スケボーコンプリートセット人気おすすめランキング15選｜初心者向けやコスパ最強も

オリンピック競技として採用されたのをきっかけに、スケボーを始める人が増えています。しかし、自分でパーツを選んでゼロから組み立てるには、さまざまな知識が必要です。そこで登場したのが、初心者でも簡単に扱えるスケボーのコンプリートセットです。

コンプリートセットは、最初から完成品・各パーツが揃った状態で販売されているため、初心者でも簡単に始められる点が魅力です。しかし、多くのブランドから販売されており、デザイン・価格などもいろいろなので、選び方に悩みます。

そこで今回は、スケボーコンプリートセットの選び方を解説します。コスパ最強で安いものなど、おすすめ商品もご紹介しますので参考にしてください。記事の最後にはスケボーの基本的な乗り方もご紹介しています。

そもそもスケボーは、いくつかあるパーツを組み合わせて完成させるものです。そのパーツが始めからそろっているのがコンプリートセットと呼ばれます。要するにスケボーの完成品です。

各パーツの性能やパーツ同士の相性を考える必要もなく迷わず選べて、購入したらすぐにスケボーを楽しめます。セットになっているため、比較的価格の安いものを手に入れやすい点もメリットです。

スケボーは、デッキ・デッキテープ・トラック・ウィール・ベアリング・ハードウェアの6つのパーツで構成されています。パーツごとに販売されていますが、初心者には最初からすべてそろっているコンプリートセットがおすすめです。

スケボーの部品にはそれぞれ相性があるため、初心者がパーツを揃えて組み立てるのは困難です。コンプリートタイプであれば、パーツ同士の相性も考えて作られているため、パーツの知識がなくても簡単に組み立てられます。

スケボーに詳しい上級者なら、パーツごとに揃えるのもおすすめです。パーツごとの愛称も考える必要がありますが、自分のプレースタイルや好みに合ったスケボーを自由に作成できます。

コンプリートセットはパーツが破損した場合、自分で修理できない場合が多いです。パーツから組み立てたスケボーなら、パーツを購入して簡単に直せます。パーツから買い揃えると価格が高くなりやすいのがデメリットです。

「ストリートタイプ」は最もスタンダードなタイプで、階段を飛び越えたりするトリックを行うのに適したスケボーです。オリンピックなどの大会で使用するスケボーも、基本的にストリートタイプになります。やや細めで、左右対称の形をしている点が特徴です。

トリックを行う場合は、キックやコンケーブの反りが重要になってきます。コンプリートもパーツを買い揃える場合のどちらでも種類が豊富です。本格的にトリックを行いたい人におすすめのタイプです。

「クルーザータイプ」は、ストリートを滑りやすくしたデザインで滑走感が楽しめる点が魅力です。加速しやすくスピードが出やすくなっています。トリックを楽しむよりも、乗って移動に使うタイプのスケボーです。形はさまざまで最も遊び心があるタイプと言われています。

クルーザータイプは、コンパクトで持ち運びに便利なものも多いです。クルーザータイプはコンプリートよりも、パーツごとに買い揃える製品が多くなっています。デザイン重視で選ぶ場合や街乗りに使いたい場合におすすめです。

「ロングスケート」は、名前の通り長さのあるスケボーです。長い分、安定感があるので初心者でも乗りやすい形になっています。サーフィンのような形をしており、左右非対称になっているのが一般的です。動きも似ているので、サーフィンのトレーニングに使われる場合もあります。

安定感はありますが大きいので持ち運びしにくく、トリックをするのには向いていません。ただし、カービングやスラロームなど自由な遊び方ができる魅力といえます。コンプリートでよく売られているタイプです。

デッキの全長は身長に合わせて160cm以下は「29.1インチ以下」、170cm以下は「30.7インチ以下」、180cm以下は「32.2インチ以下」、180cm以上は「32.2インチ以上」を選ぶのがおすすめです。

デッキの幅も広くなるほど安定感が出るので、身長が高い人は幅の広いデッキがおすすめです。幅が7インチ台と8インチ以上のデッキがあります。身長が170cm後半から180cm以上の人は8インチかそれ以上のデッキを選びましょう。

身長だけでなく、好みやプレースタイルに合わせるのも大切です。プレースタイルからサイズを選ぶなら、全長よりも幅が大事になってきます。幅が狭いと安定感はありませんが、デッキを回しやすいので細かいトリックをしたいならおすすめです。

オーリーのようなトリックをする場合は、幅が広いと安定感があるのでデッキをキャッチしやすくなります。街乗りなど長距離走行をする場合も、幅の広いデッキのほうがおすすめです。

子供が使うスケボーを選ぶ場合も、サイズに関する考え方は変わりません。身長は大人より小さいので、デッキは全長29.1インチ以下のものが多いです。身長が低いほど全長が短いデッキを選びましょう。

