猫用自動給水器おすすめ11選｜コードレスタイプやフィルターを使わないタイプも

猫は水分補給がうまくいかないと、尿結石・膀胱炎・慢性腎不全のリスクが高くなると言われています。しっかりと水分補給することで病気のリスクは軽減できますが、なかなか愛猫が水を飲んでくれないとお悩みではありませんか？

そんなときは、猫用自動給水器をおすすめします。自動給水器があれば留守がちな家庭でも猫の水やりができるのはメリットです。とはいえ、種類が多いとどれを選べばいいか迷ってしまいます。

そこで、この記事では猫用自動給水器の魅力・必要性・選び方・おすすめ商品まで盛りだくさんの情報をご紹介します。電源が要らないコードレスタイプやフィルターを使わないお手入れが簡単なタイプもピックアップしています。ぜひ最後まで読んで愛猫との生活に役立ててください。

愛猫の健康を考えるのであれば、自動給水器は必要です。暑い季節は朝水を取り替えてもすぐぬるくなってしまいますし、急な外出や旅行で水を替えてあげられないと猫は新鮮な水が飲めません。そんなとき、自動給水器があればいつでも清潔で新鮮な水を愛猫に与えられます。

常に誰かが在宅しているご家庭では不要と思うかもしれません。しかし、循環させるタイプはフィルターを通すので水を清潔に保てる上、動きを加えることで猫が水に興味を持つよう導く効果も期待できます。

猫用自動給水機はデメリットもあるのでなかには途中でやめる人もいます。最もデメリットとして上げられるのはメンテナンスが面倒だという点です。モーターやフィルターなどのパーツが多く、メンテナンスが大変です。

また、フィルターは消耗品であるためランニングコストがかかるのもデメリット。さらに災害などで停電したときに使用できないのも特徴です。メリット・デメリットをしっかりと比較して、猫用自動給水機を導入するか判断しましょう。

循環式はモーターで水を循環させフィルターでろ過するため、水の鮮度が保たれるのが特徴です。猫の毛やホコリが水に入っても取り除けますし、フィルターの種類によっては水道水のカルキ臭を除去するものもあります。

また、水を循環させ蛇口から出ているように見せたり湧き出ているように見せたりすることで、猫の興味を引き水が飲みたくなるような工夫がされているのも魅力です。ただし、フィルターは手入れが必要なため、フィルターの有無や手入れのしやすさもチェックしましょう。

ディスペンサー型は、重力の力を利用して水を補給するので電源不要・コードレスで置き場所を選ばないのが特徴です。ただし、水は循環しないのでこまめに取り替えます。新しい水をペットボトルで継ぎ足すタイプであれば、循環式のようにフィルターを使わないためメンテナンスが簡単です。ボトルは透明なため残量がチェックしやすい点もメリットです。

また、ディスペンサー型はモーター音もなく静かです。音を怖がる猫にも安心ですし、寝室に猫の水飲み場をつくりたいときにも活躍してくれます。

子猫や身体が小さい猫は低い位置の方が飲みやすいですが、体格の大きい猫は低い位置にあると身体をかがめないといけないので飲みづらくなります。そのため、高さは愛猫の体型に合わせて選びましょう。

特に、老猫の場合は無理な体勢では水を飲みたがらなくなることもあります。ただし、高すぎるとひっくり返すこともあるので安定性も確認してください。

猫のヒゲはセンサーの役割があるため、ヒゲが濡れるのを嫌がる猫もいます。飲み口が狭いと容器がヒゲに当たるので、水を飲むこと自体嫌がってしまうこともあります。飲み口が広ければ容器がヒゲに当たらずに済みます。そのため、水を入れるトレーは猫が顔を近づけたときヒゲに当たらない大きさを選んでください。

ステンレスは錆に強く耐久性もあるので、長く使えるのがメリットです。手入れもしやすいため、扱いやすさを重視して選びたい方に向いています。ただし、ステンレス製の食器に慣れていないと、光るものを怖がったり警戒したりする可能性があります。普段からステンレス製の食器を使っている猫におすすめです。

陶器やセラミックはアレルギーが出にくいので、金属やプラスチックにアレルギーがある猫に向いています。陶器は高級感があり、デザインによってはインテリアとも調和しておしゃれです。汚れても洗えばきれいになりますが、落としたり倒したりすると割れる可能性があるため扱いには注意が必要です。

