電動トリマー工具のおすすめ人気ランキング17選【できることや使い方も紹介】

最近では素材や工具が充実し、手軽にDIYができるようになりました。簡単なものでしたら、のこぎり・木工用ボンドなどで十分ですが、電動工具があるとDIYの幅が広がります。中でも、さまざまな切削加工ができる「電動工具」や「電動トリマー」がおすすめです。

電動工具といえば、電動ドリル・サンダーなどがまず思い浮かびます。しかし、電動トリマーがあると、溝掘り加工・ならい加工などが手作業よりも楽に行え、木材の面取りにも役立ちます。また、軽くて片手で作業ができるため、女性にもおすすめです。しかし、選び方が難しいのが難点です。

そのため、今回の記事は電動トリマーがどんな製品なのか、電動トリマーにできること、選び方とあわせて詳しく解説します。さらに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介し、最後に使い方も詳しく解説します。ぜひ最後までご覧いただき、より用途に合った電動トリマーを見つけてください。

電動トリマー工具は、DIYなどの木工作業のための電動工具です。構造としては、回転するビット（刃物）を取り付けた本体と、透明なベースから構成されています。「面取り」や「溝切り」の加工は、ビット交換により可能です。

加工方法としては、加工する材料の上にベースプレートを置き、ビットを高速回転させ、ベースプレートを密着させたまま移動して、木材を削っていきます。こちらもビットの交換によって「面取り」や「溝切り」ができます。

電動工具トリマーにはさまざま使い方があります。ここでは電動工具トリマーでなにができるかをご紹介していきます。

• 面取り・・・木材の表面をなめらかに削って、木材を美しく仕上げる作業。トリマーによって、面取りが簡単にでき、ビットを変えて、額縁のような装飾的な面取りも可能です。
• 溝切り・彫刻・切り抜き・・・U字・V字などさまざまな形の溝を掘れる作業。棚板や背板を差し込む溝を切って棚を作ったり、ホゾを使った強度が高く美しい家具を作ったりもできます。好きな文字にも切り抜けます。

マキタ・リョービなどのメーカーからは、充電式や電源コード式の電動トリマーも販売されています。今回は、そんな電動トリマーの選び方やおすすめの人気商品について解説します。使い方もご紹介しますので、この記事を参考にしてDIY初心者を脱出しましょう。

面取り加工は、先端にコマのような形をしたベアリングがついているビットで、角の面取り加工を行ないます。丸みだけでなく、逆R加工、カサ付きのビットを使えば角面にもできます。多様な形により、さまざまな装飾が可能です。

「面取り用」ビットとしては、「丸面ビット」・「ヒョウタン面ビット」・「サジ面ビット」・「ぎんなん面ビット」・「角面ビット」・「ギンサジ面ビット」などがあります。ビットを交換によって、多様な面取りが可能になります。

「面取り」と同様に「溝堀り」は電動トリマーの得意分野です。「溝堀り」は丸のこでも加工が可能ですが、その場合、何回も切れ込みを入れながら作業しなければなりません。その点、電動トリマーなら一発で仕上がります。

「溝掘り用」としては、「ストレートビット」・「V溝ビット」・「U溝ビット」があります。「ストレートビット」は、平面の溝を掘り用で、幅サイズが豊富です。「V溝ビット」には60度と90度があり、「U溝ビット」はたくさんの幅のビットがあります。

日本製の電動工具トリマーのほとんどは、軸径6mmのものが多く流通しています。本体に合わせて対応するビットの種類も多いため、6mm軸に対応したものを選びましょう。

トリマーは刃を回転させると、硬い木材もスムーズに削れます。回転数や出力をチェックしていきましょう。

トリマーの作業効率を決定するのは「回転数」です。回転数が多いほど、高速に作業できます。効率的に作業を進めるには「回転数」の多いものがおすすめです。ただし、回転数が多いものでゆっくり作業すると、木材に焦げ付きができてしまうので気を付けましょう。

トリマーを快適に使っていくためには出力（消費電力）も重要です。モーターの出力が高ければ、負荷がかかった場合でも回転数が下がらず、きれいに加工できますので、チェックポイントのひとつです。

トリマーで木材を削っていくとかなりの量の切粉（キリコ）がでます。作業場だけでなく自分の服にもついたりして、作業後の掃除が大変です。「吸塵機能付きトリマー」であれば、削った時点で吸い取ってくれるので、作業後の手間を少なくできます。

電動トリマーは高速回転で刃を回転させて木材を削るので、大きな音が出てしまうのが欠点です。ご近所が住宅街の中で作業する場合には近所迷惑になりますので、「静音機能付きトリマー」がおすすめです。

