レンガを使ったバーベキューコンロ（BBQコンロ）がおすすめ｜簡単な自作方法も紹介

家族や友達とおうちの庭で楽しむ、バーベキューは最高ですよね。市販のものでもいいのですが、レンガでできた本格的なバーベキューコンロがあったらより一層気分が盛り上がると思いませんか？最近はレンガを使ってバーベキューコンロ（BBQコンロ）を自作する人も増えています。

「バーベキューコンロを作るなんて難しそう」と思うかもしれませんが、レンガを積むだけでDIY初心者でも簡単に作れる方法もあります。材料もホームセンターで揃えられるものばかり、大掛かりな道具も必要ありません。

この記事では、レンガを使用した本格的なバーベキューコンロの作り方をご紹介します。細かい手順・費用・注意点なども徹底解説！この記事を参考に、手作りバーベキューコンロでバーベキューを楽しんでみませんか？

まずはバーベキューコンロを自作するのに必要な材料や道具を揃える必要があります。レンガを使っての自作なので当然レンガが必要になりますが、使うレンガは耐火レンガです。耐火レンガは普通のレンガと比較して高温の熱に耐えられるのが特徴です。

【必要な材料】

• 耐火レンガ
• セメント
• 砂
• 枕木
• 路盤材

使用する道具には大型容器やバケツ、レンガゴテやバーベキュー用の網など、さまざまなものがあります。気になる費用ですが、大体2～4万円程度は必要だと考えるといいでしょう。自作する人によって使う材料が違って費用が変わることもあります。また、初心者向けの自作方法だと、費用をもっと抑えられます。

バーベキューコンロを自作する際に1番最初に行うのが下地作りです。この下地作りが最も重要な作業と言われています。下地作りを怠ってしまうと、レンガを施工する際にガタガタしてしまい、平らで真っすぐに仕上げられません。

レンガを敷き詰める時のデコボコを平らにするため、5cm程は掘り下げておくと安心です。しっかり掘り下げた後は、下地の部分に路盤材を敷いていき、スコップなどで平らに叩いていきます。綺麗に平らになればOKです。

下地作りを終えたら、次はレンガを積み上げていく際に必要なセメントを作っていきます。セメントを使わないと、積み上げたレンガをしっかり固定できずに崩れてしまいます。安定させて積み上げるためにもセメントは必須です。

しっかりとしたセメントを作るには、タフ舟などの大型容器に砂と一緒に入れて練っていきます。練り終えたセメントをバケツなどに移し、水を加えたら再びよく練ります。最終的に耳たぶ程度の固さになったら完成です。

レンガのサイズにセメントを塗っていき、1段目のレンガを積んでいったら、そこから2段目以降も積み上げていきます。1段目のレンガを置く時に周囲を囲った枕木と高さがと揃えるのを忘れないようにしましょう。

そのまま2段目を積み上げていきますが、2段目は1段目と交差する状態で積み上げる必要があります。沿う枕木と水平にする必要があるため、間違えないように注意して積み上げていきます。3段目以降も2段目と同じ方向で積み上げていくと綺麗に仕上がります。

【必要な材料】

• 耐火レンガ
• 普通レンガ
• ドライモルタル
• 耐火モルタル

使用する道具はハンマーやレンガタガネ、ノコギリとコテも必要です。普通レンガは水に強く、耐火レンガは高温に強いという特徴があります。

自作するとなると、必要な材料費や道具を揃える必要があり、費用を気にする人もいます。結構な費用が掛かるイメージですが、安いものだと1万円以下に抑えられます。自作をしたいと考えている人にはおすすめです。

まずはバケツなどに水を入れて、普通レンガを水に浸しておきます。こうすることで、セメントとレンガの圧着の強度を強くできます。レンガが乾燥していると、すぐに水分を吸収してしまうため、その状態で乗せてしまうとセメントの水分を吸収しています。

その結果、上手く固定できず安定しなくなるため、必ず水に浸す必要があります。また、注意点として耐火レンガは水に浸してはいけません。水に強いのは普通レンガのほうなので、普通レンガだけ浸します。

次にモルタルを作っていきます。モルタルは、セメントと砂が配合されているドライモルタルを使用して、バケツに水を入れて作ります。粘土と同じくらいの柔らかさになっていればOKなので、極度に固くならないよう注意です。

