【2024】おすすめの初心者向けダーツセット15選｜人気ブランド・バレルも解説

近年ダーツを置くバーやカフェが増えています。お食事やお酒を飲みながらダーツを楽しめるバーなども多く、遊び感覚でダーツをした経験がある人も多いと思います。また、趣味でダーツを極めたい人へのプレゼントとしてもダーツセットは人気です。

一度バーでダーツをやったときに楽しかったため、本格的に練習してダーツが上手くなりたいと思い、自分専用の練習用マイダーツを求める人なども多くなっています。ダーツ初心者でもマイダーツを使い正しいフォームを意識して練習すると、ダーツの技能がより早く上達します。

今回は、初心者・中級者におすすめなダーツ商品をご紹介します。また、ダーツセットの選び方や長持ちさせるためのお手入れ方なども解説します。ぜひチェックしてください。

ダーツバレルは複数のパーツから成り立っています。一般的な構造は、先端から順にチップ・バレル・シャフト・フライトです。チップとは投げたときにボードに当たる部分で、ダーツの中でも損傷の激しい部分です。

また、逆側の持ち手部分はバレルと呼ばれます。バレルにはさまざまな形や素材があり、素材により手のフィット感も大きく変わってきます。そしてシャフトはバレルとフライトを繋ぐ部分のパーツです。シャフトは全体のバランスを保ち、投げる軌道に大きな影響を与えます。

さらに羽根部分はフライトと呼ばれます。シャフトとの組み合わせを変えると矢の飛び方を調整できます。

ここでは、自分用のダーツを持つメリットについて見ていきます。購入すべきかどうか迷っている人は、こちらの内容を確認しマイダーツセットを持つメリットをぜひ確認してください。

ダーツが上手くなるにはダーツの癖をつかみ慣れる必要がありますが、かなりの時間を要します。ダーツを投げるコツを掴み上達するにはそれなりの時間と労力が必要です。そのため自分用のマイダーツを購入して自宅練習をおすすめします。

バレルへの力の入れ具合や握る位置などは、練習すればするほど自然に分かり体に馴染んできます。また、バレルを手から離すタイミングを変えたり、使いやすいように微調整しながら投げたりできます。

ダーツの上達にはできるだけ多く練習するのが近道です。マイダーツを持っていると自然にダーツがしたくなるものです。ダーツ技術が上達しだすと、もっと上手くなりたい気持ちが芽生えモチベーションがさらなる上達に繋がります。

また、ダーツは楽しみながら覚えるのも上達するコツです。義務感で練習してもスキルの成長はしにくく長続きしないものです。趣味の1つとして楽しむ感じで練習すると、ダーツ技術が向上します。

ソフトダーツはプラスチック素材のボードで、ダーツを始めたい人や初心者にもおすすめです。ボードの大きさは39.37cm、ボードまでの距離は約244cmあります。ソフトダーツはハードダーツよりもボードサイズが大きく、ボードまでの距離も長くなっています。

また、投げたバレルの先端はプラスチック製。ボードに開いた小さな穴に刺さる設計です。ソフトダーツの先端は必ずプラスチック製と決められています。バーなどに置いてあるダーツマシンのほとんどはソフトダーツに対応しています。

ハードダーツは、麻製で本格的なデザインの商品が多くプロや上級者以上の人からの支持を得ています。ボードの大きさは33.528cm。投げる位置からボードまでの距離は約237cmとなっています。ハードダーツはボードに刺さる感触が柔らかく、ダーツを本格的に取り組む人にも人気です。

オーソドックスなタイプのため、自分で得点を計算する必要があります。そのためダーツの知識がある程度必要です。現在はソフトダーツが主流で遊べる場所が限られてしまいます。

バレルの素材は大きく分けると「ブラス(真鍮)」と「タングステン」の2種類があります。下にそれぞれの特徴やおすすめな使い方について紹介しているので、どちらのタイプを使うか迷っている方はぜひ参考にしてください。

