ダーツバレルおすすめ15選｜トルピードバレルや初心者におすすめのバレルも紹介

若い頃に1度はダーツをした経験がある方も多いですよね。ダーツに魅了されていくとダーツの矢を自分好みにカスタマイズしたい方もいます。その中でも、バレルはとても重要なパーツです。

とても多くの種類や組み合わせがあるので、初めてカスタマイズする際にはどれを買えばいいかわからない方も少なくないものです。バレルの刻みや長さ・どんな素材で作られているかなど選ぶポイントは多く存在します。

今回は、バレルの寿命や前重心のもの・初心者と中級者向けのおすすめのバレルなどを詳しく解説します。最新メーカーからのおすすめダーツセットの紹介もしますのでぜひ最後までご覧ください。

ダーツバレルとは、矢の中心部分の持ち手に当たるパーツを指します。マイダーツ(矢)の心臓ともいえるパーツです。ダーツで使用する矢には、他にもフライト(羽)や、フライトとバレルを繋ぐためのシャフトといったパーツも存在します。

フライトやシャフトはそれぞれ消耗品ですが、バレルは長持ちするパーツです。長く使用するため、失敗しないためにしっかりと選定する必要が生まれます。また、バレルはグリップ部分に当たるパーツなので持った際にしっくりくるものを選ぶ必要があります。

ソフトダーツは、チップやポイントと呼ばれる先端部分がプラスチックでできているのが大きな特徴です。また、ボードはサイズが39.37cmとハードダーツのボードよりも大きめで、無数に穴が空いており、チップがその穴に突き刺さるとセンサーが感知して得点を計算してくる仕様になっています。

さらに、ソフトダーツのバレルはポイントがプラスチックのためハードダーツより軽く、標準的な重さは16～20ｇです。また、ソフトダーツのすべてのモデルがチップ交換ができます。初心者でも楽しめてダーツが刺さると音が鳴ったり映像が流れたりなどの演出を楽しめるため、最近ではソフトダーツの方が主流となっています。

ハードダーツは、ポイント部分が金属製で鋭くとがった形状をしています。さらに、ボードはサイズが33.528cmとソフトダーツのボードより小さく、麻で作られていてセンサーもありません。そのため、しっかりと刺さらないと得点につながらないため、初心者の方は難しく感じる方場合もあります。

また、ハードダーツのバレルは標準的な重さが20～25ｇと、ソフトダーツより重めです。さらに、ポイント交換ができないモデルもありますので、選ぶ際はしっかりとチェックしてください。現在はソフトダーツが主流とはいえ、ハードダーツは歴史が長く本来のダーツの楽しみ方ができるため、根強い人気があります。

日常でも多く見られるステンレスですが、ダーツバレルの材料としても使用されています。ステンレス製のバレルは軽くて真っ直ぐ投げるにはコツがいるため、プロがフォームの練習用としても使用しています。そのため、中級者以上の方におすすめです。

チタニウムはダーツバレルの素材としてはあまり使われていない材料です。製造が難しく大量生産できないため、シャフトなどの小さなパーツに使われる場合が多いです。

しかし、人気ブランドティガ(TIGA)から販売されているバレルには使われており、前重心の新しいタイプのバレルになります。また、焼き色がきれいな虹色になるため、見た目もおしゃれです。

アルミニウムで作られているダーツバレルはとても軽く、あまり実用的とはいえません。さらに、アルミニウム性のバレルを製造しているメーカーはほとんどありません。軽いバレルなのでステンレス同様、練習用としてならいいかもしれません。

ブラスは軽めの金属です。ブラスで作られているバレルは、ある程度の重さを出すため太く作られている場合があります。握りやすく投げやすいため初心者の方におすすめできる素材です。さらに、コストパフォーマンスも高いのでとてもおすすめです。

タングステンは、レアメタルに分類されておりやや高価な素材です。タングステンは比重が重たい素材なので、この素材で作られたダーツバレルは他の素材で作られたバレルよりも細くなるのが特徴です。

また、ダーツをする方のほとんどが、タングステンが含有されているバレルを使っています。そのため、タングステンは初心者にもおすすめで今のメインストリームな素材です。

トルピードは雷魚を意味しますが、雷魚のようにバレルの前方が太く後方にかけて細くなっている形を指します。トルピードのバレルは前重心である場合が多く、投げる際に力が伝わりやすくスッと飛ぶので初心者の方におすすめの形状です。

その名の通り、バレル全体が真っ直ぐな形状です。センター重心になっている場合が多く、しっかりと投げないと真っ直ぐに飛ばないため、慣れるまで少々時間がかかります。しかし、センター重心のストレートタイプは、慣れてしまえば思い通りに飛ばせます。

