コンパクトな夏用寝袋（夏用シュラフ）おすすめ11選｜モンベルも

キャンプや登山に寝袋は必須のアイテムです。夏でも山では気温が下がり、寝袋が必要になってきます。その寝袋がコンパクトであれば、荷物にも空きスペースができます。また冬よりも気温が高いため高スペックすぎるシュラフでなくコンパクトなもので十分です。

標高が1,000mを越すと朝の気温が平地と比べ-6°も変化します。春・夏・秋と3シーズンに対応する最低使用温度が-5°〜5°のシュラフをおすすめします。寒暖差が激しい春や秋でも十分に快適な睡眠ができます。夏場はジッパーを開けて使用したり、敷布団として使用すれば問題なく利用可能です。

今回は夏キャンプ・登山で活躍するコンパクトな夏用寝袋（夏用シュラフ）のおすすめアイテムを紹介します。シュラフの形の種類や素材など詳しく説明を踏まえて、選ぶ方法も展開します。ぜひ、購入検討の参考にしてください。

夏のキャンプ・ツーリングは、場所によって気温は大きく変わります。平地であれば真夏は夜でも気温が極端に変化しないため、マットとタオルケットがあれば寝袋がなくても眠れます。一方標高が1,000m以上の高原であると日中との気温差が激しく夜はかなり冷え込みます。

そのため、夏でも寝袋は必要であり、天気や温度も変化しやすく雨が降った時は寒くなります。3シーズン使える寝袋なら夏だけでなく、春も秋も使えるアイテムです。

寝袋は春夏秋冬で分かれていますが、3シーズン用は夏だけでなく春から秋まで使えるため、最もよく選ばれているシュラフです。圧倒的に汎用性が高いので、使用できる頻度も多くなります。

夏・冬用のシュラフはそれぞれの季節を限定した使用を想定して作られたため、それ以外の季節には向いていません。季節に合うシュラフを選び使わなければ命に関わる凍傷・低体温症を引き起こす可能性があります。そのため、夏であれば3シーズン用がおすすめですが、冬には冬用を選びましょう。

シュラフには快適温度が設定されていますが、3シーズン用であれば5°以上のシュラフを選ぶのをおすすめします。寒暖差の激しい季節や夏の高山でも快適に利用可能です。

ダウンとは、水鳥の綿毛です。毛と毛が互いに絡み合わない特徴があるため、空気を大量に溜め込めます。空気が断熱保温剤となり少量でも暖かくなるため軽量です。また吸放湿性に優れた素材であり、衣服内の湿度調節も可能です。

化学繊維は、石油などを原料として化学的に作られるポリエステルやナイロンなどの繊維です。ダウンと比較すると安価で大量生産ができ、シワや型崩れしにくい特徴があります。また、化学的に作られているため洗濯機で洗えます。

寝袋には大きく分けてロングサイズ・レギュラーサイズ・ショートサイズの3種類あります。自身の身長に合ったサイズを選びましょう。ゆったりかフィット感高めがいいかの好みも踏まえて選ぶと、より快適に眠れます。

• ロングサイズ：約195cm
• レギュラーサイズ：約180cm
• ショートサイズ：約165cm

また子どもが小さい時は繋げてダブルサイズとして使えるシュラフをおすすめします。大きくなればシングルをそれぞれ使用可能なため、とても重宝します。

寝袋には「マミー型」と「封筒型」といった2つの形状があります。マミー型は保湿力も高く軽量ですが、封筒型は寝心地の良さから手を出しやすい形です。

• マミー型：体にフィットさせる作りになっており、封筒型に比べ軽量・コンパクトでありながら保湿性が高いのが特徴
• 封筒型(レクタングラー型)：長方形の形で袋状になっており、布団を折り畳んだような形をしています。ファスナーを開けると温度調節ができ、涼しく眠れます

寝袋には限界温度と快適温度が設定されています。こちらを目安に選ばないと、快適に過ごせなくなってしまうため必ずチェックしてください。それぞれ特徴を紹介しますので、参考にしてください。

• 限界温度：主に冬用寝袋に記載されています。設定された温度よりも寒い場所では使用NG。
• 快適温度：適した気温がわかります。夏用では10℃〜15℃程度を選ぶと涼しいと感じられるのでおすすめ。

高機能の寝袋はかなり値段が張りますが、中には安く快適に過ごせる寝袋もあります。形状や素材により価格が変わります。安さで比較すると封筒型の化学繊維でできた寝袋が比較的安く、コストパフォーマンスに優れています。

冬であればマミー型のダウンが最強ですが、夏用であるならば封筒型の化学繊維でできた寝袋で十分です。

モンベルの寝袋は、快適な睡眠が得られる高品質であるのが特徴です。独自のデザインシステムから、驚くほどの伸縮性に優れているシュラフであり、高品質のグースダウンを使用したモデルとお手入れが容易なエクセロフトと呼ばれる化学繊維を使ったモデルの素材を選べます。

コールマンは、もともとランタン用品の会社としてスタートしたアウトドアメーカーです。幅広いラインナップがあり、寝袋としては手に取りやすい価格帯かつ化繊綿なため洗濯機で丸洗いもでき人気です。連結できる仕様からファミリー・キッズモデルも展開しています。

ナンガ(NANGA)は滋賀県を本拠地とするダウン製品メーカーです。シュラフを中心に販売しており、ヨーロッパ産かつ国内洗浄にこだわり、自社工場の食品による丁寧な縫製が特徴です。また、ダウンシュラフは基本無償で修理が可能であり、羽毛増量もできます。

ロゴスは日本生まれのアウトドア総合ブランドであり個性的で機能性抜群な商品な商品が多く、デザイン性も高いのが特徴です。豊富なアウトドア製品の中でも寝袋は特に種類が多くなっています。丸洗いができたり、3つのタイプの形が揃っていたりと寝袋のニーズに合わせて適応可能です。

ogawaは1914年に創業された日本の老舗アウトドアブランドです。確かな品質が魅力で、多くのキャンパーに支持されています。そんなogawaのおすすめの寝袋は、「コンパクトシュラフUL」。

超軽量タイプなので、荷物の負担を減らしたい方におすすめ。またブランケットとしても使用できます。

作業服やアウトドア用品などを展開するワークマンでは、春夏秋の3シーズンに対応している「エクストリームダウンシュラフ」が販売されています。中綿のグラム数にあわせて、それぞれ400・600・690・1290の4つがラインナップ。

400はシリーズで一番軽量になっており、春夏秋の3シーズン使うことを想定して開発されています。足先はマミー型、肩まわりは封筒型のデザインなので、温度調節がしやすいのが特徴です。

寝袋を畳む方法として、化学繊維とダウンにより方法が異なります。ダウンは空気を多く含んでいるため、潰しながら無造作に入れる方法が一般的です。コツとしては足側から入れると、頭側の方が大きいため空気が最後に抜けやすく、上手に収納できます。

化学繊維の場合は縦に2つに折り畳み、頭側を足側に向けてもう一度たたみ、空気を抜きながら丸めて入れると上手に畳めます。

よりコンパクトに収納したい方はコンプレッションバッグを使うのをおすすめします。コンプレッションバッグとは圧縮して体積を小さくするためのアイテムであり、ベルトを締めるだけで半分ほどの大きさまで小さくできます。

夏でもコンパクトかつ快適な寝袋が必要です。気軽にキャンプを楽しみたい方は、ぜひご紹介した選び方のポイントやおすすめの製品を手に入れて、夏キャンプを楽しみましょう。