子犬用シャンプーおすすめ18選｜市販品やプロ用・トリマー推奨など【いい匂いも】

子犬も人間と同じく、毎日の生活のなかで毛や肌に汚れが付着するため、そのままにしていると臭い・かゆみ・肌トラブルの原因につながります。しかし、子犬は成犬や人間と比べると大変デリケートなため、シャンプーはどれがいいか悩む飼い主の方も多いです。

そんな時におすすめなのが「子犬用シャンプー」です。成犬用に比べて肌や毛に低刺激・着色料不使用のオーガニック製品などに配慮されているものが多く、トイプードルをはじめとしたシャンプーが難しい子犬の身体も優しく洗い上げられます。

そこで今回は、市販されている子犬用シャンプーの選び方やおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。子犬をシャンプーする時の方法・コツなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

シャンプーをしないと子犬の肌トラブルの原因になり、健康にも悪影響です。しかし、人間用だと刺激が強すぎるため、そのまま使用するのはおすすめしません。もし、子犬用のシャンプーを使いたいのであれば、別途購入するのが最善の選択肢です。

アトピーやアレルギー、皮膚炎などさまざまな症状に悩まされている場合は「薬用シャンプー」がおすすめです。さまざまな肌トラブルやノミに合わせた成分が含まれているため、子犬が抱えている症状に合わせて使い分けられます。

また、薬用シャンプーのなかには、ダニ・ノミ対策にぴったりな虫よけ成分が入っているものもあるため、肌トラブルに悩んでいなくても、虫よけ対策として使用するのもおすすめです。愛犬に合う薬用シャンプーが分からない時には、獣医師に相談しながら選びましょう。

子犬の毛並みをより美しく保ちたい・ふわふわに仕上げたい場合には「美容シャンプー」がおすすめです。シャンプーにコンディショニング・保湿成分が含まれているため、毛のツヤ出し・ボリュームアップ効果が期待できます。特に長毛種の子犬のボディケアにぴったりです。

美容シャンプーのなかには、人間用のシャンプーと同じような成分が含まれているものも多いですが、思わぬ肌トラブルにつながる可能性もあるため、まずは無添加のシャンプーを選ぶのが大切です。

老犬やケガで治療中の犬などに水洗いシャンプーをすると、体に余計な負担がかかってしまいます。そんな愛犬のシャンプーには、水なしで洗えるドライシャンプーがおすすめです。パウダータイプ・泡タイプがあるので、使いやすいほうを選びましょう。

パウダー・泡を犬の体に塗布してよく馴染ませ、あとはタオルで拭き取るだけです。水で洗い流さないため、犬の体への負担を軽減できます。仕上がりも普通のシャンプーと遜色ない製品が多いので、ぜひ検討してみてください。

長毛種の愛犬のケアにおいて、毛のボリュームアップを考えている場合には「ノンシリコン」のシャンプーがおすすめです。一般的な犬用シャンプーに含まれるシリコンは、毛の表面をコーティングする役割があるため、まとまりのある毛に整える分、ボリュームが出にくい傾向にあります。

ノンシリコンの場合、子犬の毛をコーティングしないため、ふんわり柔らかい洗い上がりになります。そのため、シャンプー後の柔らかさ・ボリュームを重視したい場合にもおすすめです。

シャンプー後の仕上がり・毛ヅヤを重視したい場合には、水溶性イオウやオートミールをはじめとした「保湿成分」が入っている子犬用シャンプーがおすすめです。

シャンプー後の子犬の肌や毛は、うるおいが逃げやすい状態になっているため、そのままにしておくと肌の乾燥・毛のパサつきの原因につながります。そのため、トリートメントと併せれば、より美しくツヤのある毛並みに仕上がります。

肌トラブルの予防を考えている場合には「無添加」のシャンプーがおすすめです。特に香料や着色料・エタノール（アルコール）・石油系界面活性剤などが含まれているものは、肌トラブルを引き起こす可能性が高いので、できるだけ添加物が少ないものを選ぶのが重要になります。

また、無添加系シャンプーのなかでもオーガニック由来のものは、自然由来でありながら、薬品と同じ効果が期待できるものも多いため人気です。消炎作用効果が期待できるティーツリー由来成分、虫よけにはユーカリレモン由来成分などがあります。

