【最強・簡単】バーベキューコンロの掃除方法を｜洗わないで片付けられる？

バーベキューは大人数でワイワイするのも、ソロキャンプでゆっくりするのもとても楽しいですよね。しかし面倒なのが後片づけ。バーベキューコンロの本体や網を掃除せずに放置していませんか？

バーベキューコンロの掃除は、大変で手間がかかるイメージが強いですが、実は手順通りに掃除用具を使えば意外に簡単にできちゃいます。さらに、バーベキューをする前後にあるアイテムを使うことで掃除がグンと楽になり、洗わずに片付けることも可能です。

この記事では、バーベキューコンロの簡単な掃除方法をはじめ、どんな用具が必要なのか・掃除を楽にする方法などをまとめてご紹介します。頑固なサビへの対応方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まずは、必要な道具を準備しましょう。並べて出しておくと効率よく掃除できます。

• ゴム手袋
• バーベキュー用厚手アルミホイル
• アルカリ洗剤（重曹・オキシクリーン・セスキ炭酸ソーダなど）
• 金たわし（丸めたアルミホイルでも代用可能）
• ふきん・雑巾など汚れてもいい布
• 塗る用の油
• 新聞紙
• ガスバーナー（必要に応じて）

バーベキューが終わったら、バーベキューコンロの上に網が乗った状態のまま、先に厚手アルミホイルを被せておきます。そうすることで、網に付いた焦げを炭化して掃除のときに汚れが落ちやすくなります。置く時間は10分くらいが目安です。

炭がなくなってしまって炭化できない場合は、ガスバーナーで焦げ付きの部分を焼いて対応します。アルミホイルは家庭用のものは薄くて直ぐに燃えてしまうので、ホームセンター等に売っているバーベキュー用の厚手のものを使用しましょう。

炭化が終わったら網を外し、アルカリ洗剤をスプレーするか洗剤水に浸け置きして、10分ほど置いておきます。次にゴム手袋を付けて水をかけ流しながら、金たわしや丸めたアルミホイルでこすり洗いします。大抵の汚れはこれで落とすことができます。網を外すときに火傷しないように注意しましょう。

網の汚れを落とした後は、ふきんや雑巾など汚れてもいい布で水気をしっかり拭き取ります。次に油を全体に塗ってから新聞紙で包んで保管します。網に油を塗ることでサビを防ぎ、新聞紙は余分な油を吸い取ってくれます。

バーベキューコンロの網を長持ちさせるには、しっかりお手入れすることが重要です。付いてしまった焦げは時間が経つとさらに落ちにくくなり、網の劣化やサビに繋がります。バーベキューが終わった後に直ぐにアルミホイルで炭化すると、グンとお手入れが楽になり掃除が簡単にできます。

また仕上げに油を塗ることで、長期保管していても次に使用する時サビにくくなります。後でやろうとすると面倒になるので、後片付けの流れで一気にやってしまいましょう。

基本的には網の掃除に使う用具と同じものがあればOKです。こちらもあらかじめ並べておくと掃除しやすくなります。

• ゴム手袋
• アルカリ洗剤（重曹・オキシクリーン・セスキ炭酸ソーダなど）
• 金たわし
• ふきん・雑巾など汚れてもいい布

まずは炭をコンロから取り除きます。まだ燃えているときは、トングなどで炭バケツに入れましょう。燃えたてのバーベキューコンロはとても熱いので、冷めるまで待ちます。早く冷やそうと水をかけると、熱湯や汚れが跳ね返って火傷してしまったり、服が汚れたりすることがあり危険です。

冷めたらゴム手袋を付け水をかけ流しながら、金たわしを使って残った炭や汚れをこすり落としていきます。水だけで落ちにくい場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ洗剤をかけて、金たわしでこすります。

汚れが落ちたら、ふきんや雑巾などで水気を拭き取ります。水気が残ったまま収納するとサビの原因になります。拭いた後はしっかり乾燥させてから片付けましょう。

バーベキュー場に洗い場がない場合や、自宅の庭でバーベキューしたときには、浸け置きがおすすめです。60℃くらいのお湯に溶かしたアルカリ洗剤に浸けておくと、こすっても取れにくかった汚れや脂のヌルつきまで落ちやすくなります。お湯1Lに対し大さじ3杯くらいの洗剤が適量です。

