【作り方も】ペン回し用の改造ペンおすすめ15選｜未改造で回しやすいペンは？

単なる授業中の暇つぶしではなく、極めれば立派なパフォーマンスや特技ともなるペン回し。よりハイレベルな技、パフォーマンスを追求する中で、ペン回し用ペンや自作改造ペンに興味を持った方も多いかと思います。

最初はどのペンを選べばいいのか、どうやって改造するのかとまどってしまいます。ペン回ししやすいペンや回すだけでなくシャーペンで書ける商品も販売されています。

そこで、今回は改造ペンの選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介します。購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。記事の最後には改造ペンの作り方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ペン回しを極めるための道具である改造ペン。ここからは、実は複雑でわかりにくい改造ペンの選び方のコツを紹介します。

改造ペンは、複数のペンを組み合わせて自分で作るのが一般的です。しかし、自分で作る時間が取れない、自信がない方のために一部の改造ペンは市販もされています。そこでまずは、完成した改造ペンを購入するか、自作するかを決めてください。

市販の改造ペンを購入するメリットは、材料や道具をそろえたり、ペンを解体したりする手間が省けます。ペン回し初心者で自分で作る自信がない方も、まずは完成品で試してみるのをおすすめです。

一方、市販の改造ペンは、購入できる種類が限られるデメリットがあります。インターネット通販で購入できるのは、一部の知名度の高い改造ペンのみです。欲しい種類の改造ペンが市販されていない場合は、自作も検討してください。

また、自作すれば材料費が数百円ですむ改造ペンでも、完成品を購入する場合は材料のみのコストよりも割高になります。お財布と相談しながら購入するか自作するかを決めるのも一つの手です。

改造ペンを自作するメリットは、とにかく「自分好みのペン」が作れます。改造ペンには、どの形が正しいなど明確な決まりはありません。インサート（絵柄のついた紙）を入れてみたり、自分の手になじむようカスタマイズするのも楽しみのひとつですよね。

一方、改造ペンを自作する際には、材料をそろえて実際に制作する手間がかかります。改造ペンを作るときのパーツとなるペンは、広く流通しているものから品薄で手に入りにくいものまでさまざまです。

ペン回しに使用するペンには、長さや重さの指定がありません。一般的には、長さ20センチメートル前後、重さ20グラム前後の改造ペンが多くみられますが、どのペンが回しやすいかは個人の好みによるところが大きいといえます。

まずは手に入りやすいペンで試しながら、どんな長さや重さのペンが自分にとって回しやすいのかを見極めていきましょう。

ペン回し用のペンとしてよく使われるのが、左右のバランスや重量が均一な「左右対称」のペンです。左右のバランスが均等なので、回すときの安定感がでます。ペン回し初心者の方は、左右対称のペンで練習するのをおすすめします。

一方、中級～上級者には、重心が左右の一方にかたよった「左右非対称」のペンも人気です。クセがあって回し方にコツが必要ですが、慣れるとうまく使いこなせるようになります。

改造ペンにはさまざまな種類がありますが、今回は材料の入手が簡単で、組み立ても比較的容易な「saturn mod」の作り方を紹介します。saturn mod以外のペンを作りたい方も、改造ペンの作り方のイメージとして参考にしてみてください。

saturn modを作るための材料は3種類です。プレイカラー2が2本（お好きな色）とairfitのグリップが1個、airfitのチップ（ペン先の銀色の部分）が2個です。合計でプレイカラー2を2本と、airfitを2本で必要な材料を揃えられます。

まずは、軸となるプレイカラー2本を分解し、インクを抜く作業です。1本目のプレイカラー両端のキャップを外し、ペンチを使って両方のペン先を引き抜きます。このとき、まだ内部にはインク軸が残っている状態です。

次に、本体に印字されている「PLAYCOLOR2」ロゴの、「2」側にあるペン先の△印より外側、段差になっている部分をペンチで引き抜きます。インク軸が出てくるため、棒状のインク軸のみを捨て、ペンチで挟んでいた部分（※作り方2で使用）はとっておきます。

最後に、逆サイドのペン先、つまり「PLAYCOLOR2」ロゴの、「P」側にあるペン先の△印より外側、段差になっている部分を取り除いてください。こちらは固定されていて抜けないので、のこぎりなどを使用して切断します。

