硬めのマットレスおすすめ11選｜腰痛にも最適！

ベッドの購入時にマットレスを購入する方も多いですよね。デザインや大きさ、価格などいろいろな種類がありますが、硬いマットレスは腰が痛くなりにくく寝返りしやすい理想的な寝姿勢を維持しやすいと言われています。

マットレスには体にかかる圧力を全身に分散させる体圧分散といった役目があります。仰向けになると頭・背中・腰・足の4カ所に重力が集中します。中でも大きな負担がかかるのが腰で、全体重の約44％の重力がかかると言われているので腰痛持ちの方はとても辛いです。

後悔のないマットレスを選ぶためには、自分に合う硬さが大切です。 そこで今回は、硬めのマットレスの選択方法やおすすめ商品をご紹介します。構造・素材・硬さ（N）などを基準に作成しました。ニトリなど安いメーカーのものも紹介しているので、購入で迷っている方はぜひ参考にしてください。

*満足度調査は購入者さま232名のデータです。

スムーズに寝返りをしたい方は、自分の体格よりひときわ大きいサイズを選ぶのがおすすめです。寝返りは肩幅の2～3倍位移動すると言われています。平均的な大人の肩幅は約40cmなので、マットレスの横幅が120cm位のモデルが合います。

サイズ名称だと「セミダブル」が相当します。つまり、一人で寝る場合でもシングル（横幅97cm）ではなく、セミダブル（横幅120cm）を選ぶのがおすすめです。 また、2人で寝る場合はクイーンやキング、シングルの2台並べなど、大きめのサイズを選ぶと、ゆったりした睡眠が期待できます。

マットレスの耐久性はD(密度)数値で判断できます。高反発の硬いマットレスの10年位の使用であれば35D程度がおすすめです。D数値が少ないほど耐久年数が短くなります。来客用など使用頻度が低い場合は20D位、2～3年で買い替えを考慮するなら25D位がおすすめです。

マットレスの硬さはN（ニュートン）数値で表記されます。表現方法としては低クッション性マットレスは100N以下、高クッション性マットレスは100N以上とされています。硬めのタイプを選ぶのであれば、Nが100N以上のマットレスがおすすめです。

マットレスには汗や皮脂などの汚れが付着しやすいので、清潔に保つには、定期的な掃除や洗濯が不可欠です。マットレスのカバーが簡単に取り外せ、洗濯ができるかどうかなどのメンテナンス性も大切です。 特に多汗症の方は、中材が洗えるファイバーマットレスがおすすめです。

両面仕様のマットレスなら、両面が使えるので持ちがよくなり長期間使用できるうえに、表と裏で硬い・柔らかいなどの違いがある商品もあるのがメリットです。この場合は両面の寝心地の違いもチェックする必要があります。

収納のしやすさも購入前のチェックポイントです。部屋が狭くスペースを有効活用したい方には、丸めて収納できるマットレスやコンパクトに折りたたんでソファーとして使えるタイプがおすすめです。

マットレスを長期間使用したい場合は、保証内容や保証期間をしっかりとチェックする必要があります。特に耐久性の高い35Dなどの硬めのマットレスは、長期保証があるタイプが望ましいです。また、購入して寝心地を試したい方は返金保証のあるショップを選ぶのもおすすめです。

硬めのマットレスは、変形しにくい特徴があり、適度な硬さを与えてくれるので理想的な寝姿勢が維持でき、体への負担を軽減し不均衡の体圧を分散するメリットがあります。

硬めのマットレスは変形しにくいので耐久力が優れており、長期間の使用が可能です。コイル型は通気性がいいので湿気が滞留しにくく、蒸し暑い時期でも快適な睡眠が得られます。また、カビの繁殖を防止する商品が多く、お手入れも簡単です。

柔らかいマットレスで寝ると、腰が深く沈み込んでしまい、正しい寝姿勢が維持できず腰が痛くなります。硬めのマットレスは体の沈み込みを防ぎ、正しい寝姿勢が保てるので、腰が痛くなるといった事態を回避 できます。