ブラスは他の素材に比べ軽い素材なため、やや太めの形で大きく握りやすく作られている商品が多いです。持ち手が太いため、握りやすい・投げやすい構造となり初心者におすすめです。また、比較的価格も安いため、ダーツを始めたばかりでセットを集めている初心者だけでなく、練習用のダーツとしても人気があります。

タングステンは比重が重く、投げたときにはじかれず真っすぐに刺さりやすい素材です。また、バレルの素材として使われる最も一般的な素材で、プロや中級者レベルの多くの人が愛用しています。ボードの中心に多くのダーツを集め、高得点を狙うときにもおすすめです。しかし、素材自体が重いため、持ち手を細く作られている商品が多く、初心者にはあまり向きません。

ストレート型のバレルは、前後の太さが均等で細い形状をしています。手で握ったときにグリップの位置が把握しにくいデメリットはありますが、細い形のためグルーピングに有利です。主に上級者が使用するケースが多いようです。

トルピード型のバレルは、前の部分が太く後ろにいくほど細くなったタイプです。握ったときにグリップの位置がわかりやすいため、初心者から上級者まで幅広いレベルの人が使えます。

ダーツ初心者はまずは握る位置を自分の感覚で覚える必要がありますが、初心者が練習で使いやすいのもトルビード型のバレルです。

砲弾型のバレルは前方部分が太めのデザインとなっています。的に当たるときに独特の重量感があるその爽快感が魅力で、一定の人気を得ています。重心位置はバレルの前方にかかるため、初心者でも投げやすく扱いやすい点も魅力です。

しかし、特徴である太いバレルが邪魔をして、グルーピングに不利になる点はデメリットだといえます。中級者以上よりも初心者や女の方などにおすすめなタイプです。

リングカットはカットの中でも最も一般的なタイプです。横からみるとUの形になっており、持ちやすい点が特徴です。また、シャークカットに比べ劣化しにくいタイプなので、ダーツを始めたばかりの初心者の方に最もおすすめです。

シャークカットは、横から見るとレの形になっており、カットの中でも最も指への引っ掛かりが強いタイプです。滑りにくく、飛びがいい点が一番の特徴だといえます。投げる時の力をそのままのせられる点が人気ですが、引っ掛かりが強い分、消耗が早いのが残念な点です。

ピクセルカットは他のカットとは違い、線ではなく点で刻みを入れられたタイプです。投げる際の指離れがちょうどいいため、安定して投げられます。また、機能性だけでなくデザイン性も優れているため、見た目にこだわっている方にはおすすめなタイプだと言えます。

チップは長さや形状がさまざまで、形によってグルーピングや刺さりやすさが変わってくる大事な部分です。規格が変わるとバレルに取り付けられない事態も発生するため、チップを購入する際には注意が必要です。下に長さ・形状の特徴をまとめてあるのでぜひ参考にしてください。

【チップの規格】

【チップの長さ】

フライトはダーツの羽の部分を指し、素材や形の種類が多いパーツです。フライトの形には、スタンダード・シェイプ・カイト・ティア・スリムなどがあります。

初心者に向いている形は、スタンダードとシェイプです。スタンダードは最も一般的な形で面積が一番広いため飛行が安定しています。シャイプはスタンダードよりも少し面積が小さく、横幅がフライトの差し込み口に向かって斜めになっています。

飛びを重要視する方におすすめなティアや、グルーピングを重視する方に人気なスリムなど、それぞれの形で飛び方が違います。フライトは消耗品なので、自分のスタイルに合わせてぜひいろいろな形のフライトに挑戦してみてください。

シャフトとはフライトとバレルをつなぐ部分を表します。長さや重さもさまざまで、フライトにとても影響を与える重要なパーツだと言えます。初心者には特に長さが長いものがおすすめですが、フライトとバランスを見て選ぶ必要があります。シャフトにもサイズがたくさんあるのでぜひいろいろ試して、自分のお気に入りを見つけてください。

ダーツ商品を選ぶときは、ダーツ一式セットであるかも大事なポイントです。一般的なダーツセットの中身は、ケース・シャフト・チップ・ボードなどです。これらが揃っていると購入してすぐに練習が始められます。