作り方1の手順で2本のプレイカラーを分解したら、いよいよ2本を合体させます。まずは作り方1で、インク軸を引き抜いた際に残った部品を1個用意しましょう。

1本目のプレイカラーの「PLAYCOLOR2」ロゴの、「2」側のペン先に部品を戻します。1本目のプレイカラーに部品を装着したら、部品を真ん中にして、もう1本のプレイカラーのペン先も合体させます。

2本のプレイカラーのロゴの「2」側のペン先を中心にして、1個の部品を挟み込むようなイメージです。

仕上げとしてグリップとチップを装着していきます。airfitのグリップ1個は、半分に切断して2個のグリップに分けておきましょう。分けたグリップは、合体させたプレイカラーの両端にそれぞれかぶせます。

半分に分けたグリップの、さらに半分程度がペン先にかぶさるくらいが目安です。グリップが硬くて入りにくいかもしれませんが、力を入れて押し込みます。

最後に両端のペン先、グリップが半分飛び出している部分にairfitのチップを1個ずつ押し込みます。チップの先が少しだけ飛び出るような形で、saturn modの完成です。

ペン回し用のペンの材料は、100均・ダイソーでも購入が可能です。筆ペンとグリップ付きのペン、シグノを購入すればペン回し用のペンが作れます。

作り方はいたって簡単で、筆ペンの両端にペンキャップを取り付けるカスタマイズを行います。筆ペンもシグノもカラーがたくさんあるので、好みのカラーを選んで作りましょう。もし、イメージ通りにならなくても、100均のアイテムなので作り直しも気になりません。

改造ペンは筆記そのものよりもペン回しを優先するため、メーカー品をそのまま販売する文具店では基本的に購入できません。改造ペンを売っている場所としては、ドンキ・東急ハンズ・ロフト・その他のおもちゃ店などが挙げられます。Amazon・楽天のようなECサイトでも注文できるので、ぜひチェックしましょう。

未改造で回しやすいペンの代表格は、Dr.GRIP・R.S.V.P.の2つです。Dr.GRIPはパイロット製・R.S.V.P.はぺんてる製で、いずれも価格は700～2,500円程度と少し高め。たくさんのシリーズに枝分かれしており、シャープペン・ボールペンといったタイプによっても特徴が異なります。

ペン回し用ペンを手に入れたのならば、ペン回しの大技にチャレンジしてみたいはずです。ここでは押さえておきたいペン回しの技を紹介します。

• ノーマル…親指と人差し指、中指でペンを支えます。薬指との間で挟むように構え、中指と薬指でペンを押し出し一気に回転させた後に人差し指と親指で掴みます。
• ソニック…手を開いた状態で中指と薬指の間にペンを挟み、ペン尻を親指で固定して親指で弾くようにペンを放し、中指と薬指の2本を使ってクルリと回します。
• トルネード…上級技であり、ノーマルに回転を加えた技です。

ペン回しは指先を使うため脳トレになると聞いたことはありませんか？そもそも脳トレとは、脳の部位のひとつである前頭前野を活性化させることです。前頭前野は新しいことを覚える・覚えようとしている際に働きます。しかし、新しいことに挑戦していてもなんとなくでは活性化しません。活性化するには「この動きはどうやったらできるのか」など意識するのがポイントです。

動きが感覚的にできるようになると、逆に前頭前野は沈静化します。つまり、ペン回しで言うと技を習得している段階では脳が活性化しているため脳トレ効果があり、感覚的にできるようになると脳は沈静化してリラックス効果が得られるのです。

脳トレの効果をアップするには持続的に脳を活性化させる必要があるため、新しい技へと次々挑戦するのがベターです。また、感覚的に技ができるとリラックス効果だけでなく、やる気スイッチをオンにする効果もあります。

今回は、改造ペンの選び方からおすすめの改造ペン・改造ペンの材料・作り方までまとめて紹介しました。自分の手や回し方のクセに合ったペンを見つけると、ペン回しはさらに楽しくなり、より優れたパフォーマンスもできます。ぜひ今回の記事を参考にして、自分にぴったりの改造ペンを見つけてください。