使用する用途や頻度にもよりますが、安いものでもそれなりの費用がかかります。少し予算を足してでも、長く使っていけるものをおすすめします。また、ビットに関しても安価なものはすぐに刃こぼれなどを起こすので、ある程度いいものを選びましょう。

ベースの目的は、木材に垂直にビットを当てるようにする点と保護カバーです。透明なベースであれば、削っている部分を確認しながら作業できます。また、面や線を想定通り正確に削りたいなら、ガイド付きのものを選ぶのがおすすめです。

電動工具トリマーの電源方式は、バッテリーに充電して使う「充電式」とAC電源を使う「電源コード式」があります。

「充電式」は、電源コードを気にせず自由に動きながら、場所を選ばず作業ができます。また、電源コードが気にならないと、集中して作業に向き合えます。他の電動工具と同じ型のバッテリーの共用も可能です。

「電源コード式」を使用する場合は、近くにコンセントを用意して使用しましょう。作業中にコードを巻き込んでしまわないように、うまく移動させながら使用してください。複数の人と作業する場合には、コードを引っ掛けたりしないように気を付けましょう。

トリマーは片手で持てるくらいのサイズがほとんどですが、直径の大きさなどを確認するようにしましょう。手の小さい方の場合は、無理をせず小さいサイズのトリマーを選んだほうが、作業効率がよりあがります。

トリマーの重量も大切な要素です。トリマーを回しているときはあまり気になりませんが、作業始まりや作業の終わりなどで、重量を感じるトリマーだとそれだけで負担になります。使いやすさをしっかりと考えたうえで選んでください。

価格が安いモデルでは、充電器がついていない・付属部品点数が少ない・機能が少ない場合があります。単純に高いか安いかではなく、自分が必要な付属品や機能が何かをよく考えて、「安くて最低限の機能」がついているかで選んでください。

プロ用が少し高くなるのは、同じように付属品や機能が違うからです。先に予算を決めて、その中で十分な機能を持っている電動トリマーを選択するようにしましょう。

中古の電動ポリマーはネットで探せます。その場合も、付属品や機能をよく調べて、ご自分のご希望のトリマーを探してください。ネットはトラブルの危険性がありますが、十分に考慮して購入すると、欲しい商品がお得に手に入ります。

また、お試し・一時的ならレンタルでも電動ポリマーを使用できます。カインズなどのホームセンターでレンタルを行っており、公式サイトから予約可能です。しかし、カインズのレンタル「カインズリザーブ」は、直接店舗に取りに行く必要があり、レンタル期間は最長で1週間のため、その点を考慮してください。

自宅の近くにカインズの店舗がない方は、郵送可能なレンタルサービスもあります。送料はかかりますが購入するよりお得に使え、レンタル期間が1か月可能なサービスもあります。気になる方は、ご自身の用途に合ったレンタルサービスをまず検索してください。

リョービは広島県府中市に本社を置く、ダイカスト製品・建築用品メーカーです。住空間の快適さを追求した商品開発を進めており、機能性や安全性をはじめ、環境保全に配慮した製品が作られています。実用的でリーズナブルな価格に定評があります。

リョービのトリマーは、女性でもラクラクの超軽量タイプや、起動時に反動がいないソフトスタート機能付きのタイプなど、高性能で使いやすく、安全性が高いのが特徴です。初心者の方にも安心してお使いいただけるおすすめの商品です。

発明家ロバート・ボッシュによって創立された、ドイツを本拠とする自動車部品と電動工具のメーカーです。日本法人は東京都渋谷区に本社を置いています。電動工具にBoschの赤いロゴがあるのが特徴で、ひと目でわかるようにデザインされています。

一風変わった造形が目を引くコードレス電動トリマーGKF10.8V－8Hは、人間工学からデザインされているので、快適な操作が可能です。1.3kgと軽量で、「過負荷保護表示ランプ」や「ドロップシャットダウン機構」があり、ボッシュ製品は安全性にも配慮されています。

マキタは、愛知県安城市に本拠を置く、総合電動工具メーカーです。電動工具では国内最大手企業で、かなり大きなシェアがあります。そのブランドは世界中に知られていて、ブラックアンドデッカーに続く世界2位のシェアを誇っています。

トリマーに関しては、充電式も電源コード式も数多くの機種があるのが特徴です。マキタ製のトリマーには、「速度調整ダイヤル機能」・「待機スイッチ機能」・「LEDライト2灯」・「シャフトロック付」など、機能が豊富で、電動トリマーをはじめて使う方も安心です。

日立工機は東京都港区に本社を置く電動工具メーカーです。2018年6月から社名を「工機ホールディングス」とし、ブランド名も「HIKOKI（ハイコーキ）」としました。70年の歴史から得た技術力・信頼性・成長性の3つを「ハイ＝高」と表現し、社名のKOKIとかけています。