重曹よりセスキ炭酸ソーダのほうがアルカリ度が高く、セスキ炭酸ソーダよりオキシクリーンがアルカリ度は高めです。アルカリ度が高いほど汚れが落ちやすいので、汚れ具合にあわせて使い分けるのもいいでしょう。

バーベキューコンロの炭を置く場所に、先にアルミホイルを敷いておけば、本体の汚れが軽減できます。さらに、アルミホイルを敷く前に水で溶いたクレンザーを塗っておくと、洗剤を使わなくても水だけで汚れがスルっと落としやすくなります。

アルミホイルは網の掃除の時と同じように、通常のアルミホイルは直ぐに破れてしまうので、バーベキュー用の厚手のものがおすすめです。アルミホイルとクレンザーを併用することで、かなり掃除が楽になります。

フライパンで調理する時、焦げ付かないように油を敷きますよね。同様に、網や鉄板を火にかける前に、油を塗っておくのがおすすめです。酢やレモン汁などのクエン酸も、肉類などのたんぱく質の焦げ付きを防ぐ効果があるので、使いやすいものを用意して焦げを防ぎましょう。

味付け済みのタレ付き肉は味付け不要でお手軽ですが、どうしても網にタレが焦げ付きやすくなってしまいます。バーベキューの序盤で焦げが付いてしまうと、食材にも焦げ付いてしまうことも。タレ付き肉には、掃除しやすい鉄板を使用するのがおすすめです。

鉄板は網と比べて掃除しやすいアイテムです。鉄板は、熱いうちに水を入れておくだけで、水が沸騰しこびりついた脂や焦げがふやけてきます。ふやけた汚れはへらを使えば楽に落とせるので、少しでも掃除の手間を減らしたい方におすすめです。

バーベキューコンロと網を楽に掃除できる方法を解説しましたが、「それでもやっぱり面倒」「そもそも水や洗剤を使うのがめんどくさい」という方に、洗わないお手入れ方法をご紹介します。ここではバーベキュー用の厚手アルミホイルをフル活用します。

まずバーベキューをする前に炭を置く場所に、厚手アルミホイルをしっかり敷いておきます。その上から炭を置き、バーベキューが終われば炭ごとアルミホイルを捨てるだけ。しっかり敷いておくのがポイントです。

網はバーベキューが終わったら、網の上に厚手アルミホイルを敷きそのまま焼くと、網にこびりついた汚れと一緒に燃え尽きます。厚手アルミホイルを丸めて、タワシのように網をゴシゴシこすって汚れを落として終了です。少しの工夫で楽にお手入れができます。

「もうすでにサビがひどくて掃除する気になれない…」という方におすすめの、楽なサビの落とし方を解説します。

1. 少しのサビはクレンザーをかけて金たわしでこする。
2. それでも落ちないサビはワイヤーブラシでこすり落とす。
3. こびりついたサビはサンドペーパーでこする。
4. こすっても落ちない汚れには薄めたシンナーを使う。
5. 雑巾などの不要な布で拭き取ってサビのカスを落とす。（丁寧に拭き取る）

サビの付き具合によって使用するアイテムが異なるので、まずは家庭にあるクレンザーと金たわしで試してみましょう。

電気式やガス式のバーベキューコンロは、炭火や薪と違って燃料を入れる部分を掃除しなくていいので、お手入れが簡単です。基本的に網ではなく鉄板を使用するので、掃除するのは鉄板のみになります。

鉄板が取り外せるタイプなら、水と洗剤で丸洗いすればOK。基本的なバーベキューコンロの鉄板の洗い方と同じように、熱いうちに水をかけておくと焦げがふやけて落としやすくなります。バーベキューコンロの本体の掃除が面倒な方は、電気式やガス式を使うのもおすすめです。

バーベキューコンロは、手順と使う道具を知っていれば手軽に掃除することが可能です。頑固な汚れも浸け置きすることで落ちやすくなるので、是非試してみてください。バーベキューコンロをしっかり掃除して、長持ちさせましょう。