ライン使いにおすすめのスキンケアセット10選｜20代後半から30代・40代も

スキンケアアイテムはライン使いするべきなのか、ネット上でもさまざまな意見が飛び交っています。バラバラ・ライン使いはどちらも自分の肌に合っていれば問題ありません。ただしバラバラに揃えると、どの製品が肌に合っているのか効果がわかりにくいデメリットがあります。

その点ライン使いは相乗効果を得られるなどのメリットがあります。しかし、いざ買おうと思っても商品数が多くどれを選ぶべきか悩みますよね。そこで今回はおすすめのスキンケアラインをご紹介します。手が出しやすいプチプラ商品から肌に優しい無添加・話題の韓国製品までピックアップ。

自分に合ったアイテムが選びやすくなる判断ポイントも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

スキンケア商品はブランドによって配合成分・配合量が異なります。他メーカーで揃えるバラバラ使いは成分が偏りやすいのがデメリット。もちろんきちんと成分を把握し選んでいる方は問題ないですが、全ラインの成分を把握するのは大変ですよね。

その点ライン使いではトータルバランスが重視されているので、成分の偏りを防げます。

スキンケア商品は自分の悩みに合わせて選びますよね。ライン使いの場合その目的に特化した商品を選びやすいのも魅力です。「乾燥」「シミ」「肌荒れ」などの悩みに合わせてバランスよく成分が配合されているので、自分に合ったケアができます。

そのため肌悩みや肌質に合わせたスキンケアがしやすいのも魅力。またどの成分が自分には合っているのかを把握しやすいのもメリットです。

自分の肌に合っていればライン以外の商品を使用しても問題はありません。しかし中には相性の悪い組み合わせもあります。スキンケアアイテムには弱酸性・アルカリ性の商品があります。それぞれ性質の違うアイテムを使用すると中和されてしまい効果が実感しにくい場合も。

ライン使いの場合は各アイテムそれぞれの相性が考慮されているので、気にせず使用できます。

ライン使いで購入する場合、もし肌との相性が悪いとすべて買いなおさなければいけなくなります。そうならないためにも、まずはサンプル・トライアルセットを使用するのがおすすめです。また使い切ったアイテムから1つずつ変えていくのもいいですね。

いきなり購入すると失敗のリスクが増えるため、できるだけ肌との相性を試してから購入するようにしましょう。トラベル用のセットもお試しに使いやすくなっています。

日々進化するスキンケアアイテム。新しい商品を試したい時、今使用中のアイテムを使い切ってからと思う方も多いですよね。しかしアイテムごとに使い終わるタイミングはバラバラ。そのため買い替えのタイミングが難しいのがデメリットです。

また新たに使いたい商品もライン使いする際には、初期費用が高額になりがちなのも難点。無くなったアイテムから変えていくのも検討してみましょう。

スキンケアアイテムをライン使いすると決まって一定のコストがかかるのもデメリット。ライン使いしなければその時の金銭状況により買いたい商品を選べます。ですがライン使いしていると今回も同じ化粧品を買わなければいけないと思い込みがち。

そのため価格が高いデパコスブランドで揃えると負担になってしまう可能性もあります。またまとめて購入する際にも一定の金額がかかるためまとまったお金が必要になります。

【特徴】

• 油分水分共に少ない
• 細かいキメはあるが浅いもしくは見えにくい
• 粉拭き・皮むけが見られる

このような乾燥肌タイプはしっかりと肌に潤いを与えて、水分を逃さないよう蓋をしてあげましょう。メーカーの使用量を守り気になる部分には重ねづけするのもおすすめです。「セラミド」などのうるおい成分が含まれている高保湿なアイテムを選びましょう。

【特徴】

• 油分・水分共に多い
• 潤いは感じるがべたつく
• 毛穴の開きが気になる
• メイクが崩れやすい

このような脂性肌には「収れん化粧品」「ビタミンC誘導体」など肌の引き締め効果があるアイテムを取り入れるのもおすすめ。また脂性肌と思っていても実は乾燥により皮脂の過剰分泌が促されている場合も。水分はしっかり与え、軽いテクスチャーのクリーム・乳液で蓋をしましょう。

【特徴】

• 水分・油分が少ない
• スキンケア時にピリつきを感じる
• かゆみ・赤みを感じる
• アトピー・アレルギー体質

敏感肌は肌のバリア機能低下により外部刺激を受けやすくなっています。また季節・体調によって左右されやすいのも特徴。「アミノ酸」「セラミド」「スクワラン」などのバリア機能の維持をサポートする成分が含まれた低刺激化粧品がおすすめです。