子犬用シャンプーを選ぶ時に、配合されている成分の質・特徴にこだわりたい場合には「高級シャンプー」と呼ばれる商品もおすすめです。人間が使う高級シャンプーにも配合されている高品質な保湿成分・洗浄成分を採用しているものが多いため、洗い上がりが美しい点が魅力です。

また、数種類のアロマをブレンドした商品も多いため、身体の臭いが気になる場合のケアにもおすすめです。

同じ子犬でも、犬種やライフスタイルによって毛や肌の状態は少しずつ違っています。そのため、子犬用のシャンプーを選ぶ時には犬種・ライフスタイルに合わせて選ぶのも大切です。

チワワやトイプードルなどといった、小型犬のケアには「乾燥肌向け」と書かれているシャンプーがおすすめです。小型犬は大型犬とは違って室内飼いをするため、エアコン・暖房の影響を受け、肌や毛が乾燥しやすい傾向にあります。

乾燥肌向けのシャンプーは、保湿・うるおい成分を含んでいるため、皮膚への刺激が少ないのが特徴です。乾燥しやすい小さな子犬の肌にうるおいを与えながら洗い上げます。

柴犬・ラブラドールなどの中型～大型の犬種の場合は「オイリー肌向け」のシャンプーがぴったりです。これらの犬種は、皮脂の分泌量が多く、小型犬に比べて散歩の距離・頻度が高いのが特徴です。

オイリー肌向けのシャンプーの場合、洗浄成分にこだわられているものが多いため、古い皮脂・汚れもしっかり洗い流せます。毛のベタつき・臭いが気になる場合にもおすすめです。

子犬の身体への負担を減らすには「シャンプーの泡立ちの良さ」も重要です。泡立ちが悪いシャンプーを使うと、ゴシゴシと擦らないといけないので、子犬の肌に負担がかかってしまううえ、毛が絡まる原因にもなります。

泡立ちのいいシャンプーを使えば、子犬の肌を傷付けずに、優しく包み込んで洗い上げられます。また、泡切れのいいものだとすすぎ時間が短縮でき、素早くシャンプーを終わらせてあげられるので、より子犬の身体への負担を軽減できます。

最近では泡で出てくるポンプタイプのシャンプーも発売されており、泡立てる手間がかからないのでシャンプー時間全体の時短にもなります。

愛犬の臭いが気になってきた場合には、シャンプーの「香り」で選ぶのも大切です。犬の嗅覚は人間の100万倍以上あるともいわれています。そのため、人間がいい香りだと思っていても、犬にとってはとてもきつい臭いに感じます。

しかし、やはり子犬の体の臭いも気になるもの。全くの無香のシャンプーでなくてもいいですが、できるだけ微香のものを選びましょう。

ほとんどのシャンプーが乾かすと香りは落ち着きますが、中には乾いた後も香りがきつく残るものもあるので、口コミなどでチェックするのをおすすめします。

シャンプーにかかる時間を短縮したい場合には、リンスインシャンプーがおすすめです。ただしデメリットとして、シャンプーとリンスが混ざっているため、洗浄力と保護力のどちらも十分に得られない可能性があります。また、泡立ちが少なく、一度にたくさん使う必要があることも特徴です。そのため、子犬やシニア犬など負担が少ない場合には適していますが、それ以外の場合はシャンプーとリンスが分かれた商品を選ぶことをおすすめします。

特に子犬は長時間お風呂に入れているとストレスを感じてしまうことがありますので、時間を短縮してあげることで愛犬のストレスを軽減することができます。ただし、肌が敏感な場合やアレルギー体質の場合には、肌に合わない可能性があるため注意が必要です。

子犬用シャンプーのなかには「トリマー推奨」と記載されているものもあります。それらは、トリマー目線で使い勝手・配合されている成分・シャンプー後の仕上がりの良さなどをチェックして選定されている商品です。

ペットケアのプロであるトリマーが推奨しているものであれば、目的・肌トラブルに合わせた成分が配合されているものが多いため、愛犬に合ったものが見つかりやすくなります。選ぶ際には、獣医師・トリマーがどのような点を評価しているかをしっかり確認するのが大切です。