横幅が広いほど安定感がありますが、足が小さい場合は幅が狭い方が安定して走れます。身長140cm以下で、靴のサイズが24cm以下なら幅が7インチのデッキがおすすめです。子供用のスケボーコンプリートも販売されています。

スケボーのデッキにつけられた反りは場所によって「コンケーブ」や「キック」と呼びます。コンケーブはデッキの側面の反った部分です。キックは、デッキの前後にあるノーズとテールの湾曲部分をいいます。

コンケーブが強いと回転系のトリックがコントロールしやすく、弱いと足首が動かしやすいのでトリック自体はやりやすくなります。コンケーブが弱い方が安定感が増すので、初心者にはおすすめです。

キックが強いと地面から離れているので、オーリーなどのトリックで簡単に高さを出せます。ただし、わずかな動きに反応するので安定して乗るのには向いていません。キックが弱いと安定感と操作性が増すので、初心者にはおすすめです。

「ロータイプ」は、デッキと地面との距離が最も短いタイプです。安定感があり、スピードも出しやすくなっています。軽めの弾きでオーリーができるなど、操作もしやすいので初心者におすすめです。

「ミドルタイプ」は、ハイ・ローの丁度中間の高さがある点が特徴です。ローと比べると安定感では落ちますが、地面を弾いた時の反動も大きくなります。高く蹴り上げられるので、ストリートやパークで乗るのにはミドルタイプがおすすめです。

「ハイタイプ」はデッキと地面が最も離れているので、大きめのウィールの装着が可能です。オーリーのようなジャンプするトリックで、最も高さを出せます。ストリートで使用するよりも、街中でクルージングをするのに使う人の多いタイプです。

「ハードウィール」は、数あるウィールのなかでも98A以上の硬さがあるものを指します。トリック用のウィールとして知られており、トリックがよりスムーズにできるように、グリップ力が控えめになっている点が特徴です。

また、舗装された路面・パークなどでの使用に適しており、ドライブがしやすい構造になっているため、チックタック・パワースライドなどといった、基礎的なトリックの練習にもぴったりです。

「ソフトウィール」は、97A以下の硬さのウィールであり、四角い形状をしている点が特徴です。別名「クルーザーウィール」とも呼ばれており、ハードウィールに比べて地面との接地面積が広いので、乗った時の安定感が高く、街乗りにもおすすめできます。

静音性が高く、凹凸のある路面でもスムーズに走りやすいため、街中でのスケボー練習にもぴったりです。特に54mm程度のサイズであれば、初心者や女性でもドライブ・トリックがしやすくなります。また、豊富なカラーバリエーションを誇るため、デザイン性を重視したい方にも人気です。

「ABEC」はウィールに入れられたベアリングの回転しやすさを表す規格です。ABEC1からABEC9まであり、数字が大きくなるほどベアリングの回転がスムーズになります。ABECの数字が大きいほどスケボーのスピードが出やすいですが、トリックが難しくなる点が特徴です。

スピードが速い過ぎると扱いが難しいので、初心者・トリックを重視したい方は、ABECの数字が小さいものおすすめです。トリックをしない場合やスピードの出るスケボーが欲しいなら、ABEC7以上のものを選びましょう。

「グリスタイプ」は、ベアリングの内部そのものがグリスになっており、内部に汚れが入るのを防ぐシールドが付いている点が特徴です。オイルをさす必要がないため、こまめなメンテナンスをしなくても使えます。

グリスには粘度があり、適度な滑り心地・回転を実現しているため、初めてスケボーに触れる初心者・トリックのしやすさを重視したい方にはぴったりです。

「オイルタイプ」は、定期的に専用のオイルをさして使うタイプのベアリングです。しっかりメンテナンスを行えば、グリスタイプのベアリングよりも回転性が良くなるため、スピード感を重視したい場合におすすめできます。

高いパフォーマンスが実現できる分、オイルの効果は走行後すぐになくなってしまうため、こまめなメンテナンスが必須です。

スケボーのベアリングは下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので是非チェックしてみてください。

スケボーデッキの表面は足を乗せる部分なので個性はありませんが、裏面はさまざまなデザインがプリントされています。かっこいいイラストやかわいいキャラクターがプリントされたものなどがあり、インテリアとして使えるおしゃれなものも多いです。

ブランドのスケボーは、基本的にデッキにブランドロゴがプリントされています。スケボーに乗るモチベーションにもなるので、気に入ったデザインのスケボーを選ぶのがおすすめです。ブランクデッキを購入すれば、ペイントやステッカーでデコレーションも楽しめます。

「ブランクデッキ」とは無地のデッキです。ブランドロゴなどの絵がプリントされていません。絵がない分価格を抑えられ、低価格で高品質なコスパのいいスケボーが手に入れやすいです。

基本的にノーブランド品になりますが、一流ブランドを製造している工場で生産している品質のいいブランクデッキもあります。耐久性の高いブランクデッキを選ぶために、産地とプレスの品質をしっかりチェックしましょう。