【特徴】

• 水分は少なく油分が多い
• きめが粗く部分的にカサつき・ゴワつきを感じる
• Tゾーンの毛穴の開きが気になる
• 目元・口元・フェイスラインなどは乾燥が気になる

乾燥肌と脂性肌が混在する混合肌タイプは水分を十分に与えましょう。乾燥する部分には重ねづけもおすすめ。クリーム・乳液での保湿も欠かせません。ベタつきが気になる部分には少なめでも大丈夫ですが必ず塗布しましょう。

• 乾燥：アミノ酸・コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸
• シワ：セラミド・レチノール・ナイアシンアミド
• ハリ：コエンザイムＱ10・ビタミンＣ誘導体・フラーレン

乾燥が気になる肌には高保湿タイプのスキンケアがおすすめ。また乾燥によるハリ不足・シワにもうるおいは重要です。上記のような成分が含まれているか確認しましょう。

※乾燥による小ジワを目立たなくする

※シワ改善を謳えるものは効能効果について承認を受けているものに限る

• シミ：コウジ酸・トラネキム酸・ハイドロキノン・ビタミンC誘導体・アルブチンなど

シミ悩みには厚生労働省が承認している美白有効成分入りのスキンケアアイテムがおすすめ。成分によって3つのはたらきかけがあります。

• メラニンの生成を抑える
• メラニンを還元
• メラニンの排出を促す

それぞれ目的に合った成分を選びましょう。また保湿もしっかりすることでターンオーバーの機能を維持・サポートする効果が期待できます。

• 抗炎症・殺菌：グリチルリチン酸・イオウ・サリチル酸
• ビタミン系：ビタミンC誘導体・ビタミンA・ビタミンＢ6・ビタミンＥ
• 柔らかな肌へ：グリコール酸

ニキビなどの肌荒れ悩みには抗炎症・殺菌作用のある成分がおすすめ。また「香料」「アルコール」「鉱物油」などに刺激を感じる人は入っていないものを選ぶといいです。保湿もバリア機能の維持に大切なので、セラミドなどの成分が含まれているかもチェック。

※ニキビ予防：ニキビ予防できる有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

• 皮脂が多い：ビタミンC誘導体・レチノイン酸・エラスチン
• 加齢によるたるみ：セラミド・コラーゲン・コエンザイムQ10・フラーレン
• 角栓詰まり：アミノ酸・サリチル酸・フルーツ酸(AHA)

毛穴の悩みにはそれぞれの症状に合ったケアが大切です。収れん作用のあるふき取り化粧水を取り入れるのもおすすめ。収れん作用アイテムは乾燥しやすいデメリットがあるので、ライン使いで保湿成分もそっかり補いましょう。

※毛穴ケア：毛穴の汚れを拭き取る、肌を引き締める

10代から20代前半は肌のきめが細かくきれいです。しかしホルモンバランスの変化・安定しない皮脂量によって肌荒れに悩まされる場合も。バランスが変わりやすい時期なので季節・ホルモンバランスに合わせたケアがおすすめ。

皮脂量が多くニキビに悩まされる場合はニキビケア用のスキンケアアイテムを。肌悩みに合わせたアイテムを取り入れながらしっかりと保湿してあげましょう。

20代後半になると皮脂・水分量ともに減少しやすくなります。今までのケアでは物足りなくなるようになる方も。丁寧なクレンジング・洗顔も重視しつつ、基礎の保湿に加え悩みに合わせたスキンケアアイテムを選びましょう。ベタつきが嫌な方も乳液・クリームを使わないのはNG。

さっぱりタイプ・オイルフリー・ジェルタイプなどを使うのもおすすめです。また紫外線ケアも大事になってきます。日中のUVケアだけでなくスキンケアでも潤いを補ってあげるといいです。

肌の保水力を保つセラミドの減少により30代は乾燥しやすいので保湿が重要になります。加えてハリ不足・シミ・毛穴の悩みなどが気になってくる年齢です。このころからエイジングケアアイテムに切り替える方が多くなっています。

エイジングケア製品の中でも自分の肌質・肌悩みに合ったものを選びましょう。また美容液・マッサージクリームなどプラスケアを取り入れるのもおすすめです。

※エイジングケアとは年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

肌の潤いを感じにくくなりこれまで以上に肌悩みが増えやすい40代以上。これまで気にならなかった悩みも出てくるようになります。そんな40代以上の肌には根本的なケアをしっかり行いながら、プラスケアも取り入れましょう。

