫に与える餌のカロリー計算はおもに体重を目安に行われます。

一般的には猫の体重×80キロカロリーが1日の餌の量です。与えている餌のカロリーを見て適している量を与えましょう。また、意外と忘れがちなのがおやつの存在です。おやつに含まれるカロリーも見逃さないでおいてください。

それぞれ商品によって若干の違いがありますが、1kg未満の子猫で50g程度が適した量です。3ヵ月から4ヵ月のころ合いで、1.2kgから1.kgほどの体重があれば60gから70g程の餌の量が適切です。

子猫に与える餌の頻度や時間についても気を付ける点があります。子猫は体が小さく、一度に食べられる餌の量が限られているため回数が必要になります。また、たくさん食べたがるからといって与え過ぎてしまうと、消化不良を起こしてしまうので注意が必要です。

生後1ヶ月にも満たない子猫は1日に6から8回ほどの頻度が適正です。4時間おきを目安にエサを与えるのがベストなため、夜間も間が開き過ぎないように気を付けましょう。2ヶ月から8ヵ月のころには体も大きくなっていますので1日4回、3回と頻度を減らして1回の量を増やしていきます。

ただし猫ちゃんによっては餌の吐き戻しをしやすい子などもいますので、どうしても吐いてしまう場合は1回の量を減らして頻度を多めにするなど臨機応変な対応が必要です。

子猫があまり餌に食いついてくれないときは、フードが食べづらいと感じている可能性があります。特にドライフードが硬いので、歯が生え始めの子猫やウェットフードばかり食べていた子猫は慣れていないため食べないケースも珍しくないのです。

上手に食べられない場合は、お湯や水でドライフードをふやかしてあげましょう。ドライフードが浸るくらいの水をお皿に入れてラップをして10秒から20秒ほどレンジで温めると時短ができます。

ドライフードをふやかしてあげると、新しい餌のにおいや味を覚えてくれるので次第にドライフードに慣れてきます。食欲がないなと感じたら試してみてくださいね。

子猫はまだまだ遊びたい盛りです。食べるよりも遊びを優先してしまう子猫もいます。あまりお行儀はよくないですが遊びながら食べさせると、子猫の食事量を増やせます。

ドライフードを投げて与えたり、転がしてみたりするのが有効です。遊びたい気持ちと食欲のどちらも満たされるので一石二鳥ですよね。次第に食べるほうへ意識が向いてくるようになるので、根気強く飼い主さんが遊びながら餌を与えてあげるのがおすすめです。

器の形や素材、器の位置などが苦手で器から食べようとしない子猫がいます。その場合は飼い主さんの手からなら食べてくれるケースが多いです。器を変えてみたり高さを調節するなどして、改善を考えながら餌を手で与えていきましょう。

手で与えながら、その後器に誘導して移してみるなどの工夫が必要です。繊細な子猫の場合首輪が器に当たる、ヒゲが器の端に当たって不愉快などの理由で器から食べてくれない場合があります。ずっと手で与えるのは無理がありますから、子猫が何に対して不満に思っているのかを考えて改善策を考えましょう。

毎日決まった時間に食事を与えるのをおすすめします。毎回決まった時間に食事を与えることで、食事の時間を認識して食べてくれる場合があります。また、食べない場合には20〜30分経ったら片付けて、また決まった時間に提供しましょう。

猫の餌を探していると「プレミアムフード」なる言葉を見かけた経験はありませんか？プレミアムフードとは保存料や酸化防止剤といった、科学的な成分をほとんど含まず、人間が食べられるくらいの質の高い原料を使用して作られているフードです。

栄養バランスに優れ、ペットの健康のためを考えられて開発されました。猫の健康を考えて作られているので栄養面において申し分ありません。同じタンパク質でも市販のものと比べて猫に適した高品質なたんぱく質が含まれています。

品質にこだわって作られている分、デメリットとしては高額になりがちな傾向があります。さらにスーパーやホームセンターなどでは取り扱っていないものも多く、気軽に購入しにくいのが難点です。

子猫用の餌を購入する方は、そのほかの猫関連グッズの購入も検討してみてください。現在は快適に猫を飼えるように、さまざまなアイテムが販売されています。そのため、どんな用途で使えるグッズがあるのかも把握しておきましょう。

下記の記事ではそんな、猫を飼う際の便利なグッズをまとめて紹介しているので、興味のある方はこの記事と合わせてご一読をお願いします。

今回は、子猫用の餌について紹介しました。どの商品にもさまざまな特徴があるため、ペットの体調や味覚にあった商品を選ぶのが大切です。いろいろな商品を通して猫の好みを把握したり、コミュニケーションを取ってみてください。