次にレンガを積み上げていきますが、事前にレンガを仮置きして、バーベキューコンロを設置する場所を決めておくとスムーズです。設置場所が決まったら、そこにモルタルを置き、路盤材を重ねてレンガが水平になるよう置いていきます。

1段目のレンガを並べ終えたら、その上に再びモルタルを置いていき、そこから2段目を積み上げていきます。2段目を積み上げる際は、1段目よりも若干横にずらした位置に積むようにするのがポイントです。

レンガを積み上げていったら、中央が空白になっている部分が出てきます。その部分にブロックを入れてかさ上げしていき、隙間部分に砂を入れます。そうすることで保温性が上がります。そこから、耐火モルタルを練った後にブロックの上に乗せて平らにします。

耐火モルタルを平らにしたら、周辺に耐火レンガを置いていきます。この時に、コンロの後ろ側の中央部分は若干の隙間を開けておくのがポイントです。そうすることで、空気が通りやすい仕上がりになります。

次に、レンガタガネとハンマーを使って、耐火レンガを半分に割っていきます。半分に割った耐火レンガで空間を設けて隙間には耐火モルタルを埋め込んでいきます。最後にバーベキューで使用する網を上に乗せて完成です。

バーベキューコンロを自作するとなると、難しいと思ってしまう人が多いです。確かに自作方法のなかには、上級者向けの方法もあります。しかし、レンガを積むだけでバーベキューコンロが作れる初心者向けの方法もあります。

自作の際には平らな場所にレンガを設置したり、レンガを半分に割るなどの作業も必要としますが、初心者でも簡単に自作が可能です。自作の際には、使用する網の大きさに沿ってレンガを積み重ねていくため、サイズを間違えないよう注意です。

レンガを使ってのバーベキューコンロを自作する際には、事前に作成キットを購入しておけば安心です。初心者がバーベキューコンロを自作するとなると、思うように上手くいかないことが多いです。その点作成キットがあると安心です。

自作でレンガを使う際は、普通のレンガだと高温の熱に耐えきれず劣化しやすいです。レンガを使用する際には、耐火レンガを使って作るのがおすすめです。耐火レンガであれば、高温の熱にも耐えられるので安心して使えます。

バーベキューコンロを自作する際は、必ず空気穴を作るようにしましょう。空気穴が開いていないと、火を起こす際に空気が内部に入らないため、思うように火力が上がらないです。火力が弱いと使用時に苦労するため、空気穴は必須です。

自宅の庭でバーベキューを行う際は、ご近所に迷惑がかからないよう気を付けましょう。煙・臭い・騒音はクレームになりやすいです。煙の出にくい炭を使う、風向きに注意するなどの配慮をし、時間帯にも気を付けましょう。バーベキューの予定が決まったら、日程をご近所にお伝えしておくとトラブルを防げます。

バーベキューコンロは使用時の火の加減が難しいこともあり、思いのほか火力が強くなってしまうことがあります。そのため、無理に火力を上げすぎると火災の原因になるため大変危険です。使用時の火災には注意しましょう。

レンガを使ったバーベキューコンロを自作できるのであれば、同じ要領でピザを焼く窯や燻製器も自作が可能です。料理好きな人や自作が好きな人は、より本格的に仕上げたピザ窯や燻製器を自作して使っている人もいます。

ピザ窯を使用する際には、周囲に燃えやすい物がない場所を選んだほうがいいです。また、風が直接当たる場所だと、風の勢いで火が燃え移ってしまう恐れもあります。風の流れなども考慮したうえで、使用場所を決めて自作しましょう。

「100均ならDIY用品がたくさんあるから耐火レンガも売ってるはず！」とお考えの方が多いですが、残念ながら自作バーベキューコンロに使える耐火レンガの販売はありません。しかし、自作コンロに最適なアイテムは100均にあります。

100均グッズでおすすめなのがステンレストレーで、水切りトレーや焼き網と組み合わせて直方体を作るだけで完成します。トレーには穴を開けて隣接する部分を針金やキーリングで固定しておけば安定性の確保も可能。1,000円未満の超プチプラで自作できるのでお試しください。

レンガを使って自作のバーベキューコンロを作れば、自分だけのオリジナルコンロを手に入れられます。周囲からも一目置かれてスキルの高い人だと評価されるでしょう。レンガでバーベキューコンロを作ってバーベキューを楽しみましょう！