カーバッテリーおすすめランキング｜どこのメーカーがいい？【性能ランク確認方法も】

ガソリンなどの燃料には気を配っていても、バッテリーを気にしている方は多くありません。車にはさまざまな電子部品が搭載されていて、そのひとつひとつに電力を供給しているのがバッテリーです。バッテリーがないとエンジンの始動もできません。

バッテリーは消耗品なので、バッテリー液を補充していれば安心というものではありません。一般的には2～3年が交換の目安とされています。カーバッテリーの性能ランクを把握していれば、バッテリーの交換時、どこのメーカーがいいかの目安になっていいです。

今回は、カーバッテリーの選び方、おすすめバッテリーメーカーを解説した上で、おすすめ商品をランキング形式で紹介します。評判やバッテリーの交換方法、長持ちさせる方法も取り上げるので、こちらもあわせて確認しましょう。「バッテリーはどこのメーカーがいい？」とお悩みの方必見です。

規格外の粗悪なバッテリーを利用してしまうと、バッテリー上がりを起こしてしまう可能性が高いです。購入時はバッテリーの価格や性能だけでなく、記載されている規格もチェックしましょう。

実は、バッテリーの規格は1種類ではありません。国産バッテリーはJIS（日本工業規格）に基づいた規格表記がされており、国産バッテリーのパッケージには、性能ランク、バッテリーサイズの区分記号、長側面の長さ、端子の位置が記載されています。

しかし輸入車に対応する海外製品のバッテリーは記載情報が異なります。たとえばDIS（ドイツ工業規格）に基づいたバッテリーのラベルに記載されている規格は、バッテリーの種類、20時間率容量、シリアルナンバーです。このように、国産バッテリーと海外製品のバッテリーとでは記載情報が異なります。

JIS（日本工業規格）によって定められている規格は、英字と数字を合わせて6桁です。左端の2桁は性能ランクを表していて、50以下は2つ刻みでさがり50以上は5つ刻みで上昇していきます。

性能ランクの次の英字はバッテリーの短側面のサイズを表していて、大きさは小さい方からA→Hの順です。短側面のサイズの次の数字2桁はバッテリーの長さを、最後の英字はバッテリーのプラス側短側面から見た端子の位置（プラス端子が左側はL、プラス端子が右側はR）を表しています。

愛車に装着されているバッテリーに記載されているサイズを確認し、適合するバッテリーを選びましょう。

ハイブリッド車には2つのバッテリーがついています。高電圧で車を駆動させるためのメインバッテリーと、ハイブリッドシステムを起動させるための補機用バッテリーです。

バッテリーが上がってしまうと、エンジンの始動だけでなくパーキングブレーキの解除もできなくなります。また、補機用バッテリーはエンジンルームではなく室内に設置されるため、バッテリーから発生するガスを車外に排出する構造が必要となります。

このためハイブリッド車は、ほかのバッテリーで代用はできません。ハイブリッド車専用のバッテリーを選びましょう。

アイドリングストップ車は、始動とストップを頻繁に繰り返すため、エンジン始動のために何度も大きな力でセルモーターを回します。大電流の放電を繰り返すので、バッテリーは非常に過酷な使用状況です。

したがって、放電の後、速やかに充電できる性能が求められます。普通のバッテリーとは全く違った内部構造となっているので、ＳＢＡ（電池工業会規格）で新たな型式表示が規定されました。

アイドリングストップ車専用の型式表示は、外形寸法の区分、性能ランク、端子の位置が記載されます。愛車に適合した専用のバッテリーを選びましょう。

エコカーの販売が主流となり、リアウインドウなどにステッカーが貼ってある車が多くなりました。充電制御車は、車検証に記載されている車両形式が「DBA」や「CBA」で始まります。

これら充電制御車は、バッテリーが十分に充電されているときは、オルタネーターを回すのをやめる機能が備わっています。充電する必要のないときは発電機を回さず、燃料を節約するためです。

充電制御車のバッテリーは発電機のON・OFFが繰り返されるので、十分な充電が必要です。普通のバッテリーでは対応できませんので、充電制御車には専用バッテリー選んでください。

バッテリーを購入する際、価格が気になりますよね。バッテリーが上がってしまい、あせって近くのガソリンスタンドでバッテリーを交換し高くついた方も少なくありません。

バッテリーの価格差は性能の差にあらわれます。そのため、高価格のバッテリーのメリットは高性能な点にあります。高価格だからといって使用年数が長いわけではありません。

雪国や気温差が激しい地域などエンジン始動のサポートが必要であれば、高価格のバッテリーを選びましょう。一般的な環境であれば、低価格のバッテリーを複数個購入しストックするのが賢明です。

バッテリーの保証期間は、大きく分けると2年保証と3年保証があります。使用状況によりますが、高性能のバッテリーだと3、4年程不調なく使用できますが、定期的にチェックしましょう。おすすめは、3年保証のバッテリーです。3年保証のバッテリーを購入して、車検ごとに交換すると安心ですね。

現在装着されている規格をしっかり確認すれば愛車に適合するバッテリーを見つけられますが、適合するバッテリーがいくつかあると悩みますよね。「このバッテリーで大丈夫だろうか」と不安を覚えたら、原産国もチェックしてください。

GS ユアサは、自動車・二輪車用の鉛蓄電池で国内のシェアはトップ、世界でも第2位のシェアを占めるバッテリーの老舗ブランドです。性能や品質は折り紙付きで、自動車用でも自家用のみならず、業務用車両や建機・農機用のバッテリーも取り扱っている、国内最強と呼び声高い人気のメーカーです。

アトラスは世界110カ国の信頼を持つ韓国電池が製造している、バッテリー専門メーカーです。コストパフォーマンスがよく、口コミも高評価です。元はバッテリー心臓部である「極板」を修理販売会社だったので、極板の性能に非常にこだわりを持っています。