砲弾タイプは、その名の通り前方が太く後方が細い、さらに短い形状です。重心がはっきりとわかりやすく、投げやすいので初心者の方にとてもおすすめです。前重心で短くバランスも取りやすいので弾を投げるような感覚で飛ばせます。

実践向きではありませんが、上記で紹介したどれにも当てはまらない形状のバレルも存在します。リボルバー(拳銃の弾を込める部分)のような形状や、コインのような形状のバレルもありますので、飲みの席などでの活用がおすすめです。

ノーグルーブは、あまり見かけないタイプですが刻みのないバレルです。刻みがないので手汗などで滑ってしまう可能性が高くなります。しかし、刻みを気にせず使用できるため、長持ちするのもノーグルーブの特徴です。

初心者にはあまりおすすめできませんが、投げる際の力加減や投げ方が伝わりやすいため、ダーツを極めた中級者以上におすすめのバレルです。

シャークカットはとてもエッジの効いたカットのバレルです。とても鋭いカットなので指がかかりやすく、投げる際の力が十分に伝わります。しかし、鋭いカットなゆえに刻みの消耗もわかりやすく、シャークカットに慣れてしまえば、刻みが減ってくると気になってしまう可能性も高いです。

通常バレルの刻みは、リングを意識して入っていますが、ピクセルカットは点を意識して刻みが入っています。そのため、どこを握っても指がかかりやすく投げる際にも引っかからずにスローできます。安定したスローができるといえる刻みです。

ウィングカットは、シャークカットに似た刻みですが、カットの後半が少々緩やかになっています。シャークカットだと投げる際に、引っかかりすぎて思うように飛ばない方にとてもおすすめの刻みです。

ダイヤモンドカットは一番メジャーといってもいいほど、よく見かける刻みです。通常カットが入っている場所に、格子状のカットが刻まれています。ナチュラルに刻みが入っているため、ノーグルーブよりは引っかかるけど、リングカットよりは引っかからないといった印象です。

バレルの全体に刻みが入っているため、とっかかりを見つけるのが少々難しく、カット頼りにグリップを安定させようとするのは難しいです。

ストーンカットは、刻みではなく加工の一種です。通常のバレルのカット部分に、ザラザラした手触りの加工が施されているバレルになります。ストーンカット単体で使用される場合はほとんどなく、多くの場合が他のカットの補助的な役割です。

ヤスリのような手触りなので、リリースのタイミングでうまく離せない方におすすめの刻みです。

2BAはソフトダーツの中で最もポピュラーな規格で、バレル側が凹でバレルを差し込むチップがわが凸になっています。2BAはとてもポピュラーなので他のパーツやバレルのデザインも種類豊富です。

BAとはそもそも、ダーツの本場イギリスのネジの規格を指します。4BAは、2BAとは逆のバレル側が凸でチップ側が凹になっています。ネジの規格は0BAから数字が増えるほどに細くなっていくので、4BAは細いネジ規格のバレルです。

No5.は、本場イギリスではなく日本で誕生した規格です。少々細めの径なので細身でスマートな方が投げやすい方にとてもおすすめです。しかし、まだまだ細いタイプはそこまで普及していないので他のパーツや、バレルのデザインは多くありません。

1/4は、ハウスダーツなので貸し出されている規格です。USインチの1/4の意味で、他のバレル規格よりも太いデザインです。ハウスダーツでは多くの方に貸し出すため、矢の消耗が激しく損傷が多くなります。そのため、壊れにくくするためにハウスダーツでは太いものを使用しています。

バレルの一般的な長さにあたるのが40mm前後のスタンダードバレルです。スタンダードバレルは重心が安定しており、投げやすさや重さのバランスも取れているので初心者の方から上級者の方まで広く普及しています。

45mm以上のバレルをロングバレルと呼びます。ロングバレルは握りやすく飛びやすい特徴があります。ダーツの持ち方も人それぞれですが、4本指で構える方にはロングバレルがおすすめです。しかし、長さがあり、重心が定まりづらいので指2本や3本で構える方にはおすすめできません。

35mm以下のバレルは、ショートバレルやベリーショートバレルと呼ばれています。こちらのショートバレルは、力が伝わりやすいため狙ったところに飛びます。しかし、短すぎるバレルは、グリップが定まらないため、中級者以上の方におすすめです。

また、ショートバレルは見た目のインパクトでイロモノ扱いされていますが、合う人にとっては投げやすいため、イメージ先行で敬遠せずこのタイプも検討してみてください。

DMC(ディーエムシー)は、日本で初めてのダーツブランドとしてとても有名です。DMCから販売されているACUTEシリーズは、通常のダーツとは逆のネジになっています。そのため前重心になり、さらにスチールポイントも使用してハードダーツと同じような投げ心地を実現しています。