プラスチック製は錆びることもなく、軽くて丈夫なのが特徴です。価格も手頃で複数購入して各部屋に置きたいときにも向いています。ただし、引っ掻いたり噛んだりしたときに傷が付きやすいので注意しましょう。全体的に軽く高さがあるものは倒れやすくなります。猫が走り回るような場合は、邪魔にならない場所に置いてください。

キッチンや洗面所の蛇口から水を飲むのが好きな猫には、蛇口型をおすすめします。蛇口からしか飲まない猫もいますが、常に水を出しておく必要があるため水道代がかかります。蛇口型の自動給水器であれば水を出しっぱなしにしなくてもいいので、水道代の節約にもなり一石二鳥です。

湧き水型はトレーの中央や複数ヶ所から水が湧き出てくるように循環しています。水の動きも緩やかなため、初めて自動給水器を使う猫にも使いやすいでしょう。比較的音も静かで時間や場所を選ばず使用できる上、音に神経質な猫にも安心です。湧き水型は飲み口が広い物が多いため、ヒゲが当たるのを嫌がる猫にも向いています。

噴水型は蛇口型を小さくしたような水の出口が複数あるので、多頭飼いの家庭におすすめです。多頭飼いの場合は小さい自動給水器をいくつも置くより、少し大きめの噴水型を選べば1つでまかなえます。また、タンク容量が多いとたくさん水を入れておけるので、留守がちなご家庭にもおすすめです。

循環式はモーターで水を循環させるため、モーター音が大きいと猫が警戒して水を飲まない可能性があります。また、寝室に猫用自動給水器を設置する場合は夜間早朝に音が気になるかもしれません。静音性に優れた商品は飼い主さんにも猫にも優しいのでおすすめです。

音の目安はdB（デシベル）で表示されますが、小さなささやき声程度の30db・ささやき声程度の40dBを目安にしてください。

自動給水器は常に付けっぱなしで使用するため、消費電力の大きいものは電気代がかかります。電気代を抑えたいのであればセンサー付きを選ぶといいでしょう。

猫が近づくとモーターが作動しますが、一定時間動きがないとモーターが止まるので電気代を節約できます。シーンによって付けっぱなしにしたいという場合は、モード切り替え機能の有無をチェックしてください。

ピュアクリスタルとは、ジェックスが販売するいまもっとも注目されている循環式自動給水器です。猫が飲みやすい構造を採用していて、およそ30％飲料が増えるとうたっています。フィルターもしっかりしていているので、安心して愛猫に与えられるのも魅力のひとつです。

猫用自動給水器は、循環型でもディスペンサー型でも小まめなお手入れは必須です。しかし、お手入れしていても細かいパーツやフィルターの汚れを完全に落としきれないことも。漂白剤は匂いが残る可能性がありますし、クエン酸では落としきれない汚れもあります。

こういうときは次亜塩素酸水で浸け置き洗いがおすすめです。次亜塩素酸水はニオイも残りませんし、クエン酸では落とせないフィルターの赤カビもしっかり落とせます。ただし、つけ置きした場合はしっかりと洗い流してください。

個体差もありますが、猫は元々脱水に強い傾向があるため水を飲まないことも多々あります。しかし、水を飲まないと病気のリスクが高まるので、水飲み器を導入する以外にも飲んでもらうための工夫も取り入れましょう。以下、猫が水を飲まないときの対処法をご紹介します。

• 水飲み場を増やす
• 水をこまめに取り替える
• 容器は常に清潔にする

一か所ではなく猫が通る場所に沿って数カ所水飲み器を設置して、水を飲む場所を増やしましょう。グルメな猫は古い水を飲まないことがあるので、水はこまめに取り替えるのがおすすめです。容器も常に清潔を保ち、猫が警戒しない容器を選んでください。

猫用自動給水器があれば、留守がちなご家庭も留守の間に猫が水を飲めないという不安を解消できます。猫の性格によっても向き不向きはあるので、愛猫にとって最適と思える商品を見極めることが大切です。ぜひご紹介した選び方や商品を参考にして、愛猫の水分補給をサポートしてあげてくださいね。