パナソニックのブルーバッテリーは、自動車SNSみんカラの「パーツ・オブ・ザ・イヤー2015 上半期」で口コミ評価数第1位に選出されました。価格ドットコムの売れ筋ランキングでも上位を独占する人気商品です。長持ちの良さにも定評があります。

「ボッシュ」は、厳しい条件のヨーロッパで採用されているほど、徹底的に「長持ち」「耐久性」にこだわったバッテリーメーカーです。メンテナンスフリー、3年走行距離無制限などの長期補償がつく商品で、日本で販売されているバッテリーの製造国は韓国です。

世界中で使われているアメリカの自動車部品ブランドです。とくに、世界に先駆けてメンテナンスフリーのバッテリーを開発し、常に一歩進んだテクノロジーを投入し続けているそうです。トヨタ車やスバル車の純正バッテリーとして採用されています。

HITACHIは日立製作所のグループ会社である昭和電工マテリアルズ(旧：日立化成)のメーカーです。国産メーカー内では比較的低価格のバッテリーを取り扱っています。日産車の純正バッテリーとして採用されていますので、低価格でも品質は安心です。

車のバッテリーは自分でも交換を行えますが、取り付け方を間違えてしまうと、短絡して発火してしまう危険性があります。ここでは、店舗に依頼する場合の交換費用や、安全に交換作業を行うポイントについて解説します。

カーバッテリーを自分で交換する場合はゴム手袋・スパナ・保護眼鏡・錆止めグリース・ワイヤーブラシなどが必要です。古いバッテリーは、（－）ケーブルを外したあとに（＋）ケーブルを外します。

また、新しいバッテリーは金具でしっかりと固定してから、（＋）ケーブル・（－）ケーブルの順番で取り付けましょう。この順番を誤るとショートする恐れがあるため気をつけましょう。

ショップでのバッテリー交換費用は、車の種類によって異なります。ガソリン車の交換費用はおよそ1,000円前後ですが、ハイブリッド車（HV車）の場合は3,000円前後、電気自動車（EV車）の場合は1,500円前後です。

ちなみに、HV、EV車には駆動用のバッテリーも搭載されていますが、こちらはメーカー保証で無償交換が適用される場合が多いです。

自動車のバッテリーには、鉛などの有害な化学物質が含まれているので、捨て方を間違えると法律違反になる場合があります。車のバッテリーの捨て方について、分かりやすくまとめたので、処分方法が分からず困っている方は参考にしてみてください。

1. ゴム手袋・保護眼鏡などの保護具を着用した状態でバッテリーを取り外す
2. ライターなどの火気のあるものを取り除いた上で外したバッテリーを積む
3. カー用品店・ガソリンスタンド・リサイクル業者まで持ち込む

バッテリーが上がってしまった時の対処法としてまず挙げられるのが、ロードサービスを呼ぶことです。周りに助けを求められる人がいない場合は迷わず呼びましょう。

ロードサービスとは、車のトラブルが発生した際に連絡すると専門スタッフが駆けつけ対処してくれるサービスです。自動車保険に付帯している場合やディーラーが行なっている場合などが多いため、確認しておきましょう。

近くに他の車がいて力を借りられそうな場合は、ジャンピングスタートを行うのもひとつの手です。ジャンピングスタートとは、他の車のバッテリーを利用してエンジンを始動させる方法です。協力してくれる車のほか、「ブースターケーブル」という専用の道具が必要になります。

【ジャンピングスタートの方法】

• ブースターケーブルの届く位置まで故障車と救護車を近づける
• 救護車のエンジンを止める
• 両方の車のボンネットをあけ、故障車の電気装置がすべて切れているか確認する
• ブースターケーブルを繋ぎ、救護車のエンジンを入れる
• ブースターケーブルを外す

救護してくれる車やブースターケーブルがあればジャンピングスタートは有効な手段ですが、必ずしも環境が整っているとは限りません。そのため、救護車やブースターケーブルなしにジャンピングスタートが行える「ジャンプスターター」があると安心です。下記の記事では、ジャンプスターターについて詳しく解説していますので、参考にしてください。

車を動かさない時間が長かったり、ランプラついたまま気づかずにエンジンを切ってしまい、長い間放置してしまったりすると、知らぬ間にバッテリーがあがり車が動かないなどの事態も起こり得ます。

そんな緊急事態に備え、バッテリー充電器を用意しておくのがおすすめです。バッテリーが古い場合は交換しなければなりませんが、新しいバッテリーの場合はバッテリーの充電器を繋げば、また使えるようになりますよ。

「短距離を定期的に走っているからバッテリーは長持ちする」の考えは間違いです。バッテリーの充電は短距離を走ったぐらいでは充電されません。そのため、1週間に1度は30~1時間程度のドライブを行うのがおすすめです。

5~10分程度のドライブだけではバッテリーの寿命を逆に縮めている場合もありますので気をつけましょう。

輸入タイヤは国産タイヤに比べて安く、激安商品もあり魅力的ですよね。以下の記事では、輸入タイヤの選び方、おすすめランキングに加え、買ってはいけないタイヤの特徴も紹介しています。タイヤ購入を検討中の方はぜひチェックしてください。

以下の記事ではヘルメットの選び方、おすすめ商品に加え、お手入れ方法も紹介しています。バイクのヘルメットは豊富なため、どれにしようか迷っている方は必見です。

今回はカーバッテリーを交換する際の選び方やポイントを解説しながら、バッテリーのおすすめランキングを紹介してきました。人気メーカーの長く支持されている製品から海外の有力製品に至るまで、幅広くランキングを作成しました。ぜひ参考にしてください。