冬キャンプ用ストーブおすすめ16選｜ソロキャンプ向けも！テント内で使える？

冬キャンプは、澄んだ空気・温かい料理が格別・虫がいないなど、夏にするキャンプとはまた違った魅力があります。しかし、冬のアウトドアは寒いため行くのをためらう方も多いです。

冬キャンプにはキャンプ用ストーブがおすすめです。石油・ガス・電気などいろいろな燃料に対応しているモデルがあり、小型で携帯性にも優れています。また、屋外だけでなくテント内でも使用できる機能を搭載した便利なストーブも要チェックです。

この記事では、キャンプ用ストーブの選び方とおすすめ商品を紹介します。人気のソロキャンプ向けストーブも紹介していますので、ぜひチェックしてください。

暖房器具・健康機器・サプリメントなどを手掛ける日本のメーカー「フジカ」は、創業から70年以上の歴史を持ち、確かな実績を誇ります。

キャンプ用ストーブの製品ラインナップは少ないですが、石油ストーブの「ハイペット」が大人気です。小型で扱いやすいのでキャンプにもピッタリで、キャンプ上級者からも高い評価を受けています。

韓国のストーブメーカーである「アルパカ」の製品は代理販売店が個人輸入していましたが、現在では日本正規品「TS-77JS-C」が発売され、注目されています。

コンパクトでありながら高出力のストーブで、屋外でもしっかり暖まるのが魅力です。リーズナブルで燃費もいいので、コスパ重視の方におすすめのメーカーです。

1949年に設立された日本の大手暖房器具・空調機器メーカー「トヨトミ」は、ストーブ周り全体に熱が放射される対流式石油ストーブの製品ラインナップが豊富です。

また、安心の日本製で充実した安全機能を搭載しています。シンプルデザインからレトロ調・ランタン調とデザインの幅も広いので、デザイン性を重視する方にもおすすめのメーカーです。

暖房器具を幅広く販売している「コロナ」は、キャンプだけでなく緊急用や災害時にも使用できる持ち運び可能なポータブル石油ストーブを販売しています。

ポータブル石油ストーブのラインナップは全部で14種類と豊富なので、使用するテントの大きさや予算に合わせて選べます。室内外問わず使用できる便利なストーブをお探しの方におすすめのメーカーです。

暖房器具・調理器具を中心とした日本の加熱機器ブランド「アラジン」は、デザイン性豊かなストーブを数多く揃えています。

キャンプ用ストーブでは、豊富なカラーバリエーションのガスストーブと石油ストーブが人気です。ハイパワー運転や長時間運転など切り替え可能なモデルが多く、利用シーンに合わせた使い方ができます。

コンパクトなサイズ感もしっかりした温かさも重視する方には、「パセコ」のストーブがおすすめです。パセコは40年以上もの歴史を持つ韓国のブランドで、ストーブはもちろん、さまざまなキッチン・アウトドア製品を展開しています。

パセコ製品の魅力は何といっても、コスパの良さです。中でも注目の「WKH-3100G」は、2万円以下で買えるお手頃価格ながらも、3kW/hのしっかりした出力性能を備えています。重さも燃料に気の状態で5.3kと、かなり軽い設計になっているので女性の方にもおすすめです。

キャンプ用ストーブの価格帯は、数千円~5万円以上と非常に幅広いです。当然高機能であるほど高価格になりますが、燃料によっても価格帯が変動します。カセットボンベを燃料としたガスストーブは最も安価で数千円~1万円以下で購入できます。電気ストーブも5,000円〜2万円程度と購入しやすい価格帯です。

キャンプ用ストーブの中でも価格帯が幅広いのが石油ストーブと薪ストーブです。1万円~5万円以上と非常に幅広いので、価格と暖房性能・機能性のバランスで自分に合ったストーブを選びましょう。

燃料によりランニングコストが異なるので、必ずしも導入コストが安い=お得ではありません。本体価格・燃料費・使用頻度などを含めて検討しましょう。

キャンプ用ストーブのランニングコストは、使用する燃料によって大きく異なります。最も低コストと言われているのが石油ストーブです。石油（灯油）はリーズナブルで燃費がいいので、燃料代を抑えられます。

また、電力を必要としますが電気ストーブもランニングコストは低めです。カセットボンベを利用するガスストーブは手軽さが魅力ですが、ランニングコストは高めになります。カセットボンベにはCB缶とOD缶があり、CB缶の方が価格が安い傾向にあります。

また、薪を動力源とする薪ストーブもランニングコストは高めです。しかし、キャンプ場によっては無料で薪を提供しているところがあるので、薪ストーブを検討されている方はチェックしてみてください。

ストーブが温かさを維持する時間は、製品情報に記載されている「kw」の数値から判断できます。kwは暖房の出力度を示す単位で、その数値が高い程温かくなります。また、その温かさが届く範囲は、「畳」で表記されている製品が多いです。使用環境にあった畳数の製品を探しましょう。

キャンプ用ストーブはメーカーによって入手のしやすさが異なります。たとえば、韓国メーカーのアルパカの製品は一部を除いてネット販売からの個人輸入のみです。そのため、輸入代理店によって価格が違うので気をつけましょう。

日本のメーカーであるトヨトミ・アラジンの製品はさまざまなECサイトで販売されているので、手軽に購入できます。しかし、日本のメーカーでもフジカはメーカーへの電話注文のみとなっています。