セット購入すると、1つずつ購入して揃えるよりもパーツや道具の漏れが少ないです。また、別途買い足していくよりもコスパ面がいい点も見逃せません。

外でダーツの練習をするとなると、毎回料金がかかるため経済的ではありませんよね。そこで、おすすめなのが自宅でできるダーツボードセットです。自宅で練習する際にはやはり音は気になる方が多いと思いますが、商品によっては静音性が抜群のものもあります。また、ダーツボードを部屋におくだけで一つのインテリアとなり、一気におしゃれになりますよ。

ハローズは1973年にダーツ発祥の地・イギリスに設立された老舗ダーツブランドで、ダーツ商品のまさに定番のメーカーです。ダーツ用品のデザインから生産・販売などを手掛け、高品質のダーツ商品を取り扱っています。

ハローズは商品数が豊富で、初心者でも気軽にダーツが楽めるための開発も行っています。中でもAssassinは、価格が安い・グリップの自由度が高い・ハウスダーツに似たスペックを持ち合わせているという3点の特徴から、初心者に人気です。近年はデザイン性もアップしていますので、ダーツ選びで迷ったならばハローズがおすすめです。

プロも所属するTIGAは、日本トップクラスのバレルデザイナーがプロデュースしたブランドです。ハイクオリティ&ハイコストパフォーマンスをコンセプトとしており、デザイン性だけでなく機能性も抜群な商品が数多く存在します。

厳しい品質管理をクリアした商品は、今まで起きやすかった重量誤差の問題も解決させました。TIGAではタングステンダーツだけでなく初心者用のものも取り扱っているため、初心者からプロまで幅広く使えます。

上品なデザインが一際目立つ商品が多いDynastyは、プレミアモデルから入門モデルまで幅広いラインナップを取り揃えています。クセが強いバレルも多く、購入する際には少し注意が必要なブランドではありますが、プレーヤーモデルは投げやすいと好評です。

価格は、比較的購入しやすい値段のものから高価なものまで幅広いため、自分の予算に合わせて選べる点はメリットだと言えます。デザインにこだわる方にはぜひ一度購入を検討してもらいたいブランドです。

せっかく自宅練習用のダーツセットを購入するのであれば、できるだけ長い間使いたいものです。そのために必要なのが日々のお手入れです。ここでは、ダーツセットのお手入れ方法について説明します。

大事なマイダーツを長く使うには日頃のお手入れが大事です。おすすめのお手入れ方法の1つが、乾いた布で拭くやり方です。布でさっと汚れを拭き取る習慣をつけると、汚れの蓄積を防止できます。水で濡らした布巾などを使うとサビてしまうので厳禁です。

また、バレルの汚れが目立つ場合は、以下の「ぬるま湯と中性洗剤で洗う」方法を試してみてください。

1. バレルを中性洗剤を溶かしたぬるま湯に2～3分浸け汚れを浮かせる
2. スポンジに中性洗剤を付け丁寧に洗う
3. 汚れが取れないときは歯ブラシを使って落とすといい
4. 洗った後はタオルやドライヤーでしっかりと乾かす
5. 水気が残らないようにしっかり乾燥させる (水分が残るとサビの原因に)

ダーツセットを使用していないときには、ダーツ専用のケースに入れて保管するとバレルやフライト・チップなどを汚れや傷から保護できます。ダーツケースはダーツの一式を持ち運びするときに便利な収納ツールとしてだけでなく、汚れから保護しパーツの紛失も防止できます。

自宅の部屋にダーツを置いておくときにも、ダーツケースに収納する習慣をつけるとよりダーツをが長持ちします。

自分専用のダーツセットがあればいつでもダーツの練習ができます。市販のマイダーツセットは、手頃な価格で初心者でも気軽に挑戦できます。まずはダーツ構造を理解し、知識を徐々に増やしていきましょう。自分にぴったりのマイダーツセットでダーツを楽しみながら上達を目指しましょう。