肌のターンオーバー機能も若年齢の頃より低下しやすくなるので、保湿はしっかり。エイジングケア※にも重点を置きながら気になる悩みに特化した美容液の使用もおすすめです。肌なじみが悪いと感じたら導入美容液を使うのも1つの方法です。

※エイジングケアとは年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

スキンケアブランドの価格は化粧水1つ見ても、千円台の物から1万円以上のものまで幅広くあります。ライン使いするとなると出費も増えるので自分が続けやすい価格のアイテムを選ぶのも重要。無理して高いものを購入しても続けられなければ効果は感じにくくなります。

プチプラでもデパコスと同じ成分が含まれている製品もあるので、価格だけでなく成分で選びましょう。スキンケアアイテムは無理をしないで続けられる価格帯から選びましょう。

店頭でサンプル品を肌につけてみて刺激がないか・馴染みがいいか確認してみましょう。プチプラ化粧品であればドラッグストアの商品棚にサンプルボトルが置かれている場合もあります。デパコスでは店員さんに聞くとサンプル品・タッチアップなどのサービスを受けられます。

塗ってすぐにはわからないので、半日は肌につけて使用感を確認するのがおすすめです。

スキンケアブランドには1週間・10日間などのお試しセットが販売されているものもあります。ミニボトルのセットで価格も抑えられているため試しやすいのが魅力。じっくり試せるので普段のメイクとの相性も確認できます。

また肌が敏感な方は顔に塗る前に二の腕の内側でパッチテストをしましょう。万が一肌に合わず赤み・かゆみに悩まされるのは怖いと感じる方にもおすすめです。

初めからラインアイテムをすべてそろえる必要はありません。もちろんすべて一新して使用するのも気持ちいいですが、まずは気になる商品から試すのもアリ。チョイスした商品が肌に合えば同シリーズの商品も使いやすくなります。

使い切った商品・特に気になるアイテムなど好みの方法で購入して問題ありません。1つずつ買い換えるのは初期費用を少なく押さえたい方にもおすすめです。

資生堂から販売されている「アクアレーベル」は保湿・エイジングケア※・美白※の3種類展開。美容好きの方からもデパコス顔負けアイテムとして人気です。特に薬用美白化粧水のホワイトケアローションがおすすめ。

有効成分トラネキム酸をはじめ保湿成分ヒアルロン酸・コラーゲンが含まれています。約1200円で買えるコスパの良さも人気の理由です。

※美白とはメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

※エイジングケアとは年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

PORAの最高峰ブランドB.Aには独自成分「ゴールデンLP」が含まれています。クレンジング・洗顔・化粧水・ミルク・クリームなど種類展開の豊富さも魅力。グリセリン・BG・ジメチコンなど保湿成分が多く含まれています。

また抗酸化作用のある「ヨモギ葉エキス」・収れん作用のある「レンゲソウエキス」など肌悩みにおすすめな成分も配合。糖化にも着目した商品なので効果を感じてみたい方は購入前にトライアルセットでのお試しがおすすめです。

ファンケルのスキンケアアイテムは「防腐剤」「紫外線吸収剤」「香料」「合成色素」「石油系界面活性剤」がフリー。化粧品には珍しい製造年月日・使用期限を記載しているのが無添加にこだわるファンケルの魅力です。

「高保湿」「美白ケア※」「エイジングケア※」「ニキビケア」に特化した4シリーズ展開。保湿成分には独自の「アクティブセラミド」「モイストチャージコラーゲン」を配合。自分の肌悩み別に選びやすいのも特徴です。

※エイジングケアとは年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

※美白とはメラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐ効果のこと

話題の「シカシリーズ」を販売しているVTコスメティックス。幅広い商品展開で多くのファンを獲得しています。VTコスメのシカシリーズには独自成分「シカリオ」が配合されています。

シカリオは「ツボクサエキス」「アシアチコシド」「アシアチン酸」「マデカシン酸（整肌）」「プロポリスエキス」などを配合した肌を保護し肌荒れを防ぐといわれる成分の一種。単品でも使えるので試しやすいのも魅力です。

スキンケアアイテムをライン使いする場合は正しい使用方法が重要です。メーカー推奨の使用量・順番を守って使用しましょう。伸びのいいアイテムは減らしても十分に思えますが、肌にしっかりうるおいを与えるためにはきちんと使用量を使うのがおすすめ。

メーカーによって使用する順番も異なるのできちんと確認しましょう。またコットンを使用するのか手で塗るのかもアイテムごとに異なります。

スキンケアアイテムのライン使いはメリットばかりではありません。しかし自分に合った商品を選ぶことでブランドが謳う効果を感じやすくなっています。ぜひ本記事を参考に自分に合ったアイテムを見つけましょう。