キャンプ用ストーブは高熱を発する機器なので、安全性を重視して選ぶのがおすすめです。メーカーによって搭載されている安全機能が異なるのでチェックしておきましょう。

トヨトミ・アラジンは、ストーブが傾いたり倒れたりすると自動で電源がオフになる耐震消火装置が搭載されています。フジカは自動消化機能に加えて、灯油が漏れない構造・特殊設計の燃焼筒など充実した安全機能が魅力です。アルパカは最新モデルには耐震消火装置が搭載されていますが、旧モデルには安全機能が搭載されていないので気をつけましょう。

キャンプ初心者の方は、使いやすいキャンプ用ストーブを選びましょう。モデルによっては点火時にススが出たり、燃料の補充が難しいものもあるので口コミなどを参考にするのがおすすめです。

薪ストーブは着火方法など取り扱いが難しい傾向にあります。また、煙突掃除などのメンテナンスも必要になります。石油ストーブも定期的な点検が必要です。

キャンプ用ストーブはメーカーが推奨しているメンテナンスが必要になるので、メンテナンスのしやすさも考慮しておきましょう。

キャンプ用ストーブはキャンプ場へ持ち運ぶ必要があるので、携帯性も重要です。ガスストーブは持ち運びを重視した軽量・コンパクトなモデルが数多く販売されています。また、薪ストーブも暖房性能の高さに対してサイズがコンパクトなものが多いです。石油ストーブはやや大型のモデルが多いです。

キャンプ用ストーブの中には、持ち運びに便利な収納袋が付属されているものもあります。ストーブを積み込む車のスペースも考慮して検討しましょう。

石油ストーブは火力が強いので、広範囲を暖められます。そのため、大人数でのキャンプや北海道など北の地方でのキャンプにおすすめです。また、天面部分に鍋などを置いてお湯を沸かしたり簡単な調理ができ、ランニングコストが軽い灯油を燃料にしているのも魅力です。

その一方で、サイズが大型化する傾向にあるので、携帯性・収納性で劣ります。また、灯油の補給やメンテナンスの手間がかかってしまうのもデメリットです。

薪ストーブは、キャンプ用ストーブの中で最も暖房性能に優れています。そのため、真冬や大人数でのキャンプにおすすめです。また、揺らめく炎はアウトドアの雰囲気をより一層高めてくれます。さらに、燃料の薪が置いてあるキャンプ場が多いので、燃料が切れた場合も安心です。

しかし、その反面メンテナンスや着火方法などが難しいので初心者には向いていません。また、テント内で使用する場合は一酸化炭素中毒にならないよう十分な換気が必要です。

電気を動力源とする電気ストーブは、一酸化炭素中毒や火事などの危険性が低いので、安全性の高さが魅力です。そのため、電力さえ確保できればテント内でも安全に使用できます。

細かなモード切り替えができるものが多く、燃料の補充が不要であるのもメリットです。しかし、その一方でコンセントやバッテリーがないと使用できません。使用するためには電源があるキャンプ場やポータブル電源が必要です。

カセットボンベを燃料にするガスストーブは、軽量でコンパクトなモデルが多いのが魅力です。携帯性を重視するなら最もおすすめで、ソロキャンプや少人数での使用に適しています。

しかし、他タイプと比較すると火力面で劣ります。そのため、大人数での使用には適していません。なお、燃料のガスボンベには、手頃な価格で対応ストーブが多いCB缶と、高価格で高火力なOD缶があります。

キャンプ用ストーブは、用途や人数に合わせて選ぶのがおすすめです。最適なサイズを選んで、暖房性能不足やオーバースペックにならないよう気をつけましょう。

ソロキャンプや少人数での使用には、小型のキャンプ用ストーブがおすすめです。軽量・コンパクトなモデルが多いガスストーブから選びましょう。小型の製品であれば車内でもかさばらず、女性や子供でも持ち運びやすいので、ぜひチェックしてみてください。

またバイクで移動する方にも、小型のアウトドアストーブはおすすめです。小型でもそのまま積むのは難しいので、レジャーケースなどを利用してバイクの収納を拡張しましょう。荷物を減らすために、照明として使えたり、調理に活用で着たりする多機能の製品を選ぶのもおすすめです。

大人数でのキャンプでは、広範囲をパワフルに暖められる大型のキャンプ用ストーブを選びましょう。周囲をしっかり暖める石油ストーブや、暖房性能に優れた大きめの薪ストーブがおすすめです。

自分の好みに合った、おしゃれなデザインのキャンプ用ストーブを選ぶのもおすすめです。キャンプ用ストーブは素敵なインテリアになり、写真映えもバッチリです。お気に入りのストーブで気分を上げて、キャンプをより楽しみましょう。

秋などの気温の曖昧な季節は、いつからキャンプにストーブを持っていくべきか迷いますよね。そんなときは、使用する日程の最低気温を確認しましょう。最低気温が10～15℃の日は夜霜が生じる可能性が高いので、ストーブを持っていく必要があります。

テント内でキャンプ用ストーブを使用する際は、テントを閉め切らずこまめに換気する必要があります。テント内でストーブの使用方法を誤ると、一酸化炭素中毒の事故になる場合も少なくありません。定期的な換気・一酸化炭素警報器を設置など、十分に対策をして使用しましょう。

また、灯油と間違えてガソリンを給油してしまい、火事になる場合もあります。準備する際に、灯油であるかしっかり確認しましょう。

キャンプ用ストーブは、広いテントや大人数に対応できる大型タイプやソロキャンプにピッタリの小型タイプなど、さまざまな種類が販売されています。目的・用途に合わせた自分にピッタリのキャンプ用ストーブで、快適な冬キャンプを楽しんでください。