高い技術力を生かした電動トリマーが魅力です。M3608DA(NN)は、切削スピードがこのクラスでNo.1ですし、操作しやすいワンハンドオペレーション・スピード調整ダイヤル・ベース調整ワンタッチロックレバー・集じんアダプタ標準付属など、役立つ機能が豊富です。

高儀は新潟県三条市に本社を置く電動工具、DIY用品メーカーであり、商社です。創業は慶応2年ですので、150年以上の歴史があり、鋸鍛冶として培った技術と知識が現在の工具開発に活かされています。自社ブランド「EARTH MAN」を展開しています。

電動トリマーは、「EARTH MAN」ブランドで販売され、アマゾンでも人気の商品です。リーズナブルでコストパフォーマンスに優れています。表札・看板などの文字加工・木材の溝切り・木材の円加工・木材のトリミングなど各種加工ができ、高性能です。

トリマーで加工作業を行っている作業場では、切粉（キリコ）と呼ばれる木の切りクズやチリが舞っています。安全のためにも、トリマー作業時は、保護メガネ・防塵マスク・革手袋の着用がおすすめです。ぜひ着用して安全なトリマー作業をを行いましょう。

保護メガネは、作業中に飛びやすい切りクズから目を守るものです。こちらの記事では、保護メガネの人気おすすめランキングを紹介していますので、ぜひ参照していただき、安全にトリマー作業をしましょう。

トリマーは、ビットの回転により木材を削っていきます。削りたい形状に合わせてビットの交換が必要です。ビットには真っ直ぐに削っていくストレートビットや面取りのために、角度のついたビットなどさまざまな形があります。

木材を削るときは、ビットを通じてトリマーに負荷がかかるので、少しずつ削っていくようにしましょう。急な高負荷がかかるとキックバックなど、トリマーにかかった負荷で手を持って行かれ、事故につながる可能性があります。

ストレートbitなどで当たる面が多い場合、ミリ単位で削っていくようにしましょう。また、トリマーの電源を入れる際には、ビットが木材に触れないように上に上げておかないと、この場合も手を持って行かれるので気をつけましょう。

トリマーで木材を削っていく際には、ベースプレートを上下して高さを調節します。目盛りがついていますから、それを目安に行いましょう。ストレートビットの場合には、溝を彫っていくので、じょじょに必要な深さまでベースを調節して彫っていきます。

面取りをするためのビットは、基準となる木材の表面に位置合わせをします。位置合わせが下すぎると欲しいRを得られませんし、高すぎると表面の木材まで削ってしまいます。仕上がりをきれいにするためにも、位置合わせはきっちりしましょう。

キックバックとは、ビットの刃が木材に食い込んだり引っかかったりして、ビットが作業をする人の方にに勢いよく跳ね返る現象です。電動工具でけがをする理由の上位に入りますので、気を付けましょう。

キックバックを防ぐコツは、刃を出しすぎない点です。深く掘りたい場合には数回に分け、一回あたりの削る量を少なくしてください。削り量は3mm以下がいいとされています。ガイドやジグを使って、跳ね返りを防止しましょう。

さらに、材料はきちんと固定するのも重要です。事前にトリマーを回転させて、十分に回転数が上がってから材料に当てましょう。これらの点に気を付けて、キックバックを防いで、安全にトリマーを使って、DIYを楽しんでください。

電動工具トリマーは、目的に応じてビットを付け替えると、幅広い使い方が可能になる魅力的な電動工具です。ビットにはさまざまな種類がありますので、1本ずつ購入するのではなく、セットで購入してみるのがおすすめです。

商品によってビットセットに含まれる本数や種類が異なりますので、ご自分の使い方に合わせ、可能な限り用途の幅が広くなるようなセットを選んでください。ビットセットによって電動工具トリマーの用途の幅を広げましょう。

電気工具トリマーを使う際は、危険が伴います。たとえば、誤動作による怪我・飛び散る木片や破片による怪我・木片や木粉による呼吸器への影響などが挙げられます。安全に電気工具トリマーを使用するためには、以下の点に気をつけましょう。

• ビットを取り付ける時は、電源が入っていないことを確認する
• 必要に応じて防塵メガネやマスクを着用する
• いろいろな種類のビットで面取り・溝切りのバリエーションを増やす

今回は、電動工具のトリマーをご紹介しましたが、いかがでしたでか。DIYでトリマーを使うと、きれいな仕上がりの作品を簡単に作れます。ご紹介したトリマーを、さっそく手に入れてDIY作業を始めてみてはいかがですか。