体重の重い方が普通の硬さのマットレスで寝ると、体が深く沈み込んでしまいます。硬めのマットレスを使用すれば正しい姿勢で寝られるので合う可能性が高いです。ガッチリ体形で、腰痛に悩んでいる方はぜひ、試してください。

硬めのマットレスは、布団や薄いマットレスによる床付き感が苦手な人には向いていません。 マットレスの寝心地の好みは人それぞれですが、柔らかい寝心地に慣れた方であれば、硬くて眠りにくかったり、体の痛みが気になる場合があります。

硬すぎるマットレスは重力が作用しやすい腰や背骨への圧力が集中し、血流が低下したり腰痛になる場合があります。血流が悪くなると睡眠中の寝返りも多くなり、快眠ができなくなる可能性が高くなるので、硬すぎのチェックをする必要があります。

スプリングタイプの中でも人気の高いボンネルコイルマットレスは、コイルをひとつひとつ連結させて面状に仕上げ、スプリング上のコイルの上にウレタンフォームなどを被せたタイプです。

面で体全体を支えるので、程よい硬さを実現します。「体が沈みすぎない」「通気性がいい」といった特徴があり、丈夫で耐久性に優れている点も魅力です。クッション性があり硬めの寝心地を求めている方におすすめのタイプです。

ポケットコイルマットレスは、布で覆われたコイルを単独でマットレス全体にセッティングされたタイプのマットレスです。コイルがひとつづつ分離しているので、面で支えるよりも点で支えているのが特徴です。

耐圧分散性が優れているため、理想的な寝姿勢が保てる点が人気を得ています。寝返りなどで寝る姿勢が変わってもマットレスが体にフィットします。独立したポケットコイルなので、マットレスに子ども同士や複数人で眠りたい方にもおすすめです。

高反発マットレスは、反発力が大きいのでマットレスへの沈み込みがない寝姿勢を維持できます。反発力が大きいぶん、寝返りを打った時に体が沈み込まないのでスムーズに寝返りが打ちやすいのがメリットです。

また、通気性も良く、体圧が程よく分散される点も好まれています。スポーツ選手などにも愛用者が多く、理想的な寝姿勢を維持しやすい商品と、コスパが良く長く愛用できる商品が豊富なのが特徴です。

ウレタンフォーム（石油を発泡させた素材）をクッション材として使用したのがウレタンマットレスです。ウレタンマットレスはN（ニュートン）と呼ばれる数値で硬さが判断できます。N数が高くなればなるほど硬くなります。

硬めを好む方は、N数が160前後のウレタンマットレスを選びましょう。

樹脂（主にポリエチレン・ポリエステル）を網目状に固めた素材をクッション材に使用したのがファイバーマットレスです。三次元状にファイバーが絡み合っているので、あらゆる角度から体を支え、寝返りしやすいのが特長です。

また、空間が多い素材なので通気性が抜群で、蒸れにくいのがメリットです。ファイバーは、素材の密度（編み方や太さ）で硬さを調節し、ある程度の耐久性を実現するために、ある程度の硬さ（密度）が必要になるので寝心地は基本的に硬めです。

また、エアウィーヴなどの一部商品では、表面と裏面の硬さが異なり、それを裏返して硬さ調節ができる商品も販売されています。ファイバー系は好みが分かれやすい傾向にあるので、硬さ調節ができる商品はおすすめです。

ラテックスは高いクッション性があるにも関わらず、柔らかいのが特徴です。硬いマットレスを探している方の中には、多少の柔らかさを求める方もおり、そんな方に支持されています。

ゴムの木から採取された樹液を基に作られるラテックスマットレスは日本ではまだなじみの少ない素材ですが、ヨーロッパなどでは人気があります。

構造や素材はマットレスを選ぶ際に決め手となる重要な要素ですが、マットレスをどのように使うかによっても選ぶポイントは変わってきます。使用の仕方で選ぶべき厚さ（高さ）をチェックしてください。

硬めのマットレスを床に直置きで使用する場合は10cm以上の厚みがあるものがおすすめです。10cm以下の厚みのマットレスを使うと床付き感が気になり寝心地に影響します。10cm以上の厚みだとかなり寝心地も良く感じられます。