また、世界初となる「バレル一体型削り出し」をしており、スロー時にボードまでダイレクトな飛びを見せてくれます。

ハローズはダーツの本場、イギリスのブランドです。創業1973年と、とても由緒あるメーカーなのです。ハローズのダーツは初心者も手が出しやすい価格帯で、目で見てすぐにグリップの位置も把握できるのが特徴です。

また、ハローズにはバレルの種類が多く存在します。初心者向けのシリーズやさまざまな形状、カットが施されたバレルが数多く販売されているのも人気の理由です。中でも初心者が初めて買うバレルとして定番のハローズの「アサシン」は、安さはもちろんグリップの自由度が高くハウスダーツに似たスペックでとてもおすすめです。

ティガダーツは、国内のトップクラスのバレルデザイナーがプロデュースして生まれたブランドとして知られています。ハイクオリティでハイコストパフォーマンスが売りのブランドです。ティガダーツでは、人間工学に基づいた3次元設計を行なっています。

また、他ではあまりないタングステンに925シルバーを混ぜた素材を使用しており、新しい発想のバレルです。バレルの規格はほとんどが2BAを採用しており、パーツ選びにも困りません。さらには、プロプレイヤーモデルも多く販売しており、中級者以上におすすめのブランドです。

ウィンモーは、ダーツボードを中心にダール用品を販売している、イギリスの大手ダーツメーカーです。世界70カ国以上に輸出しており、ダーツボードは世界大会でも使用されているほど信頼と実績のあるブランドです。

手作り品質や優れた性能、さらには独特のデザインも人気の理由でとてもこだわりがあります。

「バレルの種類が多すぎて実際どれがいいのか選べない」「すぐに上手く投げられるのはどれ？」など、初心者には自分に合うバレル選びは難しいですよね。そんなときに便利なのが、最適なバレルを簡単に見つけられるネット診断です。

ゆっくり着実に上達したい・腕力に自信があってすぐに結果を出したいなど、ご自身の投げグセや使ってみたいダーツなどの質問に答えるだけで最適なバレルの重さが選べます。以下のリンクで簡易診断できるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

ダーツの購入は、特に初めての方はなかなか自分では選べないものです。そんなときは、専門ショップでプロに相談するのがおすすめです。ショップによっては、投げ方や好みなどを見てバレルを選んでくれるサービスを行っている場合があります。

中でも、有名ショップ「エスダーツ」では、オンラインでぴったりなバレルの簡単診断ができる「バレルクリニック」サービスを行っていました。手軽に行えて非常に便利でしたが、現在はリニューアルのため一時休止中となっています。

やはり、個別に自由に相談するには、直接店舗に行くのをおすすめします。手間がかかりますが、合わない商品を選ばないようぜひ足を運んでみてください。

マイダーツは、バレルだけではなく他のパーツも消耗品です。フライトやシャフトも折れてしまったりかけてしまったりしたタイミングで交換する場合が多いです。そうすると、バレルはどうなのか気になりますよね。

多くの場合は、カットがツルツルになってきたらバレルの寿命といわれています。しかし、バレルの寿命はどのくらいダーツをするかによっても変わってきます。5年持つ方もいれば数ヶ月で寿命がきてしまう場合もあります。

目安としては、カット部分がグリップしなくなったり滑るようになってきたら交換時期とみてください。

ダーツのバレルは、使っているとどんどん滑りやすくなってくる場合もあります。そんなときは、バレルを洗浄するとグリップが復活する例もあるのです。また、正しく洗浄するとバレル自体が長持ちしますので、定期的な洗浄をおすすめします。

1. 入れ物(タッパーなど)にぬるま湯を入れる
2. その中に中性洗剤を数滴たらす
3. バレルの両サイドにあらかじめチップをつけておく
4. 2へバレルを入れて少しつけ置きする
5. 2〜3分放置したら使わない歯ブラシで擦る
6. 洗剤を流水で流す
7. 最後にティッシュやタオルで水気をとる

上記が一番簡単なバレルの洗浄方法です。3.のバレル両サイドにチップをつけるのは、バレルの内部に水を入れないためです。最後はしっかりと水分を取らないと錆びてしまうので注意しましょう。

ダーツは奥が深くはまると抜け出せない沼のように感じます。今回紹介したおすすめのダーツバレルはほんの一部に過ぎません。初心者の方ならまずはスターターセットで練習を重ね、そこから自分なりのマイダーツを作って楽しみましょう。