ソロキャンプにタープはいらない？タープなしでもOKな理由やおすすめ代用品も紹介！

できるだけ少ない荷物がいいと言われるソロキャンプではタープがいる・いらないと意見が分かれます。今回調査した結果タープはいらない派の意見が優勢でした。しかしタープは日よけ・雨除けに役立つ便利なアイテムなので、タープがなければ快適さが劣るのではと心配される方もいますよね。

実はタープがなくてもフライシート付のテントなどを使用すれば快適さは劣りません。むしろ設営・撤収作業が減り快適なキャンプを楽しめるのが魅力です。今回はソロキャンプにタープがいらないと言われる理由をポイントごとに解説します。

また気になるデイキャンプ・雨キャンプ・冬キャンプでのタープについても紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。またファミリーキャンプや焚き火をする際にタープは不要なのか、タープ代わりに使える100均の代用アイテム情報も要チェックですよ。

タープは高い耐水性を備えたものが多く、雨・結露などからテント等のギアを守れます。テント外に置きたい荷物もタープ下に置いておけば急な雨でも慌てずに済むのは嬉しいポイント。また遮光性もあり日差をカットする役割も。特に暑い夏の使用には便利なアイテムです。

さらに目隠しとしても活躍し簡単にプライベート空間が確保できます。設営の自由度が高く好みの形で使用できるため、ちょっと壁を作りたいときにも使えるアイテムです。

テントに比べるとコンパクトなタープですが軽量モデルでもポール・ペグを含めば最低でも3kgはあります。できるだけ身軽に動きたいソロキャンプではタープが負担になりがち。タープを設営してゆったり過ごすのも素敵ですが、荷物・設営の手間が増えるのは把握しておきましょう。

特にツーリング・自転車など持ち運び可能な荷物量が限られる場合は、タープを使用しない方が多くなっています。

キャンプ上級者になるほどより身軽なキャンプを楽しむ傾向にあります。フライシートにコット、タープを使うならテントは使わないなどスタイルはさまざま。その中でも人気が高いのがハンモックにバグネット(蚊帳)をプラスしたスタイル。

木陰が多いエリアでのキャンプは日影も多く、ハンモックとハグネットだけでも十分快適に過ごせます。どちらも軽量かつコンパクトなため持ち運びが楽なのもメリット。テントより自然を身近に感じられるのも人気の理由で、自立式タイプもあり場所を選ばず使えるのも魅力です。

タープがいらない最大の理由ともいえるのが設営の手間。タープはテントに比べ張るのに時間がかかりやすいアイテムなので、初心者が1人で設営するのは大変です。テント設営後にさらにタープの設営となると準備だけで疲労してしまう可能性も。

準備・設営に手間がかかるとキャンプの楽しみも半減。一人ですべての作業を行うソロキャンプには、手間が増えるタープは無くてもいいアイテムと言えます。

日差しが弱く快適に過ごせる春・秋はタープがなくても問題ありません。地域差はありますが5月初旬～末頃まではタープなしでも快適なキャンプができます。気温が上がりそうな日は木陰があるサイトを選んだり、気温が高い時間を避けたりしましょう。

防水目的でタープを利用しているなら雨の日のキャンプ（雨キャンプ）を避ければタープは不要です。ソロキャンプは日時調整がしやすく急な天気の変化にも柔軟に対応できます。また雨を防ぐだけの目的であればブルーシートでの代用も可能です。

そもそもテントの耐水圧が1,500mm以上あればタープで雨を防ぐ必要はありません。濡れたテント・タープは重量が増し、撤収作業だけでなくお手入れも大変です。そのような理由からソロキャンプでは耐水圧の高いテントを使用しタープは使わない方が増えています。

テントに前室やフライシートがあればタープの代わりになります。最近はソロ用テントでも前室や大きめのフライシートがあるモデルが増加中。フライシートはポールを使用して簡単に設営可能です。

ソロ用のコンパクトなタープは軽量な化繊素材が多くなっています。化繊タープは火の粉が当たっただけですぐに穴が開いてしまうのが難点。ポリコットンタープ(TCタープ)生地だと耐火性は高まりますが、その分重量が増えソロでの取り扱いは難しくなります。

軽量コンパクトなうえに防水性も高いブルーシートはタープ代わりに使えるアイテム。設営はタープと同じ。ロープとポールで固定するだけで簡単にタープが完成します。100均のブルーシートでもシワなくピンと張れば、見栄えもいい立派なタープに早変わり。

ただし防水性・耐久性などはタープに劣るので簡易タープとして使用するのがおすすめです。また強風の中では安全を考慮しタープは使用しないのがベスト。風の影響でバタつく音も多きいので周りの迷惑にならないよう気を付けましょう。

デイキャンプも時期・場所によりタープが不要です。雨の心配は屋根付きのキャンプ場を利用すれば問題ありません。また前述したフライシート付のテントがあればタープ代わりとして使用できます。日差しが気になる際には日影が多いキャンプ場を選ぶといいですよ。

開放感のあるタープを使ってデイキャンプを楽しみたいならテントが不要になる場合も。テントは寝るとき以外あまり使わない為デイキャンプではなくても困りません。なるべく手軽に楽しみたいソロのデイキャンプはタープかテントどちらかお好きなほうを1つに絞るのがおすすめです。

これまではタープはなくても困らない場合を解説してきましたが、寒い冬のキャンプにはタープがあると便利です。前室・フライシート付のテントをタープの代わりとして使用する場合、テント内が開放的になるためとても寒くなります。暖を取るためにも活動場所は分けるのがおすすめです。

また冬は霜が降りやすい季節。テントが濡れると完全に乾かさないといけない為とても手間がかかります。しかしテント上にタープを設置するだけで霜を防ぐ効果があります。設置時はテントとタープが触れないようにしましょう。

タープを選ぶ際はテントと連結可能なものやスクリーンタイプがおすすめです。スクリーンタープは中で暖房器具が使えるのも魅力。ソロ用には300×300サイズであれば十分です。ただし重量が10kg以上のものが多く難点となります。

キャンプサイトによって料金設定はさまざまですが、テント以外にタープを張ると別途料金が発生する場合があります。またレギュラーシーズンやオンシーズン、ハイシーズンなど時期によって1,500〜2,000円ほどと価格が異なるため、あらかじめネットをチェックしておくのがベストです。

ソロキャンプで安く利用したいならタープなしで問題ありません。雨天時は屋根付きのキャンプ場を利用したり、日差しが強い場合は日影が多い森林キャンプ場を利用したりするなどの対策をとりましょう。その際も前もって天気予報を確認しておけば、雨や強い日差しを受けるリスクが軽減されます。

ソロキャンプ用のタープの必要性を紹介してきましたが「それでもソロキャンプ用のタープが欲しい！」と思っている方もなかにはいると思います。そんな方のために下記では、タープのおすすめ人気10選を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

タープは雨除け・日よけに役立ちますがソロではデメリットも多くなくても困らないアイテム。できるだけ荷物を減らしたミニマムなキャンプは快適でおすすめです。ぜひ一度タープなしのソロキャンプを体験してみましょう。