体圧分散マットレスおすすめ8選｜体圧分散性の高い商品の選び方は？【ニトリ・西川】

日本人は世界的にも睡眠時間が短いと言われています。特に忙しい現代人にとって、睡眠の質は見逃せない要素ですよね。睡眠の質を高めるためには寝具を見直すのが近道。そこでおすすめなのが、今回取り上げる体圧分散マットレスです。

体圧分散マットレスは寝返りのように体勢を入れ替えても、体にかかる負担が少なく済むのが特徴です。とはいえ、膨大な数の商品をどのように選べばいいかわからない方もいらっしゃいます。

そこで本記事では、体圧分散性能が高いマットレスの選び方・ニトリなどのおすすめメーカー・おすすめ商品8選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

体圧分散とは一箇所にかかる圧力を、身体全体に分散させるマットレスなどの性能を差します。人は睡眠をとる姿勢になると、頭・腰・ふくらはぎなど身体の出ている部分に負担がかかります。

負担がかかると痛みが出たり、疲れが出たりするため負担を減らすのに体圧分散が効果的です。身体への負担が和らぐと寝やすくなり、楽な姿勢で睡眠が取れます。

ウレタンフォームとはポリウレタン樹脂の泡・固まりのこと。いわゆるプラスチックの発泡体であり、軽量で熱気や湿気の影響を受けにくい点が特徴です。そのためダニ・菌類が発生しにくく天日干しする必要もないため、手入れしやすいメリットがあります。

ポリエステルはプラスチックの一種で、石油を原料とする合成繊維です。化学繊維ながら糸のように扱えるため、衣料品の素材としても幅広く採用されています。ポリエステル素材のマットレスは軽量で、しかも丸洗いできるものが多いのが強み。近年では吸湿・発熱といった高機能タイプも登場しています。

多層構造とは低反発・高反発の2種類のウレタンフォームを組み合わせた構造です。低反発・高反発にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、両者を共存させてデメリットを打ち消し、メリットのみを活かせるよう設計されています。

具体的には上層部の低反発ウレタンで適度なクッション性を与えるとともに、下層部の高反発ウレタンが体圧を分散させる仕組みです。

オープンセル構造とは、ウレタン内部に細かい泡や気孔を設けた構造です。優れた通気性が得られるほか、水はけも向上します。特に夏場に高い効果を発揮し、熱帯夜でも寝付きやすいのが利点。汗をかきやすい方・暑がりの方にもおすすめです。

衝撃吸収性は体圧を分散させるために必要なポイントです。人は就寝中でも無意識に体を動かします。寝返り・膝曲げといった動作に伴って体勢が変化するため、都度マットレスへの衝撃は避けられません。衝撃吸収性が低いと十分に体圧を支えきれず、体に負担がかかってしまいます。

良質な素材を使ったマットレスなら適切な衝撃吸収性を備えており、体圧分散もスムーズに行えること請け合いです。

折りたたみ機能はマットレスを折りたたんで重ねられる機能です。たとえば三つ折りタイプの場合、折りたためばフラット時の1/3まで長さを抑えられるため、省スペースに役立ちます。

敷布団と比べて折りたたみ部分の節目が明快なため、少ない力で折りたたみやすく、片づけの作業も手軽。なお多くの場合は三つ折りですが、メーカーや商品よっては四つ折りのものもあります。

洗濯できないタイプのマットレスでも、抗菌・防ダニ加工されていれば衛生的に使える可能性が高まります。そもそもマットレスはサイズが大きいため、仮に洗濯対応製品であっても簡単には自宅で洗濯できません。

特に湿気の多い地域や日の当たりにくい環境にお住まいの場合は、抗菌・防ダニ加工された体圧分散マットレスを優先的に選びましょう。

肌の弱い方や赤ちゃんには敏感肌対応素材が適しています。ただしポリエステルのような化学繊維でアレルギー対策が十分になされたマットレスは多くなく、高額なものがほとんどです。