「子犬のシャンプーは小さいから洗面所でする」と心配する方もいますが、洗面所は床からの高さがあるため、シャンプー中に子犬が暴れて落ちてしまい、骨折や大けがにつながる危険性があります。そのため、子犬のシャンプーはお風呂場などの広い場所で行いましょう。

シャンプーを始める前に、全身の汚れをしっかりと洗い流します。お湯の温度は35～37℃を目安に設定し、身体を濡らしておくと泡立てたシャンプーがへたりにくくなります。身体を濡らす時は、お尻から頭へ少しずつずらしていくと怖がりにくいのでおすすめです。

シャンプーをする時は、首からお尻に向かって優しく洗うとともに、顔・頭はタオルで汚れを拭き取ってください。洗い流す時はお尻から頭に向かって行い、洗い終わった後はしっかりとタオルドライをしてあげましょう。

初めて子犬をシャンプーする場合は、怖がって暴れます。少しでもスムーズにシャンプーを進めるために、事前にしっかりと「準備」をしておくのが大切です。

シャンプー液はバケツなどに入れ、しっかりと泡立てておきます。そうすることで、時間をかけずに子犬を洗えます。シャンプー後に身体を拭くタオルは、3枚ほど準備しておきましょう。

また、シャンプーをする直前にはブラッシングをしておくのも大切です。ブラッシングせずにそのままシャンプーをすると、汚れや抜け毛などが絡まって、毛玉になって取れにくくなってしまいます。ここまで準備ができたらついにシャンプー本番です。

毎日使うわけではない犬用シャンプーは、使用期限が気になりますよね。パッケージに記載があるものもありますが、一番大切なのはシャンプーの保管状態です。保管状態が悪いと使用期限内でも劣化してしまいます。

シャンプーを使ったあとは、酸化を防ぐためにしっかりフタを閉めてお風呂場から出して保管しましょう。シャンプーの劣化を防ぐには、湿度管理・温度管理を正しく行うのが大切です。また、開封後は早めに使い切るようにし、古くなってしまった場合は新しいものを購入しましょう。

成犬と違って子犬はまだ免疫力がないため、ワクチン接種をしていないうちからシャンプーをすると、子犬が体調を崩してしまう可能性もあります。そのため、初めてのシャンプーは少なくとも生後2ヶ月頃に行われる「1回目のワクチン接種から2週間後」を目安に行いましょう。

また、シャンプーができる目安の時期になったからといっても、いつでもシャンプーをしていいわけではありません。子犬は免疫力だけでなく体力も少ないため、実際にシャンプーをするのは子犬自身の体調が整っているときのみにしてください。

毎日の生活のなかで愛犬の臭い・汚れが目立ってくると、どうしてもお風呂に入れたくなる飼い主も多いですよね。しかし、あまりこまめに愛犬をシャンプーしていると、皮膚や毛に必要なうるおいまで洗い流してしまうため、返ってベタつき・乾燥の原因になってしまいます。

特に子犬の場合、新しい環境・ライフスタイルに適応するまでに時間がかかるうえ、何度もお風呂に入れていると体調を崩してしまう可能性もあるため「月1～2回程度」に留めておくのが大切です。

ワクチン前後や子犬の体調が優れない際など、シャンプーができないときがあります。そんなときに子犬の臭いが気になったら、汚れの程度に合わせて対処しましょう。

少し臭いが気になる際は、ブラッシングをしたあとに蒸しタオルまたは、犬用のシャンプシートやウェットティッシュで子犬の全身を拭きます。それでも臭いがとれない場合は、犬用のドライシャンプーがおすすめです。

粗相をしてしまって部分的に汚れた際は、その部分だけ水洗いしてください。シャンプー禁止の期間はなるべくお手入れを避け、特に子犬の体調が優れないときは、子犬の負担にならないようにお手入れするのが大切です。

子犬の健康のためには、シャンプーだけでなく毎日の食事も重要です。子犬用ドッグフードとおやつのおすすめは、下記の記事で紹介しています。選び方や与え方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

子犬用シャンプーは、低刺激である以外にもさまざまな特徴を持っています。トイプードルなどのシャンプーが難しい犬種に合わせた商品もあるため、子犬の肌質に合わせて選んであげてください。愛犬にぴったりのシャンプーを見つけて、いつもキレイな肌と毛並みを保ちましょう。