「Element（エレメント）」は1992年に設立されたアメリカのスケボー会社です。トップスケーターが数多く所属して、スケーターの意見を取り入れた新商品を積極的に開発しています。キックとコンケーブが強めに設計されているのが特徴です。

トリックを楽しみたい上級者に人気のあるブランドですが、初心者向けのスケボーも販売しています。価格帯も数千円から2万円程度と幅広くなっています。軽量で耐久性があるので、たくさん練習したい人にもおすすめのブランドです。

「GIRL（ガール）」は、1994年に発足したブランドです。硬派で攻撃的だったスケボー業界におしゃれでかわいいイメージを持ち込んだ功績があります。かっこいいものやかわいいものが揃っており、ラインナップも豊富で女子・男子ともに人気です。

キックやコンケーブの反りが平均的で、クセのない扱いやすいデッキが揃っています。これからスケボーを始める方・おしゃれにスケボーを楽しみたい人におすすめのブランドです。日本人向けの細めのデッキも販売しており、女子でも扱いやすいデッキが多い点も人気のポイントといえます。

「CHOCOLATE（チョコレート）」は、ガールの姉妹ブランドで1994年にスタートしました。個性的なスケーターが多く所属しています。コンケーブが強く、キックの反りが弱めのスケボーが多いので、フリップ系や回し系のトリックをしたい人におすすめです。

デッキの反りは平均的な設計のものが中心で、初心者が扱いやすいものから上級者向けのものまで幅広く扱っています。どんなレベルの人でも自分に合ったスケボーのコンプリートセットを見つけやすいブランドです。

「ムラサキスポーツ」は、東京に本社を置くスポーツ用品を扱う会社です。福井県、鳥取県、長崎県を除いた全国に店舗を展開しており、海外にも店舗があります。スケボーは、オリジナルブランドの「Three Weather」を展開しています。

Three Weatherのスケボーは、初心者向けのコンプリートセットを中心に販売しています。プロスケーター兼デザイナーのSebo Walkerさんとのコラボモデルなどを販売しており、数千円～10000円で購入できるスケボーが多いです。

「ロベンズナオミ」は、レジャー・アウトドア用品を数多く展開しているブランドであり、スケボーについては、初心者から上級者まで誰もが楽しめるように、構造・素材・デザインの三要素にこだわられたコンプリートセットが揃っています。

特にプロ仕様のスケボーには、オーリーやフリップなどの練習に最適なキック・コンケーブ設計を採用しており、試合や競技などでも使われているカナディアンメイプルを取り入れるなど、高度なパフォーマンス・トリックを実施できるように工夫されています。

「Enkeeo」は、初心者や趣味でスケボーを楽しむ方にも手軽に挑戦できるように、安い値段と安定した走行にこだわっている点が人気のブランドです。スケボーのコンプリートセットは、クルーザータイプが中心になっており、子供用のモデルも多数展開されています。

また、カラー・デザインのバリエーションも豊富であるため、デザイン性を重視したい方や女性の間でも高い人気を誇っています。

まだスケボーの選ぶ軸がはっきりしていない初心者の方であれば「通販」を利用して、好みのスケボーを購入するのもおすすめです。通販サイトにはさまざまな種類・ブランドのものが展開されていますが、なかには偽物・不良品などが混ざっている場合もあるため、注意しましょう。

コンプリートデッキを購入する場合には、10,000～15,000円程度の価格を基準にし、メーカー保証・アフターフォローがあるかどうかを事前にチェックしておきましょう。

スケボーを始めたら、最初にプッシュとチックタック（チクタク）、バックサイドターンを覚えるのがおすすめです。プッシュは前足をスケボーの前方（ノーズ側）に乗せて、後ろ足で蹴って移動する動作です。簡単ですが、スケボーでの滑りを覚えるのに重要な方法です。

プッシュに慣れたら、チックタックの練習をします。チックタックは体重を後ろにかけてノーズを浮かせ、体の回転でスケボーを左右に振って前方に移動する動作をいいます。

バックサイドターンは、スケボーの後ろ側（テール）を地面についてターンする動作です。バックサイドターンをすると、スケボーをするうえで重要な軸の取り方が覚えられます。

最初に覚えるトリックとして多く解説されるのがオーリー（ジャンプ）ですが、エンドウォークを始めに覚えるのもおすすめです。エンドウォークは、最初に両足をノーズとテールに乗せます。

上半身を振って片方のウィールを持ち上げて前に出し、今度は逆のウィールで同じ動作をします。交互にウィールを持ち上げ、スケボーに乗ったまま歩くようなトリックです。

チックタックを繰り返すようなトリックなので、プッシュとチックタックがスムーズにできるようになってから練習しましょう。スケボーに慣れるにも丁度いいトリックなので、初心者におすすめです。

その他の人気のスケボーについては下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

スケボーコンプリートセットの選び方やおすすめランキングをまとめました。コンプリートセットは、初心者がスケボーを購入するのに便利なセットです。今回のランキングを参考にしてお気に入りのスケボーを見つけましょう。