ただ、10cmよりも厚いタイプだと畳めない場合もあるので、直置きで都度収納したいと考えている方はその点も考慮してマットレスの厚みを選んでください。

マットレスをベッドマットレスの上にトッパー使いするなら3cm以上のものがおすすめです。もう少し厚みのある5cm前後のマットレスであれば、体重が重めの方や体格のいい方でも沈みにくく寝心地がいいと感じられます。

ベッドマットレスのトッパーとして硬めのマットレスを選ぶなら、厚みがありすぎるとベッド自体の高さに影響が出るので、5cm前後がおすすめです。

硬めのマットレスは種類が多く、各メーカーからさまざまななタイプの商品が販売されています。どれを選んだらいいか迷ったら人気の高いメーカーから選ぶのも一つの選択肢です。人気の高いメーカーの特徴を紹介するのでチェックしてください。

ニトリや島忠で販売されているマットレスなら、高品質なうえに安い価格で購入できます。硬めのマットレスや通気性と寝心地の良さを追求した商品も多数用意されています。 マットレスの厚み・硬さ・値段も細かく設定されており、自分に合うマットレスを探しやすいのも特徴です。

価格も安いうえに機能性も高いマットレスが多く取りそろえられているのでコスパの良さでも好評を得ています。

モットンやマニフレックスで販売されているマットレスは高価格のものが多いですが、老若男女に人気の高いメーカーです。「寝心地の良さ」「寝返りのしやすさ」などを追及したマットレスなので幅広い層に人気があります。

価格は安いとは言えませんが、良質のマットレスを長く愛用したいと考えている方にはおすすめのメーカーです。

一般的に女性よりも男性の方がボディラインの抑揚がなくフラットな傾向があるので硬めのマットレスが向いています。また、日本人は欧米人よりフラットな体形が多いので、硬めの寝心地を求める傾向にあります。

また、海外ブランドが日本市場で販売する商品は、海外モデルよりもやや硬めに作られるケースが多いです。これは、日本人の好みを反映させているからです。

横向き寝の方より仰向き寝の方が深い沈み込みが少なく、硬めのマットレスの方が寝姿勢を整えやすいです。参考までに日本人の寝姿勢は、「仰向き寝が60％以上」「横向き寝が30％」と言われています。

使用している寝具が柔らかすぎて寝苦しさを感じている方は、硬めの高反発マットレスへの変更で寝返りがしやすくなるうえに、人と寝具の間にできる空間の温度や体温調節がスムーズになり、快適な睡眠に導いてくれます。

男性でも女性的な体形をした方は少なくありません。ボディラインにメリハリがある女性的な体形の方には、体が深く沈み込むタイプの寝具が理想的なので、硬めより柔らかめのマットレスが快眠を得られる傾向にあります。

寝姿勢が仰向き寝の方と横向き寝の方を対比した場合、深く沈み込むのは横向き寝の方です。そのためには柔らかめのマットレスの方が良い寝姿勢を維持しやすいので向いています。

寝返りが多すぎると睡眠の妨げになるうえに、日中の活動に影響が出ます。寝返りによって目が覚めやすい方には、基本的に柔らかめの低反発マットレスが向いています。

購入したものの寝てみたら硬すぎた！なんてことありませんか。ここではそんなときの対処法を2つご紹介します。

1つ目はマットレストッパーの使用です。トッパーを敷くと、トッパー自体の柔らかさになります。十分に厚みのあるものにしないとマットレスの硬さを感じてしまうので、4cm以上の厚みがあるものにしましょう。

2つ目は厚手のベッドパッドの使用です。薄手のパッドだと硬さをやわらげられないので、しっかり厚みのあるものを選ぶのがポイントになります。それぞれ自分に合った方法で試してみてください。

11種類の硬めのマットを紹介しました。今回紹介した硬めのマットレスのメリットとデメリットがお分かりいただけたでしょうか。ぜひ硬いマットレスを試して心地いい眠りを体験してください。