そこで、天然素材であるコットン・リネンを採用したマットレスカバーをかぶせるのがおすすめ。汎用性が高く、価格もマットレス本体に比べてリーズナブルです。

耐久性はランニングコストを左右します。へたりにくく長持ちする製品は、多少高額でもランニングコスト面で元を取れる場合が少なくありません。ポケットコイルを採用したマットレスは体圧分散性・耐久性ともに優れており、おすすめです。

一般的に品質の優れたマットレスほど高額です。販売価格が極端に安いマットレスは何らかの形でコストカットが図られており、体圧分散性能・耐久性・寝心地・肌触りのいずれかに難がある場合がしばしばです。

コスパ重視で安い商品を購入する場合は、削ってもいい機能の項目をピックアップしておくのがおすすめ。なお、体圧分散マットレスの場合は体圧分散性能を優先しましょう。

マットレスの一般的なサイズは7通りです。概要・おすすめの対象と合わせて下表をご確認ください。

モットンはグリボー社が手がけるマットレスの通販専門ブランドです。おおよそ4～6万円と高額ながら、価格に優れた見合う品質により知名度を高めました。高反発マットレスが有名で、マットレスの硬さが140N・170N・280Nと3段階用意されているのが特徴。90日間の返品・返金サービスも好評の一因です。

「お値段以上」のキャッチコピーでおなじみのニトリは、一人暮らしからファミリー層まで対応できる幅広いラインナップが魅力。マットレスは硬め・普通・やわらかめと3タイプのクッション性を揃えているのが大きな特徴です。

また自社製品を販売しているため、店頭で実物を直接チェックできるメリットがあります。グッドデザイン賞を獲得した折りたたみ式の「持ち帰りマットレス」なら、車への積み込みも楽々です。

良品計画のブランド、無印良品はベーシックなデザインが魅力です。多くの家具・インテリア用品と同様、マットレスも上質な素材と質実剛健な品質で幅広い層の支持を集めています。

体圧分散マットレスのラインナップでは、比較的珍しいノンコイルタイプの「天然素材で作ったノンコイルマットレス」がおすすめ。素材としてウール・コットン・ココファイバー・ラテックスを組み合わせた高機能商品です。

トゥルースリーパーは高機能寝具ブランドとして定評のあるメーカーです。マットレスは2003年から展開していますが、近年ではトゥルースリーパーシリーズの枕がヒットし全国的に有名になりました。

マットレスは2層構造で2万円台の通常ラインと、3層構造で5万円台のプレミアラインに分かれているのが特徴。上質な睡眠や体圧分散性能を追及する方にはプレミアラインがおすすめです。

西川の整圧マットレスは、理想的な寝姿勢を実現するために開発されたマットレスです。身体の負担を軽減するための体圧分散構造により寝ている間の血行を妨げにくくし、臀部や肩部の圧迫が少ないのが特徴です。

仰向けや横向けでもクッション機能で沈み込みを調整するため、ボディラインにフィットし寝やすくなっています。通気性がよく夏は快適で、冬は多くの空気層により温かい点がメリットです。

マットレスのクッション性を取り上げる際、多くの方が疑問に思う点がウレタンフォームの低反発・高反発の違いです。低反発タイプは一般的な重さ・力を柔らかく受け止めるのが特徴。一方、高反発タイプは大きな重さや力を弾くように返します。

体重の小さい方の場合は高反発と相性が悪いため、低反発がおすすめ。反対に体重の大きい方の場合、低反発タイプだとへたりやすいため高反発タイプが適しています。なお所感や好みには個人差があるため、あくまで参考程度にお考えください。

体圧分散マットレスは体への負担が気になっている方にぴったりです。自分の体格・体質などを踏まえて最適な商品を選びましょう。本記事を参考に、ぜひ体圧分散マットレスで快眠を目指してください。